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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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6/28・29 vsE ●○

則本は右打者が苦手というデータもあってか、宗お休み・一塁頓宮という布陣。「則本はほっともっと負けなし? 最後に勝ったの何年も前やないか!」と試合前は強気でいた自分ですが、試合後は撃沈…。いやーヒドかったです。序盤は6者連続三振、あまりに攻撃が淡白なものだから5回終わっても空は明るく花火は映えず、やっと打ったと思ったら本塁憤死。若月の貴重なヒットが無駄になってしまいました。1本目はライト方向ですからわからないでもないですが、2本目はなんですかねありゃ。レフトが捕球した時は三塁回るか回らないかの距離でした。止まると思って疑いませんでしたが、回った時には目を疑いました。レフトが吉田正かマッカーシーと勘違いしてたんですかねあの三塁コーチは。
宮城はなんやかんや2失点ですから粘ったと言えるでしょうか。8回にようやく1点返すものの、3・4番が続けず。とくに4番の三球三振は見ていられなかったです。今年はロッテが対策してきたのかただでさえ打てていない中とりわけ打てていないのですが、なにげにロッテ戦からノーヒットです。ちょっとよくなったかと思えばこれですから、信用できません。
で、その次の回、黒木が2被弾して終わり。裏に安達が松井からホームランを放ったものの、点差がなければなかった1点でしょうから意味ありません。
というわけでまた連敗が始まるのかと暗い気持ちで迎えた2戦目。前回楽天打線をゼロに抑えた田嶋も悪い流れには逆らえず、先に失点してしまいます。しかし4回、先頭中川がヒットを放つと、ようやく出た、神戸の正尚のホームラン! さらには次の回、満塁から中川のセンターオーバーで2点追加。昨夜テレビに向かって野次った「杉本の打順を落とせ! もう3番中川でいい!」という叫びが聞こえたわけではもちろんないでしょうが、福宗の次に中川を挟んできた打順変更が当たりました。さらに吉田正の犠牲フライで5点目。こうなれば相手も大振りになりますし田嶋も打ち取りやすくなります。序盤はランナーを出してばかりいましたが中盤以降は修正、結果7回1失点で4勝目、ようやく勝ちが先行しました。遅すぎるくらい…。
杉本は最後にようやくらしいタイムリーを打ちました。その前のレフトフライも逆風でなければ入っていた当たりでしたから、また調子を戻してくれればいいのですが。
最後の本田も5点差なのに締まりませんでしたね…。これではいったい接戦の8回は誰が投げるのか、まったくわかりません。


