11/23 ☆B-S☆☆
先発は予想どおり田嶋と小川。交流戦の田嶋は打ち込まれ、打線は小川を攻略できず黒星を喫しています。 それでもあの頃の田嶋ではないし、きっとやり返してくれるはず(打線さえ働けば)! 試合が動いたのは2回裏。村上に死球を与え、続くサンタナはサードゴロ…のはずが、安達が捕球できず逆にランナーを溜めてしまいます。なんとかツーアウトまでこぎつけるも西浦に四球で満塁に。小川は投手とはいえ打撃に定評があります。ストレートを粘られますが、最後まで押し切って見逃し三振、ピンチを脱しました。 次の回、紅林が両軍初ヒットで出塁すると、伏見がバスターで相手のエラーを誘い、今度はこちらにチャンス到来! CSのサヨナラバスターは、「何をしてくるかわからないオリックス」と相手を惑わせる効果があったかもしれません。 その後は田嶋がしっかりバントを決め、福田が四球を選び、宗がタイムリーと全員が仕事を果たし先制点をもぎとりました。 ここまでは良かったのです。 問題①二塁ランナーの伏見は還れなかったのか? 先制直後、喜ぶどころか何やら怒っているような中嶋監督が映っていたのですが、あれは伏見か三塁コーチに憤っていたのでは? ライトはサンタナですから、こちらも打った瞬間2点入ったと思いました。 問題②なおも満塁で吉田正がまれに見る二打席連続三振。力んだ杉本も凡退で1点どまり。6回はこのふたりで2点取り返したものの、この時打っていれば展開は変わったはずです。 1点ではすぐに追いつかれるだろうと思っていました。田嶋は球数を投げさせられていましたし、継投に不安があったことは確かです。 5回裏、青木に92球目を打たれ、田嶋は交代。山田相手に合ってなさそうだった比嘉は正解だと思います。ゴロで二死二塁。村上を敬遠で、比嘉ならサンタナを抑えるだろうと油断しきっていました。 問題③なぜ、バルガス??? 村上で勝負はこの際いいとしよう。しかし左の富山や山田でなく、二戦目で危険信号を煌々と照らしていたバルガスをここで選択した意図が自分にはわかりません。使うなら、せめてランナーなしからでしょう。連続四球もタイムリーも、まったくもって予想どおりでした。マシンガン継投するにしても、比嘉の使い方がもったいなさすぎです。そしてここでバルガスを起用するあたり、頼りない中継ぎ投手を何度も起用して逆転負けをくらっていたシーズン序盤の戦いぶりがよみがえりました。それをこの短期決戦で今さらリプレーしちゃうのか…。宗のエラーもたいがいですが。いい意味でも悪い意味でも目立っていますね。 7回には吉田正のタイムリーで勝ち越しました。当たりが悪かろうがヒットになったということで、気分も上がると思います。次からドカスカ打ちまくってほしいものです。 その後は杉本敬遠で、代打ジョーンズ。ここは石山の投球が完璧でした。これから終盤の山場で登板されそうです。 で、その裏に吉田凌がサンタナに逆転2ランを被弾。失投と言えばそれまでですが、これまで徹底して抑えてきた主砲にお目覚めの一発は痛いかな…。まあ、杉本にもホームランが出たので相手にも言えることかもしれませんが。 9回は先頭若月がマクガフから出塁。代打頓宮かなと思いきや、ここはそのまま打席に立たせる起用が当たりました。ただ、 問題④7回に伏見が出塁した後、代走を出さずバント代打若月。よって捕手は伏見のままかと思いましたが、若月に交代。伏見のままでも還ってこられる当たりでしたし、凌の被弾も結果論ですが、これは伏見に代走or捕手伏見のままにする流れでは? 9回も若月に代走佐野を出し、福田が一球でバントを決めましたが、初戦のトラウマをよみがえらせるためにももう少しゆさぶっても良かったような。このアウトでマクガフはあきらかに落ち着きました。そして同点あるいは逆転したとしても、捕手頓宮では不安がありますからね。 うーん…。 なんだか采配が後手後手に回ってしまっているように感じます。 中嶋監督も、初の日本シリーズで選手と一緒に浮足立ってしまっているのかな。 まだ差はひとつですが、追い込まれたような気がするのは、ヤクルトとの点差以上の力差が明確だからでしょうか。 選手も感じるところあるのか、なんだかベンチも静かですし…。 まだまだこれから! オリックスの最後の意地を見せてほしいです。 PR 11/21 ☆B-S☆
