続・風花の庭
いたづらにけふやくれなむあたらしき春の始めは昔ながらに(藤原定方)
今日までのプレミア12
- 2024/11/26 (Tue) |
- 野球 |
- Edit |
- ▲Top
11/21 vsUSA ○
スーパーラウンド初戦の先発を任されたのは高橋。いきなり三者三振と最高の立ち上がりを見せます。
しかし、アメリカ先発のヒルもなかなかの難敵でした。初回、先頭桑原がいきなりの相手エラーで出塁し、自称骨折ながらスタメン復帰した辰己がヒットを放つも後続が打ち取られて得点できず。さすが44歳のベテラン。その後もベテラン左腕の投球術にやられて、4回まで互いにゼロ行進が続きます。
試合が動いたのは5回。代わった隅田がいきなりソロホームランを被弾し先制点を与えてしまいます。しかしその裏、相手投手も同じく交代。すると一死から三連打が飛び出し同点に。桑原のゴロはホーム封殺されるも、続く小園が三塁打! ランナーふたりが還って2点差とします。
隅田が次の回をしっかり三凡で抑えると、7回も北山がゼロ封。するとその裏、小園が本日2本目の長打となる3ランホームラン! リードを大きく広げます。
8回も止まらない小園。桑原のタイムリーの後、今度は2ランで7打点目と荒稼ぎ。8点差になった9回は横山がなんとかゼロで抑え、日本が初戦を取りました。
それにしても…ホームランが出る試合って、ヒヤヒヤもするけれどやっぱり楽しいですね…。
11/22 vsVEN ○
スーパーラウンド2戦目の相手は、Aグループ1位通過のベネズエラ。しかし侍打線は今日も活発。初回から小園・辰己の連続長打で先制すると、森下のタイムリー、連続四球から源田のゴロでさらに1点。
日本有利な展開かと思いましたが、そこはさすがのベネズエラ。直後、先発才木から2ランを放って1点差とします。
その後は互いの投手が踏ん張り、5回までスコアボードにゼロが並びます。そして6回。代わった井上が4番ペレスに逆転2ランを被弾。さらに四球から連打で2点差とされてしまいます。
四球を出した時点で、代えた方が良いのでは…とハラハラしながら観ていたのですが、交代はありませんでした。スーパーラウンドを前に鈴木翔天が離脱し、補充できないルールですからブルペンは想定よりひとり少ない状態です。選手を借りている立場で3連投禁止の制約もある中、出し惜しみせざるを得ない事情があったことは容易に想像できます。
長打攻撃で劣勢に立たされた侍ジャパンですが、その裏、坂倉がホームランを放ち1点差とします。さらに二死から四球とヒットでランナーを溜めると、連続四球の押し出しで同点に。とどめは牧! 勝ち越しは大きな満塁ホームラン! 東京ドームを熱狂させるデスターシャ!
その後は鈴木昭→清水の火消し→藤平とつなぎ、大勢が1点奪われたものの9-6で今大会7連勝を決めました!
11/23 vsTPE ○
昼間の試合でベネズエラが敗れたことにより、決勝は日本-台湾のカードとなることが決まりました。よって、台湾は予告されていた先発投手を温存することを決め、罰金を払ってまで投手を代えてきました。日本にとっても消化試合となるこの一戦、控えが多く起用されましたが、1番に抜擢された村林のホームランでいきなり先制。勢いは止まることなく、森下のタイムリー、紅林の犠飛などで一挙4点を挙げます。しかし突発性炎上病の持ち主である早川、4回に1点を返されると、5回には先頭から連続四球にタイムリー、さらに2四球で押し出しと、1点差に迫られてしまいます。無死満塁のこのピンチを救ったのは火消しの清水。ゲッツーに三振と最高のかたちで3つアウトを取り、相手に流れを渡しません。その裏には清宮のタイムリーなどで3点を取り返します。
互いに明日の決勝のため相手を眠らせておきたいところだったでしょうが、残念ながらこの試合、そううまくはいきませんでした。6回に北山が2点を奪われると、その裏日本が2点を取り返す。9回も横山がソロホームランを被弾、結果勝利はしたものの、スコアは9-6と大味に。
とはいえ、ここまで無敗の侍ジャパン。相手の台湾にも2勝しているし、明日も勝ってプレミア連覇だー!
…と、ファンは余裕をぶっこいていたわけです。
11/24 vsTPE ●
いよいよ決勝。オーダーは通常に戻りました。先発を任されたのは戸郷。この大一番、WBC経験者に任せるのは当然といえましょう。しかし懸念材料は、この大会の戸郷は今ひとつ精彩を欠いているように感じること。ここでも初回から、やや球が高いように見えました。
相手先発は林昱珉。ダイヤモンドバックス傘下に所属する左腕は、さすが決勝に温存されるだけあります。侍打線が手も足も出ず、序盤を完璧に抑え込まれてしまいます。3回、ようやく源田が投手強襲の初ヒットを放ち、坂倉の四球で二死一・二塁のチャンスを作るも、小園がセンターフライに終わって先制ならず。4回も先頭の辰己が四球を選びますが、ランナーを進めることすらできませんでした。
林の変化球に打者はのきなみきりきり舞い。これは投手が粘って後半勝負に持ち込むしかありません。
戸郷はランナーを出しつつなんとか踏ん張っていましたが、5回、先頭の林家正に先制ホームランを被弾してしまいます。大きく沸きあがる台湾ベンチ。
戸郷はさらに一死一・二塁とピンチを招きます。交代するならここでした。
しかしそんな柔軟な投手起用ができる状況であったのかどうか。WBCでは毎試合早い回からピンチに備えて中継ぎが肩を作っていましたが、同じことをプレミアでできるとは思えません。もちろん真相はわかりません。しかしここを抑えきれていれば、日本の勝利の目はあったように思います。
3番陳傑憲の打球は無情にもライトスタンドへ。3ランホームランに三塁側はお祭り騒ぎ!
あまりにも大きな4点が入ってしまいました。
その裏、手も足も出なかった林昱珉に代わってマウンドへ上がったのは張奕。張奕だと!? 日本戦以外なら応援するけれども!
しかしNPB時代は打たれていたはずの日本選手相手に、見違えるような投球を披露した張奕。二死一・二塁のピンチも小園を打ち取り、隅田が三者三振で終えた次の回も、三人で切り流れをこちらに渡しません。西武を戦力外になった選手とは思えないよ…。
試合の主導権は完全に台湾の手中にありました。7回表、隅田が一・二塁にランナーを背負った場面で、ダブルスチールを敢行。その後あわやホームランの大ファウルが飛び出しドキリとします。なんとか二死となり、カウントが1-2になったところで解説の古田敦也がいきなり大声を出すものだから、さらにドキリとさせられました。なんと三塁ランナーが本盗を仕掛けていたのです。隅田が気づいて未遂に終わったものの、台湾選手の躍動が終始目につく攻撃回となりました。
7回も張奕に抑えこまれた侍ジャパン。残る攻撃はあと2回となり、4点という点差にほぼ絶望しているところへ登板したのは陳冠宇。チェン・グァンユウだと!? またNPB出身投手が!
