posted by さや
at 11:01:49 │EDIT
男女フリーしか地上波生中継がないなんて…。
フィギュアの注目度はすっかり下がってしまったようです。しかし見ごたえあるTOP6の争いでした。
ペアはりくりゅうが金メダル。ジャンプで小さなミスが出たものの、見るたび精度が上がっているリフトの迫力、スピード感は圧倒的でした。この4年間で驚くべき成長を遂げたりくりゅう。オリンピックが楽しみです。ドイツやイタリアのペアもノーミスの素晴らしい演技で興奮しました。
男子はもう4回転があたりまえの時代になってきました。ミハイル・シャイドロフ選手は最初のジャンプが3A+1Eu+4Sの予定と聞いて目がテン。結局4Sが3Sになってしまいましたが、次は決まるところを見てみたい。
アダム・シャオ・イム・ファ選手はスケートが力強く情熱的で、プログラムを楽しみにしている選手です。FSはSPのラストポーズから始まるという趣向。町田樹さんの深い解説も色を添えました。前半のジャンプは良かったのですが、後半力尽きてしまったのが残念。
地元開催のオリンピックに向けて結果を残したいダニエル・グラスル選手。スタートから3本続けて4回転を成功させ、波に乗りました。ジャンプはすべてパーフェクト、独創的なスピンにも魅せられました。ノーミス演技で高得点をたたき出し、FSは2位と大躍進、感動しました。
SPではまさかの(と言いたくなる)3位発進となったイリア・マリニン選手のFSは、4回転6種7本という異次元の構成。これ成功したらどうなるのだろう…と見守った最初の4Fを難なく跳び、次の4A。SPでミスしたこのジャンプを完璧に成功させると、あとはマリニンの世界です。4Lz、4F、4Loと、まるで3回転かのように鮮やかに決めたうえ、後半の4回転はすべてコンビネーション。どれにも高い加点がつきました。コレオシークエンスでお決まりのバックフリップを決めると、もう会場もテレビの前も熱狂です。結果は238.24点ととんでもない得点で、もちろん大逆転優勝。信じられないものを見ました。この選手はどこまで進化するのだろう。誰も追随できない世界の先を見据えているように思います。それにしても「メッチャツカレタ」って、誰に教わったん…?
どよめきがおさまらないリンクへ踏み出したSP2位の佐藤駿選手。やりづらさはあったでしょうが、今季安定感を増している最初の4Lzを決めると会場の空気を戻しました。コンビネーションも4回転も次々決めると、洗練された演技で火の鳥を滑り切りました。火の鳥といえば町田さんの印象が強いですが、解説にもやや力が入っていたように感じたのは気のせいでしょうか。フィニッシュ後には大きなガッツポーズ。自己ベストで表彰台を決めました。本人より大はしゃぎの日下コーチ(笑)ちょうど楽曲が静かになるタイミングでジャンプが決まった時も、コーチの「おっしゃあ!」が聞こえていました。名物コーチになりそうです。
最終滑走は、宇野昌磨さんの引退で名実ともに日本のエース格となった鍵山優真選手。マリニン・佐藤とノーミス演技が続いて、プレッシャーもあったでしょうか。滑り出しは良かったものの、後半に細かいミスが出てFSは4位と振るわず。それでもSPのジャズは鍵山選手の新しい魅力満載でしたし、FSもさまざまな選手が滑ってきたトゥーランドットという名曲を完全に自分のものにしていました。ジャンプの着地やスケーティングの美しさは磨きがかかっており、演技構成点は6人中トップでした。総合2位ということより、ジャンプをそろえられなかった悔しさがあるでしょう。このリベンジは全日本、そしてオリンピックでかなえてもらいましょう。
オリンピック代表選考は鍵山・佐藤両選手が台乗りし、一歩リードとなりました。
出場6人中4人が日本、2人がアメリカという極端な女子。ロシアがいた頃もこんな年があったような…。
26歳で3Aを跳び続けるアンバー・グレン選手。SPでは失敗したこのジャンプをFSではしっかり決めると、第一滑走の緊張を感じさせない熟練のスケートで魅せました。北米の選手らしいスケールの大きさと凛とした演技はとても素敵でした。
SPではルッツジャンプが2回転となり得点が入らず、まさかの5位発進となった坂本花織選手。演技後に涙する姿にもらい泣きしました。たったひと晩で切り替えるのは、いくら百戦錬磨の坂本選手でも難しかったと思います。いつもより少し固い表情で始まったFSでしたが、丁寧に慎重にジャンプを跳びつつ持ち味のスピードは健在で、2Aが1Aになる抜けはあったものの大きな失点には至らず、巻き返し成功。パーフェクトな演技は全日本とオリンピックに持ち越しです。とびっきりのはじける笑顔で滑り終える坂本選手を見られますように。