11/20 ☆B-S
いよいよ始まりました、日本一決定戦! 解説者予想はオリックス有利が大半。というのも、「山本で2勝は確定」からだそうです。私自身の予想も4勝2敗でオリックス。ヤクルト打線は強いし投手力もあるから簡単にはいかないだろうけれど、神経が持たないので7戦まではいかないでほしい…という希望的観測に過ぎません。 それでも、「山本で勝利は絶対条件」です。加えて我が家の解説者は、「山本で落とせば4タテもある」とまで評していました。 今年の日本シリーズは予告先発を採用しないことになりました。にも関わらず、「山本」と予告した中嶋監督。なぜだ…。確かにそれ以外選択肢はないから別に構わないが…。 一方ヤクルト側は、「山本を避けて奥川は2戦目」「中6日をしたことがないから初戦しかない」とさまざまな憶測が飛び交いましたが、蓋を開けてみれば普通に奥川でした。 簡単には打てないだろうなとは思っていましたが、さすがに緊張があったのか、チャンスは多く作れたと思います。しかしあと一本が出ません。吉田正・杉本が惜しい当たりで凡退したり、ファインプレーに阻まれたり。ヤクルトは守備も堅いですね…。 一方、山本の調子はイマイチでした。宗がめずらしくエラーしたり援護がなかったり、気負った部分もあるかとは思いますが、多くは球数を投げさせられたことに要因があるように思います。山本先発の試合で山本から球数を稼いで早く降ろすというのは誰でも思いつく作戦ですが、実行しようとしてもバットに当たらないのが山本の投球です。しかしヤクルト打線は上位から下位まで徹底してファウルで粘り、山本の体力を削いでいきました。そしてついに6回、中村に低めの球を捉えられ先制を許してしまいます。その後も続くピンチでしっかり併殺を取ったところはさすがですし、宗の落ち着いた守備も光りました。しかし9三振を奪いつつも6回で112球も投げさせられ、リードを許した状態で降板した山本の姿は、シーズン後半の無双状態からは程遠いものでしたし、いつもあかるかったベンチにも暗いムードが漂っているのを感じました。 継投に入った7回を任せられたのは吉田凌。ヒットを打たれるも2三振で切り抜けます。そして山本とは対照的に球数少ない奥川はその裏も続投。実質2安打(ひとつは宮本の好捕)の若月に代打モヤがコールされた場面は驚きました。そしてそのモヤが打った瞬間の確信ホームランを放った際にはさらに度肝を抜かれました。当たっている若月に代打とはいったいどういう了見だ、しかもシーズン終盤から不振でベンチを外れていたモヤなんて、と疑心暗鬼になっていたら…これぞナカジマジック、中嶋イリュージョン!! 同点の8回、マウンドはもちろんヒギンス。しかしいきなり山田にヒットを打たれてしまいます。そして村上に、バックスクリーンへライナー性の勝ち越し2ランを被弾…。CSは不振だったというふたりに活躍をさせてしまいました。ヒギンスはCSに続いての失点ですから今後が不安ですし、代わった伏見も少し安易にストライクを取りに行ってしまったように感じました。 ソロならまだしも、2点差はあまりにも痛い。 8回裏も、2アウトからT・安達が清水を攻めて出塁しますが、ラベロが見逃し三振。「ここは代打ジョーンズで良かったんじゃ…」とぼやく我が家。しかし、見通しが甘かったですね。ここはまだ「ここぞ」ではなかったのですね。 9回表は比嘉が登板。