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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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10/4 戦力外通告①

チームがリーグ優勝を決め歓喜する一方、この時期はどうしても避けられないお別れがあるもので…。
一時は勝ちパターンに定着するかと思われた澤田ですが、怪我や手術でなかなか一軍に戻ってこられず、久しぶりにその名前を目にするのがこんなかたちになるとは…残念です。榊原も同じく同期の山本と一緒に一軍ローテを守ってくれる存在になるかと思いきや、最後まで弱点を克服できませんでした。ふたたび育成から這い上がる榊原を待っていたのですが…淋しいです。
育成の谷岡・松山・鶴見・廣澤も戦力外に。
翌日には中川颯・海田も戦力外の報道が。中川は育成契約になる見込みですが、貴重な左の中継ぎとして活躍した時期もあった海田は近年パフォーマンスを落としていたのでそろそろかなと想像していました。イケメンなのにいじられキャラで、低迷期でへこみがちなファンの心を癒してくれた点でも、貴重な存在でした。どうやら現役続行を希望しているようです。海田の今後に幸あれ。


10/17 戦力外通告②

続いて報道されたのは椋木・富山・増井・中村勝。なぜか「ドラ1が戦力外」というショッキングなタイトルで報道されましたが、その実はトミージョン手術を受けたために支配下ではなく育成契約するというもの(富山も)。もちろん育成契約の本来の趣旨とは異なっているものの、怪我が癒えれば支配下復帰を約束されている戦力外通告に対して、育成契約のありかたについて議論するならまだしも、「ドラ1をいきなりクビにするなんて!」と球団批判を誘発するような報道はどうかと…。
増井については、近年の成績からすればやむなしなのかな…と思いつつも残念な気持ちです。FAで暗黒オリックスを選んでくれた貴重な存在でしたから感謝しかないです。抑えから降格しても先発として働いてくれましたし。惜しむらくはヤクルト戦で勝ちをつけてあげられなかったことですね…。かえすがえすも昨年の交流戦がもったいなかったです。
中村勝はまあ…最後にNPBの舞台に立たせてあげた、福良GMの彼へのプレゼントだったのでしょう。
翌日には西村凌が戦力外に。これには驚きました。8/30の楽天戦、土壇場9回で松井から打った逆転タイムリーは今年のハイライトのひとつです。とはいえそれ以降目立った活躍ができなかったうえ、対右投手.000という極端な成績では起用しづらいものがあったか…。


10/20 ドラフト会議

今年は事前に公表するチームが多く、蓋を開けてみれば競合といういつものハラハラ感はありませんでした。そのおかげで急いで帰宅する必要もなく、焦って職場のパソコンを終了するはずが再起動ボタンをクリックしてしまったり、帰り道に転びかけたりすることもありませんでした。
オリックスの1位指名は、公表どおり斑鳩町出身の白鷗大の左投手・曽谷龍平選手。即戦力としての活躍を期待…したところで、ドラフト後の大会で寝違えにより登板回避しチームも敗戦するあたり、すでにオリックスらしさが垣間見える選手ですね!!
2位は高卒内野手の内藤選手。将来の4番候補です。きっと中田翔や山川のような長距離砲に成長してくれるでしょう!
3・5位は高卒投手、4位は大卒外野手。育成でも5人の選手を指名しました。
今回の指名はスムーズだったので、思惑どおりといったところでしょうか。全員が将来チームを支える戦力になってくれることを期待します!


10/31 戦力外通告③

日本一の感動冷めやらぬ翌日に報道されたのは松井雅人の戦力外。出番はなかったとはいえ日シリメンバーに選ばれて、胴上げにも参加して、ビールかけで楽しそうな松井の笑顔を観たばかりだったのに…その時本人にはもう知らされていたのだろうか…となんだかやるせない気持ちになりました。
第三捕手として出番は少なくても、イニング間に先発の隣に座り会話する松井の姿は印象的でした。宮城の『お茶ココア』動画でさらっと正解しクールに去っていくその姿で、中日時代の女性人気の理由がわかりました。スタッフになるのかなと思ったのですがそれもなさそうで…。どこかの球団で選手かコーチで働く松井の姿が見られたらいいなと思います。


