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続・風花の庭

朝がほの凋まぬほどに降り晴れて雨より後の秋のあつさは(上田秋成)

今日までのプロ野球

  posted by さや at 11:40:57 │EDIT
9/27 vsH ●

福岡に異動しての対ソフトバンク最終戦。アドバンテージ2を目指す優勝チームは一切の隙なし! 怒濤の攻撃で序盤にして6点差! いつもならテレビの前から立ち去っていたであろう展開ですが、中村晃の引退試合ですから我慢しました(涙)
良いところといえば、復帰した廣岡が最初の打席でホームランを放ったことと、紅林の18号くらい。廣岡はヘルニア手術で、今年は無理かなと思っていましたが、さすがの回復力でした。紅林もあと2試合、なんとか20本に届いてほしいです。先発髙島は3回を投げ切れず6失点。今年はコロコロ配置転換されて大変なシーズンだったと思いますが、最後はローテを守り貯金1で終われたのは立派です。来年は先発の軸となることを期待します。
さて、よその引退試合にはボロ勝ちしておいて、自分とこでもボロ勝ちする容赦なしのソフトバンク。ひとつ言わせてもらうと、中村の最後の打席で岩嵜の登板を合わせるために山岡を失点覚悟で回またぎさせるしかなかったり、こちらのブルペン起用は大変だったのだよ(涙)
最初の打席で二塁打を放った中村。その後の打席は快音響きませんでしたが、7回裏、ついに岩嵜と中村、同期入団同士の最後の対決の時がやってきました。もちろんソフトバンクファンもオリックスファンも大歓声。キャッチャーも帝京出身の石川に代わりました。勝負決したのは3球目。打球はファウルゾーンに打ち上がりました。石川がキャッチしてアウト。引退試合だとわざと取らない場合もありますが、ここは同期ふたりの真剣勝負ですから取る選択肢しかありませんでしたね。
と、これが中村の最終打席となるはずでしたが、容赦ないソフバン打線はその後もドッカドッカ打つものだから、8回裏もランナーが溜まって中村の打順が近づいてきます。近藤・栗原で3アウトになったのは、きっとわざとだろう…そうに違いない…(涙)
9回裏、ちょっと意地を見せたオリ打線は山中の2点タイムリーで12-5とします。しかし池田のショートゴロで試合終了。最後に中村へボールが渡ったのでよしとしよう…。
中村晃は敵ながら好きですし、応援したくなる選手でした。同じくソフトバンクの長谷川コーチをFA獲得調査したことも記憶に新しいですが、彼らのようなチームを引っ張れるベテランの存在をいつもうらやましく思っていました。なんといっても悔しくて寝不足の一打は忘れられません。ファウルがホームランになって得したはずなのに、納得いかない表情でダイヤモンドを一周していた中村の姿には感動すら憶えました。
ブログを読み返してみると、中村には打たれてばっかり…本当に強くて、厄介で、最後まで怖いバッターでした。もう対戦しなくて済むと思うと安堵するはずなのに、しみじみ淋しいです。


9/29 vsL ●

消化試合なのに全然気楽な試合ができないオリックス。お次は2位死守に燃える西武。しかも平良…。
ところが初回、連打が出ます。「ゲッツーの間の1点!」と冗談でも口にすべきではなかった。これが言霊か…。
もちろんその後は得点できる気配なし。しかしこちらの先発東松も、前回で何かをつかんだのか、2回に長谷川に逆転2ランを浴びた以外はほぼ完璧な投球を見せます。6回のピンチも踏ん張り、被安打3奪三振4と来季への希望を見せてくれました。負けがついていい内容ではないにもかかわらず、反撃できない打線は最後の一死二塁のチャンスも活かせず試合終了。
最後の最後で4連敗…最多借金10…。
唯一の楽しみのタイトル争いも、ほぼ確定のエスピノーザの最多勝以外、抹消されたマチャドの最多セーブはライバルたちが多く試合を残しており風前の灯火。西川の最多安打も同じくです。しかも相手はM西川だけかと思ったら、H近藤もものすごい勢いで追い上げてきました。