1番塩見から始まる怖い打順でしたが、左の青木も含めしっかり三凡で抑えました。ヒギンスが不調となると、ベテラン比嘉の存在は心強いですね。 …と、もうすっかり明日以降のことを考えていました。9回裏、相手はもちろんクローザーのマクガフ。打順は紅林から始まる下位打線、「もう無理だろうな」「いや、奇跡を信じる!」とハーフハーフの心境で見守りました。 その紅林、CSではノーヒットでしたが、同期の奥川から1安打を放っていました。そしてこの最終打席も追い込まれてから外の球をしっかり見逃し、7球目のストレートを逆方向へ打ち返しました! 無死一塁、ネクストに控えていたジョーンズがそのまま打席に入ります。変化球を続けて空振りしてあっさり追い込まれるも、そこから粘れるのが「ここぞ」での代打ジョーンズの強み。これも7球目を見送って、値千金の四球を選びました。 にわかに盛り上がる京セラドーム! 福田はもちろんバント。捕球したマクガフは迷わず三塁へ投げますが、きわどいタイミングも送球がそれ村上が捕れず、なんとなんと満塁に!! こうなれば、いいところで絶対に打つ宗ですからもう打てる気しかしませんでした。「あっさり」と形容したくなるほどあっさりセンター前に打ち返し、まず同点! しかし残る捕手は頓宮しかいません。頓宮で12回まで戦うのはリスクが大きすぎます。「もう3×しかない…頼む!」と吉田正に必死で念を送りました。 マクガフも沸きに沸く京セラドームの雰囲気に呑まれてしまったのでしょうか。吉田正への初球は高く浮いたストレート、そしてそれを見逃す吉田正ではありません。打球は前進守備のセンターを超え、福田生還でサヨナラ―!!! まさかまさかの大逆転…いや、今年のオリックスは終盤に強かったのだ! 今季を象徴するような劇的勝利でした! それにしても、ヤクルトは強い!! 「山本で勝てば圧倒的に有利」なんてまったく思えません。 チームとして対策を練って、それを徹底的に実行できる一体感があります。左腕に強い打線ですし、2戦目からの宮城・田嶋・山﨑福も攻略される可能性は高いです。ならば打ち勝つしかないわけですが、シーズン中にお得意様相手にただただ凡退をくり返している姿をさんざ見せられてきて、今日の奥川相手に無策な様子からも、何か攻略法を考えて臨んでいるようには見えない(できないだけかもしれないが)…。 吉田正は最後に仕事したから良いとして、心配なのは杉本です。上位で無安打なのは杉本だけ。しかも2打席目からは3三振、内容も状態が悪い時のそれです。相手の4番村上は一発を放って怖さを見せましたから、杉本にも期待してしまうのですが…。CS2戦目のような修正力を発揮してもらいたいところです。 『鬼滅の刃』1巻を無料で読んだ時は、ここまでブームになるとは思いもしませんでした。その人気の理由についてはネット上にもいろんな考察がありますが、私が面白いなと思ったのは正義感の強い少年がそれぞれ個性のある仲間たちとともに、先輩や恩師の力を借りつつ鬼と戦う…という少年漫画のモデルケースはそのままに、大正期という少年漫画ではあまり見られない時代を舞台にしていることと、ヒロインが妹(ありがちな幼なじみでない)という設定です。また、過酷な修行中にひとりつぶやく「自分は長男だから耐えられる。次男だったら耐えられなかった」というセリフは、字面だけなら滑稽なのに、長男として一生懸命働き支えてきた家族を鬼に惨殺された背景を思えば悲しく響きます。そんな炭治郎は応援したくなるし、鬼になってしまった禰豆子が恋人だったなら一緒に戦うという選択肢は生まれなかったかもしれません。幼児化して炭治郎に素直に甘える可愛らしさも、妹でなければ表現しづらいものがあったでしょうし。 と、そんなことを考えながら、アニメ全話を視聴しました(あと、映像がとても綺麗なことにも最近の技術はスゴイと感心しつつ)。