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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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11/16 vsKOR ○

互いにどこまで手の内を見せるか、腹の探り合いともなった乱打戦。締まりのない試合になるであろうことは予想していましたが、互いに雑な部分が目立ちました。
先発は岸。「決勝を岸にすべきでは?」と言われるほど中継ぎで好投していたので、これほど打ちこまれるとは思ってもいませんでした。短期間での調整が難しかったのか、韓国打線が良かったのか…。6失点してもなお代えなかったのは、決勝に使う投手陣を登板させないためだったのでしょう。
この日は相手のミスにも助けられました。大野が3四球で満塁にしてからのタッチアップ失敗で無失点に終わった回は、三塁ランナーの帰塁が遅くスタートが遅れたおかげでしたし。もちろん判断ミスを誘った鈴木の優れた守備と、外崎との連携が完璧であったことも一因ですが。やはりミスは流れを相手に渡します。もしこの回逆転されていれば裏の得点もなかったかもしれません。だからこそ、吉田のレフト守備にずっとヒヤヒヤだったのだ…。
山岡は回またぎをすると打たれるなあ。チャレンジで判定が覆り集中力を欠いてしまったのもあるのでしょうが、最後の最後で打たれるのはダメです。嘉弥真にマウンドを譲りベンチに帰る時の表情が本当に悔しそうでしたが、これを経験値にして、来年は開幕から有無を言わせぬ活躍を見せて堂々とオリンピック代表に選ばれてほしいものです。しかしカン・ベクホはいいバッターですね。ファールで粘る姿がL森のようで、打ち取れる絵図が思い描けませんでした。
最後は2点差ですが大竹・田口と、勝ちパターンを温存しての継投で試合終了。決勝の後攻権を手にしました。
明日はこのような乱打戦にならないことを期待します。いや、僅差で山本が登板したらたぶん寿命が縮まるな…チャンスでの吉田も見たくないな…。平野みたいに心臓に毛が生えたようなメンタルの持ち主だったら安心できるのだけれど…。
しかし、解説がしきりに「決勝を控えてデータを取るためにわざと打たれている」ようなことを言っていましたが、ホンマかいな。(←追記:ホンマでした)
そしてついに、山口-曾澤バッテリーが解禁されるのかも興味深いです。


11/17 vsKOR ○

決勝前の3位決定戦、アメリカ-メキシコ戦では、9回裏1点差で登板したディクソンがクラークに同点ホームランを許してしまいました。oh…。しかも回またぎとなったタイブレークの10回、バントからの敬遠で満塁にしたところで交代した投手がサヨナラ打を浴び、アメリカは敗退、そしてオリンピック出場権も逃しました。hmm…。
しかし、メキシコ代表のいい大人が大喜びではしゃぎまわる姿には、観ているだけのこちらも幸せな気持ちになります。
さて、日本代表の大人たちのはしゃぐ姿は見られるのか。
バッテリーはやはり山口-曾澤でした。しかし、山口の制球は因縁やデータ以前の問題で、苦戦は予想されたもののいきなり3点ビハインドから始まることになるとは思いもしませんでした。
それでも日本には頼れる4番がいます。最初は控えだったのに、最後にはちゃんと調子を上げてスタメンに入り、しかも大事なところで打ってくれる山田もさすがです。初回以降無失点に抑えた投手陣はじめ、まるで逆算されたかのように決勝で最高の布陣が組めたのではないかと思います。
逆転した次の回、先頭打者が出塁しタッチアップを狙った場面での刺殺は、勝敗の行方を左右した大きな場面だったと思います。近藤の送球をワンバンキャッチした菊池の守備はさすがでした。来年のオリンピックで菊池の不在が大きく響かなければいいのですが。
ブルペンの電話番だった田口が4・5回、続く中川が6回をしのぎ、勝利の方程式につなぎました。緊急召集の選手たちも立派に役割を果たしたと思います。ちなみに決勝で電話番を担ったのは山岡だったとか…。
大事な後ろ三人の甲斐野・山本・山崎は確定したようなものですね。大事な追加点を取った直後の山本が登板した時にはドキドキしましたが、拍子抜けなくらいアッサリとアウトみっつを取りました(2点差になって韓国が覇気を失ったかのようにも見えましたが)。中継でも翌日のスポーツ紙でもスゴイスゴイの大絶賛。ルーキー時からずっとスゴかったのに…代表戦の威力はさすがです。オリックスの選手とは思えない注目ぶり。なんだか遠い人になってしまったかのよう…。ルーキーで無失点の甲斐野のほうがスゴイと思ったのだが…。
いっぽう、すっかり評価を落としてしまったのが吉田。初戦で左投手ばかり当てられ打撃を崩されてしまったのか、調子を取り戻せないまま大会を終えてしまいました。同じレフトの近藤が高出塁率を上げ、DHも浅村はじめ今回辞退した候補がいる状況とあって、オリンピックの選出は難しいかもしれません。さぞ悔しい思いもあったでしょうが、それを覆す活躍を来季は春から見せなければいけません。シャンパンファイトでのインタビューで、ニコッと笑いながら「オリックスでもやります」と答えたあの言葉を信じますぞ!
世界一奪還、という言葉にどこか空虚なものを感じるのは、やはりWBCと違ってメジャーリーガーが出場していないからでしょうか。それでも前回は3位だった大会で優勝という結果は誇れるものですし、シーズン後で疲労困憊の中出場し、ファンに夢を見せてくれた選手たちの姿には感動でいっぱいです。実際、秋山はメジャー挑戦の時期ながら怪我をしてしまいました。それでも後悔していないという彼の言葉には、まだまだ歴史の浅い侍ジャパンのこれからにおいて大きな意味を持つのではないかと思います。国際大会の価値を高めるのは侍ジャパンそのものであって、いつまでもシーズンかそれとも代表か、という二択でしか語られないものではあってはならないと思うのです。






