続・風花の庭
いたづらにけふやくれなむあたらしき春の始めは昔ながらに(藤原定方)
ドラマ寸評(2025年第2期①)
- 2025/04/12 (Sat) |
- ドラマ |
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『あんぱん』
前作と比較してやたら持ち上げられたり、前作の流れで重箱の隅をつつくような批判をされたり、朝ドラってこんなだったかな…と疑問を抱く今日この頃。
アンパンマンの絵本は一冊だけ持っていましたが、そこまで好きではありませんでした。アニメが始まった頃はもう小学生でしたから観たことないですし、子どももいませんから、アンパンマンや各キャラクターの名前はわかっていても、そこまで深い知識はありません。作者のことも、もちろんよく知りません。
そのため、このドラマではじめて楽しむようなものなのですが、どうやらやなせたかしとその妻は幼なじみではないようです。
とはいえ、喬が父を早くに亡くしていること、母の再婚により伯父に引き取られていたことなど、幼少期の日々は後年に大きな影響を残したようですからじっくり描かないといけませんし、別の場所で生活しているヒロインも同時に登場させると視点がブレますから、やむを得ない脚色ではありましょう。
のぶを演じる今田美桜は、弾けんばかりの笑顔が魅力的。モデルの妻もいつも元気で前向きで、売れない漫画家だった頃もずっと夫の背中を押し続けてくれていたあかるい女性だったようですが、朝から晴れやかな気持ちにさせてくれそうです。
北村匠海は子役の喬がそのまま大きくなったよう。弟の千尋役の中沢元紀とは陰のある雰囲気が似通っています。
二宮和也が亡くなった父親役で出演することは知っていましたが、加瀬亮まですぐ退場してしまうとは思ってもいませんでした。なんて贅沢な使い方。
「ヤムおじさん」やら「ハタコさん」はさすがにわかりますが、主題歌をトレースしたようなセリフは『アンパンマン』を知らないとわからない仕掛けのため、知識の薄い身としてはちょっと残念。『花子とアン』の時もそうだったな…。
『チョッちゃん』
38年前の作品ですから、古村比呂も杉本哲太も役所広司も若い!
最初はながら観だったのですが、案外面白いです。物語の進行がゆっくりで、そういえば昔の朝ドラはこんな感じだったような…となんとなく懐かしい思いにもなったり。もちろんこの頃はきちんと観ていませんでしたが。
天真爛漫なヒロイン、報われないであろう片想いの幼なじみ、厳格ながら愛嬌のある父、のんびり屋で優しい母、変わり者の叔父さん…という、朝ドラのテンプレが満載。それでもひとりひとりにきちんと血が通っていますから、まったく鼻につきません。チョッちゃんと女学校の仲間たちとの他愛のない日々は、時代は変われど年頃の娘の思考は変わらないことを感じさせられます。
のちにチョッちゃんが結ばれるのは世良公則だそうですが、やっぱり杉本哲太は報われない役柄なのね…。
前作と比較してやたら持ち上げられたり、前作の流れで重箱の隅をつつくような批判をされたり、朝ドラってこんなだったかな…と疑問を抱く今日この頃。
アンパンマンの絵本は一冊だけ持っていましたが、そこまで好きではありませんでした。アニメが始まった頃はもう小学生でしたから観たことないですし、子どももいませんから、アンパンマンや各キャラクターの名前はわかっていても、そこまで深い知識はありません。作者のことも、もちろんよく知りません。
そのため、このドラマではじめて楽しむようなものなのですが、どうやらやなせたかしとその妻は幼なじみではないようです。
とはいえ、喬が父を早くに亡くしていること、母の再婚により伯父に引き取られていたことなど、幼少期の日々は後年に大きな影響を残したようですからじっくり描かないといけませんし、別の場所で生活しているヒロインも同時に登場させると視点がブレますから、やむを得ない脚色ではありましょう。
のぶを演じる今田美桜は、弾けんばかりの笑顔が魅力的。モデルの妻もいつも元気で前向きで、売れない漫画家だった頃もずっと夫の背中を押し続けてくれていたあかるい女性だったようですが、朝から晴れやかな気持ちにさせてくれそうです。
北村匠海は子役の喬がそのまま大きくなったよう。弟の千尋役の中沢元紀とは陰のある雰囲気が似通っています。
二宮和也が亡くなった父親役で出演することは知っていましたが、加瀬亮まですぐ退場してしまうとは思ってもいませんでした。なんて贅沢な使い方。
「ヤムおじさん」やら「ハタコさん」はさすがにわかりますが、主題歌をトレースしたようなセリフは『アンパンマン』を知らないとわからない仕掛けのため、知識の薄い身としてはちょっと残念。『花子とアン』の時もそうだったな…。
『チョッちゃん』
38年前の作品ですから、古村比呂も杉本哲太も役所広司も若い!
最初はながら観だったのですが、案外面白いです。物語の進行がゆっくりで、そういえば昔の朝ドラはこんな感じだったような…となんとなく懐かしい思いにもなったり。もちろんこの頃はきちんと観ていませんでしたが。
天真爛漫なヒロイン、報われないであろう片想いの幼なじみ、厳格ながら愛嬌のある父、のんびり屋で優しい母、変わり者の叔父さん…という、朝ドラのテンプレが満載。それでもひとりひとりにきちんと血が通っていますから、まったく鼻につきません。チョッちゃんと女学校の仲間たちとの他愛のない日々は、時代は変われど年頃の娘の思考は変わらないことを感じさせられます。
のちにチョッちゃんが結ばれるのは世良公則だそうですが、やっぱり杉本哲太は報われない役柄なのね…。
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今日までのプロ野球
- 2025/04/06 (Sun) |
- 野球 |
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4/1~3 vsM ☂○○
雨のはずなのに、仙台も神宮も早々に中止決定しているのに、千葉からはなかなか試合中止の報が届かずヤキモキ。やっと中止と出たのは16時過ぎでした。やれやれ。
続く2日間はデーゲームのため試合開始時は視聴できず。それでも時々我慢できずにスマホをのぞく。勝ち越しを確認してからは定時まで我慢。職場を出て早速チェックすると…勝ったー!