物語自体はそれなりに面白いとは思いましたが、やはり少年向けとあってそこまで入り込めるものはありませんでした。 が、それなりに続きは気になるし、あれだけブームになった映画なのだから観ないというのも…ということで、テレビ放送を録画してみました。 「煉獄さん」「よもやよもや」というワードだけは耳にしていましたが、確かに煉獄さんのインパクトが強いエピソードでした。ただ、2時間で彼の生い立ちと上弦の鬼との死闘と、もちろん主人公たちの活躍や心情も描くというのは少し詰め込み過ぎたかなという印象です。 煉獄さんが出会って即炭治郎たちの心をつかみ、おそらく今後の彼らの鬼狩りとしての生き方に影響を与えるのだろうということは感じましたが、こちらとしてはそこまで煉獄さんに思い入れが生まれていなかったので、彼が死を迎えた時も号泣する善逸たちにどこか感情移入しきれないものがありました。そういえば『ONE PIECE』でも、エースがルフィの兄のような存在として突如登場しすぐに亡くなりましたが、ルフィが我を失うくらいショックを受けている展開についていけませんでした。煉獄さんが正統派なヒーローでなく、ちょっと変わった人として登場したことも一因かもしれません。炭治郎たちが変人の煉獄さんに振り回されるエピソードが今までにあれば彼への愛着が生まれたでしょうし、よりそのギャップが活きたような気がします。 後半が煉獄さんメインだったので、炭治郎・善逸・伊之助はあまり印象に残りませんでした。とくに善逸は炭治郎と別行動だったので、ほとんど出番がなかったような…。 善逸が過酷な過去を背負っていることはTVシリーズで描かれていましたが、普段があまりにも怖がりで女好きで騒々しいので、すっかりそのことを忘れていました。鬼に見せられた幸せな夢は禰豆子とアハハウフフのデートをしているという案の定なものでしたが、その向こうの世界が真っ暗闇だったのは、少しゾッとさせられました。炭治郎の世界が美しく澄み渡っていたのとは対照的です。正気のままでは力を発揮できない彼の、心に棲みつくトラウマから解放される日はいつ訪れるのでしょう。 伊之助の夢で、彼があまり関わらずむしろ邪険にしていた節のある禰豆子がちょっと可愛く登場していたのは面白かったです。彼も粗暴で騒がしい印象ですが、心根には他人への優しさを持っているのでしょう。それぞれのキャラが一面的でないことも、これからの展開に興味を惹かれます。 調べてみたら無限列車編は原作全23巻のうち8巻…。先はまだまだ長そうです。
『カムカムエヴリバディ』
モネ(&菅波)ロスに加え、イントロダクションやヒロインのキャスティングに魅力を感じられないまま、朝の準備中にながら観していたら…。 またハマっちゃったよ、沼に! 稔の沼にー! 戦前の学生らしい崇高な雰囲気、いやみのない高潔さ。方言までイケメンに聞こえる、こんな俳優がジャニーズにいたなんてまったく知りませんでした。…と思ったら、『パーフェクトワールド』の晴人役だったのですね。光と影をいっぺんに感じさせる義足の青年役を好演していて、とても印象に残っていたのですが、ジャニーズだとは知りませんでした。 そら安子も惚れるよね…。 しかし時代が時代です。お家柄の違いという以上に、安子と稔の将来には不安しかありません。次のヒロインが安子の娘ということは明かされているので、『おひさま』のように、稔が戦地へ赴く前にわずかばかりの結婚生活を送る可能性はあるのかもしれませんが…。まさか父親は勇だったりして? それともまったくの他人? さらに疑問なのは、なぜ安子がるいを残してアメリカへ渡るのかということです。展開がまったく読めません。 半年で3人の人生を描くためか展開がスピーディですが、そこまで気になりません。15分があっという間に過ぎていきます。 |
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