いよいよ、今シーズンも残り1試合となりました。
終わり良ければすべて良し、ではありませんが、最終戦に負けると来年の開幕まで実に174日間も機嫌が悪くなってしまう羽目になりますから、最後くらいは笑って終わりたいものです。








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今日までのプロ野球

  posted by さや at 19:53:41 │EDIT
9/22・23 vsM ○○

シーズンの終わりも見えてきました。しかし東松が先発に抜擢されたのは、若手のお試しというわけではなく、ここに来ても怪我人でローテを回せないがゆえの苦肉の策という理由が透けて見えます。なんだかなあ…。
先制された直後の2回裏、苦手ジャクソンから紅林が同点ホームランを放つも、すかさず勝ち越しされてしまいます。2回まではやや制球に乱れが見られた東松は、3回からは落ち着きを取り戻し、試合は膠着状態に。若月のソロで1点差に迫ったその裏を3三振で抑えた東松。すると6回、代わった八木から来田が同点ホームラン! さらに連打が出ると、ベンチは紅林にバントを指示。いつもなら「ホームランを打った紅林に!」と苛立つところですが、得点すれば東松が勝ち投手になりますからここはやむなし。そのチャンスをものにしたのは野口。微妙な内野安打で目論見どおり勝ち越しできました!
その裏は東山が登板。今季は育成から支配下登録され、1点リードの場面で起用されるまで大出世を遂げました。期待に応えて三者凡退。2点加えた7回以降は、椋木→山﨑→マチャドの盤石リレーでリードを守り、東松に初勝利をプレゼント! ニコニコ東松の初々しいインタビューは眼福でした。
ZOZOマリン最終戦の先発は九里。終盤に来て安定した投球が続いています。この日もほぼ完璧な内容で相手打線を封じますが、味方も新たなオリキラー・ルケーシーに対し手も足も出ず、異常に早いテンポで試合が進みます。
スコアボードにゼロが刻まれること14個。先に降板したのはルケーシーでした。こうなると試合は動きがち。中継ぎの柱・鈴木にあっさり2アウトを取られ、打席は若手の池田。鈴木が油断した…というわけでは決してないでしょうが、2球目のストレートが真ん中に入ってきました。それを逃さなかった池田、振り抜いた打球は左中間! そのまま伸びてスタンドへ! プロ初ホームランは値千金の先制打! ベンチ前でキャッチボールをしていた九里も大きくガッツポーズ!
リードしたことで山﨑へ継投、しっかりゼロで抑えます。9回表、相手マウンドに立ったのはなんと石垣。オリックスがクジで外した石垣。いきなり四球でランナーを出すもその後3つアウトを取られ、そのうち2つは三振でした。さすがオリが指名した投手やね!(涙)
最後はマチャド。昨日一発を打たれた山口もしっかり抑えて単独トップの35Sを記録! 九里に勝ちがつき、マチャドにセーブがつき、殊勲打を若手が放つ。消化試合はこうでなくっちゃ!
しかし相手の解説にも心配されていた3三振の杉本。100号へのプレッシャーか、仲良しの山田に続き、数少ない先輩だった西野の引退報道があったせいなのか…。
西野はまだまだやれると思っていただけに、ショックでした。キャリアハイの成績を記録した昨年ほどではないにしても、今年も存在感を示していましたから。新人王も夢でなかったルーキーイヤーから、日本シリーズのお立ち台まで、西野にはたくさん夢を見せてもらいました。まだ夢の続きを見せてもらいたかった。淋しい限りです。