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11/11 vsAUS ○

オリックスの育成選手だったことすら忘れていたジョージの二塁打から先制点を献上した侍ジャパン。新たな日本の4番・鈴木のホームランで追い上げるも、あとが続きません。シーズン終盤の不振をいまだ引きずっているような吉田正尚。このままでは、エンジンがかかる前に大会が終わってしまうぞ…。
しかし、互いに無得点のまま敗色濃厚になってきた7回、先頭の吉田がイチロー打法のヒットで出塁します。ここで稲葉監督は代走周東のカードを切りました。ノーアウト一塁で周東、これが正しい周東の使い方!
その前に源田が牽制死していたこともあり、二盗には慎重になっていた周東でしたが、三振の間に二塁へ進むと、二死になってから果敢に三盗を決めました。そしてバッター源田が選んだのは、意表を突くセーフティスクイズ! 捕球した投手も動揺したのでしょうか、一塁へ投げればアウトでチェンジだったのに本塁へ突っ込み、周東はそのグラブをかいくぐってベースにタッチ!
こうなれば日本のペースです。吉田から始まった流れに棹差して、甲斐野がピシャリと三人で抑えると、その裏には押し出しで勝ち越し。最後はもちろんヤマヤスで〆!
日本、苦しみながらも機動力と投手力、そして相手のミスにつけこむ攻撃で勝ちをもぎとりました。翌朝の紙面を飾ったのは周東と源田ですが、忘れてはならない。最初にヒット打ったのは吉田正尚なのだ!(しつこい)


11/12 vsUSA ●

吉田が打てず、山岡が打たれ、ディクソンが抑える…。
オリックスファンにとっては切ない試合であった…。
プエルトリコ相手に無双した高橋でしたが、アメリカには通用せず。これはアメリカ打線が高橋のような変則投手を苦にしないということなのか、日本チームを対策済みだったということなのか。
いずれにしろ、侍打線が打てなければ話になりません。WBCの時と同様、昨今主流の動く球にやはり対応できませんでした。そんな中気炎を吐いたのは鈴木と浅村。ふたりで全得点を稼ぎましたが、間にはさまれていた吉田が…(TдT) いつになったらライトスタンドへ弾丸ライナーを見せてくれるんだい。あと2試合しかないよ。そりゃ代打松田を出されるよ。
山本は打たれているのに実況席がおかまいなしにベタ褒めするから、失点したらどうするんだとヒヤヒヤでした。
そして9回、1点差にもかかわらず3人であっさりと〆たアメリカの侍・ディクソン。さすがオリックスが誇るクローザー! なんとトレンドワード入り! さらに同時刻、ZOZOマリンで行われていた試合では、台湾のジャン・イーが6回途中無失点の活躍で韓国に完勝! そしてネットに書かれるのだ、「どうしてこんないい選手たちがいるのにオリックスは最下位なの?」…(ヽ´ω`)
あ、アデルはうらやましいくらいめちゃくちゃいいバッターでした。


