予想は大撃沈…。
《敗者復活戦》 開始は午後3時でしたが、THE Wと同じ勝ち抜き形式になったため、長くなるかなあ…と予想してはいましたが、本当に長かった! 本戦との間に30分くらいはあるだろうと思っていたら終わったのが6時半! ダッシュでお風呂に入りましたよ。 さてAブロック、トップバッターは華山。後半組が有利なこのルールですから勝ち目は薄いですが、2番目のぎょうぶには勝利。ぎょうぶの汚ネタは半ば捨て試合だったのでしょうか。しかし次のロングコートダディが貫禄勝ち。そしてニッポンの社長。Aグループの中でいちばん笑いました。時間切れの爆発音とオチをかぶせてくるなんてさすが! …ですが、あえなく敗退。ロングコートダディは20世紀も破って、残るは二組。正直ロコディの勝ち抜けかなーとこの時は思っていたのですが、なんとママタルトの勝ち! いよいよトリはヘンダーソン。ラストイヤーとあって気合いも感じました。前評判どおり笑いをかっさらい、決勝進出! まだまだ続く敗者復活戦。Bグループは豪快キャプテンから。期待どおり鬼としみちゃむが勝ちあがるも、続くスタミナパンに敗北。しかし仮に上がっていてもトム・ブラウンの狂気には勝てなかっただろうなあ…。そしてBグループで期待していたのがエバース。めちゃめちゃ面白かったのですが…勝ったのはナイチンゲールダンス。オズワルドも破っての勝ち抜けでした。 Cグループはいきなりドーナツ・ピーナツ。さすがにあきらめてはいましたが、きしたかのには勝利するも続くシシガシラに敗北! シシガシラのこのネタの完成度にはびっくりでした。秀逸なカメラワークにも笑いを誘われましたが、会場にも後方の観客のためにモニターが用意されていたようで、それも採点に響いたところはあったでしょう。シシガシラはダイタク・ななまがり・バッテリィズに勝利し、最後のフースーヤまで破ってなんとなんと3組目からの勝ち残り! 最後の1組を選ぶのは5人の芸人審査員。4得票の圧勝でシシガシラが復活を決めました! 思わず「キャー!」と叫んでしまいましたよ。 この時点ですでに疲労困憊(笑い疲れ)。今までの敗者復活戦は割と気楽に眺めていたのですが、この審査方式だとどちらが勝つか気になって全組集中して観てしまいました。 しかし、ここからが本番です。 なんとか夕食も間に合って、いよいよ1組目の笑御籤が。 《令和ロマン》 呼びあげられた時、またも「ギャー!」と叫んでしまいました。よりにもよって1組目。この瞬間「今年の優勝はないな…」とガックリしたものです。 しかしつかみから(というか、せり上がりの時から)令和ロマンワールドに観客を引き込みました。さすがの安定感で上々の出来。トップだからと得点を抑える傾向のある審査員もラインを引き上げざるを得ません。 あとから考えれば、この時点で今年のM-1はいつもと違う方向へと進んでいってしまったのでした。 そしてそれも、すべてトップバッターを引いた瞬間にくるまが描いた脚本どおりであったのかもしれません…。 《シシガシラ》 同じネタをするのかな、どうするのかなと思っていたら違うネタでした。そしてこれがウケないこと…。もしかして観客は敗者復活のネタを期待していたのでしょうか。しかし現地にいなくてもリアルタイムで直前のネタを観ることができてしまう今は、連続して同じネタをすることもリスキーではあります。 もちろん得点は伸びず…。 《さや香》 さや香らしいボケとツッコミにひとひねりあるネタで高得点をたたき出しましたが、松本が思いのほか低得点だったのは、昨年を超えていないという判断だったのか。確かに昨年の方が面白かったなあという印象です。ハードルが上がってしまったのでしょう。 《カベポスター》 持ち味は出ていたと思うのですが、ウケがいまいちだったのは不倫ネタのせいなのかスローペースがこの舞台に合わないのか…。浜田が最後に噛んだのは審査に関係なかったというのは本当だったと思いますが、今年も結果を残せず。しかし審査員の中での最高得点をつけたのは山田邦子でした。 《マユリカ》 オーソドックスなコント漫才だったおかげか、会場の微妙な雰囲気にも左右されず。そこそこのウケをもらってまあまあの得点をもらい、この時点で3位につけました。大阪にいる頃はボケでもツッコミでも笑えるし個性もあるし、面白いことは面白いけれど爆発力はあまり感じなかったので、東京に行ってからの人気ぶりには驚きです。