7/1〜3 vsF ●●○

札幌ドームに移動しての3連戦。相手は上沢とはいえ日ハム戦にいい印象のある山岡ですから、まったく心配していませんでした。いや、正直「勝つ!」と信じきっていました。
どーしてこーなった…。
山岡は95球完投自責0、これで負けがつくってなにごと? 攻撃は9安打7四死球で1得点、上沢に10連敗ってどゆこと?
安達のエラーはヒットでもおかしくないので不運なものでしたが、その後の清宮のライトフライは目視でもフェンス直撃していたのにリクエストなしという幸運に恵まれながら、オリックスキラー石井に三塁打を打たれたのはもったいなかったです。ただ山岡の失投はここだけですからね。7回は野村の二塁打(前回の死球で厳しく攻められなかったのでしょう)からツーアウトまで行きながら、今度は宜保がタイムリーエラー。我が家の解説者曰く、「今のは危なかった、清宮が速度を緩めなかったら衝突して山岡が今季絶望の怪我するところやった」とな。マッカーシー捕れんかったんか、宜保何してんねんと怒り心頭だった自分は清宮の優しさに気づきませんでした。フェン直ヒットは損するし、BIGBOSSにはエンドラン失敗ゲッツーを名指しで怒られるし、清宮にはさんざんな日だったでしょうが少し好きになりました。我が家の解説者は「そういう優しい性格やからあかんのや」ともつけ加えていましたが。
まあそれはともかく、マッカーシーがまさかの3安打うち二塁打2本と大当たりしながら、その周りがサッパリだったのでなかなか得点には結びつきませんでした。唯一の同点機で吉田正が全力疾走できなかったのも痛すぎました。その前の杉本がせめてランナーを進めるとか、ランナー入れ替わるとかしてくれていたら…。なんですぐ元通りになるんですかね。若月が2安打して上位に回しても得点圏の福田はまったく期待できませんし宗もサッパリ。しかも安達が膝を痛めたらしいし、札幌の硬い芝が原因なのであれば怪我明けのTや大城も守らせたくない…。 
山本で落とすようなことがあればいよいよ崖っぷちのような気がしていた2戦目。もともと山本✕札ドにいいイメージがないので、打線が働かなければマズイことになると危惧していましたが、初回ですべてを悟りました…。
打てないならせめて守りはちゃんとしてほしいものですが、チーム状態が悪いとこうなっちゃうのが人間心理なのですかねえ…。
3回には二死二塁で得点圏1割台の福田がめずらしくヒットを打つも、三塁コーチがストップをかけてランナー還れず。ホントこのコーチは極端ですね。打者福田で外野は極端に前進していたのでタイミングは微妙だったと思いますが、数日前はお構いなしにグルグル回していたのにね。最終回もマッカーシーがセンターオーバーを打ち、相手野手の返球もそこまで早くはなかったのに一塁ランナーの小田を止めていましたが、いったいどういう状況判断をしたらあそこでストップかけられるんですかね。5点差が4点差になったところでどっちでもいいんですが、少なくとも伊藤の完封は防げたんですけどもね。
それはさておき、結果一・三塁で福田が謎の盗塁死、で、終わり。そりゃ山本も気持ちが切れますって…。
途中から観るのをやめたのですが(最終回だけ観てしまった)、崖っぷちどころかもうガラガラ転がり落ちていきました。自分の精神状態も昨日から凡ミスするわ茶碗は割るわ、ヤバいことになっています。
そのせいというわけではありませんが、日曜日は試合を観られず。途中、初回3得点の数字を目にして、「まさか1番杉本の斬新なオーダーが機能したのか!?」と経過を見たら1アウトから試合が始まっていたことにガックリ。しばらくして覗いてみたら、3回に2アウトから連打を浴び、どうしてひっかかるのかわからん重盗で1点差に迫られていたヤマサチ。次の回には2アウトから四球を出したところで代えられていました。さすがに擁護できません。まあ、初回から援護点がいっこうに増えていないのもどうかと思いますが…。
7回に1点追加するも、直後に近藤が清宮に被弾してまたも1点差。このあたりで帰宅したのですが、まさに心臓がもたん状況でした。そんな中、9回にようやく飛び出した吉田正の会心の一撃、走者一掃タイムリー! この3点がなければどうなっていたかわかりません。
と、勝ったはいいものの、なんとかサンタテを防いだだけの試合でした。もっと楽に勝てないものか…。
次週はホームに戻れるので、どうにか調子を上げてほしいものです。