11/13 vsMEX ○

今永の安定感は素晴らしいですね。先発から甲斐野・山本・山崎と盤石なリレーで、予選から負けなしのメキシコに初めて土をつけました。
打線も初回、不調の坂本のヒットから先制という理想的な展開。結局得点は序盤の3点だけでしたが、投手陣が打たれそうにないこともあって、安心して観戦することができました。
そして外されていた吉田…。先発が左だからという理由だけではなかろう。このままでは出番なしで終わってしまうぞ!
昼間のオーストラリア-アメリカ戦では、アメリカが惜しくも敗れたものの、9回一死満塁のピンチで登場したディクソンが颯爽と2三振。若手主体のチームの中で、ディクソンのようなベテランをよく選出してくれたなあとうれしくなりますね。
日本はお休みの15日も、ディクソンは台湾相手に3セーブ目を挙げました。この日、韓国もメキシコに勝利したことで、日本と韓国の決勝進出が確定。前回のプレミア12で敗れた韓国相手に、2試合連続で戦うことになりました。はてさて、負けても許される消化試合と負けられない本番、いったいどんな試合になることやら? そしてオリックス勢の活躍はいかに?









11/5 vsVEN ○

代表戦はいつも固い雰囲気で始まりますね。とくにこの時期はシーズン後ひと息入れていますし、戦える状態を保ったまま試合に臨めというのも無理があるでしょう。それにしても、日本シリーズ出場したメンバー含めて全員がガチガチでした。
そんな中、気炎を吐いたのは菊池。二度の同点打のうえ猛打賞、代表戦ではいつもめざましい活躍を見せます。
侍ジャパンの5番に座った吉田は、いずれもランナーを置いた打席で4つの外野フライ。飛ばないボールであることに加えて、なぜか吉田の打席になると左投手が出てくるのです。あげくに最後の打席は敬遠です(しかも追加点につながった)。右投手とはいえ、なにゆえ4タコの打者を敬遠…? ベネズエラはなぜここまで吉田を警戒していたのか? 春のメキシコ戦を見ていたのか? それとも2016年のひとり打ちまくってレベルの違いを見せつけた台湾ウィンターリーグか?
いずれにせよ、左を打てないことを露呈してしまったため、今後の起用が気がかりです。終盤のチャンスで左を出されたら、即代打山田か外崎を出してもいいと思うんですけど、選手を借りている立場の稲葉監督には難しい決断ですかね。
山岡は少し悔しいマウンドになってしまいました。登板直後に逆転した時は「さすが山岡の勝ち運(*´∀`)」と喜び、さらにその直後再逆転された時は「さすが山岡の吐き出し( ̄□ ̄;)」と青ざめ、降板後に負けが消えた時には「さすが山岡の負けない運(///∇///)」と、オリックスファンにとっては浮き沈みの激しい試合でありました。リベンジの機会に期待です。
メキシコでは、アメリカ代表のディクソンが抑えで登板していました。9回裏、一発出れば同点のピンチで打者ペゲーロという、オリックスファンにはトラウマが刺激されそうな展開にもかかわらず、しっかり〆てスーパーラウンド進出を決定させました。日本のオリックス陣も頑張って!
ともかくも、相手の自滅につけこんだ逆転勝ちで、侍ジャパンは幸先よいスタートを切りました


11/6 vsPUR ○

高橋礼は打てない! 打てるわけない!
相手のあまりの無抵抗ぶりに眠くなりそうな展開でした。吉田はスタメンをはずれましたし、日本も鈴木の3ラン以降はほぼ見どころなしでしたし。おかげで山本の登板を見逃してしまいました…。
一方その頃、張奕(ジャン・イー)は7回102球無失点の好投。いとこの陽岱鋼は台湾では英雄ですが、きっと張も同じくらいファンが増えたのでは? スーパーラウンドでは、いや来年もオリックスでさらなる活躍を見せてくれるはず。
それにしても、勝ったところで「ここまではあたりまえ」といった扱いしかされないのが侍ジャパンのつらいところ。坂本にようやく当たりが出たとはいえ、選手たちの本来の実力ならばもっとつながってもおかしくないはず。投手力と守備力で勝ち取ったスーパーラウンドですが、慣れた日本の球場でバカスカ打つ侍ジャパンを見てみたいです。あわよくば鈴木と吉田の連発も…。