9/25 vsH ●

平野の引退試合。それを最後まで目に焼きつけました。耐えました。シーズン中なら絶対に途中でチャンネルを替えるであろう展開でも…!
先発は陳。支配下登録されて以降、一軍登板はまだかまだかと首を長くして待っていましたが、一軍合流の報道が流れた後もなかなか出番が来ませんでした。まさかソフトバンク戦とは、めぐりあわせが悪いにも程がある。
なにせ、優勝後もまったく手を緩めていないソフトバンク打線です。しかし、6失点はなかったと思うのです。エラーさえなければ!!!
ズルズル点を取られ、結局1回を投げ切れなかった陳。苦い初登板となりましたが、まだ20歳ですから来年の飛躍を期待します。
それにしても情けないのは先輩たち。引退試合だからか? 先週のトラウマか? もうちょっと良い試合にできたのではないか??
投手は出る人出る人皆四球祭り(ゾーンは狭めだったが)。佐藤以外無失点だったのが奇跡のよう。しかし序盤で9-0となれば相手の松本も気楽ですし、こちらの攻撃も雑になります。それにしてももうちょっとなんとかならんのかいと、溜まり切ったイライラゲージにも耐え、長い試合もようやく9回。
「WARNING WARNING」…いつもの映像が流れます。登場したのはもちろん平野。
奇しくも打席は、同じく今季引退の中村晃。ソフトバンクも最後の京セラ戦とあって途中出場していたものの、めぐりあわせは偶然でした。こんな冴えない試合に、神様が用意してくれたプレゼントだったのかな…。
何度も対戦を重ねてきたふたりの、最後の一打席です。
かつて150キロをゆうに超えていた平野のストレートは、130キロ台でした。それでも最後は代名詞のフォークに中村のバットが空を切り、平野の最後のマウンドは、通算1001個目の三振で幕を閉じました。
マウンドへ歩み寄った岸田監督と握手。拍手と歓声の中、サラッと去っていくところも平野らしい。
セレモニーのスピーチも平野らしさ全開で、やっぱり泣かされて笑わされました。金子千尋と岡田元監督の登場には、昔を思い出してしみじみ。あの頃とは何もかもが変わったオリックスだけれど、やっぱりオリックスを応援してきてよかったなと思います。


8/26 vsF ●

京セラ終戦にして西野・山田の引退試合。外出していたので観られませんでした。エスピノーザが完璧な投球をしているというのに、伊藤の前にほぼチャンスを作れない打線…。7番セカンドでスタメン出場した西野が2安打しているというのに…。
8回、ついに失点してしまいましたがあとで映像を観ると、うーむ…。まあ…防げたよね…。
9回表には山田が登板。郡司ひとりを抑えました。相手も負けられない試合ですから、本気で勝負してくれたのではないかな。ふたりとも、「まだやれるのでは?」と思えるような内容でしたから、本当に淋しいです。
そして山田に代わって出てきた椋木がホームランを浴び、2点差になってしまいました。もちろんその裏はアッサリで試合終了。なんなのいったい。引退試合、京セラ最終戦で見せる試合か? と、家にいたら叫んでいたであろう。
それにしても岸田監督の挨拶中に聞こえた声は、実に不愉快です。チームが弱いとああいう客が現れますが、チームの成績以上に不愉快です。本当にやめてほしい。
セレモニーの山田・西野のスピーチはしみじみしました。最後まで彼ららしかったです。淋しいなあ…。




