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続・風花の庭

いたづらにけふやくれなむあたらしき春の始めは昔ながらに(藤原定方)

今日までのCS

10/16  パ★☆H-F セ★G-DB☆

パ・リーグは想像以上に、ソフトバンクの圧勝でした…。
1stで温存し、満を持してソフトバンクにぶつけたはずの伊藤ですが、序盤から小刻みに点を重ねられ、6回途中4失点とKO。タイムリーにホームラン、中軸にしっかり仕事をされてしまいました。ソフトバンクの怖さは、リードを奪った後は沈黙…という淡白さをいっさい見せないところ。最後まで攻撃の手をゆるめず、相手の精神力を削り取っていくのです。日ハムも、先制された直後にスタメン抜擢の矢澤がタイムリー内野安打を放って同点にするという勢いのつきそうな攻撃を見せますが、その裏にすぐさま勝ち越されてしまうと、観ている側もシュンとなってしまいます。
と、いうわけで、途中からセ・リーグにチャンネルを替えていました。
戸郷-ケイの顔合わせ、巨人有利かと思いきや、主軸を怪我で欠いているのもあってかなかなかチャンスを作れません。すると4回、佐野のホームランでなんとDeNAが先制。7回には代打筒香がタイムリーを放って2点差にすると、その裏は山﨑が作ったピンチを坂本が火消し。しかし怪我人続出のDeNA、今日はなんと抑えの森原がベンチ外。9回は伊勢が担うとして、8回は誰が投げるんだ…? と思いきや、堀岡! 堀岡? …誰!?
なんと昨年オフに巨人を戦力外になり、DeNAに育成契約され今季は6登板しかしていないというではありませんか! たった2点差で相手は中軸、なんという博打采配!!
先頭にヒットを打たれ、イヤな予感がします。しかし2番増田はセンターフライ、3番オコエを三振に取ると、ラスボス岡本もライトフライ! 堀岡は大きなガッツポーズ!
こうなれば流れはもうDeNAにありました。9回も伊勢が三者凡退に抑え、初戦を取り星を五分に戻しました!


10/17  パ★☆☆H-F セ★G-DB☆☆

初戦で力差を見せつけられたパ・リーグですが、今日は日ハムを比較的苦手としているモイネロとあって、ささやかな希望を抱いて観戦。期待どおり、万波・清宮の連続二塁打で先制します。しかし1点どまりで攻撃終了、中4日の加藤がその裏のマウンドへ。…あっさり(「あっさり」しか言葉が見つからない)同点にされるどころか、近藤にも2ランを打たれてあっという間に3失点…。
その直後、1点を返した日ハムですが、取られたら取り返す悪鬼羅刹のソフトバンク打線、すぐさま周東の犠飛で2点差に戻します。
というわけで、今日もチャンネルはセ・リーグに。なんと伊藤光が肉離れで抹消。これでDeNAの捕手は実質戸柱しかいなくなりました…。
しかしDeNAバッテリーは今日も奮闘。巨人打線をゼロに抑えて中盤を迎えます。菅野の前にここまで1安打に抑えられていた打線ですが、5回表、先頭宮崎が二塁打で出塁すると、森のタイムリーで今日も先制。しかし6回裏、ここまで好投していた大貫がついに岡本にタイムリーを許して同点に。
空気感の変わった東京ドーム。何かが動く予感がしました。
予感的中! 先頭オースティンが、4球目の高めを逆方向スタンドへ勝ち越しホームラン!
その裏、大貫が二死から四球を出すと、代打秋広のところでスパッと変えた三浦監督。今日も坂本が火消し成功、8回を伊勢が抑えると、9回は復帰した森原が岡本からの打順を三者凡退に抑えて今日も白星! 戸郷→菅野という強力な先発相手に2連勝!
がぜん面白くなってきました。


