『波よ聞いてくれ』
沙村広明原作の漫画は無料になっている分だけ読んだことがありますが、『無限の住人』とはまるで違う世界観に驚かされました。『無限』で時々差し挟まれていた笑いどころや繊細な心理描写は現代劇にも通じるものではありましたが。 ただ主人公ミナレは繊細とは程遠い、短絡的でガサツな破天荒娘。小芝風花のイメージとは合っていないような…と思っていたら、さすが演技派。金髪も真っ赤なルージュも違和感なく、下品にはならない適度なやさぐれ感が絶妙でした。ラジオ中のみならず日常のおしゃべりがすでにマシンガントークのミナレですが、セリフが聞き取りやすいので疲れることもありませんでした。 周囲を固める配役も良かったです。北村一輝や小市慢太郎の、いかにもラジオにこだわりを持ってそうな業界人の雰囲気は抜群。片寄涼太は原作の中原とは見た目がまるで違いますが、スープカレー店内のバランス的にはこれで良かったような気がします。バイきんぐ西村が案外ハマっていました。 それにしても北村一輝ってどうしてあんなに色気たっぷりなのか…カッコいい役ではないはずなのに…。 最終回もうまくまとまっていて、なんとなく観始めた深夜ドラマでしたが非常に満足できました。 シセル光明の秘密が明かされていないので、続編を期待しています。 PR |
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