11/7 組閣決定

日本シリーズ終了直後から噂されていた水本ヘッドの広島帰還がなくてひと安心。水本二軍監督説もありましたが、それもガセでした。大きく変わったのは梵の内野守備走塁コーチ異動と波留育成チーフコーチの入閣でしょうか。三塁コーチが変わるということですか。来季は壊れた信号機を見なくて済む…ことになればいいのですが。
波留コーチは育成選手担当ということでしょうか。中日でのアレコレを耳にしているので、正直不安のほうが大きいですが…。あまり野手が育っていないので、他のコーチとともに二軍をなんとかうまく機能させてくれることを祈るばかりです。


11/9 ようこそオリックスへ

阪神を戦力外になった小野投手を獲得。阪神時代は制球難でその才能を活かしきれなった印象ですが、オリックスで弱点を克服し一軍で活躍してくれることを願います。
その翌日には、日ハム石川亮-斎藤綱記とのトレードが発表。これについては、どちらが持ちかけたのかはわかりませんが、伏見の日ハム移籍が濃厚で捕手を増員したいオリックスと、左の中継ぎかつ地元出身の選手を獲得したい日ハムとの思惑が一致した…ということなのでしょうか。
若月・石川(・FA森)全員同い年というアンバランスさはありますが、苦手な日ハム投手の情報を石川が持ってきてくれるならありがたいです。
斎藤もなかなか浮上のきっかけをつかめなかったので、地元に帰って心機一転頑張ってほしいです。イケメンですから人気選手になれそうですしね。


11/14 ゴールデングラブ受賞

山本は妥当として、宗は意外、福田の受賞にはビックリでした。
今年の指標ではサードはM安田でしたし、外野もF万波やM荻野など錚々たる守備の名手がいる中で、福田が選ばれるとは…。
福田はさすが努力の人、昨年に較べてセンターもレフトも無難にこなせるようになってきました。来年は若手との外野争いが熾烈になるでしょうが、なおいっそう奮闘する福田の姿が見られることと思います。
宗は今年は序盤からエラーが目立ち、終盤は疲労の色が顕著でしたが、それでも宗らしい印象的なファインプレーが多かった(ので、動画によく上がっていた)のが得票の理由なのかなと思います。来年はうまく休養を入れながら起用できればエラーも減って、異論なしに受賞できるでしょう。
…しかしまあ、実のところ優勝補正ってあるよね…。
そう考えると、ショートとして好守備を連発しながらチームが最下位常連のため得票すらままならなかった安達って本当に不憫だったよなあ…と思っていたら、ちゃんと記事にしてくれたところがありました。
いずれにせよ、3選手ともGG賞にふさわしい選手であり続けてほしいものです。


11/16 ようこそオリックスへ!!!

西武からFAした森友哉と契約決定!
我が家の西武ファンがシーズン中(むしろ昨年に単年契約した時点)から「森は絶対にFAする」と言い切り、巨人も参戦すると報じられた時は「森は絶対に地元に帰る」と断言していましたが、数々のFA選手に声をかけては袖にされてきたオリックスです。交渉のテーブルにすらついてくれなかったこともあるオリックスです(トラウマ)。
ということで最後まで半信半疑だったのですが、割と早くに正式報道。西武ファンの言うとおり、オリックス一択だったようでした。
森友哉のような一流選手を迎え入れることができるとは、今までのアレコレを思えば夢のようです。いくら地元志向でも、万年最下位の時なら来てくれなかったかもしれませんから。強くなるってスゴイ!
…と、素直に喜びたいところなのですが、そうなれないのは、やはり伏見への未練があるからです…。
森がFA加入する条件には正捕手待遇を入れているであろうし、そうなると年齢的に伏見の立場は弱くなっていくでしょう。日本一チームの捕手という実績をアピールできる今、他球団で出場機会を求めるのは自然な願望だと思います。さらに手を挙げたのは地元の北海道、ベテラン捕手のいない日本ハムはうってつけ。伏見にとってはこれ以上ない環境だと思います。
でも、やっぱり、オリックスから伏見が去るのは淋しい…。
怪我をしても、内野にコンバートされても、ずっとひたむきに努力してきた姿を見てきました。負け続けていた時も静かなベンチのいちばん前から絶え間なく聞こえる声がありました。監督が代わり、一軍定着してからは、頼もしい捕手としてチームを支えてくれました。田嶋や宮城、山﨑福が活躍できたのは伏見のおかげに他なりません。これからも若手の多いチームのお母さんとして、ずっとオリックスにいてくれるものだと信じていました。
もしかしたら、と考えます。中嶋監督のように、他球団で経験を重ねて、いつかはオリックスに戻ってきてくれるのではないかと。そして中嶋監督のように、オリックスを高みに導いてくれるのではないかと…。
しばしのお別れと思いたいです。
そしてオリックスと対戦する時は、お手柔らかに願いたいものです…。
さらに、森にはその淋しさを払拭してくれるほどの活躍を期待します。
なにせ、打線の軸である吉田正尚がいなくなるのですから。森にはその穴を埋めて余りある打撃をしてもらわねばならないのです。
チームが日本一になったことで吉田正がメジャー移籍を直訴することは予想済みでしたし、寛容な福良GMがオッケーすることも想定の範囲内でした。これも淋しいですが、メジャーは正尚の長年の夢でしたし、宣言どおりオリックスでビールかけを果たしてくれたのですから、これ以上求めることはできません。森・吉田正尚という夢のようなクリーンアップも観てみたかったですがね…。そしてそこに近藤が入ってくれれば言うことありませんでしたね…。
森が加入しても吉田正・伏見が抜ければ、まだチームとしてはマイナスです。FA宣言するとは思ってもいなかったF近藤ですが、まったく縁がないわけではないので、可能性を信じたいと思います。






