忍者ブログ

いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
<<  < 589588587586585* 584* 583581582580579 >  >>
今年もやってきましたこの季節!
今年の決勝進出者はなんとも斬新で、いったい誰が優勝するのかさっぱり見当がつきませんでした。あとはくじ運に左右されるところが大きいので、三連単も予想できず。
願望込みでオズワルド・錦鯉・敗者復活組…と、思いきや!
よもやよもや…!!!

《敗者復活戦》
イチオシのキュウがトップバッターというくじ運の悪さ。キュウらしいセンスの光る漫才で自分は好きでしたが、点は伸びませんでしたね…。
大本命の見取り図はなんだかイマイチでした。コント漫才の時の面白さが掛け合いになると何だか目減りしているような気がします。同じくニューヨークも、キングオブコントに続いて期待倒れでした。バラエティが忙しくて芸をやりこなす暇がないのでしょうかねえ…。期待値が高かっただけに、客席の引き具合が(おそらく本人たちにも伝わるくらい)露骨でした。
驚いたのはヘンダーソン。焼き芋屋のコントのイメージしかなくて、漫才もできるんだと見直しました。男性ブランコも、キングオブコントではじめて観たコンビですが達者でびっくり。マユリカやカベポスターやからし蓮根のネタは、何度観ても面白かったです。さや香は…あれ、どういうつもりやったんや…?
というわけで、点数順でキュウ・カベポスター、最後は横並びで悩みましたがいちばん笑ったからし蓮根にしました。「馴染んだ笑いしか受け入れない関西のおばちゃんやなホンマに!」と私をバカにしたツレは「金属バット・ヘンダーソン・キュウ」。

5時半に敗者復活戦が終わって、本戦開始の6時半に合わせてごはんも食べ終わって準備万端。
…が、いつものこととはいえ、前置きがさらに長くなったように感じたのは気のせいか…。

《モグライダー》
今年のM-1は、不利といわれるトップバッターで歴代最高得点を叩き出す波乱の幕開けとなりました。
いくつかネタを観ていたのですが、アンタ柴田をほうふつとさせる芝のツッコミ以外はハマらなくて、これなら似たような雰囲気のエルシャラカーニの方が面白かった…といい印象は抱いていなかったのですが、意外や意外、今までとは違ってすごく笑えました。トップでなければもっと得点が出たのだろうなあ。

《ランジャタイ》
いやもう、バカバカしくて大笑いしました。去年の敗者復活は、「なんなんだこいつら」とただただ呆然とするばかりだったのですが、今年一年あちこちのバラエティでネタを観てきて、だんだんランジャタイのキャラがわかってきました。その土壌の上で観る今回のネタは、ツボにハマりました。ただ、格のある賞レースで、緊張感を持った審査員の前で、この結果はわかりきっていました。むしろよく628点取れたなと(笑)いやそれよりも、ランジャタイを決勝に持ってきたその勇気がスゴイ。今田も気を遣ってあまり審査員にコメントを求めませんでしたが、敗退後に巨人師匠が「パネルを使わせてもらっていると手紙をもらった」とフォローされ、素になってペコペコしていた国ちゃんでさらに笑えました。

《ゆにばーす》
ツッコミ上手の川瀬名人と個性全開のはらちゃん、男女コンビならではの面白いネタが今までたくさんあったのに、容姿いじりに厳しい昨今、なんとなくそのあたりにギリギリ配慮したような印象を受けました。
しかも川瀬名人はM-1に気合いが入りすぎているのか、いつも空回りしちゃいますね…。

《ハライチ》
敗者復活戦のハライチは(自分で勝手にタイムオーバー分減点したので投票しませんでしたが)勝ち上がっても不思議はない面白さでした。金属バットが落ちてローテンションになるツレ。1位と2位の差は知名度点だと思いますし、爪痕を残した来年はきっと金属バットが選ばれるのではないでしょうか。
本番のネタは、最初は面白かったのに…まー、なっがいことなっがいこと! タイムオーバーは減点されないのでしょうか…(和牛の時にそれが敗因と思っていた)。ラストイヤーで、やりたいことをやりきって、清々しく去っていったので本人たちに思い残すことはないのでしょうが。あと、岩井のTシャツは気になったな…。

《真空ジェシカ》
これも、ネタ動画ではそこまでハマらなかったのですが、とっておきの一本だったのでしょうか。とっても面白かったです! センスが凄い! 思いのほか点数が出なかったのは、「駒澤大の襷」のように、観る者全員には通じない笑いがあったからでしょうか。ウチはもちろん大ウケでしたけれども。あと、我が家のお笑い評論家が「ボケの声が小さい」と言っていましたが、確かに最初の沖縄ネタのあたりはよく聞き取れませんでした。敗退時の赤マントは準備が良すぎ(笑)あそこはいつからか「いかに爪痕残すか選手権」になっていますね。

《オズワルド》
一昨年はミルクボーイ、昨年はマヂカルラブリーの直後で、ネタの印象がほとんどありませんでした。今年、ローカルの賞レースでネタを観て、はじめて「こんなに上手かったんだ!」と実感した次第…。で、昨年のネタを観返してみると、やっぱり上手い。そして今年はさらに上手くなっている。審査員も大絶賛、圧倒的1位通過で、こりゃ優勝かなあと(この時は)確信しました。

