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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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『シャーロック』
話が進むにつれて、守谷というラスボスの姿が浮かび上がってきました。こうなると気になってくるのが、キャスティング。これほどの人間を虜にし操れるサイコパスを演じられ、ディーン様と対峙してもオーラ負けしない俳優といえば…?
との期待を持ってのぞんだ最終回。
・・・( ゚д゚)ダレ?
あとで調べたら大西信満でした。『キャタビラー』の寺島しのぶの夫役や、最近見た映画にも脇役として出演しており、それぞれ存在感を放っていたとはいえ、ラスボスにするほど知名度があるかというと…。しかし、それなりにインパクトを残せる演技力は持っているはずです。ナゼあんな世間をざわつかせるほどの棒読みだったのだ…? わざと? 絶対わざとでしょ? なんか「本当の守谷だと思うか?」みたいなこと言っていたし(「なにこのオチ!?」と混乱してしまい、ラストはあまり耳に入ってこなかった)。
特別編と銘打った総集編は、後日談も描かれていて、むしろこちらが最終回でした。最後も獅子雄が鮮やかに復活しましたし。あの場面は映像も出演者の表情もとても良かったです。「続きは映画で!」や最近増えた「続きはHuluで!」といったアナウンスがなかったので、連ドラ版パート2を期待して良いのですかね。

『グランメゾン東京』
日9らしい展開とラストでした。ここまで徹底されると、「そんなうまいこといくかい」というツッコミすら野暮に思えてきます。そしてこの日9枠に、キムタクがハマったことにも驚きです。
ナントカハラスメント全盛期であるこのご時世に、「おばさん」連呼しても許されてしまう、それがキムタク。彼は『GOOD LUCK!!』や『華麗なる一族』などさまざまな日9に登場してきましたが、それらとは異なり、今の日9は勧善懲悪ストーリーありき。いわばその爽快感がメインなわけです。キムタクはその物語を構成するピースのひとつでしかありません。それを象徴するように、最後にミシュランの舞台に立ったのは倫子シェフ。どうしてもすべての中心になりがちなキムタクをあくまでオーナーシェフを補佐するスーシェフに置いたことで、全体のバランスがとれていたと思います。
鈴木京香、沢村一樹、及川光博と、年齢層が高く落ち着いたかつ華やかなレストランの配役も良かったです。
しかし、グランメゾン東京もgakuも、どちらの料理も今まで食べたことのない(おそらくこれからもないであろう…)ものばかりで味の想像がまるでつかず、だからこそ食べたい欲にかられて仕方ありませんでした。最近食欲が増えたのはこのドラマのせいなのかも…。
ところでキムタクはお正月のスペシャルドラマ『教場』に出演するそうで。原作がとても面白かったのでドラマ化はとても楽しみであるにしても、キムタクが風間役はナイ! あんなカッコよくない! はず!
ぜひ、「…あり、だったかも」と感想を変えさせる仕上がりになっていることを期待します。

『スカーレット』
ハマってしまった、八郎沼。
楽しかった大阪から信楽に舞台が戻って、あいかわらず自分勝手な常治とキャラの定まらないマツにイライラさせられながらも、フカ先生はじめ優しい絵付け係の面々にホッとし、新しい恋の予感にもときめかされたものの…。
地味だなあ、と思っていたのです。無名俳優がヒロインの相手役のようなメインキャストに抜擢されることはめずらしくありませんが、それでも記憶に新しいディーン・フジオカや綾野剛は初登場時から目を惹く存在感がありました。ところが松下洸平は正統派イケメンでもないし、華に欠けるような気がしたのです。
なんて見る目がなかったんだろう…。
回を追うごとに理解してきました。セーターの下に隠されたいい身体! ゆっくりした話し方から滲みでる色気! 優しく真面目な性格の奥にあふれる熱い想い! 気がつけば喜美子×八郎シーンのたびにテレビの前で身悶える自分が…。こ、これが八郎沼…!
八郎! お願いだから喜美子のモデルさんの元夫のようにはならないでぇぇ!
駿河太郎(『カーネーション』)ほどモブならクズでも良いんですが、八郎はダメです。ここまでハマらせておいてクズ八郎に堕ちる展開なら、世間が許しません。恋愛パートをあれほど密に描いて、いつの間にか陥っていた夫婦の危機も年末で落ち着かせたのだから、添い遂げるだろうとは思いますが…。
と、そんなズッポリハマった八郎沼をあっさり飛び越えてしまったのが常治。まさかの大逆転でした。酒飲みで八方美人、金に無頓着で家族に横暴なのは昭和ならやむをえない父親像とはいえ、北村一輝本人が語っていたように視聴者には決して受け入れられないであろう強烈な父親キャラでした。ことあるごとに喜美子の人生の障壁となり、常治憎しの評価は避けられないものであっても、北村一輝が表現し続けた不器用な常治なりの家族愛はきちんと観る者にも伝わっていて、だからこそ彼の最期に胸を打たれ涙を禁じえませんでした。
北村一輝だけでなく、演技力のある俳優がそろっているだけあって、セリフやナレーションで説明しない表現方法がとても秀逸です。こういうところも『カーネーション』に匹敵するクオリティの高さです。このままあと三ヶ月、中だるみなく走り切ってほしいです。

『みをつくし料理帖スペシャル』
前後編だけでどうやってラストまでいくのかと心配していましたが、やはり最終話までは描かれず。それだったらじっくり連ドラにしてほしかったなあ…。
ただ、展開が早かっただけに連ドラ時代に抱いた違和感はありませんでした。小松原さまがどこかパワーアップ(男の色気という点で)していたので、あっさり退場は少し物足りなかったですけれど。そしてたぶん、前回の自分の不満の大半は清右衛門(と若干坂村堂)にあるのだろうなと気づきました。
今度は松本穂香主演で映画化だそうな。連ドラでも無理なのにどうやって120分に…?
やっぱり朝ドラですべき題材だよなあ…。









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