11/7 vsTPE ○

すでに日本行きを決めている両チームですが、ここでの勝ちがスーパーラウンドに持ち越されるため、捨て試合がない予選というのはよくできたルールだと思います。
すっかり日本の4番らしい威圧感を身につけた鈴木の先制タイムリーから、吉田のタイムリー(どん詰まり…)と続いて、主導権を手にした侍ジャパン。さらには鈴木に2試合連続ホームランが飛び出し、流れはすっかりこちらのものに。先発の今永から大野とつなぎ、再三ピンチを背負うも失点は許しません。さらには山岡・甲斐野・岸という豪華リレーで、ずっと以前から変わらない日本の武器である投手力を見せつけます。当たりのなかった丸にもタイムリーが出て、気分よく日本に帰れます。
試合開始が遅かったこともあって、9回表には力尽きてしまったのですが…朝起きて最後に登板した山本が失点したことを知りました。点差があったからだよね…。はじめての代表戦だしね。これも経験だよね。






10/19 ☆H-G

我が家の星取予想
  ↓
さや:H4-0G
ヤスオー:H4-1G

まあ、要するにソフトバンクが日本一ということには変わりないのですが、ヤスオーいわく巨人の1勝は「山口で1勝」らしいです。
その山口で負けてしまいました。
それでも完全体ソフトバンク打線相手に6回3失点ですからじゅうぶん頑張ったと思うのですが、相手が千賀では、ビハインドにした時点ですでに分が悪いと言わざるをえません。
しかも巨人が代打重信で好機を潰したのに対し、ソフトバンクは代走周東に代打長谷川、さらに代打の代打川島でちゃっかり追加点。控えの層の違いを見せつけるようなこの采配は何なのだ。いやがらせか?


10/20 ☆☆H-G

ラグビーの日本代表戦とかぶったおかげで試合はほとんど(とくに終盤)見なかったのですが、自分の予想を裏切らない結果に近づきつつあるのがなんとも複雑。
どうやってソフバン2位になったの? この戦力で負けるほうがむしろ難しくない?
しかしソフバン打線がメルセデスにここまで無抵抗とは思いませんでした(巨人が高橋礼に無抵抗なのは予想していたが…)。だからこそ「7回は投げ切らないといけなかった」というのは我が家の解説者談。負傷降板だったようですが、これが運のツキでした。
守備固めに入った山本が先頭でエラー。そして工藤監督が代走周東という切り札を切った時点で、「アカン」とよぎった不安は見事に的中。グラシアルに打たれて一・三塁になるも、巨人は前進守備をひきませんでした。短期決戦の7回、0-0にもかかわらず1点をあきらめるほど、周東の足は脅威だったわけですが、この消極的な姿勢が松田の3ランを呼び込んだのではないでしょうか。
しかし6点差の最終回に森ではなく高橋純を登板させた工藤采配も、少し消極的であったかと思います。3四球で満塁にした時の監督の顔はまるで般若のようでした(あとから見た)。おそらく高橋純ではなく短期決戦中に隙を見せた自分の判断に怒っていたと思うのですが…。巨人の走塁ミスに救われた感もあります。
連敗でますます旗色の悪くなった巨人ですが、ホームに帰って一矢報いてほしいものです。


10/22 ☆☆☆H-G

亀井の先制ホームランで大歓声が沸き起こった東京ドーム。今日こそはと思わせましたが、このシリーズ、点を取ったらすぐさま取り返されている巨人。ただでさえかなりの緊張感を要求される完全体ソフトバンク相手に、マウンドを託されたルーキーには想像以上にプレッシャーがかかっていたと思います。
岡本が守備でほころびを見せ(エラーは戸郷につきましたが)るやいなや、すかさずその隙をついてくるソフトバンク。4回から代打長谷川のカードを切ってきました。「ここで一気にカタをつける」という意思の現れだったように思います。
巨人は、チャンスでの代打一番手が重信&阿部を起用するなら守備難の岡本を三塁にするしかない&その岡本も丸も坂本もまともにヒットが出ないという、どん詰まりの状況。あげくに最終回は貴重なランナーである代走が暴走。選手層だけでなく事前対策や起用方法でも力差を感じざるをえませんでした。