《ロングコートダディ》
はじめてこのコンビを観たのは、ローカルの賞レース予選だったか漫才番組だったか忘れましたが、「ライブに行ったことのないふたりが客とバンドメンバーになりきってライブを再現する」という設定の漫才で、なぜかライブ中に休憩があり喫煙所でふたり顔を合わせ気まずい時間が流れる…という斬新すぎる展開に、我が家ではすっかり注目株に。しかし、ローカルの賞レースでもM-1敗者復活戦でもキングオブコントでも結果を残せず、歯がゆく思っていましたが、ようやく日の目を見る時がやってきました! 「肉うどん」というワードチョイス、兎の顔芸、最高でした! ただ、ローカル賞レースの時から辛口批評だった巨人師匠。マイクの前から動き回るスタイルは漫才賞においてはあまり評価が上がりませんね。

《錦鯉》
合コンキターーーーー!!
露出が増えて認知度が上がって、このネタはもうやりにくいのかなと思っていましたが、まさのりさんのバカ…いや破壊力の前には無敵でした。ボケ数だけでなく隆の間の取り方もブラッシュアップされていましたし、「ひーざー!」のあたりのたたみかけで客席も盛り上がりました! まんべんなく得点を稼いで一気に2位へ躍り出ました。ついに錦鯉が最終決戦…感慨深いことこの上なし!!

《インディアンス》
籤が引かれる前に「ももを出してやってくれ!」と祈っていました。ずっとまもる。がしんどそうだったので…(2年前のぺこぱ松陰寺のようだった)。よって「もも最後かー」というがっかり感が先回りして、インディアンスのネタにあまり集中できませんでした…。インディアンスは何度も観ていますし、実力のほども知っていますし。敗者復活から笑いすぎてすでに疲れていましたし。が、インディアンスは本当にうまくなったなと思います。あんな辛口だった巨人師匠が大絶賛するくらい、大阪時代と較べると雲泥の差です。しかし、うまくなったからこそ、やっぱりきむのツッコミが惜しいなと感じてしまいます。モグライダー芝と田渕ちゃんだったら…ますますジェネリックアンタッチャブルになってしまうか?
関係ありませんが、決勝進出者の記者会見で皆そろっておとなしくしている中、司会の麒麟川島も半ギレするくらいふざけまわっていたランジャタイ国崎に唯一ツッコんでいた田渕ちゃんの好感度は、自分の中でますます上がりました。

《もも》
順番かなあ…。初登場、ラスト1組、騒がしい系が続いた直後のしゃべくり、不利な状況でも結果的に5位という高順位だったのは、その実力が認められたからだと思うのです。いつもよりノッていく感じがなかったのは客席のウケなのか緊張からなのか。もっと面白いワードがいっぱいあるのになあと惜しく思っていたら、最終決戦に取っておいたのだとか。さすがせめる。。関西での需要も増えるでしょうし、来年に期待です!

《最終決戦》
インディアンスはいつものインディアンス、という感じ。もう中学生のあたりは笑えました。ただ、その後出てきた猿(を捕まえる人)のインパクトが強すぎて、そこしか憶えていない…。
今までのM-1では、ほとんどの組がファーストラウンドにとっておきのネタを出すため、最終決戦はクオリティが下がるように感じていましたが、錦鯉は違いました!
これかー! これがザコシや小峠たちが授けた秘策かー!
まさのりさんのバカ…いや破壊力たるや、1本目以上のものがありましたが、最後に隆がおじいさんをそっと寝かせるところでもう腹筋崩壊、「これ行ったかも!?」と確信が上書きされました。
会場がウケにウケて、この後のオズワルドはどうだろう…と思っていたら。
全然悪くない、むしろ以前観た時は大笑いしたはずのネタなのに、本人たちがマズイと感じている雰囲気が出てしまうと、同じセリフ、同じボケでも笑えなくなってしまう。お笑いって難しいんだなあとしみじみ思います。
錦鯉が優勝を決めた瞬間、がっしと抱き合ったふたり。まさのりさんの大きな目からポロポロこぼれ落ちた涙にはもらい泣きせずにいられようか。富澤も塙も泣いていたし、きっとタカトシもザコシも小峠も喜んでいるだろうなあ、と思うとまた泣けて。
さらに北海道で見守っていたまさのりさんのお母さんの映像も泣けました。真っ先に出てきたのが「隆くんありがとう」という言葉だなんて、素敵なお母さんですね…。どんな出演者でも背景にドラマは必ずあるものだけれど、錦鯉ほどドラマチックなコンビはなかなかいないのではないでしょうか。合計93歳というM-1優勝コンビにしては重ねすぎた歳のせいだろうけれど…。
優勝後のハードスケジュールに、誰もがまさのりさんの体力を心配していますが、むしろ隆のほうが心配です。痛風持ちだし…。
でもこれだけはお願い。家事の友・GERAラジオはやめないで…!

巨人師匠と上沼恵美子が審査員引退を公言しました。最終決戦でも、それぞれがオズワルドとインディアンスに投票し、結果1票ずつでしたが、たぶん最後に自分の好みを主張して終わりたかったのかなと思います。大御所ふたりが抜けて、来年はどうなるのでしょう。これだけ大きな大会になってしまうとどんな採点をしても批判する人は一定数存在しますし、誰か受けてくれる人(しかもそこそこの格が必要)はいるのかなと不安になります。

しかし本当に錦鯉が優勝してしまうとは…。なんて年だ!!(号泣)








PR
* SNOW FLAKES *
STOP  *  START
* カレンダー *
12 2025/01 02
S M T W T F S
5 6 7 8 9 10
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
* プロフィール *
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
プロ野球&連ドラ視聴の日々さまざま。
* ブログ内検索 *
<<  <  *  NEW *  BLOG TOP *  OLD *    >  >>
Copyright©  さや
Designed & Material by ぱる
忍者ブログ ・ [PR]