4/9〜11 vsE ○●○
ローテをずらして得意の楽天に回した田嶋。相手は日ハム時代得意にしていたポンセ。勝たねばならぬ初戦、初回から西野の粘りと中川の長打でランナーを溜めると、セデーニョ・森の主軸が打点を上げて幸先よく2点を先制します。さらに追加点を上げ、試合を有利に進め…たはずでしたが、さすがに田嶋対策してきたのか、打ち取られながらも粘って球数を稼ぐ楽天打線。中盤には2点返され、5回93球投げ終えたところで田嶋は降板。継投に入ります。 6回に登板した吉田が不運な長打を浴びて2点差になると、雰囲気はだんだん不穏なものに。相手投手から追加点を取れないままマチャドまで失点すると、いよいよ危機感が襲ってきます。9回…平野…1点差…楽天…。 しかし今日の平野は打者四人で済みました。最近五凡が通常公演だっただけに覚悟を決めていましたが、良かった良かった! ようやくカード頭を取れたものの、2戦目の先発は髙島。昨年打てなかった岸相手ですから分が悪いなあ…。 という予想にたがわず、セデーニョのホームランで先制したその次の回、四球からタイムリーを浴びて同点に。その裏勝ち越し、なんとかゼロでしのぎ続けた髙島ですが、勝ち投手の権利目前の5回表2アウト、連打をくらって逆転されてしまいます。いわゆる4と3分の2の壁というやつか…。 その後は阿部・古田島が無失点でしのぐも、敗色濃厚だった8回。セデーニョの起死回生の同点2ランが飛び出しました! ベンチで大喜びするTKの姿も微笑ましい。 さらにヒット&バントでランナーが得点圏に進んだところで、福田の代打に頓宮がコールされます。…え? 本当に? このところスタメンをはずれている0割台の頓宮を代打…? それなら福田そのままのほうが良いのでは…? しかしこれも中嶋監督の期待の表れなのでしょう。復活してもらわないと困る選手ですから。 …という自分(を納得させるための)なりの解釈を組み立てる前に、三球三振で終わってしまいました。 というわけで、試合は延長へ。10回、山﨑颯一郎がコールされた時点で嫌な予感がしていたので、「やっぱりな」という感想しかありません。今ブルペンでいちばん不安定ですから…。鈴木大地の打球は不運でしたが。その裏も惜しいところまで攻めたのですがね。 初のカード勝ち越しがかかる3戦目の先発は山下。先週の制球難はおさまっていましたが、今度は粘られ空振りが取れません。2回、3連打で満塁のピンチはしのいだものの、3回には浅村にタイムリーを浴びて先制を許してしまいます。その後も1失点だったのが不思議なくらいランナーを背負いつつやっとこさアウトを取る状態の山下。なんと5回で107球も投げさせられてしまいます。 そしてその間相手先発の内を打ち崩せないオリ打線。いまだ1割台の杉本が第一打席で粘って四球を選びガッツポーズを見せると、次の打席では長打を放ち覚醒の気配を見せるも、その後がつながりません。 しかし6回。前の回に打球を足に受けてなお続投していた内でしたが、今日も! 出た! セデーニョの同点ホームラーーーン!! なにこの良いところでしか打たない選手は!! 神か!! と、狂喜したものの、その後追加点は取れず。こちらの投手も粘って試合はいよいよ9回へ。え…今日も延長…? 9回表には平野が登板。いきなり四球を出してこちらの心拍数を上げる平野。バントからヒットを打たれてこちらの呼吸を止めに来る平野。ボール先行から全球フォークで三振を奪うもこちらの胃はもう限界の平野。最後は二ゴロで無事閉幕するも、メッチャいい当たりで観客はもう脱け殻…。 その裏、相手投手は前日に勝利投手となった西垣。1アウトから杉本が四球を選ぶと、打席は紅林。前の打席では送りバントを決めていましたが、この打席では構えはなくボール先行。そしてカウント3-1からの5球目、高めストレートを打ち返した打球は右中間へ! 杉本は一塁から全力疾走、返球より早くホームに滑りこみました! 