ここは対戦経験ありということで、打者にはチャンスと思ってほしい…ところでしたが、これまた見違えるようなチェンの投球内容に三者凡退で終わる侍打線。
最後の一戦ということで藤平→大勢と勝ちパターンをつぎ込み、追加点こそ許さなかったものの、日本は流れをつかむことができないまま最終回を迎えることになってしまいました。
マウンドへ上がった林凱威から先頭辰己がヒットを放つと球場から逆転を期待する歓声が起こります。しかし続く森下はゴロアウトで二塁封殺。そして栗原の鋭い打球は、無情にも一塁手のグラブの中へ。森下はベースに戻れずゲッツーに…。
笑顔で歓喜の輪を作る台湾選手たち。茫然とする日本ベンチ。この大会、初めて味わう悔しい敗北は、よりにもよって決勝の一戦になってしまいました。
最初から最後まで台湾には執念を感じました。先発温存に始まり、守備でもファインプレーを連発。ワンプレーごとに盛り上がるベンチ。絶対に優勝するという気持ちをビシビシと感じました。もちろん、日本になかったわけではありません。しかしその面において伝わるものは、台湾のほうが強かったような気がします。
そして敗れて悔しい一方、それ以上にあたたかな気持ちになれたのも確かです。
優勝の喜びは日本もよく知っています。国を背負う重圧から解放された後の笑顔にはこちらも幸せな気持ちになります。野球がメジャースポーツである台湾において、国際大会で優勝した選手たちはこれから国の英雄になるでしょう。そして野球をしたいと思う子どもたちもきっとたくさん増えることでしょう。日本がそうであったように。
キャプテン陳傑憲選手の嬉し涙にはこちらも胸を打たれるものがありました(イケメンだから…だけではなく!)。日本の高校出身でプロ志望届を出していたこともはじめて知りました。ちょっとファンになっちゃいました(イケメン…だし!)。張奕の活躍もうれしかったです。日本球界復帰の可能性もあるのではないでしょうか。これからも頑張ってほしいです。
ひさびさに土をつけられることになった侍ジャパン。なぜか批判を浴びることになった辰己の円陣ですが、辰己らしいっちゃらしいし、大一番に挑むチームへの彼なりの鼓舞であったと思うのです。結果は逆になってしまいましたが、若い選手が多いですし、今回参加できなかった代表候補も含めて、この敗戦を糧にして、井端監督のもと一丸となって世界一奪還を目指していってほしいです。
11月の終わりまで楽しめた野球も、これで終わりです。長いシーズンを戦い終えた代表選手たちには心から敬意を表します。とくに日本シリーズに出場したソフトバンク・DeNAの選手たちの疲労は相当なものであると思います。開催時期がシーズン後というのが辞退者続出の理由なのでしょうが、動かしようがありませんからこれからもこの問題は続いてしまうかもしれませんね。
しかしオリックスファンとしては、代表が紅林ひとりというのはやはり淋しいものがありました。しかも大事な試合になるとスタメン起用は源田でしたし。次からは不動のショートと信頼されるくらい結果を残すしかありません!
スーパーラウンド初戦の先発を任されたのは高橋。いきなり三者三振と最高の立ち上がりを見せます。
しかし、アメリカ先発のヒルもなかなかの難敵でした。初回、先頭桑原がいきなりの相手エラーで出塁し、自称骨折ながらスタメン復帰した辰己がヒットを放つも後続が打ち取られて得点できず。さすが44歳のベテラン。その後もベテラン左腕の投球術にやられて、4回まで互いにゼロ行進が続きます。
試合が動いたのは5回。代わった隅田がいきなりソロホームランを被弾し先制点を与えてしまいます。しかしその裏、相手投手も同じく交代。すると一死から三連打が飛び出し同点に。桑原のゴロはホーム封殺されるも、続く小園が三塁打! ランナーふたりが還って2点差とします。
隅田が次の回をしっかり三凡で抑えると、7回も北山がゼロ封。するとその裏、小園が本日2本目の長打となる3ランホームラン! リードを大きく広げます。
8回も止まらない小園。桑原のタイムリーの後、今度は2ランで7打点目と荒稼ぎ。8点差になった9回は横山がなんとかゼロで抑え、日本が初戦を取りました。
それにしても…ホームランが出る試合って、ヒヤヒヤもするけれどやっぱり楽しいですね…。
11/22 vsVEN ○
スーパーラウンド2戦目の相手は、Aグループ1位通過のベネズエラ。しかし侍打線は今日も活発。初回から小園・辰己の連続長打で先制すると、森下のタイムリー、連続四球から源田のゴロでさらに1点。
日本有利な展開かと思いましたが、そこはさすがのベネズエラ。直後、先発才木から2ランを放って1点差とします。
その後は互いの投手が踏ん張り、5回までスコアボードにゼロが並びます。そして6回。代わった井上が4番ペレスに逆転2ランを被弾。さらに四球から連打で2点差とされてしまいます。
四球を出した時点で、代えた方が良いのでは…とハラハラしながら観ていたのですが、交代はありませんでした。スーパーラウンドを前に鈴木翔天が離脱し、補充できないルールですからブルペンは想定よりひとり少ない状態です。選手を借りている立場で3連投禁止の制約もある中、出し惜しみせざるを得ない事情があったことは容易に想像できます。
長打攻撃で劣勢に立たされた侍ジャパンですが、その裏、坂倉がホームランを放ち1点差とします。さらに二死から四球とヒットでランナーを溜めると、連続四球の押し出しで同点に。とどめは牧! 勝ち越しは大きな満塁ホームラン! 東京ドームを熱狂させるデスターシャ!
その後は鈴木昭→清水の火消し→藤平とつなぎ、大勢が1点奪われたものの9-6で今大会7連勝を決めました!
11/23 vsTPE ○
昼間の試合でベネズエラが敗れたことにより、決勝は日本-台湾のカードとなることが決まりました。よって、台湾は予告されていた先発投手を温存することを決め、罰金を払ってまで投手を代えてきました。日本にとっても消化試合となるこの一戦、控えが多く起用されましたが、1番に抜擢された村林のホームランでいきなり先制。勢いは止まることなく、森下のタイムリー、紅林の犠飛などで一挙4点を挙げます。しかし突発性炎上病の持ち主である早川、4回に1点を返されると、5回には先頭から連続四球にタイムリー、さらに2四球で押し出しと、1点差に迫られてしまいます。無死満塁のこのピンチを救ったのは火消しの清水。ゲッツーに三振と最高のかたちで3つアウトを取り、相手に流れを渡しません。その裏には清宮のタイムリーなどで3点を取り返します。
互いに明日の決勝のため相手を眠らせておきたいところだったでしょうが、残念ながらこの試合、そううまくはいきませんでした。6回に北山が2点を奪われると、その裏日本が2点を取り返す。9回も横山がソロホームランを被弾、結果勝利はしたものの、スコアは9-6と大味に。
とはいえ、ここまで無敗の侍ジャパン。相手の台湾にも2勝しているし、明日も勝ってプレミア連覇だー!
