『アンチヒーロー』
善なのか悪なのか判別つかない弁護士・明墨。彼のやり口に懐疑的な若手弁護士・赤嶺と紫ノ宮。視点が明確なため物語に入りこみやすく、日9らしいわかりやすい悪玉(この物語においては検察)をやりこめる展開も痛快です。 つかみどころのない明墨とチラ見せされているその過去も関心を惹きます。公式サイトの相関図にはこれから登場するらしい人物がてんこ盛り。初回の緋山が無罪になった事件もおそらくまだ絡んでくることになるでしょうし、いったいどんな結末を迎えるのでしょう。 『オードリー』 再放送されている朝ドラ。放送当初は観ていませんでしたが、若かりし頃の堺雅人と佐々木蔵之介が出演していると聞いて興味本位に視聴してみました。 いやもうビックリ! ただただヒロインがかわいそう! 脚本家の生い立ちをモデルにしていると聞いてさらにビックリ。こういう経験によって本人の感性が磨かれてきたのか…。 美月に執着する滝乃という人間は客観的に見れば異常ですが、なぜか大竹しのぶの涙に同情させられてしまいます。どれだけ佐々木家を乱し、実の母である愛子を傷つけても、滝乃がただ純粋に美月を思い、美月のために心を尽くしていることが伝わってくるのです。滝乃役が大竹しのぶ以外なら、きっと滝乃は悪役となり受け入れられなかったでしょう。唸らされるキャスティングです。振り回される側のイメージのある賀来千香子もぴったりです。そして大石静といえば段田安則ですが、ここでもあまり良い人とはいえないお父ちゃん。そもそもの元凶ですよね…そら美月も口きいてくれなくなりますね…。 ヘビーといえばヘビー。最近の朝ドラとは雰囲気が違って、これはこれで面白いです。 PR |
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