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6/21・22 vsH ○○

この悪い流れで迎える相手が3連勝中のソフトバンク、しかも石川・東浜なんて…と期待値マイナス状態で構えていたのですが、わからんもんです。
しかし序盤はあいかわらずランナー出るも無得点、宮城は死球から失点といつものパターン。それでも宮城が粘っているうち、ようやく安達・中川の連続長打が飛び出し同点に。さらに7回、紅林が大きな勝ち越しホームランを放ちました! そこからは一気呵成。気落ちしたのか石川から連打でランナーを溜め、代わった嘉弥真から宗がバントを決めると吉田正は申告敬遠。前打席はゲッツーの杉本でしたが、ここは意地を見せてくれました。さらにTのゴロで結果この回3点追加、4-1でもう8回、いつもの悪い癖で「勝った」と思っちゃいましたよ…。
宮城は先頭四球を出すと、1アウトを取ったところで近藤に交代。柳田にタイムリーを打たれますがなんとか1失点にとどめます。そして9回裏はもちろん平野ですが、いきなり連続ヒットを浴びて一・三塁。また同点にされるのか…と祈るしかない中、続く中村の犠飛で1点差。もう胃が持たない。しかし代打明石は三振、最後の海野も粘られましたが最後は三振、なんとか逃げ切り成功(›꒪⌓︎꒪‹)でもゲッソリ。
宮城&紅林の尊いお立ち台byパテレでようやく生気を取り戻せましたが…。
翌日の田嶋は初回からピンチを背負います。柳田に二塁打を打たれ、次のデスパイネの打球がセンター前に転がった瞬間失点を覚悟しましたが、福田が完璧な送球で柳田をホームアウトに! 田嶋もこれで乗っていけた気がします。
しかし打線はあいもかわらず序盤から得点できません。若月がバスターを決めて無死一・三塁という大チャンスも後ろが続けず。若月が2打席連続ヒットというめずらしいことをやってのけてもゲッツーで無得点。しかし今年の田嶋はムエンゴにも揺るがない強さがあります。若月とのバッテリーはめずらしいように思いますが、捕手が誰であろうと気にせず自分の仕事を淡々とこなす落ち着きも感じられます。
試合が膠着してきた6回。宗・吉田正が出塁して「もーいーかげん打ってくれ!」という願いが届いたかどうかはわかりませんが、ようやく飛び出した杉本の「ここぞのホームラン」! これを待っていました! 我が家の解説者はずっと「終盤の点差があるところでは意味がない。去年のように杉本が試合を決めるホームランをここぞで打たな意味がない!」と言っていましたから。
今日の田嶋はこの3点で充分と思われますが、昨日のこともあるので取れる時には取っておきたい。7回には(まさかの)若月3安打目から福田の三塁打、宗の犠飛という、これまでの試合では絶対見られなかった理想的なかたちで2点追加。他の試合も並行して観ていたので、いつの間にか9回表が終わってしまっていました。なんと田嶋は完封勝ち! ニコニコのお立ち台も眼福! そしてチームは連勝! メッチャひさびさに感じる連勝!
なんだか乗っていけそうな気がしてきました。