今日までのプロ野球

  posted by さや at 09:27:33 │EDIT
9/15~17 vsH ●●●

M5で大阪にやってきたソフトバンク。西武が…西武がひとつでも勝ってくれれば…!
という、他力本願がいけなかったのでしょうか。先週はニコニコモードだったジェリー、今日は若月とのバッテリーで初回からランナーを溜めたりと不安定でしたが、4回に宗のエラーから失点してイライラモードに。5回には柳田の3ランでトドメ。その間打線といえば、モイネロの前にランナーすら出せず。5回裏にようやく1点返すも、追加点は取れず。6・7回にも1点ずつ返しますが追いつけずに試合終了。日ハム戦の乱闘未遂から勢いを欠く西武も1-0で敗戦…M3…。
水曜の西武は試合なし。こちらは九里と上沢のマッチアップですが、今日の九里は力投でした。たびたびのピンチを切り抜け、連勝中のソフトバンク打線を6回無失点に抑えます。しかしその間打線といえば、毎回ランナーを出す割に毎回無得点。チャンスに追いかけられそのたび凡退していた麦谷のメンタルが心配です。代打を出すような時期でもないし…。
ブルペン勝負となるも、結局9回まで0-0が続きます。椋木・山﨑・マチャドを使い切った時点で、こちらの余力はゼロでした。延長一番手が連投できない岩嵜かあ…そんな立場ではないのだけれども…。ここでいきなり堰を切ったように4点取ってくるあたり、さすがのソフトバンクです。
ちなみにこの敗戦でBクラスが確定しました。わかっていたことですからどうでもいいのですが。
マジックが一桁になってもプレッシャーなど微塵も感じないソフトバンクに対し、連打は出ないわエラーはするわ、すっかり覇気を失っているオリックス。むしろプレッシャーはこちらにあるのでは…?
いよいよ(ソフトバンクにとっては)運命の木曜日。我が家の西武ファンも「達に勝てるわけがない」と言い切っていたので、もう胴上げ見届け人になる覚悟はできていました。それでもさあ…2年前も同じ目に遭っているのに、もうちょっとさあ…。
紅林のホームランで先制するも、1-0で勝てるわけがないことは織り込み済み。しかし曽谷の緊急降板は想定外でした。5回までは危なげなかったのですが、6回に急変。ヒット→死球→タイムリーで同点となったところで、トレーナーがマウンドへ。…へ? え? ええ?
終わった。隙を見せると見逃してくれないのがソフトバンク。代わった富山も流れを止められずまたたく間に3失点。取っても1点が限度のオリ打線に対し、一気にたたみかけてくるソフトバンク。これが首位とBクラスの差…。
その裏を5球で終わるオリ打線。しかもその直後にエラーをかますものだから、イライラゲージが溜まってきます。8回にも太田が悪送球、9回表は博志が投ゴロを悪送球でゲージの針は振り切れました。エラーは博志についたものの、二遊間はなぜベースカバーが遅れたのかな?
ちなみに西武はこの時点で敗れていました。7-1でセーブがつかない場面でもベンチが送り出したのは抑えの杉山。集中力のかけらも感じない三球三振をかます太田。最後の内藤はいい当たりでしたが、栗原のミットにおさまるサードライナーで試合終了。いやー、なんかあたりまえのように負けましたね。優勝が決まってワーッとマウンドに輪を作るでもなく、あたりまえのようにニコニコしながら集まってくるだけのソフトバンクもどうかと思いますが。ファンの方が泣いていたぞ。というか、泣きたいのはこちらだぞ。(負け惜しみ)
情けないのひとことです。
オリックス以来の3連覇ですが、4年目でガックリ成績の落ちたオリとは違い、ソフトバンクの覇権はこれからもまだまだ続きそうな気がします。むしろオリの連覇がソフトバンクに火をつけて、それまでは存在していた強者のわずかな隙をすっかり埋めてしまいました。この牙城を崩す方法は果たして存在するのでしょうか。