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『アトムの童』
本編に入るまではやや強引な展開で、少し物足りなさもありましたが、いよいよアトムvsSAGASの構造になってきて面白くなってきました。
オダギリジョーは代役であることを感じさせない存在感です。むしろなぜアノ人だったのか不思議に思うくらいです。
アノ人は本当にいい俳優でした。はじめて観たのは『RAMPO』(1994年)でしたが、主役より目を惹かれその名前は自然と記憶に刻まれました。『鬼が来た!』は圧巻でした。『ゆれる』『坂の上の雲』では素晴らしい「静」の演技を見せてくれたのに、いつしか利根川や大和田常務のような悪代官的な役ばかりになっていて、もったいないなあとつねづね感じていました。今回も、前クールに続いてのヒール役、飽き飽きしていた矢先の交代劇だったのですが、ドラマ的には逆に良い方向へ向かったように思います。
山崎賢人・松下洸平という主役ふたりが日曜夜の目の保養になってくれています。勧善懲悪で爽快感を得られるのが日曜劇場の醍醐味ですから、ヒロイン岸井ゆきのと恋愛絡みの展開にはならないだろう(なってほしくない)なと想像します。
善と悪がわかりやすい人物造形と、毎回(オチはわかっていながらも)ハラハラさせる展開、安心して観ていられる水戸黄門のようなこういうドラマはいつの時代も必要なのだと、歳を重ねてしみじみ感じます。


『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』
サイハラさんのセリフが聞き取れない…だがそれこそサイハラさんなのかもしれない…。
とぼけた演出あり、ゾッとするような暴力性あり、『ウシジマくん』の雰囲気はそのまま残っていますが、これまでのドラマシリーズに較べるとやや魅力に欠けます。これはサイハラさんがドラマオリジナルのキャラのため原作から(おそらく)離れてしまっていることと、山田孝之の放つ圧倒的な存在感に較べれば誰しも見劣りしてしまうからでしょう。
それでもサイハラさんたちの前に立ちはだかる象山や肉蝮などなど、たくさんの敵と彼女たちがどのように戦っていくのか楽しみです。作り手の腕の見せどころだと思います。