雨と寒さが影響してか、ここまでノーエラーだったチームに3つもエラーが記録されてしまいましたが、曽谷は1失点自責ゼロと踏ん張りました。初登板で幸先よく白星がつきましたし、今年は(も)やってくれそうです。古田島の1失点は相手の代打なしに救われましたかね…。
ともかくも昨年ヒドイ成績だったマリンで先勝でき、安堵です。
木曜は火曜の先発予定だったエスピノーザ。相手は大得意の千葉に移籍した石川柊とあって、「1勝1敗なら御の字だな」とあまり期待していませんでした。
ところが途中経過をのぞくと、0-0のまま。エスピノーザも頑張っているが、案の定石川は打てないな…と思っていたら、石川はなんと2回で危険球退場していました。あとで動画を観てヒヤリ。若月が無事で良かった…。
そして抑えていたのは緊急登板の高野でした。あいかわらずこういう場面で押せ押せができないオリ打線。毎回のようにランナーを出しながら、得点できたのは6回になってから(投手が横山に代わってから)。本日初スタメン・麦谷のタイムリー三塁打でした。それまで二度のチャンスで凡退していただけに、よほどうれしかったのでしょう。パテレ動画でのガッツポーズをくり返す喜びようには思わず笑みがこぼれました。
中川も続いて2点を入れるものの、その裏、あっという間に同点に。ピンチを救ったのは火消しの博志。勝ち越しは許さず、7回も山田がピンチを招くもなんとか逃れ、8回表。先頭麦谷が四球を選ぶも2アウト。打席はこの日も絶好調の西川。正直なところ、敬遠されなくて助かりました。この日3本目の二塁打は勝ち越しタイムリー! オープン戦は何だったの? というか、何があったの!?
(このあたりで帰宅)8回はヒヤヒヤする守備もありつつペルドモが無失点で抑え、いよいよ9回。登場したのはなんと平野! 250Sがかかっているのに? 1点差で!?
ところがあっさり2アウト。これはついに…と思いきや、代打角中に四球を出す平野。さらに高部につながれる平野。いつもの平野だった…。
打席にはルーキー西川を迎えますが、そこは平野の熟練の技。ストレートでファウルを打たせると、フォーク連投で空振り三振! 平野が貫録を見せて初セーブ、そしてNPB250Sを達成! 大谷がサヨナラホームランを放ち、田中将大が巨人で初勝利を飾ったその日に達成するところが、いかにも平野らしい…。
それでも立派な記録には違いありません。まだまだ若手にその大きな背中を見せていてほしいですね。
というわけで、カード連続勝ち越し!
…ええっ、同率首位だと!?
4/4~6 vsF ○○
次なる舞台は北海道。開幕カードで西武に3連勝、ソフトバンクにも1勝1敗と、優勝候補の前評判にたがわぬ好調ぶりを見せる日ハムです。
が、ががが、試合前に大激震。紅林が腰をいわしてスタメン落ち…。好調の打線を支えていた不動のショートが…。好調な人から離脱していく、あの悪夢がよみがえる…。
しかし本日の先発はエース宮城。ヒットを許してもしっかりと後続を抑え、相手のペースにはさせません。すると3回、代役でショートを守っていた大城がライト線へヒットを放って出塁。打球を追った万波はフェンスの陰からなかなか出てきません。その隙に大城は一気に三塁へ。リアルタイムでは何が起こっていたのかわかりませんでしたが、どうやら万波が打球を後逸した様子。福田は惜しいライナーでアウトになるも、2番太田がレフトへタイムリー! さらに3番西川がレフト前…と思いきや、ダイビングキャッチを試みた吉田が捕球できず、またまたタイムリー! さらに杉本もセンター返しで3点目!
大援護(当社比)をもらった宮城はその裏もあっさり抑え、初勝利が見えてきた…はずでしたが、4回、レイエスに高めの球をホームランにされてしまいます。さらに6回は吉田にも高めをホームランに…。どちらもソロだったのが救いでしたが、この球場、狭すぎひん!?
3点差が1点差となり、一気に不安が押し寄せるオリファン。しかし7回、代わった松岡から先頭の頓宮がレフトへ2号ほいさー! この球場、狭くて良かったー!
2点差のまま8回裏、先頭の郡司が内野安打で出塁すると、にわかに盛り上がりを見せるエスコンフィールド。にわかにストライクを取ってくれなくなる球審。万波のタイムリーはもはや必然の結果でした。
が、ここで踏ん張るのがエースです。オリックスの18番です! 清宮を初球サードゴロに抑えてまず1アウト。続く吉田にはバットに当てられてしまいますが、宮城が打球を拾ってホームへストライク送球! ランナーは駿足の矢澤でしたが間一髪アウト! そして今川もショートゴロに抑えてガッツポーズ!!
あとはマチャドに託すだけです。前回は宮城の勝ちを消してしまい謝罪していたマチャド、今日は一段と気合いが入っていました。二死からやや硬くなったのか四球を出したものの、最後は郡司を抑えて試合終了!