6/24~26 vsM ○○●

金曜夜の千葉マリンは風速15m。小柄な山岡が飛ばされやしないか心配になるくらいの強風でした。そして投球も打球も風まかせ。初回の杉本がチャンスで信じられないくらい外のチェンジアップを空振り三振しましたが、あれも風の影響で逃げていってしまったのでしょうね(と思いたい)。
条件は山岡にとっても同じで、どこに落ちるかわからない武器の縦スラが効果的でした。心配していた風の影響による守備ミスもなく、中盤からは三振が増えてピンチらしいピンチを作りません。
打線は本前から何度もチャンスを作るもゲッツーの間の1点だけ。6回も四球とエラーで作ったチャンスをバント失敗で潰しかけましたが、またも救った紅林! そして福田のセーフティスクイズで2点追加! さらに9回には、逆風もものともしない吉田正の特大2ランが飛び出して5-0!
こうなると見たくなる、田嶋に続く2試合連続完封勝利。さすがオリックスのエース山岡はファンの期待を裏切りません。9回108球5三振の快投で防御率は1.51、見事パ・リーグトップに躍り出ました。頼もしいエースの復活です。
そして宮城→田嶋→山岡と先発に勝ちがつき続ける連勝に、お立ち台でも言及された山本が刺激されないはずはない。
真夏日のデーゲーム、しかも今日も風強し。悪条件が重なったうえ、比較的苦手なマリン、しかも今年ノーノーを達成した他の3投手は次戦で勝ちなしというよろしくないジンクスもありましたが、日本のエース山本には無問題でした。序盤こそ手探り感覚だったようですが、中盤からは相手を寄せつけず、我が家の解説者いわく「眠たい試合」でした。
打線も前回攻略したとは言い難い佐藤相手に、初回からチャンスを作って吉田正がタイムリー。もう復活したと思ってよろしいでしょうか。
2回には福田のタイムリーでさらに1点。4回も下位打線の出塁から追加点。欲を言えば各回もっと複数得点が欲しかったですが…。せっかく若月の2試合連続猛打賞という世にも珍しいものが観られたのに…。
山本には3点で充分と思われますが、阪神戦のこともあるので取れる時には取っておきたい…というところで、9回に吉田正の2試合連続ホームランが! これはもう完全復活ということでよろしいか!?
3試合連続先発完封の期待も高まりましたが、8回で100球を超えた山本はここで降板。暑さによる疲労もあったでしょうしこれはやむなし。9回に登板した阿部がふたりランナーを出すと平野が登場。2球で片づけセーブを稼ぎトップの増田に並びました。これで4連勝! 6連勝して6連敗して4連勝とは…なんだこのジェットコースターな6月…。
3戦目は黒星となりましたが、途中までは「勝ち越したからまあいいや♪」と寛容だった心も、いざ負けると悔しいもの…。一時は追いついただけに。
ヤマサチは風の影響からか乱調でした。球数も多かったしランナーを背負う場面ばかりでチームとしてもリズムを作れなかったようです。しかし自責ゼロ。今日は守備のミスが序盤の失点に絡んでしまいました。主に伏見ですかね…。パスボールにゲッツーにと精彩を欠いてしまったのは暑さのせいなのか蓄積疲労のせいなのか…。考えてみればコロナの後遺症に加え頭も打ちましたし、直後はなぜか絶好調だったものの揺り戻しが来ているのかもしれません。幸い若月が戻ってきましたからうまく休養できればいいのですが。
ワゲスパック回またぎの時点でもう覚悟していたのでこの結果は仕方ありません。ビドルやKが登板しても打たれたでしょうし、高部を敬遠してもマーティンや岡がいましたし、どのルートを歩いても同じゴールしか見えない( ;∀;)
8回や10回のチャンスに得点できなかった時点で終わりでした。しかしサヨナラ負けが2年ぶりだったとは。かつてはサヨナラ負けしか見たことなかったのに…。
若干後味は悪いですが、紅林や吉田正が復調していますし、ホームに戻って巻き返しを期待することにします。





『元彼の遺言状』
篠田の正体と彼の冤罪を晴らすことがドラマの本筋だったわけですが、それまでの一話完結エピソードのアレコレにあまり魅力が感じられず、惰性で観ていただけでした。最後の解き明かしもカタルシスがありませんでしたし。綾瀬はるかと大泉洋のおかげで我慢できたようなものです。ミステリーものに限りませんが、結局は脚本と演出がモノをいうのだなとつくづく感じます。
たぶん原作は面白いのだろうなとは思いますが…。

『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』
結婚願望ゼロのヒロイン、偶然出会った運命の人、当て馬の幼なじみ…と、既視感ある設定ながら心地よく鑑賞できたのは、やっぱりそれぞれのキャラを感情豊かに、かつ繊細に演じた俳優陣のおかげなのだろうなと思います。
晴太のプロポーズなんて現実にはありえない場面なのですが、それまでに積み重ねた晴太と杏花の葛藤があったからこそ自然に微笑まれますし、颯の切ない選択も、互いの人生を前向きにさせるものであるからこそ彼の潔さと爽やかさが光っていました。タイトルである「持続可能な恋」という言葉を颯の口から言わせるのも心にくい演出でした。
林太郎と明里の大人な恋もまた素敵でした。杏花が林太郎の実の娘でなかったという事実は衝撃的でしたが、それほど亡き妻を想い、そして結婚の意味をずっと探し続けてきた林太郎が、「結婚したい」と思う相手に出逢い、ようやく自分なりの「結婚とは」の答えをしるすことができたのは、まるでひとつの奇跡を見ているようでした。
ありがちなわかりやすい悪役もおらず、相手を思いやる気持ちが障壁になってしまうという、シンプルな構成がより人の心の複雑さを浮き彫りにしていました。脚本も巧みだったと思います。
それにしても、海の見えるカレー屋さんとヨガ教室…。それぞれの夢がかなったラストシーンは余韻を残していて素敵でした。