…と、ファンは余裕をぶっこいていたわけです。
11/24 vsTPE ●
いよいよ決勝。オーダーは通常に戻りました。先発を任されたのは戸郷。この大一番、WBC経験者に任せるのは当然といえましょう。しかし懸念材料は、この大会の戸郷は今ひとつ精彩を欠いているように感じること。ここでも初回から、やや球が高いように見えました。
相手先発は林昱珉。ダイヤモンドバックス傘下に所属する左腕は、さすが決勝に温存されるだけあります。侍打線が手も足も出ず、序盤を完璧に抑え込まれてしまいます。3回、ようやく源田が投手強襲の初ヒットを放ち、坂倉の四球で二死一・二塁のチャンスを作るも、小園がセンターフライに終わって先制ならず。4回も先頭の辰己が四球を選びますが、ランナーを進めることすらできませんでした。
林の変化球に打者はのきなみきりきり舞い。これは投手が粘って後半勝負に持ち込むしかありません。
戸郷はランナーを出しつつなんとか踏ん張っていましたが、5回、先頭の林家正に先制ホームランを被弾してしまいます。大きく沸きあがる台湾ベンチ。
戸郷はさらに一死一・二塁とピンチを招きます。交代するならここでした。
しかしそんな柔軟な投手起用ができる状況であったのかどうか。WBCでは毎試合早い回からピンチに備えて中継ぎが肩を作っていましたが、同じことをプレミアでできるとは思えません。もちろん真相はわかりません。しかしここを抑えきれていれば、日本の勝利の目はあったように思います。
3番陳傑憲の打球は無情にもライトスタンドへ。3ランホームランに三塁側はお祭り騒ぎ!
あまりにも大きな4点が入ってしまいました。
その裏、手も足も出なかった林昱珉に代わってマウンドへ上がったのは張奕。張奕だと!? 日本戦以外なら応援するけれども!
しかしNPB時代は打たれていたはずの日本選手相手に、見違えるような投球を披露した張奕。二死一・二塁のピンチも小園を打ち取り、隅田が三者三振で終えた次の回も、三人で切り流れをこちらに渡しません。西武を戦力外になった選手とは思えないよ…。
試合の主導権は完全に台湾の手中にありました。7回表、隅田が一・二塁にランナーを背負った場面で、ダブルスチールを敢行。その後あわやホームランの大ファウルが飛び出しドキリとします。なんとか二死となり、カウントが1-2になったところで解説の古田敦也がいきなり大声を出すものだから、さらにドキリとさせられました。なんと三塁ランナーが本盗を仕掛けていたのです。隅田が気づいて未遂に終わったものの、台湾選手の躍動が終始目につく攻撃回となりました。
7回も張奕に抑えこまれた侍ジャパン。残る攻撃はあと2回となり、4点という点差にほぼ絶望しているところへ登板したのは陳冠宇。チェン・グァンユウだと!? またNPB出身投手が!
ここは対戦経験ありということで、打者にはチャンスと思ってほしい…ところでしたが、これまた見違えるようなチェンの投球内容に三者凡退で終わる侍打線。
最後の一戦ということで藤平→大勢と勝ちパターンをつぎ込み、追加点こそ許さなかったものの、日本は流れをつかむことができないまま最終回を迎えることになってしまいました。
マウンドへ上がった林凱威から先頭辰己がヒットを放つと球場から逆転を期待する歓声が起こります。しかし続く森下はゴロアウトで二塁封殺。そして栗原の鋭い打球は、無情にも一塁手のグラブの中へ。森下はベースに戻れずゲッツーに…。
笑顔で歓喜の輪を作る台湾選手たち。茫然とする日本ベンチ。この大会、初めて味わう悔しい敗北は、よりにもよって決勝の一戦になってしまいました。
最初から最後まで台湾には執念を感じました。先発温存に始まり、守備でもファインプレーを連発。ワンプレーごとに盛り上がるベンチ。絶対に優勝するという気持ちをビシビシと感じました。もちろん、日本になかったわけではありません。しかしその面において伝わるものは、台湾のほうが強かったような気がします。
そして敗れて悔しい一方、それ以上にあたたかな気持ちになれたのも確かです。
優勝の喜びは日本もよく知っています。国を背負う重圧から解放された後の笑顔にはこちらも幸せな気持ちになります。野球がメジャースポーツである台湾において、国際大会で優勝した選手たちはこれから国の英雄になるでしょう。そして野球をしたいと思う子どもたちもきっとたくさん増えることでしょう。日本がそうであったように。
キャプテン陳傑憲選手の嬉し涙にはこちらも胸を打たれるものがありました(イケメンだから…だけではなく!)。日本の高校出身でプロ志望届を出していたこともはじめて知りました。ちょっとファンになっちゃいました(イケメン…だし!)。張奕の活躍もうれしかったです。日本球界復帰の可能性もあるのではないでしょうか。これからも頑張ってほしいです。
ひさびさに土をつけられることになった侍ジャパン。なぜか批判を浴びることになった辰己の円陣ですが、辰己らしいっちゃらしいし、大一番に挑むチームへの彼なりの鼓舞であったと思うのです。結果は逆になってしまいましたが、若い選手が多いですし、今回参加できなかった代表候補も含めて、この敗戦を糧にして、井端監督のもと一丸となって世界一奪還を目指していってほしいです。
11月の終わりまで楽しめた野球も、これで終わりです。長いシーズンを戦い終えた代表選手たちには心から敬意を表します。とくに日本シリーズに出場したソフトバンク・DeNAの選手たちの疲労は相当なものであると思います。開催時期がシーズン後というのが辞退者続出の理由なのでしょうが、動かしようがありませんからこれからもこの問題は続いてしまうかもしれませんね。
しかしオリックスファンとしては、代表が紅林ひとりというのはやはり淋しいものがありました。しかも大事な試合になるとスタメン起用は源田でしたし。次からは不動のショートと信頼されるくらい結果を残すしかありません!