10/18  パ★☆☆☆H-F セ★G-DB☆☆☆

パ・リーグはスチュワート・ジュニアとヤマサチの顔合わせ。今日も初回から山川・近藤の連続タイムリーで2得点。しかしあとのない日ハムは、3回に伏見のホームランで1点を返すと、万波のタイムリーも飛び出し同点に。Final前の練習中に鼻骨骨折し、目のまわりが黒ずんだ状態で出場している伏見ですが、痛みを感じさせない奮闘でチームを鼓舞しています。応援せずにはいられない。しかし相手は王者ソフトバンク。4回に清宮のエラーにつけこみ、1点を勝ち越します。その後は継投で得点を許さなかったものの、ソフトバンクの投手陣を攻略できなかった日ハム打線。昨日は点差があってもヘルナンデス・オスナを出し惜しまなかったソフトバンクベンチ。気の緩みなど微塵もありません。ましてや今日は1点差。三連投の勝ち継投で盤石の勝利、スイープで日本シリーズ進出を決めました。
…まあ、ほとんど観ていなかったわけですが。
セ・リーグの先発はグリフィン-吉野。さすがに今日は巨人が勝つであろう…という予想にたがわず、岡本のホームランで巨人先制。しかし3回、一死満塁の大ピンチを牧のファインプレーでゲッツーに取り、追加点を許しません。この流れで直後の先頭はまたもオースティン。今日も6球目の高めをホームラン! 打たせてはいけないバッターに打たせてしまいました。
さらにチャンスを作って投手の吉野に回ったところでいきなり代打フォードのカードを切った三浦監督。追加点はならなかったものの、攻めの姿勢がうかがえます。
5回には赤星の痛い暴投でDeNAに2点目が入ります。
吉野→佐々木と来て、5回から中川颯に継投。まさか中川颯がCSで登板するとは…昨年の今頃は想像すらしていませんでした。中川は2イニングを無失点、六凡に抑えます。
2点差のまま終盤へ。7回はヤマヤスが投げましたが、今日は連投中の伊勢がベンチ外。8回はどうするんだ…また堀岡か…? ラッキーパンチは二度はないぞ…?
→なんとヤマヤス回またぎ!
三浦監督の腹の括り方はあっぱれです。このFinal、やることなすことズバズバ当たっているそのさまは、ナカジマジックを思い出します。三浦マジックと呼ばれてもおかしくないことない…?
9回は大勢がピンチをしのぎ、1点差のまま9回。抑え森原が今日もピシャリと〆て、なんとなんとDeNAが3連勝! 3位チームがPS5連勝で日本シリーズに王手をかけました!


10/19  セ★☆G-DB☆☆☆

あとのなくなった巨人。手負いの吉川と、日本シリーズに向けて調整していたヘルナンデスを昇格させました。なりふり構っていられません。
先発は井上-ジャクソン。互いに得意としている相手とあって、序盤は投手戦に。
4回、巨人が無死一・三塁とチャンスを作ると、打席は岡本。このシリーズ全打点を挙げている4番でしたが、ここはゲッツーという結果に。1点は入ったものの、一発出れば大量点だっただけにもったいない打席となってしまいました。
すると6回。ここまでパーフェクトだった井上が、戸柱にチーム初ヒットとなる同点ホームランを被弾。すると動きの早い阿部監督。その裏の先頭、井上の打席にすわ代打を送ります。
阿部監督は直後の守りでも迷いませんでした。船迫が先頭にヒットを許し、一死を取ってオースティンを迎えたところでスパッとケラーにスイッチします。3連投になるケラーでしたが、オースティン・宮崎という怖い打者を期待どおりに連続三振。これが流れを引き寄せました。
直後、一・三塁のチャンスから岸田のスクイズで巨人が勝ち越し成功。代わった中川颯からダブルスチールを決めると、代打長野の一ゴロをオースティンがホームへ悪送球する間に走者ふたりが一気に生還。リードを3点に広げます。
こうなると試合は巨人ペースの展開に。DeNAは8回、9回とランナーを出すものの得点はできず、巨人がようやく1勝を挙げ、星の差1つに戻しました。
今日は終始あとのない巨人の必死さが伝わる試合でした。それに気圧された感もあるDeNA。これで一気に巨人へ趨勢が傾く可能性もあります。なおも王手はDeNA。野球ファンとしては、少しでも野球を楽しむ時間が長ければ長いほど楽しい…のですけれどもね。








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今日までのCS

ひさびさに高み(いや、低みか…)の見物ですなあ。


10/12  パF-M☆ セT-DB☆

どちらも3位チームが先勝。試合はほとんど観られませんでしたが、ロッテがソロ2発と佐々木の好投で白星をものにしました。日ハムはシーズン終盤に打線が少し調子を落としていましたから少し心配でしたが、ここはCS常連のロッテに一日の長があったということでしょうか。
DeNAは東のアクシデントによる降板でブルペンがフル回転となったものの、最終回の1失点のみで競り勝ちに成功。やはりオースティンの存在感はさすがです。