6/17~19 vsL ●○●

4日間の空白期間で交流戦最終週のイヤ~な空気も払拭されているかと思いきや…。
なーんも変わってないんかーい!
テレビ中継は観られなかったのですが、唯一8回、我が家の解説者が「ヤマは8回に来る」と試合序盤から力説していたとおり宗がタイムリーを放って2点差に追い上げたところで、パ・リーグTVをつけてみたら…。
いたく後悔しました。
結局吉田正が復調するのを待たないといけないようですね…。せっかく打てるようになったのに、怪我のせいでまた開幕当初の状態に戻ってしまいました。
もちろん他の打者が打てばいいわけですが、つながらない。そりゃ山岡もこうなります。
山本も援護がなくて先週のようになるんだろうな…と試合前からネガティブ全開。そして案の定、我が家の解説者曰く「捨て試合」の相手先発平井を(も)打てない打線。イライラするのでなるべく経過を見ないようにしていました。
たまにのぞくと、5回に宗がタイムリーを打つものの予想どおり3・4番が続けず、よけいにイライラ。おまけにその裏、山本が外崎にストレートの四球を出すものだから、「1点どまりだからこうなるんだよ!」とますますイライラ。しかし山本は平沼に10球粘られるものの三振に打ち取り、なんとか難を逃れました。
7回あたりでようやく「あれ? 西武ノーヒットなんじゃ?」と気づきました。ドキドキしていた8回裏はあっという間に終わり、ついに9回。「アッサリ」と言いたくなるくらい、あっさりなノーヒットノーランでした。
本来なら「バンザーイ!!」と祝杯をあげたいところなのですが、素直に喜べないのは2点しか取れない打線のせいです。ノーヒットノーランで有耶無耶になっていますが、チャンスはたくさんありました。9安打3四球で2点は淋しすぎます。杉本もセーフティバントして笑っている場合ではないと思うのですがね。
そして、今年ノーヒットノーランが4人目で有難みがないせいか、あまり世間でも話題になっていないような…。さらに「山本だからあたりまえ」みたいな風潮も…。
あとから考えれば外崎の四球がもったいなかったですが、なまじっか完全試合だと9回に野手がガチガチになるだろうから、かえって良かったのかな。
やっと連敗が止まっても、連勝しなければ意味がない。というわけで翌日、いきなり福宗正の3連打で先制した時にはついつい浮かれてしまいましたよ。「流れキター!」と。
杉本がゲッツーになった瞬間、悟りましたがね。「流れなんてなかった」と。
その裏、西武に2試合ぶりのヒットが出た時はもう逆転を覚悟しましたが、源田をゲッツーに抑えて無失点。ヤマサチも4回ツーアウトまでは完璧だったのですけれどもね…。ひとつの四球から、どーしてあーなっちゃうんですかね。
そして打線も、7安打5四死球をもらいながら2点(ソロホームラン含む)しか取れず。いったいどーなっとるんですかね。5回以降、阿部・黒木・ビドル・近藤がノーヒットに抑え、流れをたぐりよせているにもかかわらず、それをみずから手放すようなゲッツーだの盗塁死だの、噛み合わないにもほどがある噛み合わなさです。
杉本のホームランもね…喜びの前に「それ、さっき打つやつ!」と口をついて出てきました。2点差で勝てると思えないことがツライ…そして本当に勝てないのが悲しい…。
この状態で絶好調のソフトバンク戦に向かわないといけないとは…。「貯金! 貯金!」と喜んでいたのが遠い昔のことのよう。今や最下位が目の前に来ようとしています。こちらとしてはもう生温く見守るしかありません…。