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ドラマ寸評(2024年第4期②)
- 2024/11/23 (Sat) |
- ドラマ |
- Edit |
- ▲Top
『嘘解きレトリック』
何年か前にWebで無料のところだけ読んでハマってしまった作品。キャストを聞いた時は「なんか違う…」と首を傾げましたが、いざ初回を観てみると祝先生の包容力、鹿乃子の心の傷や純粋さがしっかり表現されていて、原作の世界観を損なわないものに仕上がっていました。週を追うごとに変化していくふたりの関係性や鹿乃子の成長ぶりを、先を知っていながらも楽しんでいます。
ところで原作がまた無料公開されていたので読み直してみたのですが、最後の最後だけ有料のため、どうしても続きが気になって購入してしまいました。が、いざ読んでみると「なんかこれ見たことあるような…」。
遠い記憶をたどってみると、前回も続きが気になって漫画喫茶で読み切ったような気がします。なんで忘れてたんや…。トシか…。
『宙わたる教室』
舞台は年齢も環境もさまざまな人たちが集う定時制高校。一風変わった教師の作った小さな科学部が、大きな目標に向かう日々を描いています。
科学者としてその世界に名を轟かせたこともある藤竹先生ですが、校内ではあくまで一介の教師です。教師だからと偉ぶることはありません。年上にも年下にも丁寧語で接し、その距離感は誰に対しても同じです。そしていつも、適切な言葉で、的確なタイミングで、相手の心に近づき閉ざされたその扉を開きます。
定時制高校は惰性で通う場所ではありません。何らかの理由があって学びたいと思う人が、学ぶために来ています。ですが一度挫折を経験した人は、また壁に当たると進むことをためらってしまいがち。藤竹先生はそんな彼ら彼女らの背中を後ろからそっと押して、向学心を失うことのないように支えています。科学部でもそのスタンスは変わりません。あえて導くことはせず、基本生徒の自主性に任せます。そんなキャラクターが新鮮です。
初回のエピソードで、一気に心を持っていかれました。自分がディスレクシアだと知って涙を流した柳田。病名を知った安堵のそれかと思いました。しかし違いました。柳田は怒っていたのです。今まで受けてきた叱責、差別はすべて理不尽なものだった。どれだけ努力しても乗り越えられない、それは障害であったのだから。柳田は、知らなければ良かったとまで言い放ちました。安堵などするはずがない。柳田が今まで苦しんできた長い長い時間は、取り戻すことなどできないのだから。
ふたたび闇に堕ちかけた柳田ですが、彼を救ったのは科学への探求心でした。まるで子どものように目を輝かせ実験に没頭する柳田の変化は秀逸でした。『下剋上球児』でもヤンチャな野球部員を演じていた小林虎之助ですが、周囲に牙を剝きながらも心弱さを秘めた野良犬のようなキャラがよく似合います。
さらに話を追うごとに、アンジェラや佳純、長嶺たちの背景が語られていきます。毎回胸を打たれたのですが、とくに長峰のエピソードには涙を禁じえませんでした。藤竹に誘われて若いクラスメイトたちの前で自身と妻の半生を話し始めた長峰。イッセー尾形の静かな語り口が熱を帯びたのは、知らないうちに肺を病んでいた妻の前でタバコを吸い続けた後悔を語る時でした。クラスメイトたちとおなじように、いつしか背筋を伸ばして聞き入っていました。
多種多様なメンバーで発足した科学部は、全日制の生徒も巻き込んで、壮大な夢を現実にすべく奮闘します。そこにいるのは、入部前の、迷いや劣等感を抱えていた彼らではありません。人は学ぶことで成長する。そんな大切なことを思い出させてくれる作品です。
『ライオンの隠れ家』
キャストに惹かれて観始めましたが、裏切らない演技力とサスペンス風味のある展開も興味深く、次回が待ち遠しく感じられる作品になっています。
色気を消して平凡な公務員になりきっている柳楽優弥はもちろん、自閉スペクトラム症の弟を演じる坂東龍汰には驚かされました。今まで脇役として出演したドラマのいくつかは観ていたものの、そこまで印象には残っていなかったのですが、まるで本当にみっくんという人間がそこにいるかのような存在感です。
ライオンという闖入者によって破られた兄弟の平穏な日々。『隠れ家』というタイトルとは裏腹に、ふたりの生活はどんどん外へ向かって開いていきます。ルーティンを守り他人には臆病だったみっくんが、大勢の人前で絵を描いたり、遠出したりできるようになった。ライオンのためにルーティンを破ることも厭わなくなった。閉鎖的な毎日のくり返しで半分世捨て人のようだった洸人も、ライオンへの慈愛に目覚め使命感を抱き、道理を飛び越えて逃亡生活を決意した。この物語は、ライオンの正体や、裏のありそうなたちばな都市建設をめぐるサスペンスでありながら、兄弟ふたりの止まっていた時間が動き出す成長譚であるのかもしれません。
誰にとってもしあわせな結末であるようにと願います。
『海に眠るダイヤモンド』
野木亜木子&塚原あゆ子コンビの作品と聞いて楽しみにしていましたが、『アンナチュラル』『最愛』のようなテンポの良い展開にはなっていません。もっともサスペンスではなくホームドラマですから、まったり感が先んじるのも無理はないのかもしれませんが…。
端島の登場人物はひとりひとり際立っています。複雑な四角関係の鉄平・賢将・百合子・朝子に謎多き歌姫のリナ。皆そろって昭和のスクリーンから出てきたようなたたずまいです。しかし進平兄ちゃんは薄暗い炭鉱内でも泥まみれでもイケメンやな…。
コスパが求められる昨今の風潮に反するかのように、それぞれの背景はなかなか描かれません。百合子が朝子にきつく当たったり、進平が次男だと他人のセリフでさらりと触れられたりするも、その秘密が明かされるはのちのちのこと。リナの正体や現代パートのいづみと玲央の出自もいまだ謎です。緩やかで心温まるエピソードを展開しつつも、多くのひっかかりを残しています。
一話ずつばらばらのようでいて、すべては狭い端島で起きたこと。いったいどのような結末を迎えるのか、過去がどう未来につながるのか。最終回まで見守りたいと思います。
何年か前にWebで無料のところだけ読んでハマってしまった作品。キャストを聞いた時は「なんか違う…」と首を傾げましたが、いざ初回を観てみると祝先生の包容力、鹿乃子の心の傷や純粋さがしっかり表現されていて、原作の世界観を損なわないものに仕上がっていました。週を追うごとに変化していくふたりの関係性や鹿乃子の成長ぶりを、先を知っていながらも楽しんでいます。
ところで原作がまた無料公開されていたので読み直してみたのですが、最後の最後だけ有料のため、どうしても続きが気になって購入してしまいました。が、いざ読んでみると「なんかこれ見たことあるような…」。
遠い記憶をたどってみると、前回も続きが気になって漫画喫茶で読み切ったような気がします。なんで忘れてたんや…。トシか…。
『宙わたる教室』
舞台は年齢も環境もさまざまな人たちが集う定時制高校。一風変わった教師の作った小さな科学部が、大きな目標に向かう日々を描いています。