10/13  パ☆F-M☆ セT-DB☆☆

改めて見るとエスコンの雰囲気はシーズン以上です。昨日はロッテよく勝てたな…と思うほど、すごい熱気です。
CS1stは投手戦になりがちですが、小島と金村も例に及ばず。中盤までゼロが並ぶものの、5回に今日も安田の一発でロッテが先制。そして7回も角中の一発。こりゃ、ロッテの勝ち抜けかな…(明日ヒマだな)と思いきや。その裏、先頭のレイエスが四球を選ぶと、球場が大きく沸きます。小島はそれに影響されたか、一死から郡司にも四球を与えて降板。代わった横山が暴投で進塁させると、ゴロの間に1点を返します。
8回表はブルペン待機していた山﨑福也がマウンドへ。オリ時代には機会がなく、なんとCS初登板です。この大事な場面で…終盤不調だったのに…。しかし捕手が伏見に交代したのは心強い。きっちり3人で抑えると、9回も無失点。怖いバッターは四球で歩かせ後続をきっちり打ち取る、伏見の慎重なリードも光りました。
1点差のまま9回。抑えの益田が登板し、先頭のレイエスを三振に抑えます。ああダメか…とあきらめかけたその時! 日ハム躍進の象徴でもある万波中正! なんとなんと値千金の同点ホームラーーーン!! エスコンは画面越しにも伝わるほど揺れていました!
ヤマサチはなんと10回表も続投、ここも3人で終え仕事を果たします。そしてその裏、澤村が連続三振で二死走者なし。しかし松本剛が四球を選び、清宮がつないで一・三塁。打席は水谷に代わって入っていた淺間、2球目の高めを大根切り! ライトへ運んでサヨナラー!
「ファイターズの大航海はまだまだ続く!」とは、名実況ですね。
崖っぷちの2戦目、チーム一丸となって勝ち取った逆王手。揺れる球場、総立ちの観客席。ちょっとこの雰囲気、2014年のCSを思い出しました。あの時のオリックスは敗退してしまったけれど、日ハムには勝ち上がってほしいな…とつい思ってしまうほど、いい雰囲気です。
小島は悔し涙にくれていました。7回に降板した際も目を赤くしていましたが、この一戦に賭ける強い思いを感じました。益田も澤村も悔やまれる一球となってしまいました。打線はホームラン以外でしか得点できていないところが少し気になります。
一方セ・リーグは、序盤からDeNA打線が大暴れ。阪神打線は初回に森下のホームランで先制するものの、それ以降は相手投手陣の前に沈黙。結局15安打10得点の猛攻でDeNAが連勝で1st突破。阪神は岡田監督の花道を飾るはずのポストシーズンでしたが、やや硬くなってしまったのか、消化不良で終わってしまいました。最後までボヤキが止まらなかったですけれども、かなり体調が悪かったようです。あいさつも会見もない淋しい終幕となってしまいました。


10/14  パ☆☆F-M☆

互いにファイナル初戦に取っておきたかったであろう北山-種市の顔合わせ。先制したのは今日もロッテでした。二塁打→内野安打→スクイズ(しかも一塁セーフ)、さらに満塁として荻野の犠飛でもう1点と、ようやくロッテらしい点の取り方で試合を有利に進めます。
しかし3回裏、ヒットと四球で一・二塁とすると、ここで捕手佐藤が痛恨のパスボール。淺間は三振に抑えるも、怖い清宮がしっかり同点タイムリー。今日も大入り満員のエスコン、もちろん球場はいっそう熱を帯びます。
5回表、北山が二死から角中に四球を出すと、ベンチが動きます。まだ93球の北山を降ろし、田中正の名を告げました。このシリーズまったく当たっていないソトですが、慎重な判断は吉と出ました。田中は続く6回も続投、三者凡退に抑えます。さらに7回表もマウンドへ。右の友杉ひとりを仕留めたところで降板となりました。計20球とはいえ、3回をまたいで無失点に抑えたクローザーに対し、エスコンはもちろん総出の拍手で讃えます。代わった河野はランナーをひとり出すものの、ゼロで抑えて裏の攻撃へ。
先頭の万波が四球を選ぶと、まるで9回裏かのような大歓声。それに気圧されたわけではないでしょうが、郡司のバントを種市が悪送球してしまいます。続く上川畑ももちろんバントの構え。しかしここは捕手佐藤が素早く拾って三塁へ、さらに一塁もアウトにする超ファインプレーで危機を救いました。一死二・三塁のはずが二死二塁。ピンチ脱出したはずの種市ですが、田宮に対し追い込んでからもったいない四球を出してしまいます。「ここは交代」という中継解説の予想に反して、ロッテベンチは動かず。あと1アウト、打者は9番水野ですから、この回は種市に任せたといったところでしょうか。しかし短期決戦でもっとも大事なのは素早い判断。北山を降ろした日ハム、種市を続投させたロッテ、結果論ではありますが交代のタイミングで明暗が分かれてしまいました。水野は鮮やかに右中間を割る勝ち越しタイムリー三塁打を放ちます。
決定的な2点かと思われましたが、日ハムは手をゆるめることはなく、8回には清宮盗塁という奇策でダメ押しの1点を追加します。最終回、誰を登板させるのかと思いきや、ベテランの宮西でした。しっかり3人で抑え、エスコンではじめて開催されたCSは見事、日ハムの勝ち抜けで終えました。
まるで優勝したかのように涙にくれる選手の姿もありました。まだ早いよ! とは思ったものの、よほど感慨深かったのでしょう。球場の雰囲気も、ファンでなくとも感動さえ憶えるような昂揚感に満ちていました。
しかしこの勢い、福岡でも持続することはできるでしょうか。待ち構える強敵は、徹底的に対策をめぐらせてくるでしょう。北広島では終わらなかった大航海を、もう少し長く見ていたい気もします。