10/23 ☆☆☆☆H-G

この結果はしょうがないですね。
菅野は素晴らしいピッチングでした。ぶっつけ登板が日本シリーズ、しかも負ければ後がないという状況で、堂々と立ち向かいました。敗れはしたものの、菅野の108球からはエースの魂を感じました。
だからこそ、工藤監督にはその投球に真っ向勝負で応えてほしかったと思います。
いや、知りませんよ。スアレス&嘉弥真の登板が手抜きだなんて、CSからこのかた試合中ずっと眉間に皺を寄せてタブレットとにらめっこしていた工藤監督がこの試合は最初からニコニコ腕組みで何の思案も采配もしていないだなんて、こちらが勝手に思っているだけですから。
しかし、これまでの短期決戦では早仕掛けに徹してきた工藤監督が、この4戦目に限っては後手に回っていたような。同点すら許さなかったものの、結果的には1点差。しかしFinalで容赦ない攻撃姿勢を見せた工藤采配なら、歴然としたチーム力の差をそのまま点差として表現したはずです。
試合を決めたのはこの日も守備のミスでした。ソフトバンクでは短期決戦で防げるミスを犯した選手は二度と起用されませんが、それができるのも豊富な人材を擁しているからこそ。他球団はそうはいきません。
しかし一死一・二塁で長谷川から併殺を取れる(はずの打球を打たせる)あたりは、さすが菅野です。その後ベンチで山本の肩を叩いて励ましていたそうですが、本当にあらゆる面で素晴らしい選手になりましたね。第一戦で登板できなかったものでしょうか。
ともかくも、日本シリーズが4連勝で決まってしまうのは2005年以来のこと。半年かけたプロ野球の日本一決定戦は、あっけなく終わりました。もっと勝ったり負けたりもつれにもつれてほしかった、野球を少しでも長く観たかったと思うファンの身勝手な思いは、ソフトバンクの圧倒的な強さの前にもろくも消し飛んでしまいました。
巨人の敗因は、ここぞでのエラーの多さや手薄な選手層、クリーンアップが対策されて不振だったことなどが挙げられますが、結局のところ、巨人が弱いのではなく「ソフトバンクが強すぎた」だけの話です。先発はそれなりに良いですし対策されていないクリーンアップは脅威ですしDH阿部はまだまだ打ちます。西武や楽天が相手なら、ファンの期待どおり第7戦までもつれたかもしれません。
ソフトバンクが異常なのです。絶対エース千賀に、二番手以降も他球団ならエース格。敗戦ロング役の石川や椎野も他球団ならローテ間違いなし。甲斐野・モイネロ・森の勝利の方程式はガッチガチ。打つ方も柳田が復活し、デスパイネ・グラシアルと続くクリーンアップは世界レベル。松田や内川に続く下位打線ももちろん気が抜けない。代打で控える長谷川や中村なんてオリックスなら不動のクリーンアップ、なんなら代走の福田や周東だって確実にレギュラー。
…どうやって勝つんだよ!!
完全体ソフトバンクには、セ・リーグ6球団…いや、パ・リーグも合わせた11球団が束になってかからないと倒せません(その夢のスターティングラインアップの人選で終戦後も激論を交わしている我が家)。
しばらくは、ソフトバンクの覇権は揺るぎそうにありません。

・・・
えっ。ちょっと待って。
来年もこのソフトバンクと5カードに1回試合せなあかんの? 








