『竜の道 二つの顔の復讐者』
原作は未完だそうですが、うまくまとまっていたと思います。復讐劇というありがちな設定をうまく伏線を使いながらおさめるところにおさめ、かつ余韻を残す秀逸な最終回でした。 最初は「ありがち」な部分が目立っていてそこまで興味を惹かれなかったのですが、俳優たちの抑えた演技と登場人物ひとりひとりの背景を丁寧に描く展開のおかげで、誰しもに感情移入できるところが良かったです。(沖の父親が曽根村というのは唐突な気もしましたが…) ラスト、拳銃に弾が残っていなかったことを知った源平の小さな背中は非常に印象に残りました。悪の顔の裏に残す人の情をほのめかす演技は、さすがエンケン。 竜一の結末は、「ありがち」といえばそうなのですが、兄弟で鍋を囲む幻想と相まって、やはり悲しかったです。玉木宏と高橋一生、それまで似ていると思ったことがなかったのに、くしゃっと笑う顔の雰囲気が似ていて、改めて秀逸なキャスティングだと感じました。 『未解決の女 警視庁文書捜査官』 鳴海が比較的アクティブに動いて矢代との絆がいっそう深まり、草加や鳴海の過去も描かれ、もりだくさんのSeason2でした。完全にお笑い要員の古賀や宗像含め、それぞれのキャラがしっかり定着してきたように思います。国木田室長をのぞいては…。 彼のあまりの存在感のなさに、Season3を望まずにはいられません。前回のラスボスも解決していませんし。 PR |
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