『エルピス―希望、あるいは災い―』
脚本渡辺あやというだけで相当期待していたのですが、それを裏切らない、素晴らしく完成度の高い作品です。挑戦的なテーマのため放送にこぎつけるのに6年かかったという意欲作ですが、初回を観ただけでこちらの体力も削られるような作り手の執念を感じました。
我々が目にする事件や事故のニュースはマスコミが「事実」として報道するものですが、それがつねに「真実」でなかったことは周知のとおりです。一方に偏っていたり隠蔽されていたり、マスコミの行う印象操作に受け手は大きく影響されます。数々の冤罪を生むのは警察や検察だけでなく、報道の影響、そしてマスコミにそれをさせる大きな権力によるものなのだという、決してテレビが口にしてこなかった社会のタブーに、この作品は真っ向から斬り込んでいます。
死刑判決を受けている男の冤罪疑惑というパンドラの箱を開けようとしている浅川と岸本。それぞれにどうやら「正しくない」ことをしてしまった過去があるため、「正しいこと」をしたいという願望を持っています。とくに浅川はニュースキャスター時代、「正しくない」報道の先陣として、さまざまな権力や組織にとって「そうあってほしいこと」を「真実」かのように笑顔で視聴者に伝えてきました。その負い目によってか、食べることも眠ることもできなくなっていました。一方、最初はチェリーになかば脅されるようなかたちで冤罪特集にかかわることになってしまった岸本も、自身の抱えていた葛藤、そして浅川の悲痛な叫びに影響され、「正しい」方向に心が揺れていきます。
そして一見協力的でありながら、どこか読めない斎藤。実在の大物政治家を思わせる副総理と親密な関係を築くほどの地位にある局のエースが、権力に楯突く浅川たちの行動を良しと思うわけありませんし、報道部が突っぱねた企画をバラエティー班が実行できると本当に考えているとは思えません。そして報道部で酸いも甘いも噛み分けた男が、簡単に路上キス写真を撮られるようなことをするだろうかという単純な疑問も湧いてきます。
斎藤がやがて浅川たちの敵に回るであろうことは容易に想像がつきますが、パンドラの箱から飛び出すのはありとあらゆる災厄。いちキャスター対国家権力のような浅い展開にはならないだろうと思います。
作品の質を高めているのはキャストたちの熱演によるところも大きいです。病的な浅川を演じるためひとまわり細くなった長澤まさみはもちろん、眞栄田郷敦の抑えた演技も、鈴木亮平のぞっとするような色気も素晴らしいですが、なんといってもチェリー役の三浦透子の目力に圧倒されました。バラエティー班のプロデューサーの面々も食えない役者を起用していることから、今後見せ場があるのではと期待させられます。
パンドラの箱の最後に残ったものは、いったい何なのか。最後まで見届けたいと思います。






手に取っちゃいましたねえ~。コンビニ寄っちゃうとね~。



こちらももちろん、予約して買いました!!

オリックスが…表紙の…日本シリーズ特集号…。

夢じゃなかろうか…(涙)



こちらは、すっかり忘れていました。思い出して本屋に寄るももちろんなし。
またネット注文しなきゃと考えつつ近所のコンビニに寄ったら、置いていました! 隣にはNumberも!
こういった雑誌は今まで置いていなかったのですが、仕入れてくれたのかな? しかしどちらも立ち読みされた形跡すらなし! おそらく来年はないだろう!

何度読んでも泣けます。
杉本が第5戦目のバックホームを「駿太とふたりで取ったアウト」と語ったところが印象的でした。本当に「全員で勝った」日本一だったのだなとしみじみ感じます。

さて、11月3日は御堂筋パレードでした。行きたいなと思いつつ、あばらを痛めていたので(日本シリーズでほたえすぎたせいか治りが悪い)断念しました。実際、テレビで観て驚くほどの大観衆だったので、行かなくて正解だったかも。それにしても、30万人と40万人はエライ違いだと思うのですが…。。
パレード的には昼間の方が選手の顔が良く見えたような気もしますが、イルミネーションに彩られた御堂筋もそれはそれで幻想的で、本当に夢のようでした。ニュースの一部とはいえテレビ中継もしてくれましたし、オリックスファン以外の人にも日本一になったオリックスの存在があらためて認知されたパレードだったのではないかなあと思います。

5日に放送されたあすリートスペシャルも意外に良かったです。日本一までの軌跡を丁寧に追ってくれましたし、西浦のインタビューもうれしかったです。

…と、いつまでも余韻に浸っていたいところですが、すでに来年に向けていろいろと動き始めています。
吉田正尚のポスティング直訴は予想していましたが、伏見のFA宣言は青天の霹靂でした。
正尚がメジャーに行けばただでさえ低いオリックスの打力はさらに悲惨なものになりますし、球団が大阪出身のL森獲得に積極的になるのは理解できます。そしてそうなれば出場機会が減ると考えた伏見が移籍を考えるのは、自然な流れなのかもしれません。
ですが、日本一メンバーの主力が、そのような理由で去っていってしまうのは、あまりにも淋しいです。宮城や山﨑福の活躍は伏見あってのことですし、ベテランである伏見の存在の大きさは数字でははかれないと思います。
もちろんどのチームに行ったとしても、伏見のことは応援したいですが、森が入団しても伏見には残ってほしい…というのはファンのわがままですかね…やっぱり…。