9/19~21 vsF ○○●

優勝見届け人の傷も癒えていないのに、次は苦手のエスコン。しかも相手は伊藤。こんなん4連敗確定やん…とあきらめモードでいたら、まさかの白星でした。
試合は見られませんでしたが、先制したのはオリックス。復調している山中と初タイムリーの内藤による2得点。最多勝がかかっているエスピノーザ、4回に同点2ランを浴びてしまいます。しかし同時刻に行われている楽天戦で同じ12勝のH前田が打ち込まれています。なんとか援護を! と祈るものの、5回に大塚に勝ち越しソロを浴びてしまうエスピノーザ。ところが完全に消化試合に突入したオリックス、1点を守る野球にこだわらなくなったおかげか、今日はまさかの乱打戦! 6回に宗が逆転2ラン! その裏柴田のソロでまた同点! 7回に西川の2ランでまた勝ち越しで伊藤をKO!
その裏のピンチを切り抜けたエスピノーザ。8回は山﨑が完璧に抑え、ダメ押しの1点が入った9回裏はマチャドがあっさり〆! エスピ13勝! マチャド32S! 西川の最多安打も見えてきた!
エスコンは「打ち勝たなければダメ」とやっと気づいたオリックス。翌日もいきなり宗の3ランで先制。2回にも2得点、5回にも3点が入り、8-2! 4ゲッツーしているとは思えないスコア!
大量援護をもらった髙島、ソロ攻撃で追い上げられるも6回4失点で7勝目。先発と中継ぎをいったりきたりと大変なシーズンでしたが、貯金で終われそうです。
西川のソロもあって9-4、「わははは」とひさびさに気楽に構えていましたが、9回に才木が登板すると空気が一変。四球→ヒット→四球で無死満塁という大惨事に。ということで、マチャドの出番です(セーブシチュエイションだし)。肩ができていなかったのか、水谷には押し出し。一発出ればすわ同点です。エスコン以外ならそこまで不安はないのですが、なにせここは魔境。何が起きても不思議ではありません。さっきまでの余裕はどこへやら、吐き気をもよおすオリファン。
しかしなんとか1点とひきかえにアウトをもぎ取ります。ようやくあったまってきたマチャド、水野は力押しで三振。最後の柴田もセカンドゴロに打ち取り、試合終了! パ・リーグトップタイの33S目ごっつぁん!
こうなると「スイープできそう」と根拠のない自信が湧いてくるオリファン。しかし現実はそう甘くありません。先発山口がエスコンの洗礼を受ければ、打線は天敵・加藤の前に凡打の山。5回、野口の3ランでようやく同点に追いつくも、その裏に勝ち越され、結局5-3で敗戦。加藤に献上した白星は、今季だけで5個というお得意様ぶり。苦手苦手と言いながら、もう何年経つのよ…。

さて、今年も残すところあと7試合となりました。今カードはひさびさに楽しめましたが、今後も来季への希望を残すような内容を見せてほしいところです。
この時期は淋しいニュースが増えますが、オリからも山田の引退の報が。ルーキー時代、初先発の試合で一死満塁の大ピンチを併殺で終えた時の魂の抜けた表情は、今でも鮮明に憶えています(打者はH松中だった)。そこからTJ、育成落ちを経て、2018年の大車輪(馬車馬…)の活躍で飛躍を遂げました。3連覇中も貴重な左の中継ぎとして、緊急登板やピンチの場面で大きく貢献。オリのブルペンには欠かせない戦力でした。
若い頃は、一年違いの西がよく面倒を見ていたように思います。まさか西より先に引退するとは思いもしませんでした。気づけばもう35歳、オリの敦賀気比勢のいちばん先輩です。時の流れは早いですね…。





ドラマ寸評(2026年第3期・最終回)