科学者としてその世界に名を轟かせたこともある藤竹先生ですが、校内ではあくまで一介の教師です。教師だからと偉ぶることはありません。年上にも年下にも丁寧語で接し、その距離感は誰に対しても同じです。そしていつも、適切な言葉で、的確なタイミングで、相手の心に近づき閉ざされたその扉を開きます。
定時制高校は惰性で通う場所ではありません。何らかの理由があって学びたいと思う人が、学ぶために来ています。ですが一度挫折を経験した人は、また壁に当たると進むことをためらってしまいがち。藤竹先生はそんな彼ら彼女らの背中を後ろからそっと押して、向学心を失うことのないように支えています。科学部でもそのスタンスは変わりません。あえて導くことはせず、基本生徒の自主性に任せます。そんなキャラクターが新鮮です。
初回のエピソードで、一気に心を持っていかれました。自分がディスレクシアだと知って涙を流した柳田。病名を知った安堵のそれかと思いました。しかし違いました。柳田は怒っていたのです。今まで受けてきた叱責、差別はすべて理不尽なものだった。どれだけ努力しても乗り越えられない、それは障害であったのだから。柳田は、知らなければ良かったとまで言い放ちました。安堵などするはずがない。柳田が今まで苦しんできた長い長い時間は、取り戻すことなどできないのだから。
ふたたび闇に堕ちかけた柳田ですが、彼を救ったのは科学への探求心でした。まるで子どものように目を輝かせ実験に没頭する柳田の変化は秀逸でした。『下剋上球児』でもヤンチャな野球部員を演じていた小林虎之助ですが、周囲に牙を剝きながらも心弱さを秘めた野良犬のようなキャラがよく似合います。
さらに話を追うごとに、アンジェラや佳純、長嶺たちの背景が語られていきます。毎回胸を打たれたのですが、とくに長峰のエピソードには涙を禁じえませんでした。藤竹に誘われて若いクラスメイトたちの前で自身と妻の半生を話し始めた長峰。イッセー尾形の静かな語り口が熱を帯びたのは、知らないうちに肺を病んでいた妻の前でタバコを吸い続けた後悔を語る時でした。クラスメイトたちとおなじように、いつしか背筋を伸ばして聞き入っていました。
多種多様なメンバーで発足した科学部は、全日制の生徒も巻き込んで、壮大な夢を現実にすべく奮闘します。そこにいるのは、入部前の、迷いや劣等感を抱えていた彼らではありません。人は学ぶことで成長する。そんな大切なことを思い出させてくれる作品です。
『ライオンの隠れ家』
キャストに惹かれて観始めましたが、裏切らない演技力とサスペンス風味のある展開も興味深く、次回が待ち遠しく感じられる作品になっています。
色気を消して平凡な公務員になりきっている柳楽優弥はもちろん、自閉スペクトラム症の弟を演じる坂東龍汰には驚かされました。今まで脇役として出演したドラマのいくつかは観ていたものの、そこまで印象には残っていなかったのですが、まるで本当にみっくんという人間がそこにいるかのような存在感です。
ライオンという闖入者によって破られた兄弟の平穏な日々。『隠れ家』というタイトルとは裏腹に、ふたりの生活はどんどん外へ向かって開いていきます。ルーティンを守り他人には臆病だったみっくんが、大勢の人前で絵を描いたり、遠出したりできるようになった。ライオンのためにルーティンを破ることも厭わなくなった。閉鎖的な毎日のくり返しで半分世捨て人のようだった洸人も、ライオンへの慈愛に目覚め使命感を抱き、道理を飛び越えて逃亡生活を決意した。この物語は、ライオンの正体や、裏のありそうなたちばな都市建設をめぐるサスペンスでありながら、兄弟ふたりの止まっていた時間が動き出す成長譚であるのかもしれません。
誰にとってもしあわせな結末であるようにと願います。
『海に眠るダイヤモンド』
野木亜木子&塚原あゆ子コンビの作品と聞いて楽しみにしていましたが、『アンナチュラル』『最愛』のようなテンポの良い展開にはなっていません。もっともサスペンスではなくホームドラマですから、まったり感が先んじるのも無理はないのかもしれませんが…。
端島の登場人物はひとりひとり際立っています。複雑な四角関係の鉄平・賢将・百合子・朝子に謎多き歌姫のリナ。皆そろって昭和のスクリーンから出てきたようなたたずまいです。しかし進平兄ちゃんは薄暗い炭鉱内でも泥まみれでもイケメンやな…。
コスパが求められる昨今の風潮に反するかのように、それぞれの背景はなかなか描かれません。百合子が朝子にきつく当たったり、進平が次男だと他人のセリフでさらりと触れられたりするも、その秘密が明かされるはのちのちのこと。リナの正体や現代パートのいづみと玲央の出自もいまだ謎です。緩やかで心温まるエピソードを展開しつつも、多くのひっかかりを残しています。
一話ずつばらばらのようでいて、すべては狭い端島で起きたこと。いったいどのような結末を迎えるのか、過去がどう未来につながるのか。最終回まで見守りたいと思います。
今日までのプレミア12
- 2024/11/19 (Tue) |
- 野球 |
- Edit |
- ▲Top
11/9・10 vsCZE ○
てっきりチェコもプレミアに出場しているのかと思いきや、違ったのですか。台湾・日本と回るアジアツアーのようですが、チェコにとっても強化試合となる2試合。結果は日本の圧勝でした。
それにしても、チェコの試合を観ているとなぜかすがすがしい気持ちになります。野球にひたむきで、かつ楽しんでいることが伝わってくるからでしょうか。そしてWBCの時よりレベルアップしているようにも思いました。
オリックスから代表メンバーに選出されたのは紅林ひとりという淋しい現実です。それもとうてい選ばれて良い成績ではなかったのに…井端監督はずいぶん紅林のことを買ってくれているようですから、それに応えてもらわねばなりませんが、ヒットも出たし、サードも無難にこなしたしでひと安心。
侍全体としては、辞退者が多くベストメンバーとはいかないようですが、怪我なく最後まで終えて連覇を果たしてほしいですね。
11/13 vsAUS ○
いよいよ本番。バンテリンドームでオーストラリアを迎えての初戦、先発は井上。いきなりピンチを招きますが無失点。これで流れができました。先頭桑原が四球を選ぶと小園がヒットで続き、辰己の犠飛で先制。2回も満塁から小園のゴロで追加点。3回には相手エラーで3点目、4回にも相手エラーで2点追加…と、毎回得点もまさかのタイムリーなし。
そしてはじめてスコアボードにゼロが刻まれた直後の6回でした。先頭にホームランを打たれ、次打者にもヒットを打たれて井上は降板。代わった横山が二死を取るも、続く4番打者に2ランを許し、あっという間に2点差に…。
その裏も得点できなかった7回表、ふたたび流れを持ってきたのは藤平の三者三振の圧巻の投球でした。その裏、牧のタイムリーで得点すると、8回には森下・栗原の連打で3点追加。9回は清水が〆て、侍ジャパンがオープニングラウンド・グループBの初戦を取りました。スタメンショートの紅林は守備で奮闘するもヒットなし!