今日までのプロ野球

9/30・10/1 vsH ●●

このところすっかり活発な打線に、宮城のタイトル争いの相手であるモイネロ打ちを期待したものの…。
何も起きず、いつものような負けでした。
山下はいつものように先頭四球から無死一・三塁も無失点。そこから8回まで113球11奪三振と素晴らしい内容で投げ抜きましたが、栗原に許した一発のせいで6敗目。切なすぎます。
モイネロが5回で降りたのでチャンスかと思いきや、中継ぎを誰ひとりとして打てず、今季何度目かもう数えたくもない1-0負け。
翌日の相手は高卒ルーキーの前田悠。19歳とはいえ苦手な初物、初回は6球で打ち取られイヤな予感しかしませんでしたが、なんとかプロの貫禄を見せてくれました。2回に怒濤の連打で4得点。3回にもセデーニョの2ランで6-0。
勝ったと思うやん…?
先発は田嶋。最後くらいはビシッと抑えて終わってほしかったのですが、やっぱり調子はイマイチ。援護をもらっても不安定さは解消せず、追加点が取れずにいるうち1点ずつ返されていく展開に、不安がよぎり始めます。
そして5回。二死から栗原に2ランを浴びて2点差に。この時点で覚悟しました。なおも連打をくらったところで田嶋は交代。あんまりです。勝ち星目前の交代が、ではなく、田嶋の内容が、です。…どうしてこうなった。
ということで、またもキツイ場面を任された鈴木ですが、おそらくまったく準備はできていなかったでしょう。満塁からの走者一掃で、ペイド2つ目の白星はあえなく去っていきました。
え…あの宮城完投以外、福岡で勝ってなかったの!? どーゆーこっちゃ!
ホームを含めても-12という大惨事。また「ソフトバンクにあたりまえのように負けるオリックス」になってしまったのか…。来年は頼むよ…。


10/6 vsE ○

こんなに悲しい勝ち試合があるでしょうか…。
シーズン最終戦の仙台は悪天候。宮城の規定までは7.1回、最優秀防御率のタイトルは規定までを無失点か、8.1回を1失点。雨のそぼ降る中、エースは難なく初回を終えます。
相手は早川ですから投手戦になるかと思いきや、2回、長打やエラーで満塁にすると若月がなんと有言実行の満塁ホームラン! しかもそれにとどまらず、この回2打席目の西川のタイムリーで一挙5得点のビッグイニングに! ムエンゴで苦しんできた宮城に最後の最後で大きな援護点が入りました!
次の回にはこの日昇格していた宗がタイムリー、4回にはセデーニョの2ランが飛び出し、まさかの8-0! 今季初の二桁得点も見えてきました。
この日は皆目の色が違う、と感じていました。もちろん早川が悪条件で調子を乱したせいもありますが、宮城のタイトルのためというだけでなく、せめて有終の美で今季最終戦を飾ろうと気合いが入っているのかな…くらいに思っていたのです。
4回までひとりのランナーも許していない宮城ですが、オリックスの攻撃が長いため試合展開はさほど早くはありません。天気予報ではじきに降りやむと予想されていた雨雲は去る気配なし。少しやきもきし始めます。
4回裏。打ち上がった小郷の打球はレフトフライか、と思った次の瞬間、西川が落下点を通り越してしまいます。打球に触れていないのでもちろん記録はヒットで無死二塁。うおおーい!(エラーにしてくれという叫び)
宮城がギアを上げれば無失点に抑えることはできるでしょうが、悪天候ですし、残りの回を投げきる体力を残さないといけないことを考えると困難なミッションです。それでも犠飛の1失点にとどめたのはさすがでした。
5回も攻撃の手をゆるめないオリックス。高卒新人相手に無死満塁と攻め立てますが、三振とゲッツーで無得点という最悪の結果に。若手を育てることは厭いません。
その裏、宮城は一死一・二塁とピンチを作るも無失点。球数は順調です。あとはお天気だけです。
そして7回表1アウト。代打杉本の打席の途中で、中断が告げられました。
ファンの誰もが祈りを捧げるも、雨雲は無情にも球場の上にとどまり続けます。それどころか勢いが強くなっていく始末。いったんはシートが剥がされるも、グラウンドは土を入れても入れても浮いてきます。
早い回からフライが取りづらそうでしたし、宮城の件がなければ5回でコールドになっていたでしょうし、互いに消化試合でなければノーゲームでもおかしくないくらいの天候でした。それでも試合続行のために尽力してくれた審判団や楽天球団には感謝しかありません。できる限りのことは尽くしてくれました。誰も悪くありません。
ただただ、めぐりあわせが悪かったとしか言いようがありません。
最後の最後まで、雨に泣かされた2024年でした。
朝はLAD山本が打ち込まれ茫然としている姿にショックを受け、夜は宮城の涙にもらい泣き。打ちひしがれた日曜日。

