無観客の花園が終わりました。
御所実業は、準々決勝で桐蔭学園の壁に阻まれました。 箱根駅伝と重なっていたので、スマホ画面のネット中継でしか観戦できなかったのですが、思わぬ大差がついてしまいました。 やはり強豪校ばかり相手にしてきて、スタメン選手の疲労は相当なものだったのでしょうね…。 今回は惜しい結果となりましたが、悲願の全国制覇へ、竹田監督の挑戦をこれからも応援し続けます。 同じ準々決勝、東福岡と大阪仰星の試合では、終わらない延長戦に釘付けでした。いろいろな条件が重なったこともありますが、48分などという時計は少ない経験ながら見たことがありません。 「敵と味方ではなく、最後は30人で試合をしているような感覚」という選手のコメントがすべてです。反則を許されず緊張感ある攻防のはずなのに、その長い長い時間は勝敗などもう関係なく、全員がハイレベルのラグビーを楽しんでいるかのような、観ている者にまでそれが伝わってくるような時間でした。ノーサイドを迎えた瞬間、選手の表情には笑顔と涙の他に充実感も見えました。結果的には抽選で勝敗は分かれたものの、この試合を演出した両校全員が勝者であったと思います。 この場で声を枯らして応援したかったであろう家族や控え部員は、いかほど無念であったろうか。 選手や監督の声が響く以外は静かなグラウンド、それでも最後まで無観客を忘れるような熱い戦いを見せてくれました。 桐蔭学園は強かった。京都成章もあと一歩でした。どのチームもそれぞれ個性があって、改めて高校ラグビーは面白いと感じました。 明日は大学ラグビーです。天理大が初優勝なるか、こちらも楽しみです。 花園は無事日程を終えたものの、同時期に開催されていた高校バスケやバレーにはコロナの影響で辞退や棄権が相次ぎました。 大相撲初場所も始まりましたが、たくさんの休場力士が出ています。 緊急事態宣言はすでに発令されていますが、昨年のように街中の様子が大きく変わることはないでしょう。コロナにかかることよりコロナによって経済が停滞する方を怖れる人が大半で、過半数の意見が社会の構図となるのだから。 情報化社会は多くの情報を与えてくれますが、こちらで受け取る情報を選べることはメリットでもありデメリットでもあります。 精神的に疲弊する情報は、いつからか切り棄てるようになっていました。 それでも忘れてはならないこと。 疫病に苛まれる日々があたりまえになりつつある世の中で、見えない誰かの頑張りが「あたりまえ」にならないこと。 捧げるのは感謝だけではなく、努力。 見返りも目に見える結果もないけれど、頑張れる誰かのひとりになれるように。 PR |
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