11/15 vsKOR ○
台湾に移動しての2戦目の相手は韓国。先発高橋の調子は今ひとつに見えました。2回に先制されてしまいますが、その裏、4番森下が10球粘ってヒットで出塁。栗原が続くも牧・清宮が打ち取られ打席は8番紅林。見事レフトに逆転タイムリー! 井端監督にも解説にもさんざん指摘された引っ張りがようやくここで!
が、4回に追いつかれて殊勲打にはならず。さらに5回、代わった隅田が三盗でピンチを広げ勝ち越しタイムリーを許してしまいます。
しかし取ったら取り返す侍ジャパン。その裏、すかさず牧のタイムリーで再逆転! 牧6番の打順が機能しています。そして物議を呼んだ清宮に代打佐野。佐野がアウトになったことで批判が噴出してしまいましたが、この試合の清宮は雰囲気がなかったのでやむなしかなと思います。
7回に森下の2ランで点差を広げると、藤平は今日も三者三振。3点差の9回は抑えの大勢が〆て2連勝!
11/16 vsTPE ○
圧倒的アウェーの台北ドーム。守備中も台湾応援団の声が響く中、すっかり侍の4番として頼もしい存在となった森下の犠牲フライで日本が初回に先制。
日本の先発は才木。甲子園を主戦場とする才木が相手への大声援の中で投げることはなかったかもしれませんが、この圧倒的アウェーでも強心臓は落ち着いて見えました。6回途中無失点と大役を果たします。
打線は3回に辰己の犠飛、4回に源田のホームランでリードを広げます。7回に北山がソロを許し球場が大いに沸くも、回またぎでその1失点にとどめ、9回は大勢が〆て3連勝!
サードスタメンの紅林は1安打。スリーバント失敗は2球目で察しました…。
ところでこの試合、もっともインパクトが強かったのは、6回裏に代打で登場したGiljegiljaw Kungkuan。漢字だと吉力吉撈鞏冠。他の台湾選手より長いパイワン族の名前を「キチリキキチロウキョウカン」と日本語読みで発音したものだから、SNSではかなりの反響を呼んだようです。
前から疑問だったのですが、テレビはどうして漢字の名前だと母国語でなく日本語読みにするのでしょう。『大地の子』の主人公もドラマでは「リクイッシン」になっていて、「ルーイーシン」としか認識していなかった身としては違和感が甚だしかったです。逆に、大学の中国語の授業では最初に自分の名前を中国語読みで自己紹介するところから始まりました。「名前は名前だろ?」とモヤモヤしながらも、声調の練習のためと自分を納得させていました。
相互のメディアで取り決めはあるのでしょうが、名前は名前なのですから、尊重したほうがいいのではないかなあと思うのですが。
11/17 vsCUB ○
今日も先制した後、犠飛にタイムリーと効率良く小刻みに得点を重ねる侍ジャパン。先発は早川。悪天候に良いイメージがなかったのですが、不安的中。4点リードの6回、先頭四球から長打を浴びて失点、さらに1アウトからデスパイネに四球を出したところで降板となりました。ランナーありの場面を任されたのは横山。オーストラリア戦で調子が今ひとつなところを露呈していましたが、ここでも連打を浴びて1点差にまで迫られてしまいます。代わった鈴木昭がなんとか抑えて同点には至らず。
その裏、6番手で登板したモイネロからチームメートの栗原が押し出しを選んで2点差に戻しますが、回またぎの鈴木昭が四球とヒットで一・二塁とされ、一死を取ったところで清水に交代。デスパイネの打球はピッチャー前、ぼてぼてゴロの進塁打…と思いきや、清水がこれを一塁へ悪送球! ランナーふたりが還って同点に追いつかれてしまいます! 清水は続く元同僚のマルティネスに四球を出してピンチを広げるも、残り二死を奪って踏ん張ります。
モイネロの前に得点を奪えないまま、またぎの清水がゼロに抑えた8回裏。先頭小園がエラーで出塁。続く辰己の打席で、モイネロのストレートが肘に直撃。頑丈な辰己がめずらしくうずくまって動けず、代走を送られるほどでした。人の好いモイネロがこれに動揺した…のかどうかはわかりませんが、一死一・三塁となった後、またも同僚対決となった栗原に粘られ、7球目。レフトへ浅いフライとなりましたが、小園の代走五十幡がタッチアップのスタートを切ります。さすがは韋駄天、ゆうゆうセーフとなって侍ジャパン、勝ち越し成功!
9回は連投の大勢に代わって、この大会大きな飛躍を遂げている藤平が登板。しかし、さすがに中継ぎと抑えでは勝手が違います。しかも雨天ですから、投げにくさもあったでしょう。一死から連打を浴び、さらに死球で満塁に…。
浮き気味のフォークを避け、5球連続直球勝負でなんとか見逃し三振を奪って二死とするも、最後の打者にはボール球を見極められ、カウント2-2となります。さらに直球をファウルされての6球目でした。バッテリーが選んだのは、もう投げないと思っていたフォーク! 虚を突かれた打者は目論見どおりの空振り三振、試合終了! 感情こもったガッツポーズを見せた藤平、大歓声の天母球場! これでBグループ1位通過決定です!
それにしても大雨の中、疲労困憊の状態ながら4時間もの熱いゲームを見せてくれた両チームには本当にお疲れ様のひとことしかありません。普段回またぎしない投手もフル回転となりました。インフルエンザ罹患の報道があったモイネロが3イニングも投げたことには驚きましたが。試合後辰己を探し回っていたらしいです。本当にいい人…。1安打2四球のデスパイネの威圧感もさすがでした。
11/18 vsDOM ○
スーパーラウンドが決まったことで、メンバーを入れ替えてオープニングラウンド最終戦に挑む侍ジャパン。紅林もショートスタメンで出場です。初回、押し出し後の二死満塁で打席が回るも残念ながら打点はならず。
その裏、戸郷が開始6球で同点とされ、2回にも勝ち越し点を奪われるも、3回表、満塁から佐藤のタイムリーで同点とします。しかしここで日本に大きなミスが発生。一塁ランナーだった紅林が三塁を狙ってアウトになるも、勝ち越しランナーのはずだった栗原がホーム手前で走塁を緩めており、アウトの方が先だったため得点は認められず。同点と勝ち越しでは試合展開が大きく異なります。まさに「緩み」が影響した局面となりました。
戸郷は悪天候もあってか4回2失点で交代となりました。打線は5回に栗原・坂倉の連続タイムリーで2点追加すると、二死満塁から紅林のゲッツー(…)の間の1点で3点差とします。6回には井上の暴投で1点返されるも、その直後に古賀のタイムリーで突き放し、9回には紅林・佐藤・五十幡がタイムリーを放ち一挙5得点のダメ押し。投手も隅田→横山→北山とゼロで抑え、結果11-3と大勝で台湾での試合を終えました。
次の舞台は東京ドーム。連覇を決めてもらいましょう!