  posted by さや at 10:13:46 │EDIT
『Tシャツが乾くまで』
序盤はサスペンス風味でしたが、充が帰ってきてからは少しテイストが変わりました。咲子が失踪した後充が開いた座談会、さらには咲子がバツ4と暴露するあたりのコメディチックな演出には唖然となりながらの視聴でした。もちろん批評は賛否両論、むしろ否の意見が目立ちます。
同じ脚本家の『海のはじまり』でもそうでしたが、終盤に登場人物が下す結論は、こちらの予想や期待を見事に裏切ります。もちろんそれは「あえて」ではなく、最初から用意されていたゴールなのだろうと思います。
人の感情に型はありません。その場その場によって揺れるし、ぶれるし、時には自分でも思いがけないような衝動に突き動かされることもあります。もちろんその矛盾に気づいていても、自分は自分を否定できないから、衝動のまま進んでしまう。自分にとってはそれも含めて自分なのです。
はたから見れば理解できない。バツ4を隠していた咲子も、自分は失踪しておいて咲子がいなくなると狼狽する充も、いつしか妻を亡くした悲愴感を失っている樹生も、ずかずかと人の領域に踏み込んでいくあずさも。
しかし、その「理解できなさ」もまた、人と人との関係において不可欠な要素です。自分は理解していると思っていた他者が突然知らない顔を見せた時に、なぜか傷ついてしまう。しょせん他者は他者であり、勝手に理解していると思っていただけなのに。
このドラマも同じです。いつの間にか、自分の中にある型に登場人物をあてはめていたのだろうと思います。充には失踪癖を悔いてほしかったし、咲子は充を愛する純粋な女性でいてほしかった。樹生はいつまでも妻だけを想っていてほしかったし、あずさが充とバスに乗った理由はやむにやまれぬものであってほしかった。しかし展開はそれを許してくれなかった。理解の範疇を超えた瞬間、受け手の感情は目の前の人やものに対して否定側に転がってしまいます。
創作は受け手あってのものですから、視聴者の型を最大限超えないように作られるものだと思っていたので、それをやすやすと壊し否定をも恐れない生方美久という脚本家の創作方法は特殊ですし、それを受け入れる製作の寛容さにも驚かされます。
「良い作品だった」と一概に判断することは難しい作品です。少なくとも、序盤のクオリティを守り切れてはいませんでした。古書店主のデリカシーのなさは創作であっても拒絶反応が出ますし、後半に樹生の存在感が薄くなったことや直人のキャラの掘り下げの薄さも気になります。それでもこの複雑な人間という生き物を生々しい手触りで体現した咲子や充の存在感は圧倒的でした。蒼井優と松山ケンイチでなければ、駄作になり果てたように思います。
ハッとするのは、死んでしまったあずさという存在が、最後まで「生きている人間が語るあずさでしかない」点です。この作品においてほぼ最初から亡くなっているあずさという存在は、『この世界の片隅に』に登場する「記憶の器」という言葉そのもので、樹生や充、古書店主のそれぞれの記憶によってしか語られません。『海のはじまり』の死んでしまった元恋人と同じで、死んでしまった彼女はもう自分の言葉でその真意を語ることはできません。生きている人が、それぞれの記憶の器の中で彼女の心中を想像するしかないのです。彼女を直接知らない人も、知っている人が語る「彼女」を受け取り、その器の中にその人なりのあずさを生み出します。咲子の前に現れたあずさは、充たちの記憶の器から受け取った咲子の中にいるあずさ。それは本当のあずさではないのかもしれない。しかしもう知りようがない。そして生きている人にとって都合の良い人物に仕立て上げられたとしても、死んでしまった人間にはどうしようもない。樹生にとっては良き妻で翔の゙良き母、充にとっては赤の他人という理解者、咲子にとっても生きていたら良き友人になれたであろう存在。少しでも他者(死者であっても)に良く思われたいという生者の本能の投影にも思えて少しぞっとしますが、脚本家の死生観なのだろうと思います。『海のはじまり』でもそうでした。

『告白 -25年目の秘密-』
最後まで予想の範疇は超えませんでしたが、まあまあ面白く視聴できました。しかし最近の玉山鉄二といったらこんな役(一見いい人だけど実は悪役)ばかりで悲しくなりますよ…。いつからこんな俳優に…。
ふたりが再会するラストまで想像どおりでしたが、最後までツンデレを貫いた麻里子のキャラは良かったですね。Huluでその後のふたりのエピソード(インタビュー形式?)を放送しているらしいですが、要るか?