4連勝ですっかり気分の良いオリファン。
ええっ、単独首位だと!?
オープン戦が始まった頃はベースボールライブを年額プランで契約したことをいたく後悔していたのですが、最近は野球が楽しくて仕方ない現金ぶり。いつまでもこの幸せが続けば良いのだが…。
なにせ土曜の相手先発は、前回初完投初完封で勝利している金村です。しかしいきなり福田がヒットで出塁すると、一死後西川の打球は一塁線を切れそうで切れない内野安打に。その間に福田は三塁を陥れていました。これで金村のリズムが狂ったのかもしれません。杉本がきっちり先制犠飛を放つと、頓宮の飛球はレフトフェンス直撃の二塁打…かと思いきや、エスコンルールでホームランに! 今日もいきなり3得点とまさかまさかのオリ打線、絶好調!
先発は九里。初回に万波にソロを浴びて1点を返されると、3回も不運な当たりが続いて一・三塁のピンチを招きます。そして打席に万波。しかし変化球を振らせて三振を取り、ガッツポーズでベンチに戻っていきました。初回の福田の好走塁といい、ベテランの気合いの入った姿は良いですね。
するとその直後。二死から初スタメンの山中がプロ初ヒット、しかも長打に。そして若月も二塁打で待望の追加点が入ります。さらに福田のタイムリーでもう1点。
5回も止まらないオリ打線。今度は山中にプロ初打点が記録され、スコアは気づけば7-1に。いつもなら「まだ足りない!」「もっと取らないと!」と騒ぐオリファンも今日は静かです。なぜなら、九里がまったく危なげないのです(野村やレイエスが不在だったおかげもあるでしょうが)。先発はスイスイ抑える、打線は得点を重ねる、なにこの理想的な試合! 今までの勝利はすべて1点差でしたから、こんな気楽に観られる試合はいったいいつぶりか。半月前はヒエヒエ打線にイライラしていたのに…。
九里は結局8回106球1失点で移籍後初勝利。打線は取りも取ったり16安打11得点。これ本当にオリックス!?
日曜日はなんと全国中継。そこでいきなりバーヘイゲンに3三振をくらうオリックス。さらにその裏、矢澤に先制ホームランを打たれる髙島。まあ、勝ち越しは決めているし…と穏やかに見守っていたら、その直後に逆転するオリックス。しかしその裏、すかさず同点に追いつかれる髙島。…全然穏やかではいられない!
すると4回から山田に交代。予定どおりのブルペンデーだったのか、髙島がピリッとしないからなのかは定かならず。そして5回のマウンドに上がったのは山﨑。連投チャレンジだったのか、最終テストだったのか。いずれにせよ、打たれてもやむなしの継投だったのではないかと感じました。スタメンを変えてきたことも含め、岸田監督は「2勝1敗でOK」という前提で臨んでいたように思うのです。
ともかくも、山﨑が一軍で投げているのは期待のあらわれに他なりません。同点の場面で期待に応えてほしいところでしたが、今日も山﨑はダメでした。四球→ヒット→タイムリー→ゴロの間に1点と、あっさり同点に。ま、まあ、勝ち越しは決めているし…。
3回以降、バーヘイゲンの前に追加点を取れないオリ打線。6回もあっさり二死となるも、頓宮がヒットで出塁。続くオリバレスはボテボテのサードゴロ…かと思いきや、フルスイングに騙された(?)清宮が下がって捕球したため内野安打に。そして中川の打球はレフト方向! エスコン独特の高いフェンスも越えて逆転3ランホームラーーーーン!!
今日は川瀬のロングリリーフかなーなどと考えていたのに…まだ出番が回ってきません…。東松なんてブルペンに飛び込んできた頓宮のホームランボールを取り損ねた姿しか見ないまま降格してしまったし…。
もちろんその裏からは勝ちパターンが登場。まずは博志、ランナーをふたり出すもしっかり抑え、1点を追加した7回以降は古田島→ペルドモ→マチャドで完璧〆!!
負け試合だったはずなのにまさかのスイープ!
相手の守備ミスに助けられたおかげはあるにせよ、相手のミスにつけこんで勝つなんて、まるで強いチームみたいではないか。
信じられない…。
これでなんと6連勝! 4月負けなし!? 貯金6!!??
勝ちすぎて怖い…。
と、感じるオリファンは自分だけではなかったようで、中川のヒ-ローインタビューでアナがファンの声として紹介していました。(ところでなぜあんな塩だったの…)
何が怖いって、反動が怖いのです。オリックスが開幕から8試合で貯金6を作ったのは2010年以来ですが、その年は結局5位でしたし…。2022年の楽天のような例もあるし…このままずっと全員が打撃好調なわけないし…。
と、ネガティブ思考がすっかり染みついています。
ま、あまり先のことは考えず、目の前の一戦一戦に一喜一憂しておきましょう。
雨のはずなのに、仙台も神宮も早々に中止決定しているのに、千葉からはなかなか試合中止の報が届かずヤキモキ。やっと中止と出たのは16時過ぎでした。やれやれ。
続く2日間はデーゲームのため試合開始時は視聴できず。それでも時々我慢できずにスマホをのぞく。勝ち越しを確認してからは定時まで我慢。職場を出て早速チェックすると…勝ったー!