『舞いあがれ!』
話はずいぶん進んでしまいましたが、第一週から惹き込まれました。子役はあいかわらずみんな可愛くて芸達者ですし、心も体も弱かった舞が成長していく過程をしっかり感じられる構成になっていました。
祖母役の高畑淳子が本当に素晴らしかったです。第一印象はぶっきらぼうでとっつきにくい雰囲気でしたが、会いたくて仕方なかった孫にようやく会えた喜びがぽろぽろとこぼれだしていくさまが実に自然で、家業と子育てでいっぱいっぱいの娘をわざと突き放す愛情と包容力を備えながら、仕事でしくじってしまい舞の言葉に救われるという弱い部分も持ち合わせた人間味を十二分に表現していました。
舞が五島を去り、早くもばんばロスになるかと思いきや、息つく間もなく始まった大学編。今度はなにわバードマンの面々が物語を楽しませてくれています。人力飛行機に青春をかける学生たちひとりひとりのキャラクターがいきいきしていて、この部分だけで物語がひとつできそうな気もします。失敗、挫折、分裂、復活…展開はスピーディですが、部員たちのスワン号にかける思いがそれぞれきちんと描かれているので、感情移入できますし、素直に応援したくなります。鳥人間コンテストは観たことないのですが、ああいうことに夢中になれるのは学生時代だけ。やっぱり青春っていいな、と口に出すと恥ずかしくなりそうな感想が素直に生まれてきます。なにわバードマンもロスになりそう…。
「舞の恋人は誰になるのか?」という話題も放送開始前から取りざたされていましたが、名前の挙がっていた刈谷先輩ではないような気がします。なにわバードマンは女性に興味なさげな飛行機バカばかりだし…。やはり航空学校で出会う目黒蓮なのだろうか。幼なじみの貴司は、ぐっさんとくわばたりえの息子とは思えないほどイケメンに成長したのに、今のところあまり存在感がありません。これから舞の将来にどんなかたちでかかわってくるのでしょう。
個人的には、五島の一太がメッチャいい男に成長して現れることをひそかに期待している…。


『silent』
放送前は『パーフェクトワールド』みたいな話かなと思って録画しなかったのですが、周囲の人皆口をそろえて「良かった!」と言っていたのと、ネットでも大絶賛されているのを目にして、見逃し配信を視聴してみました。
…泣いた…。
まったく知らない脚本家だったのですが、それもそのはず、大抜擢の新人だそうです。驚きでした。独特なセリフ回し、過去と現在が交錯する展開、すべてが切なさを倍増させています。
虚構となっていた思い出が現実となった時。人はそれを受け入れるのか、受け流すのか。紬と湊斗はそれぞれに心を揺らします。
紬は想に振られた過去を取り戻そうとはしません。時は経ち、紬の居場所は湊斗のところにありました。あくまで昔の友達として想に向き合うため、前向きに手話を学ぶ紬に対し、湊斗の心は一瞬にして過去に立ち返ります。紬に手話を勧めておきながら、みずからは声をかけても振り向かない想のことを受け止められません。紬と話す想、紬としか話すことのできない想を見ているうち、いつの間にか湊斗は、かつて遠くからふたりを見つめていた頃と同じ気持ちになってしまったのかもしれません。
誰しも、傷つくのはつらい。いつも優しく、包容力のあった湊斗ですが、それは紬を傷つけたくないからではなく、誰かを傷つけることで自分が傷つきたくなかったのだろうなと思います。想と話す紬を見ているのが苦しいという本音にかぶせた「想といる時の紬がいちばんかわいい」という言葉は、彼の身勝手さを表しています。湊斗が現実に、自分の心に真正面から向き合える日は来るのでしょうか。
それぞれの織りなす心模様は、触れれば壊れる繊細な細工のように絡み合っています。いまだ明かされない想の思い、紬との未来はどのように展開するのか、今後も見守っていきたいと思います。




10/30 ☆☆☆☆B-S☆☆

世間からは36年ぶりの第8戦開催を期待する声が上がっていましたが、この一週間で3キロくらい痩せたような気がするこちらとしてはもう身が持たないので、勘弁してほしい…。
しかも、もしそうなれば明日は天敵高橋がやってくる…。

お願い、今日で決めてくれ!

