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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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『DIVER-特殊潜入班-』
全5回のため駆け足展開は仕方ないにしても、それ以外にももの足りない部分が多く、モッタイナイ感が大きく残りました。
放送回数が多ければ登場人物それぞれを掘り下げるエピソードがあったり、軋轢を経て絆が深まったりしてD班に感情移入できるようになったかもしれませんし、阿久津と黒沢の過去ももっと丁寧に描いてくれれば、ラストの佐根村の秘密が明らかになるにつれ気分も盛り上がったかもしれません。
ただ、大半は福士蒼汰の演技力の乏しさにあるような気が…。
D班始め兵庫県警の面々も個性あふれていてワクワクしたのに、メインの福士蒼汰&野村周平がどうも魅力に欠けていました。
つくづくモッタイナイなあ、と感じる作品でした。

『SUITS2』
前シリーズは甲斐と鈴木の名コンビが難題を解決していく爽快感があったのですが、今回は上杉vs幸村&甲斐の構図が強すぎて、鈴木の存在感が薄く、あまり入り込めませんでした。
その上杉も、物語の鍵となるヒール役ながら、あまり魅力的とは思えませんでした。
「幸村たちと上杉の確執って前作で明かされていたっけ…? いや、なかったはず。奥さんの葬儀でまで敵意を隠さないくらいなのだから、よっぽどのことがあったのだろう。それにしても引っ張るなあ…」
と、初回からその秘密に期待していたのですが、
「引っ張った割には、不倫とか横領とか、思っていたよりショボかったなあ…。追い出されてからも小物キャラ全開だし、吉田鋼太郎のうさんくさい雰囲気が活かされていないなあ…」
という感想でした。
鈴木と真琴の恋バナもあくまでサイドストーリーの位置づけで、最後は秘密を告白して落ち着くところに落ち着きましたが、唐突に登場してきた人妻とのアバンチュールはちょっと受け入れ難かったです。
途中参加の藤嶋はミスマッチだったかな。キャストが皆長身痩躯の美男美女で、欧米のような台詞回しも違和感なく表現されていたのですが、小柄で純日本人的顔立ちの上白石萌音はひとり悪目立ちしていたように思います。ただでさえ童顔で新米とはいえ検事から転職した弁護士には見えませんでした。
しかしすっかり陰が薄かった鈴木。ちょいちょい幸村が甲斐に無資格弁護士を抱えていることを愚痴るくらいで、もはやどうでも良くなっているような。Season3ではこの爆弾が問題になってくるのでしょうか。










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