『半沢直樹』
毎週のお笑いをありがとう…。 思えば前シリーズが放送された時、自分は長の無職生活を送っており、半沢直樹を自分に重ねて観ることはどうしてもできませんでした。言いたいことを全部押し殺していたら身体が悲鳴をあげた前職での日々を思い出し、「こんなことしてもクビにならないんだ…そんな会社あるわけないだろ…」という思いがまず先に出てきてしまったからです。その後ようやく働き口に恵まれ、末端ながら組織の一員として細々雇われ生活を送らせてもらっていますが、半沢直樹のような人間にはいまだ出会えていません。もちろん大和田のような上司も、中野渡のようなトップも存在しません。 まあ、あたりまえです。これはドラマ、作り話なのです。 日々賃金をもらえるありがたさの中で、ようやく『半沢直樹』を娯楽作品として受け入れることができました。 もっとも今回は、前回を超えるファンタジー、いや、もはや喜劇です。「あるわけないだろ…」から「あるわけないやろー!」と大笑いしながら楽しめました。 いくらなんでもやりすぎでは、と思うくらい、全員パワーアップしていました。アドリブ全開大和田や、いつの間にやら「ナオキ」呼びの黒崎に囲まれて、いつもしかめっつらなのは笑いをこらえているからとしか思えない半沢。もはや苦行。周囲を固める脇役陣も芸達者な舞台俳優ばかりで、誰ひとり見劣りすることなく、テンポ良くわかりやすい展開もあって見ごたえがありました。 そしてなんといっても陰の立役者は、ものまねセントラル証券@せやねん。関西の視聴率の高さはきっと『せやねん!』のこのコーナーのおかげでしょう。毎週楽しませてもらいました。大和田団長のいない土曜日は淋しくなるなあ。 PR |
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