さらに夜中のことでした。
中嶋監督退任の一報が…。

イヤだ! ダメだ! オリックスを強くしてくれた中嶋監督がいなくなってしまったら、このチームはいったいどうなってしまうのだ!?
取り乱す頭をガンと殴られたのは、中嶋監督のコメントを目にした時でした。何度言っても改善されなかったというチームの「慣れ」。その緩みを、感じないわけではありませんでした。しかし今シーズンのかみあわなさは、三連覇の疲弊や相手の対策や怪我人の多さであると勝手に自分を納得させて目をそむけるようにしていました。
誰しも「慣れ」には弱いもの。常勝球団を作り上げるのはたやすいことではありません。ソフトバンクは王会長という精神的支柱が現場に現れては引き締めてくれますが、他のチームは巨人ですらその諱には縁遠くなりつつあります。ましてやオリックスのようにBクラス常連だったチームがその空気を常態化するには、なかなかの精神力が必要なように思います。
コメントの一部を取り上げ、個人名を論ってここぞとばかりに煽るメディアもあります。しかし監督が言いたかったのは、そこではないと感じます。引責辞任ならあたりさわりのない言葉で幕引きすることもできたはずです。それなのにあえて厳しい言葉を残したのは、現状にとどまってはいけないと、チームが行くべき道の先を示してくれたのだと思います。日ハムの黄金期もその後の凋落も目のあたりにしてきた中嶋監督ですから、オリックスに重ねるところがあったのではないでしょうか。
ならばこれは、まごうことなき愛なのです。
ファンも活を入れられたような気がします。中嶋監督がいるから大丈夫、と慣れきってしまっていたのですから。
万年最下位の澱んだチームを優勝の高みに連れていってくれました。日本一の景色も見せてくれました。そして最後まで、チームのことを思っていてくれました。
中嶋監督には感謝の念しかありません。
そして本当に、新しい時代が始まるのだ、始めないといけないのだと感じます。
オリックスが中嶋監督の残していった愛を忘れずに、常勝球団へと上っていくその道を、来年も追いかけていきたいと強く思います。





ドラマ寸評(2024年第3期・最終回②)

『オードリー』
朝ドラあるある:ヒロイン迷走しがち。
朝ドラは半年という長丁場で人の人生を描くのですから、夢や目標が変わっていくのも当然といえば当然のこと。しかしこういう展開がハマるかハマらないかが、作品の価値を決めると思っています。
この作品も女優→女将→映画監督と、美月の人生は都度変化していきました。しかしその原因は大京の経営難であったり、滝乃の結婚であったり、自分自身の選択というよりは環境に振り回された感もあります。さまざまな困難を乗り越え、最後に自分の夢をかなえるという王道ストーリーではあるものの、その困難は主に育ちの複雑さや滝乃という強烈な存在。ありふれていない設定が新鮮で、なんだかんだ最後まで飽きずに観てしまいました。
滝乃の存在感はさすがでした。よくよく考えてみると、他人の娘の美月を我がものにするスタート地点から、昔の恋心が再燃してあっさり椿屋を捨てるところまで、いつもいつも独善的でこれっぽっちも共感できない生き方なのですが、なぜか嫌いになれない。これも大竹しのぶの演技力のなせるわざなのか。滝乃さえいなければ、美月も春夫も愛子も梓も、きっとその人生はおそらく良い方向に大きく変わっていたでしょうに、滝乃の最期のシーンでは悲しみの念すら湧いてきました。
当初はその演技力に疑問を抱いていたヒロインですが、最後は中年になった美月のこれまでの人生の重みと人間味を感じることができました。以前の朝ドラはこんなふうに、若手女優の成長譚でもあったよなあ…と懐かしく思います。
堺雅人と佐々木蔵之介がこんなに重要人物とは思ってもいませんでした。佐々木蔵之介なぞ最後は一人二役を演じる離れ業。だからこそ一茂がもったいなかったです。なぜ一茂を…こんな大事な役で…。せめて虎の俳優さんでも良かったのに…。
ドラマ全体としては、さすが大石静脚本だなと感服しました。

