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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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『共演NG』
テレ東らしい独自視点の攻めた展開が非常に面白いです。
かつて一世を風靡した恋愛ドラマで共演した英二と瞳。それがきっかけで恋愛関係になったものの、のちに破局。その後ふたりは共演NGになっていました。
そんなふたりが25年ぶりに共演することになった『殺したいほど愛してる』。キャスティングされているのはなぜか共演NGの面々ばかりで、制作発表の日からトラブル続き。次はどんなもめごとが起こるのか、彼らはあやしげなショーランナーの掌の上で転がされているだけなのか…。
秋元康企画と聞いて以前のドラマの印象もありあまり期待していなかったのですが、大根仁のテンポ良い脚本・演出のおかげか、それぞれのキャラクターが立っているせいか、なかなか見ごたえあります。
しかし鈴木京香はホント綺麗だなあ…オープニングのダンスは毎回見惚れてしまいます。


『姉ちゃんの恋人』
コロナ禍の現代を舞台にしているような描写がありながら、誰もマスクをしていなかったり、ぺちゃくちゃしゃべりながらお弁当を作っていたりと、随所に気になる部分はありますが…。
『ひよっこ』でも底抜けの明るさと雨曇りの薄暗さを明快に書き分けてストーリーに深みを与えていた岡田惠和が、この作品でも手腕を発揮しています。
主役のふたりを演じる有村架純と林遣都はどちらも陰ある過去を背負いながら、日々を懸命に生きています。出逢って、ささいなことをきっかけに共鳴して、恋に落ちて、きっとこれからふたりの距離はどんどん近づいていく。ただのラブストーリーならそれで済むのに、彼らの抱える過去の何かがそれに影を差していくであろうこともまた容易に想像ができるために、ふたりの様子を微笑ましく眺めると同時に、正体の知れぬ不安が首をもたげてしまうのです。
また、ドラマにおいて異性のきょうだいの存在は恋の障壁になりがちですが、こちらの弟たちは純粋に姉の幸せを願っている模様。まだ描写の薄い彼らですが、これからふたりの恋が進展するにつれ、弟たちの存在はどのように影響していくのかも気になります。
ミスチルの主題歌も物語の雰囲気に合っていて、とても良いです。






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