相手先発はサイスニード。前回も打ち崩したとは言い難いですが、高橋や小川よりは与しやすいはず。なんとか先制を…と祈りながら迎えたプレイボール!
「なんとか」の「な」の時点で飛び出した、先頭太田の初球ホームラン!

まさかやー!

と、リアルに叫んでしまいました。
日本シリーズはじめて前日と同じオーダーで挑み、開始10秒で相手にくらわせた先制パンチ。1番太田、大当たりです!
さらに立ち上がりのサイスニードを攻めて二死満塁まで持っていくも、紅林が空振り三振で追加点は取れず。それでも幸先良い先制点は、チームに勇気を与えたはずです。
こちらの先発は宮城。おそらく最初から準備はしていたでしょうが、はじめての中4日、はじめての神宮のマウンド。正直、蓋を開けてみなければわからないと思っていました。
しかし、それらのプレッシャーをまったく感じさせない宮城らしい緩急とテンポの良さで、初回を三者凡退。その後も、ランナーを出しても動じずアウトを重ねます。むしろ神宮のマウンドが合っているのではと思えるほどに良い時の投球でした。

…いけるかもしれない。
いやいや。
神宮において1点などあってないようなもの!

宮城の好投に応えてほしい打線は、5回、先頭の伏見がヒットで出塁。宮城はもちろんバントの構え。三塁方向に強く転がった打球は村上とサイスニードの間をすり抜け、バントヒットに!
無死一・二塁、続く太田ももちろんバント。こちらもうまく三塁方向へ転がし、サイスニードが投げられずなんとなんと無死満塁に! 村上が打球を取っていれば少なくとも一塁はアウトでした。ダッシュするか三塁ベースに戻るかの一瞬の迷いが、プレーの大きな分かれ目となりました。その迷いを生んだのも、王手をかけられたヤクルトの主砲として背負う重圧ゆえだったのかもしれません。
こちらとしては大チャンス。…でしたが、このシリーズに限らず満塁からの無得点を何度見てきたことか。頼む、今度こそ!
と、祈ったものの、宗の打球はオスナの正面。一塁を踏んでホームもアウト、無死満塁が二死二・三塁に…。
打席の中川はカウント3−1から5球目のきわどいコースを見送りますが、歩きかけたところでストライクコール。こりゃ次で空振り三振かと思いきや、高めストレートにバットを出しかけるもなんとかこらえ、貴重な四球をもぎ取りました!
またも満塁となって吉田正尚。この日はゴロばかり打たされていましたが、そろそろやってくれそうな気がしていました。相手もそうはさせじと内角を突いてきましたが、これが肘に当たり、デッドボールで押し出し! やっぱりやってくれました!(当然ながら本人は満足していないようでしたが)
一時はダメかと思われたところでの追加点は相手にダメージを与えるはずです。しかし投手交代はなく、杉本が打席に入りました。外角ストレートを振り抜いた打球は左中間、追いついた塩見が捕球…したかと思われた瞬間、打球は後方へ! ランナー3人が一挙生還! 宮城も杉本もテレビ前のファンも大きくガッツポーズ!!
タイムリー三塁打と思いきや、結果は後に訂正され塩見のエラーに。これは両者に辛い判定となりました。そもそも塩見や辰己レベルでないと追いつけない打球ですから。
ともかくも、まさか続きで5-0。その裏も宮城は続投。サンタナの四球からピンチを招くも、代打・川端を三振に、塩見も遊ゴロに抑え、試合開始前は難しいと思っていた5回を投げ切りました!

これは…本当にいけるかもしれない…。

終盤を迎え、徐々に気の緩みが生じてくるオリックスファン。「MVPは誰かな~正尚は結局あの2本だけだし、杉本も打点は上げたけど凡退も多いし、やっぱ宇田川かな~個人的には比嘉を推したいな~」などと調子をこいていました。

負ければ終わりのヤクルトは田口で流れを引き寄せに来ます。もちろんこちらも宇田川に継投。山田に四球を出すも村上を素晴らしいストレートで見逃し三振。オスナには高めの釣り球を外野に飛ばされますがフェンスまでは届かず。7回も続投した宇田川はサンタナに二塁打を打たれますが、長岡・青木を打ち取って今日も無失点、その名前を全国に知らしめます!

