4/26~28 vsF ○○●
相手先発・加藤は前週、現在首位の楽天相手に90球完封するなど絶好調。しかも山本はなぜか日ハムが苦手。三連打で先制を奪われてしまいます。が、2点目はよけいでした。ダブルスチールって…。「なんか何年か前にオリックスが何度もやろうとしてことごとく失敗していたような…」と記憶の底に追いやっていた苦い思い出がよみがえりました。若月はその後の打席でも案の定結果を出せず、山本が続投しているのに代打を出されるという懲罰を受けました。中嶋監督もさすがに腹に据えかねたのでしょう。 2点失ってからの山本は気迫の投球でした。味方は得点する気配がないどころか守備でもポロポロするし、自分が耐えるしかないとでも覚悟を決めたのでしょうか。なんやかんやで7回を投げ切り二桁三振を奪いました。しかし依然としてビハインドは変わりません。中軸に回るこの8回で逆転しなければ、まさかの山本2連敗が濃厚になってしまいます。何とかして! …というこちらの願いが届いたかどうかはわかりませんが、紅林の今季1号は値千金の同点2ラン! が、「吉田正も続いて山本に勝ちを!」という望みは聞き届けられませんでした。 その裏はビドルが抑え、9回裏に登板したのは村西。例によってランナーを出し、2アウト二塁で迎えるは代打清宮。ここで中嶋監督がくり出したのは驚きの一手。村西に代えて同じ右サイドの比嘉を登板させました。左打者にもかかわらず、です。しかしもう祈るしかありません。カウント2-2からの5球目は、内角に食い込むストレート! 実況解説も唸るしかない、見事な一球でした! ここぞの場面でこの一球を投じられるのはさすが場数を踏んだベテランです。中嶋監督もこの経験値を買ったのでしょう。まさにナカジマジック! 試合は延長へ。こうなれば延長不敗のジンクスに賭けるしかない、という淡い期待どおり、伏見が四球で出ると代打バレラがヒットで続きます。ここで北山が誰もいない一塁へ牽制球を投げてしまい、無死二・三塁と大チャンスに。福田斃れるも紅林が死球で満塁。こうなれば吉田正尚が打たないはずがない! とまで思えるようになった吉田正尚! あのシーズン当初の不調は何だったのかと言いたくなるくらいの頼もしさ! 2022オリックス延長不敗伝説を作っちゃって! …と浮かれた気分に冷や水をかけられたのは2戦目の試合前。前日2安打でついに復調かと思わせた杉本がコロナ陽性で抹消…。村西も抹消…。やっと去年に戻りかけた打線が…毎回危なっかしかったとはいえ貴重な中継ぎ投手が…。 宮城は先週頓宮とのバッテリーが良かったので継続かなと思いきや、また伏見に戻りました。吉田正の先制2ランで幸先よく始まったと思いきや、追加点を取りあぐねている間に今川の2ランで同点に。その後も三塁コーチの判断ミス含め拙攻が続き、踏ん張っている宮城を援護できません。そして7回には守備ミスが続いて無死満塁…。「終わった」と思いましたよ。 しかしここでとんでもない救世主が現れました! その名は阿部!! キャンプの時点で我が家の解説者が「顔つきが違う」と褒めていました。2年目とはいえ年齢を考えれば活躍できないと首元が涼しい立場、シーズン前から今年に賭ける思いは強かったのでしょう。そして敗戦処理から好投を続け、徐々に信頼を高めてきました。そしてこの起用です。意気に感じないわけがありません。3安打放っている今川を浅いフライに抑えると、次の石井は伏見がベンチ際でナイスキャッチ。そしてラスボス近藤もセンターフライ! 大大大ピンチを見事無得点に抑えました! 感動!! こうなったら阿部ちゃんに勝ちを!! と誰もが願ったことでしょう。…が、チャンスは作ったものの得点はできませんでした。 またも延長が見えてきた9回。堀から先頭来田が四球を選ぶと、福田がヒットで続くという理想的な展開。西野がしっかりバントを決めれば、あとには吉田正が控えています。…の前に、紅林が勝ち越しタイムリーを放ちました。なんだかんだいって、頼もしい3番になりつつあります。そしてあたりまえのように吉田正が追加点を取って、あとは平野で〆! ヒーローインタビューこそ紅林でしたが、真のヒーローは阿部でしょう! 「平野の後釜が決まった」by我が家の解説者 …と浮かれきった気分に冷や水をバケツでぶっかけられたのは3戦目の試合前。その阿部が抹消…(ついでに山足も抹消)。なんで? なんでなん!? なんでいっつもいっつも活躍した選手から抹消されていくん!!?? というわけで、昨日以上にローテンション。相手は伊藤だし、どっちみちビドルも平野も休養日だし、勝ち目は薄いかな…と予想はしていたものの、薄いどころか試合直後に消え失せました。いくら田嶋が日ハム苦手といっても、序盤で5失点は打たれすぎ! そして今川に打たれすぎ! 5回で伏見に代打小田を出したのは、今川に2試合で3本打たれた懲罰なのか…。代わってからもヒットは打たれていたけれど…。オリックス戦以外でも頼むよ…。 と、なんの見どころもない試合だったのでほぼ違うチャンネルにしていたのですが、唯一ここに戻したのが8回裏。近藤大亮の復帰登板! もちろん手術前と較べればまだまだかもしれませんが、球速表示が辛いと感じていた東京ドームで150キロを計測していましたし、背番号20の頼もしい姿はあの時と同じでした。黒木も早く戻ってきてほしい! 近藤黒木平野のリレーをもう一度見たい! そして近藤の復活にきちんと触れてくれたのが、近藤アナ&岩本の実況解説。