3本の3Aに挑戦すると公言していた渡辺倫果選手。SPできっちり決めると、FSでも1本目にしっかりコンビネーションをつけ、2本目の単独ジャンプも着氷。回転不足もあり得点は伸びませんでしたが、その意気や良し。楽曲も渡辺選手のエキゾチックな雰囲気によく合っていて、年齢を重ねるごとに円熟味を増しています。全日本ではクリーンな3A3本を決めきってほしいです。
今季強烈なシニアデビューを飾った中井亜美選手の演技を観るのはこれが初めてでした。SPでは3Aをミスしたものの、ひきずることなくプログラムを滑り切る精神力には驚きました。FSはあこがれの浅田真央さんの前で3Aを成功させたものの、他のジャンプを決めきることができずフィニッシュでは悔しさを見せました。それでも後半のリカバリーは見事。完成度の高さは、17歳とは思えないほど。島田麻央選手も同い年ですが、まだ伸びしろがあることを考えればおそろしい世代です。この時点で坂本選手を上回り、表彰台を確定させました。
SPでは3Lz+3Loにチャレンジし、惜しくも成功はならなかったアリサ・リュウ選手。しっとりしたSPとは一転、FSでは元気いっぱいにリンクを滑りまわり、満開の花が咲いたかのような笑顔を振りまきました。一気に魅了された観客はまるでライブ会場かのように熱狂。ほぼノーミス演技で逆転優勝を飾りました。
最終滑走の千葉百音選手は滑走前からあきらかに緊張が見て取れました。SPの時からいつもの柔らかさが感じられず、それでも持ち味の安定感で得点を伸ばしたのですが、FSも出だしこそ順調だったものの、2本目の3Fの転倒が調子を狂わせました。続く3Sも再度転倒。そこから立て直したものの、影響はまぬがれずまさかの台落ち。キスクラで茫然とする表情には胸が痛みました。昨シーズンは順調に成績をおさめて迎えたこのオリンピックイヤー。グランプリシリーズも連勝し、千葉選手の代表入りは安泰と思っていました。しかし有力選手が多く控える日本女子フィギュア界において絶対はありません。千葉選手が戦っていたのは、他の選手だけでなく、大きなプレッシャーとだったのかもしれません。中井・坂本選手に後れを取ってしまった代表争い。全日本では千葉選手らしい柔らかで繊細なスケートに彩られたプログラムを見られますように。
男子も女子も、オリンピック代表選考会となる全日本は激戦になりそうです。今からワクワク…。
え…? M-1とかぶってるーーーー!!??
フィギュアの注目度はすっかり下がってしまったようです。しかし見ごたえあるTOP6の争いでした。
ペアはりくりゅうが金メダル。ジャンプで小さなミスが出たものの、見るたび精度が上がっているリフトの迫力、スピード感は圧倒的でした。この4年間で驚くべき成長を遂げたりくりゅう。オリンピックが楽しみです。ドイツやイタリアのペアもノーミスの素晴らしい演技で興奮しました。
男子はもう4回転があたりまえの時代になってきました。ミハイル・シャイドロフ選手は最初のジャンプが3A+1Eu+4Sの予定と聞いて目がテン。結局4Sが3Sになってしまいましたが、次は決まるところを見てみたい。
アダム・シャオ・イム・ファ選手はスケートが力強く情熱的で、プログラムを楽しみにしている選手です。FSはSPのラストポーズから始まるという趣向。町田樹さんの深い解説も色を添えました。前半のジャンプは良かったのですが、後半力尽きてしまったのが残念。
地元開催のオリンピックに向けて結果を残したいダニエル・グラスル選手。スタートから3本続けて4回転を成功させ、波に乗りました。ジャンプはすべてパーフェクト、独創的なスピンにも魅せられました。ノーミス演技で高得点をたたき出し、FSは2位と大躍進、感動しました。
SPではまさかの(と言いたくなる)3位発進となったイリア・マリニン選手のFSは、4回転6種7本という異次元の構成。これ成功したらどうなるのだろう…と見守った最初の4Fを難なく跳び、次の4A。SPでミスしたこのジャンプを完璧に成功させると、あとはマリニンの世界です。4Lz、4F、4Loと、まるで3回転かのように鮮やかに決めたうえ、後半の4回転はすべてコンビネーション。どれにも高い加点がつきました。コレオシークエンスでお決まりのバックフリップを決めると、もう会場もテレビの前も熱狂です。結果は238.24点ととんでもない得点で、もちろん大逆転優勝。信じられないものを見ました。この選手はどこまで進化するのだろう。誰も追随できない世界の先を見据えているように思います。それにしても「メッチャツカレタ」って、誰に教わったん…?
