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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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10/12 パ☆☆B-H  セ☆☆S-T

対ソフトバンクの命題はもちろん「柳田の前に絶対ランナーを出さないこと!」。ドキドキしながらその時を待ちましたが、初回は危なげなく3人で終え、4番柳田に回さなかった山本はさすがです。
さてこちらは4番吉田正にランナーを置いて回したいところ。初回にさっそく中川が長打性のヒットを放ちますが、相手の返球に阻まれ二塁でアウトとよろしくない立ち上がり…。
そして次の回。先頭の柳田に対し、山本は徹底的に内角を突きます。そして最後も内角で三振! 今後への布石となるはずの攻め方を、最初の打席でしっかり示しました。
打線はチャンスを作るも得点できないまま、試合は中盤へ。中軸に回る4回、中川が四球を選ぶと吉田正がヒットでつないで一・三塁。5番頓宮は打ちとられるものの、西野が四球を選んで満塁。そして7番に入った杉本を迎えます。
最終戦でも良い打撃を見せてくれていましたが、好調期の感覚を取り戻すことができたのかもしれません。苦手な内角もファールで逃げることができていましたし、ボールの見逃し方にも余裕を感じました。最後もしっかり見極め、押し出しを選んでガッツポーズ。その後紅林が続けなかったのは残念でしたが…。
先制点をもらった山本はその直後、先頭から二者連続ヒットを浴びて無死一・二塁。次の今宮のバントは山本の正面、二塁ランナーデスパイネを三塁で刺せる余裕の当たりでした。が、まさかのファンブル! すぐ一塁へ投げられたあたりはさすがの落ち着きでしたが、らしくないミスに観ているほうが動揺してしまいました。
しかしここからがエースの真骨頂。ギアチェンジで柳町・甲斐を見事に連続三振! 我が家の解説者は「山本から柳町・甲斐が打てるわけない。何を心配してるんや」と言い切っていましたが。
さてピンチのあとにはチャンスあり。若月が出塁すると、福田がバントを決めたところで石川から大関に交代。しかし宗がヒットでつなぎ、中川は三振するものの二・三塁となって吉田正は申告敬遠で満塁に。制球定まらない大関から頓宮・西野がしっかり四球を選び、連続押し出しで2点追加! さらに代わった泉から杉本がタイムリーヒット!
山本に4点あれば、もう怖いものはありません。7回には吉田正がダメ押しホームランを放ったこともあって、8回116球を投げ切って降板。9回には平野が調整の意味も兼ねてか登板。牧原にヒットを浴びますが、柳田に2ランを打たれてもまだ3点差という余裕があります。しかしそこはさすがの平野、柳田を見逃し三振に取ると続くデスパイネもゲッツーで試合終了!
「1アドバンテージ1ヤマモト」の前予想を覆すことなく、目論見どおり2勝でスタートできました!
一方、セ・リーグは、速報を横目にしていただけですが、初回からホームラン攻勢でヤクルトが7-1と圧勝。村上がノーヒットでも火力充分のようですね…。






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