野球中継を観始めた直後は近藤アナのあまりのホーム贔屓に嫌気がさしていたのですが、相手チームの選手の近況や特徴にも詳しいし、ナイスプレーやタイムリーもきちんと褒めるし、最近すっかり印象が変わりました。岩ちゃんも1戦目の比嘉の三振は投手目線でベタ褒めでしたし。むしろパ・リーグでいちばんマシなふたりなのではという気がしています。 4/29〜5/1 vsL ○○● ワゲスパックがいよいよ初先発。初回は三者三振、次の回も好調の山川を抑えるなど好スタートを切りました。こちらも「当たりや! ビドルに続いていい助っ人が来てくれた!」と期待値が急上昇。中盤から四球を出したり、頓宮との息が合わなかったりと怪しげな場面はありましたが、5回無失点と上出来の顔見せでした。 しかしそんなワゲスパックを援護できない貧打線。なにせ! 今日も! 福田が離脱したのです! なんでここまで試練を与えられにゃならんのだ! 連休だからか? 今年もGolden Weakというのか!? ということで、ただでさえ苦手な高橋光成相手に福田抜きで戦うにはあまりにも駒不足。序盤のチャンスはエンドラン失敗で潰し、中盤はゲッツーの連続で潰し…そりゃ吉田正は四球ばかりになります。 それでも試合が互いに無得点で進んだのは、ひとえに投手陣のおかげ。6回は小木田が2安打許すも無失点、7回は富山がいきなり二塁打を打たれるも無失点、8回はビドルが3四球1暴投も無失点、9回は平野が一死二塁から無失点…と、いずれも踏ん張りました(こちらは胃痛でボロボロ)。そんな投手陣に報いるべく、今日もやってきました終盤のオリックス! 8回以降しか打たないオリックス! ネットでは「夏休みの宿題」と名づけられていましたが…ホント、これをなぜ初回からできない? それともモイネロやら益田やら北山やら平良やらの一流中継ぎ抑え相手にしか本気出さない? 勝ったのはいいけれど、試合後ベンチに座り込んで放心状態だった中嶋監督の精神状態が本気で心配になります。観ているだけのこちらでも胃がもたないのだから、監督の心境たるや…。 あと、オリックスでコロナ陽性者が続出している理由のひとつに、サヨナラ勝ちで一斉にはしゃぐ機会が続いたせいなのではと思わなくもありません…。 2戦目は外出していたため試合は経過のみでした。案の定隅田を打ちあぐねる貧打線。しかし山﨑福は頑張りましたね。やはり伏見が合うのですかね。だからこそ、勝ちをつけてほしかった…。吉田正の一発で勝ち越した直後に、ばばばバルガス!? ヤマサチは限界のようでしたから交代は理解できます。そのうえビドル不在で一軍に復帰したばかりの投手が多い中選択肢が絞られたのはわかりますが、ばばばばバルガス…? で、こちらも案の定ですね。ヤマサチの初勝利は3球で消えました。というか、まだ一軍だったのかい。 その次の回は近藤が京セラ凱旋。その時の雰囲気をリアルタイムで観たかったです。ピンチこそ招いたものの、最後は無失点に。さすがの近藤でした。 少し時間を置いて速報を開いた瞬間、8回裏に「1」の文字。思わず「神や!」と叫びそうになりました。帰宅して映像を観てさらに「神やー!」と悶えました。今日も歩かされ祭りになるかと思っていたのに、2本塁打とは。3番紅林に当たりが出ず5番は日替わり、つながらない打線を一発で救う4番、その名は吉田正尚! またの名を神! 田中アナの「捉えたー!」の実況も神に後光を添えていました。昨年のTのロッテ戦での逆転3ラン(ビジターだけど)といい、田中アナの「捉えたー!」はいつもドラマチックです。 ドラ1・2の同期お立ち台も本当に感慨深かったです。もちろんヤマサチに勝ちがつけばもっと良かったのですが…。 気づけば貯金チャレンジも成功! あまり気にしていなかったけれど開幕日以来の貯金1! この貧打+コロナ禍でどうして貯金できたのか、不思議でなりません。 スイープ期待の3戦目は高卒ルーキー池田が昇格即スタメン。先制された直後にバレラのタイムリーで同点に追いつきます。…が、バレラが二塁でアウト。バレラがすごい勢いで訴えていたのでリクエストに出るも結果は覆らず。映像でもしっかり避けていましたよ? なぜアウトのまま? タッチ避けてスライディングしたらあかんの?? その後のラベロのは覆すほどではないからアウトのままなのはわかりますが。 ラベロは酷かったですね…。吉田正・安達の後で2併殺、山岡が終盤の大ピンチをしのいだ直後も初球ポップフライですからね。バレラが最近出塁率が上がって守備でも貢献する場面が増えただけに目立ちます。というかいつまで一軍で使ってるの…? このところ大前さんのKazuTubeに加えてタモンズ安部のオリの晩酌を聞くようになったのですが、止まらない愚痴にオール共感でした。9回も西野のヒットからチャンスを作って、どうして小田の時に無策だったのでしょう。スクイズなら同点止まりでブルペンに負担がかかるから、逆転サヨナラ以外は負けでいいとでも判断したのですかね。 いつもこんな展開で勝てるわけがないし、ビドルはずっとしんどいところを任されてきたのだからこんなこともあります。前日の吉田正のお返しのようなものです。むしろ絶好調だった山川をこの1本に抑えたのだから投手陣は頑張りました。山岡も7回を今季最多投球数で投げ切ってさすがです。 問題は打線…って書き飽きたけど打線。なんとかなりませんかね…。誰か救世主は現れないかね。佐野皓がなにげにスイッチをやめて右打席専門になっていました。最後の当たりも惜しかったです。オリの荻野になってほしい! PR |
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