『虎に翼』
終盤は星家の確執と原爆裁判に尊属殺人、あわただしい展開が続きました。そこに宙ぶらりんだった美佐江のエピソードを回収しなければいけなかったので、やや駆け足に過ぎ去ってしまったように思います。
原爆裁判や尊属殺人は、短い時間でしっかりとその本質を突いていたと思います(山田轟法律事務所がこの歴史的裁判両方に関わったというのは、まあ、ドラマだから仕方なし)。被爆者や美位子の心情も丁寧に描かれていましたし、法廷で「クソだ!」と言い切ったシーンは拍手喝采。尊属殺人に寅子は関わってはいませんでしたが、戦後の法曹界を描く以上、どうしてもこの裁判を避けることはできなかったのだろうなと感じます。
ただ、現在進行形で決着のついていない問題があります。寅子たちが守ってきた少年法の理念。戦後間もない頃、貧しさから罪を犯す子どもたちを救ったのは「愛」でした。しかし終戦から年月を経て、戦争を知る世代と知らない世代のギャップは広まり、少年法改正の動きも強まりつつありました。
みずからの手は汚さず、人を操っていく美佐江。寅子は彼女を恐れて「愛」を届けられなかったことを悔やみ、その娘であり美佐江と同じ雰囲気を纏う美雪には正面からしっかりと向き合い、みずからの思いをぶつけました。寅子の言葉を受け止め、施設暮らしで改心したかに見えた美雪。「愛」の理念の完全勝利かと思いましたが、しかしその後の寅子と音羽の会話は、美雪がまた罪を犯す可能性があることを否定してはいませんでした。
美雪の涙は嘘ではないでしょう。しかし、美佐江や美雪のようにサイコパスの因子を持った人間はおそらく一定数存在して、どれだけの愛を持ってしてもその因子をかき消すことはできない、そんな愛の無力さを含ませているようにも感じてしまいました。
寅子と美雪の対峙が感動的であったからこそ、その含みに消化不良感が残ってしまったのですが、現実と照らし合わせても、「愛」がすべての人を救えるなどというのは傲慢なのかもしれません。もちろん、ここでの主題は音羽たち若い世代が新時代の家裁を作り上げていく、そのバトンタッチを寅子が行うという多岐川の理念の継承なわけですが。
新潟編まではじっくり描かれていた寅子の人生が、最後はバタバタ終わっていってしまった感が少し肩透かしでした。一年くらいかけてゆっくり観れば、味わい深かった作品のように思います。


『海のはじまり』
なかなか賛否両論激しい最終回ではありましたけれども、やはりこのドラマの焦点は人生の選択であったのかなと思います。
最終的に、夏は海とともに生きる道を選び、弥生は選びませんでした。誰かのため、ではなく、自分のため。「犠牲になった」とされている夏も、自分自身が選んだ人生なのです。水季と交際したことから海の父親になることまで、すべて自分で責任を持って選ばなければならない、それが人生。そして選んだ結果はすべて取り返しがつかない、それが人生。
水季とてそうです。意地を張らずに実家で暮らしていれば病院にも通えて、海と離れることはなかったのかもしれない。死んでしまえば選択肢を誰かの手に委ねなければならないのですから。
弥生もあんな元彼とさっさと別れていればつらい思いもせずに済んだだろうし、自分の子を産む時のことを考えずに海の母親になる道を選んでいたかもしれません。
人生はすべて選択と、偶然と必然のくり返し。
だからこそ偶然と必然に際して安易な選択はしてはならないし、選ぶ時はいつも自分のしあわせを考えなければならないのです。その選択は時に誰かを傷つけるかもしれない。けれど、自分をしあわせにできるのは、結局最後は自分だけ。
そうでなければこんな苦しみばかりの世界、生きていけない。
もっとも、このドラマはそんな説教くさいことを主張はしません。ただ、誰かが自分の人生を自分の手で選んでいく。ちょっと非日常な状況ではあるけれど、自分のしあわせを一生懸命考えて自分の道を決めていく、描かれたのはそんなどこかの誰かの日々。ただそれだけなのですが、ちょっと立ち止まって自分の人生を振り返る、そんなきっかけになったと思います。