石山に代わった8回も追加点は取れず、いよいよ試合も大詰めに。
さすがに緩んでいた口元もだんだん締まってきました。
同じくリードした展開だった第2戦では、「5点欲しい」と願いながら取れないまま結果引き分けになってしまったため、今日は「8点欲しい」とずっと口にしていました。何が起きるかわからないのが野球、そして何かを起こすのがヤクルト打線…。

8回裏、マウンドはもちろん山﨑颯一郎。ここまでヤクルト打線を完全に封じ込めてきた山﨑颯ですが、この大一番でさすがに緊張も蓄積疲労もあったでしょう。先頭塩見にヒットを許すと、続く丸山にもつながれて無死一・二塁で中軸に…。
山田は三振で抑え、ほっとしたのも束の間。村上に目の覚めるようなタイムリーヒットを打たれてしまいます。さすが村上、さすがヤクルト。簡単には終わりません。
まだ4点あるとはいえ、一発が出ればあっという間の1点差、つながれれば同点や逆転も見えてきます。打席はオスナ。しかし比嘉の準備が間に合わなかったのか、山﨑颯が続投。
「頑張れ! 颯一郎なら大丈夫! 絶対大丈夫!!」と必死で念を送るも…。


・・・

_( :⁍ 」 )_


・・・

「待て待て! これまだ追いついてないんや! オスナが繋いでサンタナまで回してからの一発がいちばん良かっ…いや、あかんかったんや!」
と、あとから冷静に考えればどっち目線やねんと胸倉つかみたくなる我が家の解説者の声もどこか遠く…(←8戦目を観たかったらしい)。
そしてようやく比嘉に交代。「遅いよ~ヾ(゚`ェ´゚)ノ」と泣きたくなりましたが、球場の雰囲気が一気にヤクルト側に傾いたこの状況で、仕事人は今夜も冷静でした!
スライダーとスローカーブを駆使しまずは中村を三振に取ると、続くはサンタナ。絶対に一発を狙ってくる、そして絶対に打たれてはいけないこの局面、比嘉の投球はアウトロー一択。しかしサンタナもファウルで粘ります。一球ごとにどよめくスタンド。一歩も譲らぬ戦いは9球目。最後までコースに投げ切った比嘉の勝ちでした!
そして、比嘉が投げれば試合の流れはやってくる。9回表、清水から伏見が二塁打で出塁(しかし足を痛めて交代)。福田がしっかりバントを決め、一死三塁。これは追加点を取る流れ! …のはずが、太田の一ゴロで一瞬止まりかけた三塁ランナーの小田は、オスナがこぼすのを見て再スタート。しかしホームインは間に合わず、送球されてタッチアウト。一瞬にしてチャンスは潰えました。

これで流れは…どっちへ行った?

いよいよ、9回裏です。
5-0の頃はもっとワクワクしながら迎えるだろうと思っておりました…。

1点リードでマウンドに上がったのはワゲスパック。顔つきからも緊張が伝わってきました。
先頭長岡。しかし、ストレート2球でワンアウト。あっという間に感じました。実際、若月はワゲスにそわそわする暇を与えないよう、そして相手の間合いにさせないよう、いつもより早いテンポで投げさせたのでしょう。ナイスリードです。観ているこちらも緊張する時間がないほどでした。
代打・内山も2球目を内野フライで2アウト。
そして3人目は塩見。追い込んだ4球目、ワゲスが投じたのは高めストレート!
塩見のバットが空を切った瞬間——。

・・・(゚Д゚)

・・・(*゚Д゚*)

・・・(;´༎ຶД༎ຶ`)


オリックスの応援を始めて12年。
日本一のビールかけを観られる日が来るなんて、思ってもいませんでした。
感無量です。

けれど、今はこのしあわせな時間が終わってしまった一抹の淋しさがあります。
もちろん、オリックス・バファローズはもう2023年のリーグ3連覇、日本シリーズ連覇に向けて動き出しています。
そこには、いくつかの別れもあります。
悔しさは切り替えできるけれど、しあわせはすぐに切り替えられないことをはじめて知りました。これは自分の弱さなのかもしれませんが、今はまだこの余韻に浸っていたい。すぐに始まる次からのことに、頭を持っていけません。

少し置いてけぼりの気分ですが、オリックスの向かう先が、すべて良い方向でありますように。
そして2023年、今年のしあわせが上書きされるような年でありますように。



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