てっきりチェコもプレミアに出場しているのかと思いきや、違ったのですか。台湾・日本と回るアジアツアーのようですが、チェコにとっても強化試合となる2試合。結果は日本の圧勝でした。
それにしても、チェコの試合を観ているとなぜかすがすがしい気持ちになります。野球にひたむきで、かつ楽しんでいることが伝わってくるからでしょうか。そしてWBCの時よりレベルアップしているようにも思いました。
オリックスから代表メンバーに選出されたのは紅林ひとりという淋しい現実です。それもとうてい選ばれて良い成績ではなかったのに…井端監督はずいぶん紅林のことを買ってくれているようですから、それに応えてもらわねばなりませんが、ヒットも出たし、サードも無難にこなしたしでひと安心。
侍全体としては、辞退者が多くベストメンバーとはいかないようですが、怪我なく最後まで終えて連覇を果たしてほしいですね。
11/13 vsAUS ○
いよいよ本番。バンテリンドームでオーストラリアを迎えての初戦、先発は井上。いきなりピンチを招きますが無失点。これで流れができました。先頭桑原が四球を選ぶと小園がヒットで続き、辰己の犠飛で先制。2回も満塁から小園のゴロで追加点。3回には相手エラーで3点目、4回にも相手エラーで2点追加…と、毎回得点もまさかのタイムリーなし。
そしてはじめてスコアボードにゼロが刻まれた直後の6回でした。先頭にホームランを打たれ、次打者にもヒットを打たれて井上は降板。代わった横山が二死を取るも、続く4番打者に2ランを許し、あっという間に2点差に…。
その裏も得点できなかった7回表、ふたたび流れを持ってきたのは藤平の三者三振の圧巻の投球でした。その裏、牧のタイムリーで得点すると、8回には森下・栗原の連打で3点追加。9回は清水が〆て、侍ジャパンがオープニングラウンド・グループBの初戦を取りました。スタメンショートの紅林は守備で奮闘するもヒットなし!
11/15 vsKOR ○
台湾に移動しての2戦目の相手は韓国。先発高橋の調子は今ひとつに見えました。2回に先制されてしまいますが、その裏、4番森下が10球粘ってヒットで出塁。栗原が続くも牧・清宮が打ち取られ打席は8番紅林。見事レフトに逆転タイムリー! 井端監督にも解説にもさんざん指摘された引っ張りがようやくここで!
が、4回に追いつかれて殊勲打にはならず。さらに5回、代わった隅田が三盗でピンチを広げ勝ち越しタイムリーを許してしまいます。
しかし取ったら取り返す侍ジャパン。その裏、すかさず牧のタイムリーで再逆転! 牧6番の打順が機能しています。そして物議を呼んだ清宮に代打佐野。佐野がアウトになったことで批判が噴出してしまいましたが、この試合の清宮は雰囲気がなかったのでやむなしかなと思います。
7回に森下の2ランで点差を広げると、藤平は今日も三者三振。3点差の9回は抑えの大勢が〆て2連勝!
11/16 vsTPE ○
圧倒的アウェーの台北ドーム。守備中も台湾応援団の声が響く中、すっかり侍の4番として頼もしい存在となった森下の犠牲フライで日本が初回に先制。
日本の先発は才木。甲子園を主戦場とする才木が相手への大声援の中で投げることはなかったかもしれませんが、この圧倒的アウェーでも強心臓は落ち着いて見えました。6回途中無失点と大役を果たします。
打線は3回に辰己の犠飛、4回に源田のホームランでリードを広げます。7回に北山がソロを許し球場が大いに沸くも、回またぎでその1失点にとどめ、9回は大勢が〆て3連勝!
サードスタメンの紅林は1安打。スリーバント失敗は2球目で察しました…。
ところでこの試合、もっともインパクトが強かったのは、6回裏に代打で登場したGiljegiljaw Kungkuan。漢字だと吉力吉撈鞏冠。他の台湾選手より長いパイワン族の名前を「キチリキキチロウキョウカン」と日本語読みで発音したものだから、SNSではかなりの反響を呼んだようです。
前から疑問だったのですが、テレビはどうして漢字の名前だと母国語でなく日本語読みにするのでしょう。『大地の子』の主人公もドラマでは「リクイッシン」になっていて、「ルーイーシン」としか認識していなかった身としては違和感が甚だしかったです。逆に、大学の中国語の授業では最初に自分の名前を中国語読みで自己紹介するところから始まりました。「名前は名前だろ?」とモヤモヤしながらも、声調の練習のためと自分を納得させていました。
相互のメディアで取り決めはあるのでしょうが、名前は名前なのですから、尊重したほうがいいのではないかなあと思うのですが。
11/17 vsCUB ○
今日も先制した後、犠飛にタイムリーと効率良く小刻みに得点を重ねる侍ジャパン。先発は早川。悪天候に良いイメージがなかったのですが、不安的中。4点リードの6回、先頭四球から長打を浴びて失点、さらに1アウトからデスパイネに四球を出したところで降板となりました。ランナーありの場面を任されたのは横山。オーストラリア戦で調子が今ひとつなところを露呈していましたが、ここでも連打を浴びて1点差にまで迫られてしまいます。代わった鈴木昭がなんとか抑えて同点には至らず。
その裏、6番手で登板したモイネロからチームメートの栗原が押し出しを選んで2点差に戻しますが、回またぎの鈴木昭が四球とヒットで一・二塁とされ、一死を取ったところで清水に交代。デスパイネの打球はピッチャー前、ぼてぼてゴロの進塁打…と思いきや、清水がこれを一塁へ悪送球! ランナーふたりが還って同点に追いつかれてしまいます! 清水は続く元同僚のマルティネスに四球を出してピンチを広げるも、残り二死を奪って踏ん張ります。
モイネロの前に得点を奪えないまま、またぎの清水がゼロに抑えた8回裏。先頭小園がエラーで出塁。続く辰己の打席で、モイネロのストレートが肘に直撃。頑丈な辰己がめずらしくうずくまって動けず、代走を送られるほどでした。人の好いモイネロがこれに動揺した…のかどうかはわかりませんが、一死一・三塁となった後、またも同僚対決となった栗原に粘られ、7球目。レフトへ浅いフライとなりましたが、小園の代走五十幡がタッチアップのスタートを切ります。さすがは韋駄天、ゆうゆうセーフとなって侍ジャパン、勝ち越し成功!