『リラの花咲くけものみち1&2』
北海道&獣医学部、というと『動物のお医者さん』を思い出しますが、徹底的に陽の空気だったそれとは違い、こちらは獣医師が直面する陰の部分も描いています。
シーズン1を見逃していたので、続編の放送前に再放送をイッキ見し、毎回泣かされました。そしてシーズン2も毎回泣いていました。
2010年に口蹄疫が日本で発生した際は恥ずかしながらまるで無関心だったのですが、このドラマであらためてその悲惨さを思い知らされました。一頭一頭、薬を注入され崩折れていく牛たち。身ごもった者も、健康な者も、皆殺される。命を救うはずの獣医師が命を奪っていく矛盾に疲弊する心。「人間ならこんなことしないのに!」という孫娘の言葉が刺さる。
誰もいなくなった真っ白の牛舎。これまでコツコツと築き上げてきたものをいっぺんに失った、そこは無の世界。キャストたちの迫真の演技もあって、胸に詰まらされました。
それでも、命はめぐる。この世界は人も動物も、生き物たちの息吹であふれている。聡里や七海の傷ついた心が命の輝きによって癒されていくさまが丁寧に描かれていて、じんわりぬくもりがしみわたっていきました。NHKならではのひさびさの良作だったと思います。






今日までのプロ野球

  posted by さや at 20:07:38 │EDIT
9/8~11 vsL ●●●○

相手が平良ですから勝てないだろうとは思っていたものの、ジェリーが好投しただけに悔しい敗戦でした。堀と組ませたのには驚きましたが、案外好相性だったのか、8回2失点で負け投手にはなったものの降板後は満足げに見えました。失投もネビンのタイムリーと、8回の先頭カナリオに長打を打たれた2球だけに見えましたし。堀の強気の配球が裏目に出ましたが、若手捕手あるあるですかね。しかし堀に代打麦谷はちょっと意図がわかりませんでした。
雨で中止と思われたほっともっとの水曜日は強行開催。疲れている九里に休養を与えてほしいという望みも絶たれ、今日もビッグイニングを作られて11敗目となりました。九里の落ち込む姿はもう見たくないよー(涙)
日曜日からすっかり覇気のない打線は、相手先発の菅井が足をつったのか緊急降板するというアクシデントも活かせず今日もゼロ行進。あれ…ずっと得点入ってなくない? まあ、途中からH-F戦に切り替えていたわけですが。
雨の上がった木曜はほっともっと最終戦。なぜかまた中5日の髙島。なぜか前回勝った堀でなく捕手は若月。まあ、連戦で疲れているだろうし負け続きだし…と理由を勝手にあれこれ考えるものの、石川もいるのだから、練習前に打球を顔に受けた若月を消化試合に無理して出さなくてもよくない?
初回、組み替えた打線が功を奏し4番宗のタイムリーで先制に成功。ひさびさの「1」がスコアボードに刻まれました。ところが、さすがに連続中5日の疲労はいかんともしがたく、髙島がその直後に4失点。4回にも2点取られて撃沈。ところが今日はちょっと頑張る打線。5回に2点返すと、田嶋・岩嵜・山岡が踏ん張り、8回に相手のエラーで1点差に迫ります。しかし代打西野の打球は惜しくもショートゴロ。このまま9回裏に繋げたいところでしたが、片山がネビンに2ランを浴びて結局撃沈。神戸最終戦を勝利で飾れませんでした。最後の花火も雨の中でいまいち映えず…。
4タテ覚悟の金曜日、先発は山口。髙島を連続中5日にしたのは、山口を悪条件の神戸ではなく京セラで登板させたかったのだろうと想像しますが、それだけでなくチームも連敗中とあってか、山口なりにいろいろプレッシャーを感じていたのだろうと思います。我が家の解説者も前回のような思い切りの良さがないと指摘していましたが、初回、不運な当たりが続いて失点。その後も失点こそ免れたものの、連続四球などあまりいい内容ではありませんでした。
チャンスは作るもなかなか得点できなかった打線は4回、復調ぎみの山中のヒットから二・三塁として、渡部のタイムリーで逆転に成功。中川が怪我で抹消された(またか、という失望は置いておいて)この隙に、活躍してスタメンを奪還してほしいですね! 守備は文句なしですし!
直後の5回表。ここを投げ切れば勝利の権利ゲット、という前回と同じシチュエイションで、またも一発を浴びる山口…。疲れが見えていましたし、課題はスタミナかもしれません。同点弾のみならず、おまけの2ランまで浴びて1点差が2点差に…。
「今日は負けそうな気がする」と言っていた我が家の西武ファン。渡邉も緊急降板して割とピンチでしたが、逆転したことで5回から守備固め源田を投入する執念を見せてきました。しかし回またぎ浜屋から連続四球でチャンスを作ると、西野のタイムリーで1点差に。こちらも回またぎの博志はしっかり三者凡退で、流れを作ります。するとその直後、西川の犠飛と宗のタイムリーでまたも勝ち越し!
こうなると勝ちパターン3人の登場。7回は椋木、しかしひさびさの登板の影響もあったのか、無死一・二塁の大ピンチ。二死とするも渡部の打球は痛烈三遊間…かと思いきや、宗がダイビングキャッチ! はしゃぐ椋木!
8回は山﨑、二死一塁でカナリオの打球が山﨑の足に当たって大きく跳ねますが、宗がキャッチして一塁へ、またも宗!
最終回はもちろんマチャド。なんなく二死を取るも、ネビン・中村に連続ヒットを浴びるマチャド。しかし最後は三たびの宗! 渡部をサードゴロに打ち取り試合終了! 連敗脱出! にぎやかなお立ち台も壮観でした!
…と、喜びたいところですが、たびたび来田にバントをさせる不可解な采配が。なぜ負けこむとこうなる。4番打たせてたやん。