『マイファミリー』
サスペンスはどこかで緩和したり、ラストが拍子抜けだったりするものが少なくありませんが、これは最後まで緊張感が失われることなく、集中して楽しめました。
序盤は「まず富澤が犯人ってこたぁないだろ」と単純に予想し、次第に「富澤ではないだろ…」と不安がよぎり始め、最終回が始まると「おいおい、本当に富澤じゃないだろうな…そんなんせいやの二の舞やで…」と、もはや祈る気持ちで見守っていたのですが…。
結局富澤なんかーい!
しかし、真実を玉木宏に語らせるというのはナイスアイディアでした。あの「(えっ)タブレット!?」の調子ですべてを吐かれたら、これまで積み上げてきたものが一気に崩壊しそうだったので…。
よって、最終回のインパクトを全部持って行ったのは濱田岳でした。主役のはずのニノも霞む熱演でした。
このドラマは絶妙なキャスティング、不気味な着信音に象徴される緊迫感あふれる演出、展開の速さで観る者を飽きさせない脚本と、すべてが最高レベルに合致したまれにみる傑作だったと思います。確かに富澤の動機はやや強引ですし、いくら誘拐事件の加害者とはいえ妻の不倫や娘を遺棄された被害者でもある東堂が悲劇的な結末を迎えたことには少ししこりが残りますが、それをふまえても満足感しか残らない良ドラマでした。
「家族の再生」というテーマについては、鳴沢家や三輪家が事件を乗り越えひとつになった一方で、犯罪を犯してまで救いたかった娘を喪った東堂家のほうが強く印象に残ったため、ぼやけてしまった感があります。東堂の罪はそこまで重くはならないのでしょうが、かつては仕事に、事件後は娘を救出することに人生を捧げてきた東堂のこれからはいったいどうなってしまうのか、そんなやるせない思いにもかられます。
そして、亜希の泥に汚れた足元や「心春に会えたのか」という東堂のセリフからの流れで「心春は死んでいた」事実が確定したことに気づかなかった我が家…。葛城が「実咲を心春のように遺棄するつもりだった」と語っていたので、やはり心春は階段から落ちて死亡し、富澤によってどこかに埋められたのかと納得した直後、三輪が東堂に「心春ちゃんは大丈夫」みたいなことを言うので混乱してしまいました。たとえ遺体であっても出てきてほしいという親心なのかもしれませんが…。

『インビジブル』
いやー、最後までつまらなかった…。
高橋一生・柴咲コウ・桐谷健太・永山絢斗という演技派俳優を起用して、どうしてここまでつまらなくすることができるのか…。
回はどんどん進んでいくのに、まったく物語が頭に入ってこない。どこか既視感があると思ったら、『クロコーチ』でした。「いろいろなことが起きている割に展開が遅く、重要事項がつねに口で語られる」ところがまったく同じ! そして脚本家も同じ!
どうやらいちばんクライマックスらしい「内通者は誰なのか?」をさんざん煽っておいて、予告に泰造や酒向芳のアップを映してしまったら「あ、違うな」とわかりますし、そうすると猿渡しか残りませんし(演技力的に)。しかし猿渡が真犯人っていかにもだし…。だから最後まで違うと信じていたのですが…。
結局猿渡なんかーい!
しかもなぜか最後の舞台がスタジアム。その真ん中で突如変態になる猿渡。ただただ捕まえられているだけのキリコ。ただただ取り囲んでいるだけの警察集団。なんかしらんけど射撃が上手かったらしい志村。単にイイ人なだけでなんにも美味しくなかった酒向芳。結局脱走したクリミナルズはどうなったんだ。それ以前に、突然出てきた割にこれといったキャラ付けも見せ場もなくあっけなく死んだキリヒトがいちばん哀れかもしれない。
『クロコーチ』の脚本家がいずみ吉紘だったことを見落としていました。『ROOKIES』や『南極大陸』は普通に面白かったし、『デスノート』も普通に観られたのですが…サスペンスはダメなのか?
同じ放送局の『マイファミリー』が良作だっただけにどうしても比較してしまい、マイナス面ばかり目についてしまいました。なにせキャスティングがもったいなさすぎて…。





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