9回は連投の大勢に代わって、この大会大きな飛躍を遂げている藤平が登板。しかし、さすがに中継ぎと抑えでは勝手が違います。しかも雨天ですから、投げにくさもあったでしょう。一死から連打を浴び、さらに死球で満塁に…。
浮き気味のフォークを避け、5球連続直球勝負でなんとか見逃し三振を奪って二死とするも、最後の打者にはボール球を見極められ、カウント2-2となります。さらに直球をファウルされての6球目でした。バッテリーが選んだのは、もう投げないと思っていたフォーク! 虚を突かれた打者は目論見どおりの空振り三振、試合終了! 感情こもったガッツポーズを見せた藤平、大歓声の天母球場! これでBグループ1位通過決定です!
それにしても大雨の中、疲労困憊の状態ながら4時間もの熱いゲームを見せてくれた両チームには本当にお疲れ様のひとことしかありません。普段回またぎしない投手もフル回転となりました。インフルエンザ罹患の報道があったモイネロが3イニングも投げたことには驚きましたが。試合後辰己を探し回っていたらしいです。本当にいい人…。1安打2四球のデスパイネの威圧感もさすがでした。
11/18 vsDOM ○
スーパーラウンドが決まったことで、メンバーを入れ替えてオープニングラウンド最終戦に挑む侍ジャパン。紅林もショートスタメンで出場です。初回、押し出し後の二死満塁で打席が回るも残念ながら打点はならず。
その裏、戸郷が開始6球で同点とされ、2回にも勝ち越し点を奪われるも、3回表、満塁から佐藤のタイムリーで同点とします。しかしここで日本に大きなミスが発生。一塁ランナーだった紅林が三塁を狙ってアウトになるも、勝ち越しランナーのはずだった栗原がホーム手前で走塁を緩めており、アウトの方が先だったため得点は認められず。同点と勝ち越しでは試合展開が大きく異なります。まさに「緩み」が影響した局面となりました。
戸郷は悪天候もあってか4回2失点で交代となりました。打線は5回に栗原・坂倉の連続タイムリーで2点追加すると、二死満塁から紅林のゲッツー(…)の間の1点で3点差とします。6回には井上の暴投で1点返されるも、その直後に古賀のタイムリーで突き放し、9回には紅林・佐藤・五十幡がタイムリーを放ち一挙5得点のダメ押し。投手も隅田→横山→北山とゼロで抑え、結果11-3と大勝で台湾での試合を終えました。
次の舞台は東京ドーム。連覇を決めてもらいましょう!
ドラマ寸評(2024年第4期①)
- 2024/11/16 (Sat) |
- ドラマ |
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『おむすび』
ヒロインが運命的に出会った夢に向かって邁進していく…という王道展開ではあるものの、そこに至るまで少し回り道した今回のお話は、序盤でやや停滞した印象を受けました。
ヒロインには彼女を前向きにさせない過去の記憶があり、自分らしく生きるためにはそのトラウマを清算しなければならなかったのですが、その秘密が明かされるまでかなりの話数を消費することになりました。最近の朝ドラはスピーディーなものが多かったのもあってか、このお話は開始早々から批判を浴びることになってしまいました。
ただ、この朝ドラにしては複雑な構成が、阪神大震災からスタートしたといっていいヒロインの人生そのものを表しているのかもしれません。
結は神戸に戻りますが、それは帰郷ではありません。彼女の故郷は祖父が言ったように、すでに糸島になっています。幼少期を過ごした神戸は、結にとっては未知なる先を目指す新天地、彼女の夢や希望そのものへと変化しているのです。
それは神戸や多くの被災地が目指す「復興」の真理なのではないかと感じます。過去の姿に戻す復旧ではない、さらに未来へ針を進める復興。神戸へと「旅立つ」結も、その地と同じ道を歩もうとしています。
結が過去を払拭できたのは「ギャル」のおかげでしたが、派手な化粧やパラパラは自我の開放という点ではわかりやすいきっかけだったのかもしれません。歩と同世代の自分はギャルとは程遠い場所にいたので、あまり共感はできませんでしたが。ただ自分にも開放される場所はもちろん存在したわけで、それが結とは異なっただけということなのでしょう。
安室ちゃんはドンピシャ同世代ですから、真紀ちゃんとのエピソードは切なくなりました。象徴的な曲が『PARADISE TRAIN』というのも絶妙です。
『カーネーション』
いったい何度目やねん!?
…というくらい観ていますので、ストーリーは全部頭に入っています。しかし何度観ても感動するし泣けるしで、やっぱり朝ドラ史上最高傑作に間違いありません。
展開はわかっているので脚本や演出など細かいところに目が行ってしまいますが、細部に至るまで手抜きがありません。この世界観が好きだったんだよな~としみじみしながら楽しんでいます。
ただ安達もじりの演出はやっぱりひっかかっちゃうなあ…。
ヒロインが運命的に出会った夢に向かって邁進していく…という王道展開ではあるものの、そこに至るまで少し回り道した今回のお話は、序盤でやや停滞した印象を受けました。
ヒロインには彼女を前向きにさせない過去の記憶があり、自分らしく生きるためにはそのトラウマを清算しなければならなかったのですが、その秘密が明かされるまでかなりの話数を消費することになりました。最近の朝ドラはスピーディーなものが多かったのもあってか、このお話は開始早々から批判を浴びることになってしまいました。
ただ、この朝ドラにしては複雑な構成が、阪神大震災からスタートしたといっていいヒロインの人生そのものを表しているのかもしれません。
結は神戸に戻りますが、それは帰郷ではありません。彼女の故郷は祖父が言ったように、すでに糸島になっています。幼少期を過ごした神戸は、結にとっては未知なる先を目指す新天地、彼女の夢や希望そのものへと変化しているのです。
それは神戸や多くの被災地が目指す「復興」の真理なのではないかと感じます。過去の姿に戻す復旧ではない、さらに未来へ針を進める復興。神戸へと「旅立つ」結も、その地と同じ道を歩もうとしています。
結が過去を払拭できたのは「ギャル」のおかげでしたが、派手な化粧やパラパラは自我の開放という点ではわかりやすいきっかけだったのかもしれません。歩と同世代の自分はギャルとは程遠い場所にいたので、あまり共感はできませんでしたが。ただ自分にも開放される場所はもちろん存在したわけで、それが結とは異なっただけということなのでしょう。
安室ちゃんはドンピシャ同世代ですから、真紀ちゃんとのエピソードは切なくなりました。象徴的な曲が『PARADISE TRAIN』というのも絶妙です。
『カーネーション』
いったい何度目やねん!?
…というくらい観ていますので、ストーリーは全部頭に入っています。しかし何度観ても感動するし泣けるしで、やっぱり朝ドラ史上最高傑作に間違いありません。
展開はわかっているので脚本や演出など細かいところに目が行ってしまいますが、細部に至るまで手抜きがありません。この世界観が好きだったんだよな~としみじみしながら楽しんでいます。
ただ安達もじりの演出はやっぱりひっかかっちゃうなあ…。
ちょっと休憩
- 2024/11/09 (Sat) |
- 日記 |
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