『ブランケット・キャッツ』
ウロウロしている猫を見ているだけで幸せになれるうえに、心にもぬくもりを与えてくれるドラマでした。 最初はトライアルから帰ってくる猫ばかりで、このままみんなお店に残るのかなと心配でしたが、ちゃんと家族として迎えてくれる人たちも現れて、ほっとしつつも少し淋しそうな西島秀俊の表情が秀逸でした。 主要人物のキャラクターやベタなエピソードはいかにもドラマと感じつつ、毎回感情移入してボロボロ泣いてしまいました。涙と同時に日々の鬱屈も洗い流され、エンディングの時にはすがすがしくなっているような、そういうドラマも時には必要なのだとあらためて感じます。 猫ちゃんたちの名演技には感服。 『愛してたって、秘密はある』 途中から「これ最終回だけ見ればいいんじゃね?」と思いつつ、毎回録画をながら見。 こういうオチは、最終回まで絶対にバラしちゃダメだと思うのですが、ナンデ事前に二重人格シーンをチラ見させたのでしょうかね。そして二重人格ならば『あなただけ見えない』三上博史レベルの演技力でないと! 福士蒼汰の両目見開きワナワナシーンの連続には、こんな挙動不審な彼氏とは絶対一緒にいられんわとしみじみ思いました。うーん、爽ちゃん奇特。 賀来賢人は最初からこのキャストでよかったのにと思うほどカッコよかったですが、そういやこの前は池杉だったんだよな…。ヤクザまがいの追い込みをかけるエンケンはさすがの迫力。最近『潜熱』という漫画を読んだのですが、もし実写化されたら、女子大生に惚れられる中年ヤクザ役は是非エンケンで。 『カンナさーん!』 芸人としても達者な役者ぶりを見せているものの、渡辺直美がこれほど魅力的に母親役を演じるとは思ってもみませんでした。もちろん演技力はつたないものの、好感の持てるカンナさんでした。 ストーリー自体は共感できる個所は少なく、展開もありきたりでしたが、最後のプロポーズ場面はなぜだかホロリ。これが普通の俳優と女優ならさむーーいはずなのですが、渡辺直美と要潤だからこそハッピーエンドになるのかなと。 いつも朗らかなレオンくんもかわいかったです。 斉藤由貴のスキャンダルはとくに興味ありませんでしたが、最終回に少しやつれていたように見えたのは気のせいでしょうか。イイ人エンドには少し物足りなさがありましたが。 お兄ちゃん(『砂の塔』)は何だったのかな? お兄ちゃんがカフェでバイトしていた設定? 『ハロー張りネズミ』 いきなりホラー展開になった際はどうなることかと思いましたが、その後は義理と人情エピソードにシフトしたのでいささか安心しました。視聴率は落ちたみたいですが…。 最終回も幻の埋蔵金発掘というファンタジー要素で終わり、最後までつかみどころのないドラマでしたが、個人的には好きでした。 深田恭子をのぞけば芸達者な役者ばかりで、見ごたえもありました。 もう少しあかつか探偵事務所の面々を見ていたかったので、続編を期待していますが、低視聴率では難しいかな…。 PR |
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