雨と寒さが影響してか、ここまでノーエラーだったチームに3つもエラーが記録されてしまいましたが、曽谷は1失点自責ゼロと踏ん張りました。初登板で幸先よく白星がつきましたし、今年は(も)やってくれそうです。古田島の1失点は相手の代打なしに救われましたかね…。
ともかくも昨年ヒドイ成績だったマリンで先勝でき、安堵です。
木曜は火曜の先発予定だったエスピノーザ。相手は大得意の千葉に移籍した石川柊とあって、「1勝1敗なら御の字だな」とあまり期待していませんでした。
ところが途中経過をのぞくと、0-0のまま。エスピノーザも頑張っているが、案の定石川は打てないな…と思っていたら、石川はなんと2回で危険球退場していました。あとで動画を観てヒヤリ。若月が無事で良かった…。
そして抑えていたのは緊急登板の高野でした。あいかわらずこういう場面で押せ押せができないオリ打線。毎回のようにランナーを出しながら、得点できたのは6回になってから(投手が横山に代わってから)。本日初スタメン・麦谷のタイムリー三塁打でした。それまで二度のチャンスで凡退していただけに、よほどうれしかったのでしょう。パテレ動画でのガッツポーズをくり返す喜びようには思わず笑みがこぼれました。
中川も続いて2点を入れるものの、その裏、あっという間に同点に。ピンチを救ったのは火消しの博志。勝ち越しは許さず、7回も山田がピンチを招くもなんとか逃れ、8回表。先頭麦谷が四球を選ぶも2アウト。打席はこの日も絶好調の西川。正直なところ、敬遠されなくて助かりました。この日3本目の二塁打は勝ち越しタイムリー! オープン戦は何だったの? というか、何があったの!?
(このあたりで帰宅)8回はヒヤヒヤする守備もありつつペルドモが無失点で抑え、いよいよ9回。登場したのはなんと平野! 250Sがかかっているのに? 1点差で!?
ところがあっさり2アウト。これはついに…と思いきや、代打角中に四球を出す平野。さらに高部につながれる平野。いつもの平野だった…。
打席にはルーキー西川を迎えますが、そこは平野の熟練の技。ストレートでファウルを打たせると、フォーク連投で空振り三振! 平野が貫録を見せて初セーブ、そしてNPB250Sを達成! 大谷がサヨナラホームランを放ち、田中将大が巨人で初勝利を飾ったその日に達成するところが、いかにも平野らしい…。
それでも立派な記録には違いありません。まだまだ若手にその大きな背中を見せていてほしいですね。
というわけで、カード連続勝ち越し!
…ええっ、同率首位だと!?
4/4~6 vsF ○○
次なる舞台は北海道。開幕カードで西武に3連勝、ソフトバンクにも1勝1敗と、優勝候補の前評判にたがわぬ好調ぶりを見せる日ハムです。
が、ががが、試合前に大激震。紅林が腰をいわしてスタメン落ち…。好調の打線を支えていた不動のショートが…。好調な人から離脱していく、あの悪夢がよみがえる…。
しかし本日の先発はエース宮城。ヒットを許してもしっかりと後続を抑え、相手のペースにはさせません。すると3回、代役でショートを守っていた大城がライト線へヒットを放って出塁。打球を追った万波はフェンスの陰からなかなか出てきません。その隙に大城は一気に三塁へ。リアルタイムでは何が起こっていたのかわかりませんでしたが、どうやら万波が打球を後逸した様子。福田は惜しいライナーでアウトになるも、2番太田がレフトへタイムリー! さらに3番西川がレフト前…と思いきや、ダイビングキャッチを試みた吉田が捕球できず、またまたタイムリー! さらに杉本もセンター返しで3点目!
大援護(当社比)をもらった宮城はその裏もあっさり抑え、初勝利が見えてきた…はずでしたが、4回、レイエスに高めの球をホームランにされてしまいます。さらに6回は吉田にも高めをホームランに…。どちらもソロだったのが救いでしたが、この球場、狭すぎひん!?
3点差が1点差となり、一気に不安が押し寄せるオリファン。しかし7回、代わった松岡から先頭の頓宮がレフトへ2号ほいさー! この球場、狭くて良かったー!
2点差のまま8回裏、先頭の郡司が内野安打で出塁すると、にわかに盛り上がりを見せるエスコンフィールド。にわかにストライクを取ってくれなくなる球審。万波のタイムリーはもはや必然の結果でした。
が、ここで踏ん張るのがエースです。オリックスの18番です! 清宮を初球サードゴロに抑えてまず1アウト。続く吉田にはバットに当てられてしまいますが、宮城が打球を拾ってホームへストライク送球! ランナーは駿足の矢澤でしたが間一髪アウト! そして今川もショートゴロに抑えてガッツポーズ!!
あとはマチャドに託すだけです。前回は宮城の勝ちを消してしまい謝罪していたマチャド、今日は一段と気合いが入っていました。二死からやや硬くなったのか四球を出したものの、最後は郡司を抑えて試合終了!
4連勝ですっかり気分の良いオリファン。
ええっ、単独首位だと!?
オープン戦が始まった頃はベースボールライブを年額プランで契約したことをいたく後悔していたのですが、最近は野球が楽しくて仕方ない現金ぶり。いつまでもこの幸せが続けば良いのだが…。
なにせ土曜の相手先発は、前回初完投初完封で勝利している金村です。しかしいきなり福田がヒットで出塁すると、一死後西川の打球は一塁線を切れそうで切れない内野安打に。その間に福田は三塁を陥れていました。これで金村のリズムが狂ったのかもしれません。杉本がきっちり先制犠飛を放つと、頓宮の飛球はレフトフェンス直撃の二塁打…かと思いきや、エスコンルールでホームランに! 今日もいきなり3得点とまさかまさかのオリ打線、絶好調!
