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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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《女子》
昨年のメダリストであるレビト選手がショートで出遅れたのには驚きましたが、フリーで挽回してきたのはさすが。演技開始直後は慎重になっていたように見えたが、ジャンプが決まるごと自信を取り戻してきて彼女らしい魅力が輝いていました。
住吉りをん選手は4回転の成功はならなかったものの、羽のような軽やかなスケーティングは本当に魅力的。ジャンプの飛びすぎによる減点が残念です。
吉田選手はトリプルアクセルを決めて一気に流れに乗りました。尺八の音楽も良い(←個人的感想)! 最後まで鶴になりきっていた世界観は美しかったです。
ベルギーから二人もファイナルに出場するのは史上初。ピンザローネ選手のスピンはとても美しく見応えがありました。まだまだ伸びしろを感じます。
先輩のヘンドリックス選手は、ダイナミックな動きと豊かな表情が心に響き、とても好きなスケーターです。少しミスがありましたが、最後まで力感を失うことはありませんでした。さすがの実力者。
そんな中貫禄を見せたのは坂本花織選手。めずらしくフリップでミスするも、全体の流れと氷上に展開された世界観は崩されることなく、最後にコンビネーションをつけてリカバリーするファイティングスピリッツで首位を守りました。これがGPF初の金メダルだったとは、今や意外な気もします。
なんやかんや外野(大陸の北の方)の喧騒はあれど、6人6様、個性を発揮したファイナルだったと思います。

《男子》
アダム・シャオ・イム・ファ選手の演技をきちんと観たのははじめてだったのですが、野性味あふれる表現力に魅せられました。これからが楽しみな選手がまたひとり現れました。
エイモズ選手も台乗りする実力を持っているはずだったのですが、ジャンプミスが響いてしまいました。しかしステップやコレオでは会場を沸かせていましたし、世界選手権では完璧なボレロが観られるはず。
三浦選手はSP後体調不良で一度も練習できなかったとか。それでも挑んだフリーで、フィニッシュ後は足に力が入らない状態になりながらも滑り切った姿に感銘を受けました。美しく優雅なフィギュアスケーターもひとりのアスリート、ファイターです。
復帰した鍵山選手のスケートは休養前よりレベルアップしていました。美しいスケーティングに力感も加わって、新たな鍵山優真の世界を見せてくれました。まだまだブラッシュアップされそうなプログラムですので、これからが楽しみです。キスアンドクライでコストナーコーチの笑顔が見られるのもいいですね。
世界王者として挑んだ宇野選手。洗練されたスケーティングと、静かな曲調に合わせられる力感を感じさせないジャンプ、ベテランの域に入りながらも毎年新たな姿を見せてくれます。ミスはあったものの最後の最後でリカバリーする意地はさすがでした。
そんな日本勢の前に立ちはだかったのは若きジャンパー、イリア・マリニン選手。SPで前代未聞の4Aを跳び、採点を混乱させるもトップで通過。フリーの4Aは惜しくも転倒、しかしその後の4回転はすべて成功させ、独特のステップでも会場を魅了しました。フリーだけで200点超え、圧巻の演技で優勝を飾りました。
男子でいえば、ジャンプでマリニン選手を超える者はしばらく現れないでしょうが、高難度ジャンプと怪我は隣り合わせ。マリニン選手がこのクオリティを維持できるのか、そして同時にジャンプ以外の要素をブラッシュアップできるのか。4Aにチャレンジする選手は現れるのか。そこがこれからのフィギュアを左右する重要なポイントであるとも思います。

まずは年末の全日本、ジュニアも含めてリンクをどんな色とりどりに染めてくれるのか。そして世界選手権では今回不出場のりくりゅうは間に合うのか。いろいろ楽しみなフィギュアシーズンが始まりました。





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