10/2 第一次戦力外通告

シーズンが終わって、早くもチームは来季へ向けて動き出します。
塚原の復活を待っていましたが、その日は来ませんでした。あまりにも怪我の多いプロ野球人生でしたね。投手大谷の代役でオールスターに出場し、大谷の隣でバッチリカメラに抜かれて笑顔だったのが思い出されます。
塚原と同期入団の宮崎も、ベンチの盛り上げ役は伏見にとって代わられ、守備も打撃も今ひとつとあっては存在感を失うのも仕方ありません。しかし岸田も塚原も宮崎もいなくなって、いったい誰がファンフェスで笑いを取るのだ!?
成瀬や岩本といった救済組が1年足らずで戦力外に。トレードされてきた高城もK-鈴木との同い年バッテリーで勝利したことがあるだけに、もうちょっと活躍の場を与えられても良かったと思うのですが。智弁学園出身の青山は一軍でまったく働けませんでしたね…。金子2世のはずだったのに…。


10/15 来季の組閣決定

安堵あり、不安あり、不満あり…まあ、主役は選手なので、結果を出してくれたら何でもいいのですが。
楽天の平石監督が退任することになり、一緒に退団した小谷野もコーチとしてオリックス復帰。「帰ってくる」とは言っていたけれど、本当に帰ってくるとは(しかもたった一年で)思いませんでした。今度こそ頼むよ。
でも、いちばん手放してはいけない人材は中垣さんだと思う。


10/17 運命の一日

BIG3が注目された今年のドラフト。めずらしく情報の洩れなかったオリックス、つまりはクジ引き上等ということで、「佐々木にいってくれ!」と終業時間を心待ちにしていました。
家路を急ぎながらスマホをのぞくと、
まさかの石川ーーー!?
しかもソフトバンクも来てるやないかい!!
隠した意味がなーーーーい!!!
とりあえず、「当たれ当たれ当たれーーー」と念じながら猛ダッシュ。
しかし家の鍵を取り出す前に見えたスマホ画面には「中日が交渉権獲得」の文字が…_| ̄|○
田嶋を当てた福良GMも、3球団競合ではダメだったか…。
おまけにはずれ1位も競合し、今度は西村監督が引いてまたしてもはずす始末。「顔色のいい方が引く」とは何だったのか。どっちの顔色も実は悪かったのか。オリックスはいちばん最初に引けて当たりクジが入っているはずなのに、どんだけ弱いのか。そしてロッテはどんだけクジ強いのか。佐々木…。
はずれはずれ1位まで巨人と競合したらどうしようといつぞやの悪夢がよぎりましたが、そこは大丈夫でした。興南の宮城大弥投手。沖縄大会の決勝を観ていました。延長戦、フラフラになりながらも死力を尽くしている姿が印象的で、気持ちの強い投手に見えました。その夜の特番でも紹介されていましたが、家族のためにも活躍を期待したいです。
2位は高校生内野手の紅林選手。懸案の大型サードの誕生なるか?
3位は大卒投手。4位の前は甲子園の時にヤスオーが話題にしていたのを思い出しました。4位の高卒投手といえば、今やドラフト会見で目標とする選手に名前を挙げられるようになった山本がいます。目指せ第二の山本!
5位も大学生内野手。弱点を補強したい意思が見て取れます。
さらに育成でなんと8人を指名。半分が投手ですが、榊原や神戸が育っていますから大いに期待です。育成5位の鶴見捕手は特番に登場した時、オリックスが指名していたことに気づきませんでした。家族の喜んでいる姿を見ているとより応援したくなりました!
育成8位の独立リーグの松山投手が指名された瞬間の動画を観ましたが、あんなに喜んでくれるとこちらもうれしくなります。厳しい環境ですが、全員が入団して切磋琢磨してくれることを願います。


10/22 第二次戦力外通告

黒木・山崎が育成落ち。これはシーズン中にも報道されていましたが、トミージョン手術を受けてのものです。黒木はやはり中継ぎ時の酷使がたたってしまったのでしょうか。復活してくれることを願います。山崎も、同期の山本や榊原とは少し差がついてしまいましたが、将来的にはこの三人が三本柱になっているはず。待ってます!
岡崎はルーキー時からいい守備を見せていましたが、打撃のほうが伸び悩んでしまいました。
そして鈴木昂平の戦力外には驚きました。最後まで守備固めとして一軍にいたので、来季もてっきり同じポジションに居座るものだとばかり…。これも、チームが今までのスタイルとはまったく異なる、新たな方針(若手野手の育成)へ舵を切ったということのあらわれなのでしょうか。















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