今季初のサヨナラ勝ちー! 今季初のカード勝ち越し!! 中嶋監督に今年は無視という愛を受けた紅林もさりながら、ホームでTの字になった杉本にも多くの選手が(辻コーチも)駆け寄ってねぎらっていたのが印象的でした。 4/12~14 vsF ●○ 初のカード勝ち越しの後は初の連勝を決めてほしいというファンの願いもむなしく、負け。 負けない男・東にもついに黒星がついてしまいました。 が! 被安打1でなんで負けるねん!! いくら相手が伊藤といえどもうちょっと何とかならんかったんかいと、ストレスMAXな試合でした。セデーニョが警戒されるとこうなってしまうのですかね…。 唯一の失点の場面も、送球先にランナーが滑り込んでくる不運によるものでしたし、東は何ら悪くありません。本当に安定しています。今年はシーズン通してやってくれると信じています。 サヨナラ勝ちでいい雰囲気になったはずが、またもよろしくない負け方で状態が下降線になりやしないかと心配な土曜日は試合を観られず。が、とっても良い試合だったようで。 ここまで好投しながら2敗の宮城。危なげなく序盤を乗り切ると、2回裏、ランナー二・三塁で打席は頓宮。この日スタメンを見て、頓宮の名前が入っていることに驚いたのは私ひとりではないはずです。前日、二軍戦に出ていた頓宮は案の定4打席ノーヒット。しかも夜の一軍戦はベンチ外でした。それがなにゆえいきなりスタメンに…。 見逃し配信で確認すると、決して良い打席内容ではありませんでした。しかし打球はライト前へ。これがタイムリーになったことで、頓宮の中で何か吹っ切れたのかもしれません。7回、ランナーを置いた第三打席、その打球はライトスタンドへ一直線! ようやく聞けた「ほいさー!」、そして満面の笑顔! 逆方向だったことで田中アナのいつもの「捉えたー!」が聞けなかったのが残念でした(笑) タイムリーの後もこのホームランの時も、ベンチの出迎えが本当に暖かくて、お立ち台で声を詰まらせた頓宮の思いはしみじみ伝わってきました。 そして宮城。この日は何度もピンチ(主に紅林のエラーのせいで)を背負い、抑えるたびに力強いガッツポーズをくり出していたのが印象的でした。最後の一球は何度も首を振り、森も首を振り返していました。結局どちらの要求だったのかはわかりませんが、最後はストレートで見逃し三振! ふたりともカッコ良かったです。 エラーがなければ完投できたかもしれませんが、宮城は8回で降板。4点差の9回は吉田が登板したものの、古巣相手に気負いもあったのか1失点してランナーふたり背負ったところで平野に交代。三振でセーブを奪い、試合終了! 二桁安打の快勝でした! カード勝ち越しのかかる3戦目の先発はカスティーヨ。いきなりマルティネスに3ランをくらった瞬間、思わずテレビを消してしまいましたが、その裏すぐさま同点に追いついたのでまたもテレビをつけました。 カスティーヨは尻上がりに調子をあげていき、3回には太田のタイムリーで勝ち越し。5回にはまたも太田のタイムリーと中川の犠飛で2点追加。カスティーヨは結局初回の3失点のみで6回を投げきり、その後は小木田(完璧)→マチャド(ドキドキ)→平野(安定の五凡)で勝利! 日曜に勝つと気分が良い! そうそう、前日3エラーした紅林がこの日は禊の坊主刈り(本人曰くサマーカット)で登場。好守にマルチヒットと、お立ち台でも太田にいじられる大活躍でした。 これで対戦はひとまわり。開幕直後はどうなることかと思いましたが、ようやく打線のつながりと投手力で勝ち切るオリックスらしい試合も見られるようになってきました。まだまだ本調子ではありませんが、このチームは追い込み馬。気を長くして見守っていきたいと思います。…と言いつつ、目の前の試合展開に一喜一憂してばかりの日々ですが。 PR |
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