『未来への10カウント』
世間では「考察系ドラマ」が流行っているらしいですが、なーんにも考えず純粋に物語を楽しむドラマもそれはそれでいいと思います。これもその部類。 ボクシングに青春をかける高校生と、青春をとっくに通りすぎた中年男女たち。恋愛や挫折、過去との決別と未来へのまなざし。年代は違えど、人生にまっすぐ向き合い日々を懸命に生きる姿勢は誰でも同じ。丁寧な人間ドラマだったと思います。 青春ドラマとしても、部員同士の確執や一流選手が怪我で離脱するなど展開はオーソドックスでしたが、流れがシンプルでそれぞれのエピソードに感情移入しやすかったです。 すべてがベタなドラマを作るのは案外難しいと思うのですが、大袈裟でないシンプルな演出と無理のない脚本があわされば可能なのだなと改めて感じました。キムタク主演ということばかりが注目され、キムタクなのに低視聴率、キムタクドラマ打ち切り、というマイナスな報道が目立ちましたが、キムタクだけでなく満島ひかりも好演でしたし、他の脇役たちもそれぞれのキャラクターを魅力的に演じていましたし、決して「キムタクのドラマ」ではなかったのに、そういう色眼鏡で見られるのが残念だなあとつくづく思います。まあでも、いきなりバックハグでドキドキさせられてしまうのは、やっぱりキムタクだからなのかな…。 PR |
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