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
笑えるのに泣ける。泣けるのに笑える。
感情の起伏が激しい45分を毎週、岸本家と一緒に過ごしていました。
父の早逝、弟はダウン症、母は車椅子で祖母は認知症。その「設定」だけで「かわいそう」とレッテルを貼る世間に対し、七実はその筆(指?)で抗い続けます。こんな「おもろい」家族がいるものかと。
七実は、ずっと父への最後のひとことに縛られていました。「死んでまえ」と言ったら本当に死んでしまった父。父がいれば、七実は家族のためがむしゃらに頑張らなくても良かったのかもしれない。そんな感情が爆発するシーンは、七実のこれまで抱えてきた苦しみが伝わり胸が締めつけられました。
しかし父はずっと七実を、岸本家を見守っていたのです。それを知っていたのは草太だけでした。岸本家から独立する日。ゆく道の先を見つめる草太の強い意志を秘めた両目と、息子の成長を見守る父親のあたたかいまなざし。それはずっと寄り添ってくれていたパパから卒業する日でもありました。
七実も、ひとみも、耕助がずっとそばにいてくれたことを知ります。認知症の芳子もまた、草太の中に耕助を見つけます。岸本家は、五人でひとつ。全員そろって、「おもろい家族」たりえるのです。
岸本家を「おもろい家族」と言ったのは、耕助が最初でした。その遺志を継いだ七実。家族をずっと笑わせ続けることを決意した七実は、耕助の愛車ボルちゃんを買い戻します。そして家族を乗せて、おもろい道を走り続けるのです。これからもずっと。
河合優実を知ったのは『不適切にもほどがある!』でしたが、それより前にこの作品の主演に抜擢した制作陣の眼力はすごいと感嘆しました。高校生から中年まで、等身大の七実を演じきっていました。てっきり関西人かと思っていたら東京都出身なことにも驚き。関西弁でセリフを言うだけでも難しいであろうに、ツッコミの間の取り方が完璧でした。
草太役の子にも泣かされましたが、坂井真紀・錦戸亮演じる両親の演技も素晴らしかったです。親は同性・異性の子に対し、愛情の量は同じであっても接し方が微妙に異なるものです。異性の子には優しさや包容力が先に来て、同性の子は友達のように距離感が近い。その違いを描きわけているドラマは家族ものでも今まであまりなかったように思います。岸本家を身近に感じさせる空気感を作り出す演出も特筆ものでした。
ほぼコメディタッチながら緩急のついた脚本と演出もクオリティが高く、まれにみる傑作でした。どうしてリアルタイムで見なかったのだろう…。再放送してくれて本当にありがたかったです。





今日までのプロ野球

9/24 vsL ●

ついにこの日を迎えることになってしまいました。
平日ナイターにもかかわらず、実数発表後最多の3万6217人の観客が見守る中、今季京セラ最終戦にしてT・安達・小田の引退試合が始まりました。
しかし初回からエスピノーザが復調の兆しなく、2点を失ってしまいます。4回もエラーが絡んで3失点。そして打線は相手先発の今井に対し文字どおり手も足も出ず、ヒットどころか出塁すらできずという、この大事な一戦で相も変わらずしょっぱい展開。号泣する準備万端でしたが早くも「スンッ」状態になってしまいました。
目が覚めたのは5回裏。二死一・三塁となって、中嶋監督がベンチを出ます。コールされたのはT-岡田、流れ始めるカーニバル。超満員の客席でタオルが回されます。西武ベンチが間を取ってくれたおかげで長く堪能することができました。さらに今まででいちばん大きい「おっかーだー!」コール。今井が一度マウンドをはずしたのも応援席への配慮でしょうが、一球でセンターフライに終わるあたりTらしいというか…。
6回表、Tがファーストに入り、投手は川瀬に交代。引退試合で投げたいと言っていた川瀬ですが、連投の今日は今ひとつ制球定まらず、Tの声かけも実らず走者一掃のタイムリーを浴びて3失点、8-0とますます点差が開いてしまいます。
その裏。一死走者なし、ふたたび中嶋監督が代打を告げました。なにわ男子の曲とともに打席に向かったのは安達了一。センター前に落ちるかと思われた打球は西川の好プレーに阻まれ、安達は拍手を送りながらベンチに戻りました。続く打者は西野。今日は一打席目から気迫を感じていました。そして4球目、打球は外野を割っていき、今日のチーム初ヒットは三塁打となりました。塁上でほっとしたように微笑んだ西野のもとに、代走小田が駆け寄ります。抱き合った同期入団のふたりの姿に涙腺崩壊。そして少しでも長く小田の姿を見たいというファンの思いと裏腹に、一球でアウトになる太田よ…。
7回表、ショートに安達、ライトに小田が入ります。そしてマウンドは山岡。懐かしい布陣でした。
その裏、Tの前の打席で代打に出た杉本が2ランホームラン。小田と安達を両脇に最初で最後の昇天ポーズ。そしてその直後、Tに通算1193本目のヒットが生まれました。
8回表はセンターに代わった小田と安達で3アウトを取りました。これも古田島と西武打者のコントロールのなせるわざか?
8回裏は、先頭の安達がショートへの内野安打で沸かせます。さらに2番に入った小田、2球目をバックネット方向に打ち上げてしまいますが、相手捕手古賀がこれをスルーするというL金子の引退試合と同じ状況に。あえなくショートライナーで終わってしまいましたが、引退試合ならではの光景に胸が熱くなった一場面となりました。
いよいよ9回。一死から紅林が四球を選ぶと、杉本がわざと空振り三振で併殺を防ぎ、打席をTに回します。その3球目でした。放物線を描いた打球は右翼ポール際、惜しくもファウルに。しかし最後の最後まで大観衆を沸かせてくれました。
試合終了後は最終戦セレモニー。挨拶をしていた中嶋監督が、突如比嘉と小田を呼び寄せます。予想外の無茶ぶりでしたが、ふたりともしっかり応えてくれました。さすが中嶋監督です。
そして、Tと安達の引退セレモニーも涙、涙でした。ふたりより泣いているますだおかだ岡田と丈一郎くんにもますます泣かされました。
本当に終わりなのだなあ…。
ひとつの時代が終わってしまうのだなあ…。
試合がなかったので翌日もずっとしんみりしてしまいました。