先発は九里。初回に万波にソロを浴びて1点を返されると、3回も不運な当たりが続いて一・三塁のピンチを招きます。そして打席に万波。しかし変化球を振らせて三振を取り、ガッツポーズでベンチに戻っていきました。初回の福田の好走塁といい、ベテランの気合いの入った姿は良いですね。
するとその直後。二死から初スタメンの山中がプロ初ヒット、しかも長打に。そして若月も二塁打で待望の追加点が入ります。さらに福田のタイムリーでもう1点。
5回も止まらないオリ打線。今度は山中にプロ初打点が記録され、スコアは気づけば7-1に。いつもなら「まだ足りない!」「もっと取らないと!」と騒ぐオリファンも今日は静かです。なぜなら、九里がまったく危なげないのです(野村やレイエスが不在だったおかげもあるでしょうが)。先発はスイスイ抑える、打線は得点を重ねる、なにこの理想的な試合! 今までの勝利はすべて1点差でしたから、こんな気楽に観られる試合はいったいいつぶりか。半月前はヒエヒエ打線にイライラしていたのに…。
九里は結局8回106球1失点で移籍後初勝利。打線は取りも取ったり16安打11得点。これ本当にオリックス!?
日曜日はなんと全国中継。そこでいきなりバーヘイゲンに3三振をくらうオリックス。さらにその裏、矢澤に先制ホームランを打たれる髙島。まあ、勝ち越しは決めているし…と穏やかに見守っていたら、その直後に逆転するオリックス。しかしその裏、すかさず同点に追いつかれる髙島。…全然穏やかではいられない!
すると4回から山田に交代。予定どおりのブルペンデーだったのか、髙島がピリッとしないからなのかは定かならず。そして5回のマウンドに上がったのは山﨑。連投チャレンジだったのか、最終テストだったのか。いずれにせよ、打たれてもやむなしの継投だったのではないかと感じました。スタメンを変えてきたことも含め、岸田監督は「2勝1敗でOK」という前提で臨んでいたように思うのです。
ともかくも、山﨑が一軍で投げているのは期待のあらわれに他なりません。同点の場面で期待に応えてほしいところでしたが、今日も山﨑はダメでした。四球→ヒット→タイムリー→ゴロの間に1点と、あっさり同点に。ま、まあ、勝ち越しは決めているし…。
3回以降、バーヘイゲンの前に追加点を取れないオリ打線。6回もあっさり二死となるも、頓宮がヒットで出塁。続くオリバレスはボテボテのサードゴロ…かと思いきや、フルスイングに騙された(?)清宮が下がって捕球したため内野安打に。そして中川の打球はレフト方向! エスコン独特の高いフェンスも越えて逆転3ランホームラーーーーン!!
今日は川瀬のロングリリーフかなーなどと考えていたのに…まだ出番が回ってきません…。東松なんてブルペンに飛び込んできた頓宮のホームランボールを取り損ねた姿しか見ないまま降格してしまったし…。
もちろんその裏からは勝ちパターンが登場。まずは博志、ランナーをふたり出すもしっかり抑え、1点を追加した7回以降は古田島→ペルドモ→マチャドで完璧〆!!
負け試合だったはずなのにまさかのスイープ!
相手の守備ミスに助けられたおかげはあるにせよ、相手のミスにつけこんで勝つなんて、まるで強いチームみたいではないか。
信じられない…。
これでなんと6連勝! 4月負けなし!? 貯金6!!??
勝ちすぎて怖い…。
と、感じるオリファンは自分だけではなかったようで、中川のヒ-ローインタビューでアナがファンの声として紹介していました。(ところでなぜあんな塩だったの…)
何が怖いって、反動が怖いのです。オリックスが開幕から8試合で貯金6を作ったのは2010年以来ですが、その年は結局5位でしたし…。2022年の楽天のような例もあるし…このままずっと全員が打撃好調なわけないし…。
と、ネガティブ思考がすっかり染みついています。
ま、あまり先のことは考えず、目の前の一戦一戦に一喜一憂しておきましょう。
春のいろいろ
- 2025/04/05 (Sat) |
- 日記 |
- Edit |
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センバツ高校野球は横浜高校の優勝で幕を閉じました。
たまたま開幕日の健大高崎-明徳の試合を観ることができたのですが、両校のレベルの高さに感嘆しました。(そして「健大高崎はオリックスより強い!」と言い放ったオリファン)
タイブレークで決着がつくのは少し不憫に感じる一方、見ごたえのある戦いも多かったです。浦和実の一挙8得点には驚かされました。
今年は気温がなかなか上がらず、第3試合の終盤の甲子園は寒そうでした。そんな中壱岐高校の応援席の盛り上がりは熱かったです。
この春31校がリベンジを誓ったわけですが、夏にはどんな高校が出場してくるでしょう。
フィギュア世界選手権はりくりゅうが覇権奪回する一方、男女シングルはアメリカ勢の後塵を拝しました。
マリニン選手の身体能力には唖然としすぎて顎がはずれそうになりました。この牙城を崩せる存在は現れるのでしょうか。
突如引退した時は驚かされたアリサ・リュウ選手。今回もまた違った意味で驚かされました。かつての天才少女の面影はそのままに、大人になったリュウ選手のスケートは完全に場を支配していました。多幸感に満ちたFSのフィニッシュには会場と一緒にスタンディングオベーション。
