3/11 vsチェコ ○
さまざまな副業を持つ選手が集っていることが話題になっていたチェコチーム。プールBの上位争いには絡んでこないだろう…という目算により、トップチームで国際試合の経験のない佐々木が先発、二番手に宮城が選ばれたのだろうと想像していました(大谷やダルビッシュに登板日程の制約があったことも理由でしょうが)。 さらに、佐々木の160キロをバットに当てることもできないのではないかなどと余裕をぶっこいていました。 ところが蓋を開けてみれば初回、ツーアウトから3番打者がレフト線に二塁打を放つと、次のショートゴロを中野が送球エラー、先制点を与えるというまさかの展開に。 この日はセカンド山田・ファースト山川と、これまでのスタメンと陣容を変えてきていましたが、ショート中野は源田の怪我の状態にもよりますがおそらく今後の正ショート。最初の守備で、極度に緊張していたようでした。それでも佐々木は次の打者をフォークで三振、最少失点にとどめます。 侍打線なら1点くらいすぐに取り返すだろう、とまだ余裕をぶっこいて見守った1回裏。が、先頭ヌートバーは空振り三振、続く近藤も見逃し三振、大谷もひっかけて一ゴロ…。 まさかの、と言っては失礼ながら、125キロ前後のストレートとチェンジアップで日本が誇る上位打線を三者凡退に抑えるとは…。おそるべし先発サトリア。コントロールは見事ですが…。 2回の佐々木は3アウト目のゴロが足に当たりましたが、大事はなくひと安心。転がった先のボールを処理した中野も初回よりは落ち着いていたようでした。 2回、吉田正ならこういう投手はお手のもの、センター前にチーム初ヒット。しかし得点には至らず。勝負は二回り目のようです。 …という予想に違わず、3回裏、二度目の打席の近藤が長打を放つと、村上が四球を選んでふたりランナーが溜まったところで、今日も! 来た! チャンスに強い吉田正尚! またの名を神!! 逆転タイムリーツーベース!!! 山田も続いて3得点、試合をひっくり返します。 4回途中で球数制限に至った佐々木は降板、二死一塁から登板したのは宇田川。直球とフォークで三球三振、心配する間もなく、ゆうゆうとベンチに帰っていきました。 その裏には侍たちの打棒が復活。先頭中野が四球で出塁すると、三連打などで一挙4得点。6点差あれば宮城も楽に投げられるはず。 …が、初登板の緊張からか、先頭から連打を浴びると、暴投もあり、ゴロの間に1点取られてしまいます。しかし二塁で牽制アウトを取りチェンジ。次の回からは落ち着いたのか、ひとりのランナーも出すことなく9回まで投げ切りました。 その間も止まらない侍打線。5回裏にはヌートバーに代わってセンターに入っていた牧原がタイムリー、中野の盗塁も効きました。8回には代打・牧がホームランを放てば、ようやく村上に初ヒットが生まれるなど2点追加。11安打10得点で、終わってみれば今日も快勝! しかしチェコはアマチュア集団などでは決してありませんでした。中国と同じく、今後の成長を期待せずにはいられません。佐々木の直球にも対応できていましたし、ヌートバーのゴロをダイビングキャッチで処理したムジクの好プレーは敵ながらあっぱれでした。また、佐々木の160キロ直球を膝に受けたエスカラが苦しみながらも立ち上がり一塁付近でダッシュをすると、球場全体から大きな拍手が沸き起こりました。チェコチームが日本人の心をつかんだ瞬間でした。試合後にベンチ前で日本代表を讃えるように拍手を送ってくれたのも日本人としてうれしかったです。大谷が「Respect」とインスタグラムに投稿したのもむべなるかな。 大谷から三振を奪ったボールを持ち帰ってベンチで自慢するサトリアの様子は微笑ましく、終始爽やかで、応援したくなるチームでした。チェコで野球人気が上がればいいなと思います。 さて、日本はこれで3連勝。準々決勝進出が見えてきました。 気がかりなのは源田の状態。骨折という報道もありました。また、抑え候補の栗林もコンディションが良くないようです。 ともかくも最後はオーストラリア戦、強敵です。 先発は山本。相手を圧倒するような快投を期待します!! PR |
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