宿の送迎車の待合場所は奥の院前なのですが、もちろん時間はまだたっぷり。
いったん千手院橋まで戻りますが、他の観光は翌日に回しているので、お土産屋さんなどをぶらぶらしながらコーヒーを飲めるお店を探しつつ、苅萱堂までやってきました。
お堂の中には石堂丸伝説の絵物語が飾られていました。小さい頃、漫画形式の絵本で読んだことあるような気がします。向かい合っている妻と妾の髪の毛がゴーゴンになって睨み合っているのが子ども心に恐怖で、そらおっさんも逃げ出すわと思ったものでした。でも妾を連れてきたのは自分なのだから、自業自得かもしれん。
程よく時間をつぶして再び奥の院前へ向かい、送迎車に乗せてもらって、ホテルのせ川へ。
車は山道をぐるぐると周っていきます。十津川に向かう時の風景と同じような秘境ぶりとはいえ、路線バスが走る国道とは違い、ほどなくスマホの電波が入らなくなりました(ちなみに野球速報はその時まさに佳境を迎えていた)。運転手さんは慣れたハンドルさばきで時にはスピードを落としすれ違いできないような狭さでかつ舗装状態の悪い山道を抜けていきますが、何か不測の事態が起きたらどうしようと内心ドキドキでした。
約一時間の間、時折集落があったものの結局宿のすぐ近くに来るまでアンテナは一本も立ちませんでした。あとで宿の人に聞くと、三大キャリアが通じるようになったのもつい数年前のことなのだとか…。
歩き疲れてぐったり。
ごはんまで二時間近くあるので、甘いモノで疲れを癒そう。
時間つぶしの間購入した笹巻あんぷ。生麩のおまんじゅうです。柔らかくておいしかったです。
夜ごはんはあまごの塩焼きとカシキ鍋。
ごま豆腐ははずせない。
カシキ鍋とは、カモ・キジ・イノシシの頭文字を取ったもの。
お肉に野菜に麺もあり。食べきれるかな? と不安になったものの…。
お出汁がおいしくて、完食してしまいました!
あまごも臭みがなくて、骨まで食べられました。
〆は雑炊…ここまで来ると、やっぱり苦しい。
半分くらい残してしまいました…。
でもデザートは食べる。
ごちそうさまでした。
食後はお風呂。露天風呂はありませんが、少しヌルヌルしたお湯でお肌ツルツル。気持ちよかったー。
翌朝は早くに目が覚めてしまい、朝風呂してから朝ごはん。
やっぱり完食。
送迎車の出発まで時間があるので、近くを散策。
宿の前には小さな神社がありました。
からんでるよ?
清流には早くも釣り人が。
橋が携帯電波の境目。
今日はあまり天気がよろしくないみたいです。
10時に宿を出発し、ふたたび高野山へ。
大門で降ろしてもらい、本日はここから散策開始。
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