どよめきがおさまらないリンクへ踏み出したSP2位の佐藤駿選手。やりづらさはあったでしょうが、今季安定感を増している最初の4Lzを決めると会場の空気を戻しました。コンビネーションも4回転も次々決めると、洗練された演技で火の鳥を滑り切りました。火の鳥といえば町田さんの印象が強いですが、解説にもやや力が入っていたように感じたのは気のせいでしょうか。フィニッシュ後には大きなガッツポーズ。自己ベストで表彰台を決めました。本人より大はしゃぎの日下コーチ(笑)ちょうど楽曲が静かになるタイミングでジャンプが決まった時も、コーチの「おっしゃあ!」が聞こえていました。名物コーチになりそうです。
最終滑走は、宇野昌磨さんの引退で名実ともに日本のエース格となった鍵山優真選手。マリニン・佐藤とノーミス演技が続いて、プレッシャーもあったでしょうか。滑り出しは良かったものの、後半に細かいミスが出てFSは4位と振るわず。それでもSPのジャズは鍵山選手の新しい魅力満載でしたし、FSもさまざまな選手が滑ってきたトゥーランドットという名曲を完全に自分のものにしていました。ジャンプの着地やスケーティングの美しさは磨きがかかっており、演技構成点は6人中トップでした。総合2位ということより、ジャンプをそろえられなかった悔しさがあるでしょう。このリベンジは全日本、そしてオリンピックでかなえてもらいましょう。
オリンピック代表選考は鍵山・佐藤両選手が台乗りし、一歩リードとなりました。
出場6人中4人が日本、2人がアメリカという極端な女子。ロシアがいた頃もこんな年があったような…。
26歳で3Aを跳び続けるアンバー・グレン選手。SPでは失敗したこのジャンプをFSではしっかり決めると、第一滑走の緊張を感じさせない熟練のスケートで魅せました。北米の選手らしいスケールの大きさと凛とした演技はとても素敵でした。
SPではルッツジャンプが2回転となり得点が入らず、まさかの5位発進となった坂本花織選手。演技後に涙する姿にもらい泣きしました。たったひと晩で切り替えるのは、いくら百戦錬磨の坂本選手でも難しかったと思います。いつもより少し固い表情で始まったFSでしたが、丁寧に慎重にジャンプを跳びつつ持ち味のスピードは健在で、2Aが1Aになる抜けはあったものの大きな失点には至らず、巻き返し成功。パーフェクトな演技は全日本とオリンピックに持ち越しです。とびっきりのはじける笑顔で滑り終える坂本選手を見られますように。
3本の3Aに挑戦すると公言していた渡辺倫果選手。SPできっちり決めると、FSでも1本目にしっかりコンビネーションをつけ、2本目の単独ジャンプも着氷。回転不足もあり得点は伸びませんでしたが、その意気や良し。楽曲も渡辺選手のエキゾチックな雰囲気によく合っていて、年齢を重ねるごとに円熟味を増しています。全日本ではクリーンな3A3本を決めきってほしいです。
今季強烈なシニアデビューを飾った中井亜美選手の演技を観るのはこれが初めてでした。SPでは3Aをミスしたものの、ひきずることなくプログラムを滑り切る精神力には驚きました。FSはあこがれの浅田真央さんの前で3Aを成功させたものの、他のジャンプを決めきることができずフィニッシュでは悔しさを見せました。それでも後半のリカバリーは見事。完成度の高さは、17歳とは思えないほど。島田麻央選手も同い年ですが、まだ伸びしろがあることを考えればおそろしい世代です。この時点で坂本選手を上回り、表彰台を確定させました。
SPでは3Lz+3Loにチャレンジし、惜しくも成功はならなかったアリサ・リュウ選手。しっとりしたSPとは一転、FSでは元気いっぱいにリンクを滑りまわり、満開の花が咲いたかのような笑顔を振りまきました。一気に魅了された観客はまるでライブ会場かのように熱狂。ほぼノーミス演技で逆転優勝を飾りました。
最終滑走の千葉百音選手は滑走前からあきらかに緊張が見て取れました。SPの時からいつもの柔らかさが感じられず、それでも持ち味の安定感で得点を伸ばしたのですが、FSも出だしこそ順調だったものの、2本目の3Fの転倒が調子を狂わせました。続く3Sも再度転倒。そこから立て直したものの、影響はまぬがれずまさかの台落ち。キスクラで茫然とする表情には胸が痛みました。昨シーズンは順調に成績をおさめて迎えたこのオリンピックイヤー。グランプリシリーズも連勝し、千葉選手の代表入りは安泰と思っていました。しかし有力選手が多く控える日本女子フィギュア界において絶対はありません。千葉選手が戦っていたのは、他の選手だけでなく、大きなプレッシャーとだったのかもしれません。中井・坂本選手に後れを取ってしまった代表争い。全日本では千葉選手らしい柔らかで繊細なスケートに彩られたプログラムを見られますように。
男子も女子も、オリンピック代表選考会となる全日本は激戦になりそうです。今からワクワク…。
え…? M-1とかぶってるーーーー!!??
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