M.シャイドロフ選手という新星の誕生もありました。今後のフィギュア界の勢力図はまた新たに書き変わっていきそうです。
坂本選手はSPでミスが出てしまったものの、FSはノーミスで滑り切りました。やや慎重に見えましたが、意地と気合いと根性、これぞ坂本花織という4分間でした。4連覇という偉業こそならなかったものの銀メダル、さすがの貫録でした。来季はさらに強くなった坂本選手を見られることでしょう。
樋口選手の復活の舞いは、たくさんの経験を重ねてきた樋口選手にしか表現できない円熟味にあふれていました。演技後坂本選手と抱き合って流した涙にこちらももらい泣きさせられました。
SPではアメリカの大観衆を魅了した千葉選手。FSの前はさすがに少し緊張しているようでしたが、滑りだすといつもの羽根のような軽やかさでジャンプを次々に決め、安定感ある演技で見事銅メダルを獲得。3選手とも素晴らしい演技でした。
鍵山選手は完璧なSPから悔しいFSとなってしまいましたが、得点が出た後3枠取れたかどうかを真っ先に案じるその姿に、枠取りのプレッシャーのほどを感じました。悔しさは先の舞台で晴らしてもらいましょう。最後まで気持ちの切らさないステップやスピンには胸が熱くなりました。
佐藤選手は4回転を1本ミスしてしまったことで台乗りを逃したものの、4回転ジャンパーとしての矜持を示してくれました。苦しみながらもようやく世界と戦える場所まで上がってきたことの証明です。壷井選手は残念な結果となりましたがこれを糧に成長してくれることを願います。
フリーしか放送がありませんでしたが、りくりゅうはさらなる進化を感じました。3年前は想像もしていなかったオリンピックでのメダルにますます期待が高まります。
最近は各メディアでのフィギュアの扱いはすっかり軽くなっています。誰と誰のライバル関係やら、打倒ロシアやら、衆目を集めやすい話題に乏しいからなのでしょう。世界選手権も短くまとめられていましたし、自分自身もかつてほど試合を追えなくなってしまいました。それでもスケーターたちがみずからを懸命に氷上で表現する姿、演技後に感情を爆発させる場面は感動させられますし、やっぱりフィギュアが好きだなあと実感します。
今年の全日本はオリンピック出場権がかかります。どんな熱い戦いになるのか、楽しみです。
今日までのプロ野球
- 2025/03/31 (Mon) |
- 野球 |
- Edit |
- ▲Top
3/28~30 vsE ○●○
土曜の試合は観られませんでしたが、九里は6回被安打7・5四球2失点で球数を要しつつも粘りの投球という、想像していたとおりの内容。
打線は早い回に援護することができませんでした。しかし7回、頓宮の初ほいさーでまず1点。8回、古田島が三者連続三振(やたら気合いが入っていたため動画にまとめられていましたが、お父様の四十九日だったのですね)で流れを作ると、その裏に無死二・三塁のチャンスを作り、杉本の犠飛で同点。しかしそこから勝ち越せなかったのが痛かったです。
9回はマチャドが前日のリベンジ成功するも、その裏は則本相手に6球で瞬殺。そして10回表。登板したのはペルドモかと思いきや、左が続くからか? 山田でした。一死から不運なポテンでランナーを背負うと(ここから中継を観た)、辰己への追い込んでからの6球目。低めの変化球でストライク見逃し三振! かと思いきや、ボール!? 大前さんも「えっ」と口にしてしまうほど微妙な判定!(しかしこの試合の球審は全体的に低めを取らない傾向にあったようだ)
そして投手交代(ここで観るのをやめた)。ええ…山田は悪くなさそうだし、別に右に拘らなくてもいいような…。しかも山﨑? まだかつての球威はなさそうだけれども…。
と、経過を見ているだけでも不安でいっぱいになる継投でしたが、結果は案の定。せめて2失点にとどめてほしいところを3点も取られてしまいました。ガックリ。
が!
昨年からオープン戦にかけてのオリックスなら、その裏はアッサリ無抵抗で終わっていましたが、今年はひと味違う!(のか? 信じて良いのか?)
10回裏、登板した内から宗がヒットで出塁すると、代打西野が三塁打でまず1点! さらに西川も長打で1点差に追い上げます! ここでホームランなら今朝のドジャースと同じ展開になるところでしたが、そううまくいくはずもなく。あえなくフライに終わって、試合終了。連勝ならず…。
なんとか勝ち越してくれないだろうかと祈る日曜は、2回に紅林の二塁打から頓宮のタイムリーで先制。さらに今季初スタメンの福永がプロ初打点となるタイムリーを放つと、太田にもタイムリーが出て、先発髙島になんと一挙3点という大援護が!(当社比)
ところが次の回、二死一・二塁とランナーを溜める髙島。しかし鈴木の打球がランナー小郷の足に当たって守備妨害になるというツキに恵まれ無失点で凌ぎます。
その後なかなか追加点を取れないうちに1点を返され、ヒヤヒヤし始めるオリファンでしたが、5回! ついに出た! 杉本の今季初昇天! しかも2ラン!!
6回からは継投。博志→古田島→ペルドモと、全員ランナーを背負う苦しい内容ではあったものの、5点差にした9回は平野が(四凡で)〆て、2年ぶりの開幕カード勝ち越しを決めました。 しかもホームゲームですから喜びもひとしお!