それもなんだか思てたんと違う方向の人気…。何がどう転ぶかわからんもんやね…。 この時点でまだ半分でしたから、まさかマユリカが4位フィニッシュとは思ってもいませんでした。 《ヤーレンズ》 実は決勝進出者が決まってから改めてネタを見返して、「ヤーレンズめっちゃ面白いやん!」ということに気づきました。そこから評価は急反転。3連単予想は「さや香・令和ロマン・ヤーレンズ」に決まりました(しかしXのポストをしたことがないので投票はできず)。 このネタも大爆笑! 審査員も4人が最高得点をつける高評価でさや香に続く2位に入ります! 《真空ジェシカ》 昨年まで低得点だった松本が93点をつけて、真空ジェシカ好きのはずの山田邦子が90点という逆転現象でトップ3には及ばず。ちなみにこのM-1で自分がいちばん笑ったのは「映画泥棒が勝った!」瞬間だったのですが…。 《ダンビラムーチョ》 いよいよあと3組となりました。準決勝で相当ウケていたというダンビラムーチョですが、最後まで誰も払拭できなかった今回の異様な空気感の中では同じようにいかなかったようです。ネタの後、岡本のユニフォームを取りに行ったあの間をいじる反省会の千鳥はさすがでした。 《くらげ》 決勝進出者で名前が呼ばれた瞬間から号泣していた姿を見たら応援せざるを得ません。風体をいかした漫才は好きですし、今回のネタも我が家ではかなり評判良かった…のですが、ウケませんでしたねー。「忘れた」というワードとシステムがミルクボーイを思い起こさせたという意見もありましたが、似ている部分はそこだけですし…。化粧品のチョイスも秀逸でしたが、わかる人にしかわからないところが笑いにならないと苦しくなっちゃいますかね。 《モグライダー》 前回はトップバッター、今回はトリとなったモグライダー。準決勝ではかなりのウケで、優勝候補でもあったのですが、サラッと終わってしまった印象でした。もっとともしげがハチャメチャになってそれを芝が猛獣使いのごとくさばく漫才を期待していたので、やはり自主練したともしげが上手くできてしまったことがイマイチだった原因なのかなあ…。我が家の予想屋は「それならそれで笑いにすべきだった芝の責任」と言っていましたが。 やはり得点は渋く、結果はまさかの7位。 ということで、なんとなんとトップバッターの令和ロマンが生き残り、さや香・ヤーレンズ・令和ロマンが最終決戦進出! 3連単投稿しておけばよかったー! 《最終決戦》 一番手は令和ロマン。準決勝ネタ(未見)をやるのか? と思いきや、一本目とは毛色の異なるコント漫才。しかしかなりの大爆笑。 ヤーレンズのラーメン屋は知っているネタでしたが、これまた何度見ても笑ってしまうボケの連発。頭からラーメン・グレイスが離れなくなりました。 それでも、さや香が優勝だろうなと思っていました。3回戦までしか配信で観ていませんがあのネタはかなり面白かったですし、間違いはないだろうと確信していたのです。 …が。 始まってしばらく、 ( ゚д゚) と、審査員と同じ表情になりました。おそらく客席も同様だったのではなかろうか。 あとから思えば、これがさや香なんだろうなと思いました。数年前の「からあげ4!」はいまだに憶えていますが、大事な舞台でこういうトリッキーなネタをしたり、一年前から最終決戦でこれをかけるために一本目を用意したりという、これがさや香という漫才師の生き方なんだろうなと。 しかしそうだったところで、審査に加味はされません。 というわけで、投票は令和ロマンとヤーレンズの一騎打ちに。 一枚めくられるごと交互に名前が表示されたのは、初めてだったのではないでしょうか。最高に盛り上がる中、最後の一票が令和ロマンに入って、なんとなんと初出場のトップバッターで優勝という歴史的快挙! そして直後に来年の出場を表明するあたり、さすがくるまです。 昨年名前上げた鬼としみちゃむとシシガシラがともに準決勝まで勝ち上がり、しかもシシガシラは敗者復活で決勝に登場するというおまけつきでした。来年は鬼としみちゃむのブレイクを期待します! そして今年の推し枠はエバース! 来年はストレートに決勝に行けると信じています! PR |
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