9/12 vsE ○

なぜか土曜日だけの楽天戦。エスピノーザになんとか12勝目を! と祈る中、2回に紅林が初ヒットで出塁。さらにこの日昇格した杉本もヒットで一・三塁としてから、若月の2点タイムリーで先制。3回にも1点追加。4回はチャンスを作りながら得点できず。リードしてはいるものの、大量得点していてもおかしくない展開がもどかしい。そういえば、今日はバントしないんだ…。
序盤は完璧だったエスピノーザですが、2巡目からやや制球が怪しくなり、ついに6回、2点を返されてしまいます。さらに宗山・マッカスカーという強打者に連続四球で満塁となったところで投手交代。点差があればもっと楽に投げられていたであろうに…打線のせいで…。
次はYG安田・辰己という左打者ですから、富山かなと思ったら。
(゜ロ゜)田嶋!?
なに、火消しテスト!?
いきなり3ボールになって押し出しを覚悟しましたが、見逃しとファウルでカウントを戻します。しかしそこからスライダーをことごとくファウルにする安田。そして10球目、「次は球種を変えた方がいいかも」というテレビ解説増井の言葉どおり、最後はフォークで空振り三振! 粘り負けしませんでした!
そして辰己も初球外野フライに仕留めて3アウト! 笑顔でベンチに戻る田嶋。すっかり頼もしい中継ぎになってくれました。
7回は連投の椋木がランナーを出しつつ無得点。その裏、先頭渡部がストレートの四球を選ぶと、西川のホームランで待望の追加点が入ります! そしてなぜかボコられる麦谷!
3点差となって安心していたら、こちらも連投の山﨑が1点返され2点差に。そして最後はお約束、ランナーを溜めるマチャド。もう祈るしかありませんでしたが、最後は小深田・宗山を抑えて試合終了。無事エスピの12勝目は守られ、トップのH前田に並びました。椋木は31ホールドで1位の座を守り、マチャドも31セーブ目でトップにあと1と迫りました(もう個人成績しか楽しみがない)。
日・月と心穏やかに過ごせそうです。







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さや
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プロ野球&連ドラ視聴の日々さまざま。
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