16安打6得点は喜んでいいのかどうかわかりませんが、11安打の相手を1失点に抑えた投手陣は褒めるべき。
さあ、今年もまた一喜一憂のシーズンが始まりましたよ…。
土曜の試合は観られませんでしたが、九里は6回被安打7・5四球2失点で球数を要しつつも粘りの投球という、想像していたとおりの内容。
打線は早い回に援護することができませんでした。しかし7回、頓宮の初ほいさーでまず1点。8回、古田島が三者連続三振(やたら気合いが入っていたため動画にまとめられていましたが、お父様の四十九日だったのですね)で流れを作ると、その裏に無死二・三塁のチャンスを作り、杉本の犠飛で同点。しかしそこから勝ち越せなかったのが痛かったです。
9回はマチャドが前日のリベンジ成功するも、その裏は則本相手に6球で瞬殺。そして10回表。登板したのはペルドモかと思いきや、左が続くからか? 山田でした。一死から不運なポテンでランナーを背負うと(ここから中継を観た)、辰己への追い込んでからの6球目。低めの変化球でストライク見逃し三振! かと思いきや、ボール!? 大前さんも「えっ」と口にしてしまうほど微妙な判定!(しかしこの試合の球審は全体的に低めを取らない傾向にあったようだ)
そして投手交代(ここで観るのをやめた)。ええ…山田は悪くなさそうだし、別に右に拘らなくてもいいような…。しかも山﨑? まだかつての球威はなさそうだけれども…。
と、経過を見ているだけでも不安でいっぱいになる継投でしたが、結果は案の定。せめて2失点にとどめてほしいところを3点も取られてしまいました。ガックリ。
が!
昨年からオープン戦にかけてのオリックスなら、その裏はアッサリ無抵抗で終わっていましたが、今年はひと味違う!(のか? 信じて良いのか?)
10回裏、登板した内から宗がヒットで出塁すると、代打西野が三塁打でまず1点! さらに西川も長打で1点差に追い上げます! ここでホームランなら今朝のドジャースと同じ展開になるところでしたが、そううまくいくはずもなく。あえなくフライに終わって、試合終了。連勝ならず…。
なんとか勝ち越してくれないだろうかと祈る日曜は、2回に紅林の二塁打から頓宮のタイムリーで先制。さらに今季初スタメンの福永がプロ初打点となるタイムリーを放つと、太田にもタイムリーが出て、先発髙島になんと一挙3点という大援護が!(当社比)
ところが次の回、二死一・二塁とランナーを溜める髙島。しかし鈴木の打球がランナー小郷の足に当たって守備妨害になるというツキに恵まれ無失点で凌ぎます。
その後なかなか追加点を取れないうちに1点を返され、ヒヤヒヤし始めるオリファンでしたが、5回! ついに出た! 杉本の今季初昇天! しかも2ラン!!
6回からは継投。博志→古田島→ペルドモと、全員ランナーを背負う苦しい内容ではあったものの、5点差にした9回は平野が(四凡で)〆て、2年ぶりの開幕カード勝ち越しを決めました。 しかもホームゲームですから喜びもひとしお!
16安打6得点は喜んでいいのかどうかわかりませんが、11安打の相手を1失点に抑えた投手陣は褒めるべき。
さあ、今年もまた一喜一憂のシーズンが始まりましたよ…。
ドラマ寸評(2025年第1期・最終回)
- 2025/03/30 (Sun) |
- ドラマ |
- Edit |
- ▲Top
『クジャクのダンス、誰が見た?』
なんだか極上の素材を使いながら盛大に失敗してしまった料理のような印象を受けました。
興味をそそる導入部はもちろん、俳優陣も素晴らしい演技でした。ただ、謎が解明されていくその過程の見せ方が非常に稚拙だったと言わざるを得ません。心麦が実は歌かもしれない→歌でない→やっぱり歌だったという二転三転に緩急がなかったり、カラビナの男の正体とその動機にまったく共感できなかったり、もっとも致命的だったのはすべての始まりでもっとも重要なはずの林川事件の顛末が真犯人の告白で済まされたことです。視聴者の疑問は置き去りで、セリフのみで場面が進行していき、いつの間にやら大団円…というラストにはしばし唖然となってしまいました。
不自然な点が多すぎるのです。京子は林川と職場不倫で妊娠までしていたのに、なぜ捜査の手は及ばなかったのか。乳飲み子の歌を事件現場に残していくのはこの際置いておくとして、春生はどういう意図で歌を二階に運んだのか。遠藤力郎が誤認逮捕されたにもかかわらず、実直な刑事のはずの春生はなぜ自分の行為を黙っていたのか。
昨今流行りのSNSでの考察を盛り上げるために、実は事件と関係なかった登場人物をわざと怪しく描いて遠回りさせ、真相を最終回まで引っ張ったとしか思えません。京子の生い立ちは犯罪に手を染めるまでの人間形成において大事なことのはずですが、突然「弟が餓死した」と言われてもまったく共感できないし…。
この物語の根幹は親子愛なのでしょう。心麦と春生、力郎と友哉。松風親子。互いが互いを思っていることは随所で描かれていました。京子も鳴川もその方向は誤りであったにせよ、子どもを守るための行動でした。ただ、つねに謎解きが主眼に置かれているためそのテーマに対する描き方が薄く、伝えきれていなかったのが残念です。
広瀬すずはもちろん、松山ケンイチも酒向芳も成田凌も、無駄遣いだったと言わざるを得ない…。
『カーネーション』
何度観ても号泣。
視聴回数を重ねていくうち、尾野真千子→夏木マリへの交代に不満を抱かなくなりました。都会的な雰囲気や方言への違和感は完全にはぬぐえませんが、ちょっとした所作や巻き舌にオノマチの名残を感じ、「老年期の糸ちゃん」として見られるようになりました。