9/26 vsM ○

さて、もうおしまいの気分ですがビジターゲームはまだ残っています。終わり良ければすべて良し、なんとか白星を増やしてシーズンを終えてもらいましょう。
苦手のカイケルを相手に、打線は3回、5回、6回と得点を重ねていきます。先発曽谷は勝ち星のないマリンでたびたびランナーを背負うも、ともに犠飛の2失点にとどめ同点を許しません。
7回からは鈴木に交代。一死満塁でソトという逃げ場のない大ピンチで併殺に仕留め、難を逃れます。するとその直後、昇格していた大城が本日2打点目となるタイムリーで追加点。守備の安定感は相変わらず抜群ですし、ずっといてくれないと困る選手なのですよね…。
マチャドが体調不良で抹消されていたため、2点差の9回はペルドモが登板。しかし二死から連打を浴びて、ソトに打順が回ってしまいます。3球目のスライダーはやや甘く、打った瞬間逆転サヨナラホームランを確信して「ウギャー!」と叫んでしまいましたが、センター渡部のグラブの中におさまりました。_:(´ω`」 ∠):_
ペルドモまで劇場型なの…?


9/28・29 vsE ○○

髙島は前回の楽天戦、同じ仙台で黒星を喫して以来の先発です。初回に先制されてしまいますがその後は無失点でしのいでいるうち、4回にようやく味方打線が援護に成功。今季初先発の田中将から三連打で満塁にすると、セデーニョの犠飛で同点に追いつき、渡部がスクイズを決め、若月がタイムリーを放ち計3得点という、オリックスとは思えない鮮やかな逆転劇でした。5回に太田がホームランを放ち3点差にしたその裏を髙島が投げ切り、勝ち投手の権利を手にします。
6回にはおととい昇格していた茶野が内野安打で追加点。ここにきて打線がつながり始める不思議。
6・7回は鈴木が回またぎで抑え、8回は吉田→山岡で無失点。9回はペルドモが〆て快勝! 観られなかったのが残念!
心配なのは肘の違和感で交代した吉田の状態です。ここに来てまた怪我人が出てしまうとは…。大事なければ良いのですが。
翌日はこの消化試合の中、唯一の見どころと言っていい宮城。規定まであと2試合、防御率タイトルも射程圏内です。力みもあってかやや球数を要する立ち上がりとなりましたが、無失点を続けていくうち、4回にようやく援護点が。5回にもオリらしくない繋がりで一挙5得点。相変わらず仙台には強い。なぜこれを他の試合でできない!
宮城は6回の満塁のピンチもしのぎ、7回までゼロで投げ抜きました。さあ、あと1試合。舞台が同じ仙台、同じ相手というのは良いのか悪いのかわかりませんが、気負わず気楽に投げられるような状況に持っていってほしいです。

25日にはゴンザレスの引退報道がありました。最終戦セレモニーにいないと思ったらそういうことだったの…。
ゴンザレスは昨年の優勝に貢献してくれた偉大なメジャーリーガーでした。どこを守っても一流で、これぞユーティリティープレーヤーというプレーをいくつも見せてくれました。華麗なフィールディングや素手キャッチ、ここぞの一発に確信歩きのフェン直…。日本シリーズで傷心の宇田川をハグして慰めていた優しさも忘れられません。お別れの場を設けてほしかったよー。・゚・(ノД`)・゚・。





  

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