そして糸ちゃんの人生の終い方も、当時とは印象が変わりました。11年の歳を重ねて、あの頃よりも死が近づいているからかもしれません。誰にとっても死は恐怖であり、悲しみであり、だからこそ今生きているこの日々に喜びを見出す。今を生きている奇跡を見せることで周囲に幸せと笑顔をもたらす、それが自分に課された使命である。画面の中の糸ちゃんは、奇跡を体現している説得力がありました。おそらく尾野真千子では難しかったであろうと思います。
そして初回に戻るラストシーンの頃には、もう涙でかすんで画面が見えませんでした。そしてまた最初に戻って何度でも観たくなる…。
優れたドラマというのは、登場人物誰もに生命力があふれ、息づいています。どんなささいな役であっても、その人の人生が自然と見えてくるのです。この世に生まれ落ちて経験したこと、かかわりを持った人、それらによって人間は形成されていく――。『カーネーション』はそんな人生の摂理も描かれていたような気もします。
これほど優れたドラマに今後出会えるでしょうか…。
『おむすび』
というわけで、最後まで頭に入ってきませんでした。最終週は『カーネーション』とはかぶっていなかったはずなのだが…。
本編以外にあれこれ雑音が多く耳に入ってきてしまったせいもあるかもしれませんが、それをシャットアウトできないくらい魅力がなかったことも確かです。
「優れたドラマは登場人物誰もに生命力がある」と上で書きましたが、その対称は、「登場人物が物語の進行に合わせて都合よく動かされがち」です。彼らが「動いている」と感じるか「動かされている」と感じるか、作品の印象はそれで大きく変わります。こちらは後者だったように感じます。難癖のようなツッコミをする気にはなりませんが、結局震災もギャルも栄養士も、どれも中途半端だったような…。
そしてオープニングの白衣を着ている結は結局出てこなかったな…。
なんだか極上の素材を使いながら盛大に失敗してしまった料理のような印象を受けました。
興味をそそる導入部はもちろん、俳優陣も素晴らしい演技でした。ただ、謎が解明されていくその過程の見せ方が非常に稚拙だったと言わざるを得ません。心麦が実は歌かもしれない→歌でない→やっぱり歌だったという二転三転に緩急がなかったり、カラビナの男の正体とその動機にまったく共感できなかったり、もっとも致命的だったのはすべての始まりでもっとも重要なはずの林川事件の顛末が真犯人の告白で済まされたことです。視聴者の疑問は置き去りで、セリフのみで場面が進行していき、いつの間にやら大団円…というラストにはしばし唖然となってしまいました。
不自然な点が多すぎるのです。京子は林川と職場不倫で妊娠までしていたのに、なぜ捜査の手は及ばなかったのか。乳飲み子の歌を事件現場に残していくのはこの際置いておくとして、春生はどういう意図で歌を二階に運んだのか。遠藤力郎が誤認逮捕されたにもかかわらず、実直な刑事のはずの春生はなぜ自分の行為を黙っていたのか。
昨今流行りのSNSでの考察を盛り上げるために、実は事件と関係なかった登場人物をわざと怪しく描いて遠回りさせ、真相を最終回まで引っ張ったとしか思えません。京子の生い立ちは犯罪に手を染めるまでの人間形成において大事なことのはずですが、突然「弟が餓死した」と言われてもまったく共感できないし…。
この物語の根幹は親子愛なのでしょう。心麦と春生、力郎と友哉。松風親子。互いが互いを思っていることは随所で描かれていました。京子も鳴川もその方向は誤りであったにせよ、子どもを守るための行動でした。ただ、つねに謎解きが主眼に置かれているためそのテーマに対する描き方が薄く、伝えきれていなかったのが残念です。
広瀬すずはもちろん、松山ケンイチも酒向芳も成田凌も、無駄遣いだったと言わざるを得ない…。
『カーネーション』
何度観ても号泣。
視聴回数を重ねていくうち、尾野真千子→夏木マリへの交代に不満を抱かなくなりました。都会的な雰囲気や方言への違和感は完全にはぬぐえませんが、ちょっとした所作や巻き舌にオノマチの名残を感じ、「老年期の糸ちゃん」として見られるようになりました。
そして糸ちゃんの人生の終い方も、当時とは印象が変わりました。11年の歳を重ねて、あの頃よりも死が近づいているからかもしれません。誰にとっても死は恐怖であり、悲しみであり、だからこそ今生きているこの日々に喜びを見出す。今を生きている奇跡を見せることで周囲に幸せと笑顔をもたらす、それが自分に課された使命である。画面の中の糸ちゃんは、奇跡を体現している説得力がありました。おそらく尾野真千子では難しかったであろうと思います。
そして初回に戻るラストシーンの頃には、もう涙でかすんで画面が見えませんでした。そしてまた最初に戻って何度でも観たくなる…。
優れたドラマというのは、登場人物誰もに生命力があふれ、息づいています。どんなささいな役であっても、その人の人生が自然と見えてくるのです。この世に生まれ落ちて経験したこと、かかわりを持った人、それらによって人間は形成されていく――。『カーネーション』はそんな人生の摂理も描かれていたような気もします。
これほど優れたドラマに今後出会えるでしょうか…。
『おむすび』
というわけで、最後まで頭に入ってきませんでした。最終週は『カーネーション』とはかぶっていなかったはずなのだが…。
本編以外にあれこれ雑音が多く耳に入ってきてしまったせいもあるかもしれませんが、それをシャットアウトできないくらい魅力がなかったことも確かです。
「優れたドラマは登場人物誰もに生命力がある」と上で書きましたが、その対称は、「登場人物が物語の進行に合わせて都合よく動かされがち」です。彼らが「動いている」と感じるか「動かされている」と感じるか、作品の印象はそれで大きく変わります。こちらは後者だったように感じます。難癖のようなツッコミをする気にはなりませんが、結局震災もギャルも栄養士も、どれも中途半端だったような…。
そしてオープニングの白衣を着ている結は結局出てこなかったな…。