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続・風花の庭

朝がほの凋まぬほどに降り晴れて雨より後の秋のあつさは(上田秋成)

心で輝き続ける奇跡

  posted by さや at 10:08:16 │EDIT
浅田真央選手、引退。

早々に寝入ってしまって、そのニュースを知ったのは翌朝、目覚ましを止めてすぐのことでした。

ああ、そうか。

驚き、でもなく、残念、でもなく。

ああそうなのか――。

昨年の全日本選手権のあと、「この状態で引退を決意するとは到底思えない」と書きました。浅田選手は怪我を抱えながら今季もトリプルアクセルを跳び続けることを選んだ。それはすなわち競技者としての向上心、闘争心を失っていない、ならば彼女はこれからも戦い続けるだろうと思ったからです。
ただそれは、戦える状態であることが大前提です。
身体、あるいは心。どちらかが限界を超えた時、それはアスリートを辞める時。
選手自身が語ったように、全日本の結果が出た瞬間が、それだったのでした。

浅田選手に期待はしない。そう決めていました。

浅田選手が好きだからこそ、復帰後は彼女自身が思うように進んでほしい。たとえそれに結果が伴わなくとも、それが彼女の選んだ道ならばそれが正しいのだから、応援し続ける。そして彼女が幕を下ろすことに決めた時は、それが正しい選択なのだから、受け入れる。

身勝手なファンは、今まで勝手にいろいろなものを背負わせてきたのです。

15歳でポンポンと高難度ジャンプを決め頂点に立った時の衝撃。あどけない笑顔に、これからのフィギュア界が変わることを予感しました。
輝き続けるであろうと信じて疑わなかったその先に、思いがけない苦難が待っていようとは思いもしませんでした。
そしてそれはスランプなどだけでは決してなく、自分ではどうしようもないところから与えられたものも大きかったように感じます。
三度のトリプルアクセルを決めてもなお金メダルを取れなかったバンクーバー。インタビュールームでこらえきれずに涙を流す姿に、一緒になって泣きました。
浅田選手が基礎のすべてをいちからやり直す決意を固め、佐藤信夫コーチに師事し始めてまもなく、東日本大震災が起きました。一か月遅れで行われた世界選手権でのやせ細った身体は、不安と悲しみにくれる日本そのもののようでした。その年の終わり、母親の逝去でGPFを棄権してすぐの全日本選手権で優勝。いつしか、震災から立ち直ろうとする日本を、何度苦難に遭っても立ち上がり戦い続ける浅田選手に投影してしまっていました。
その後も浅田選手はみずからの理想とする演技を追い求め続けました。それでもオリンピックの金メダルには届かなかった。しかしそれ以上のものを、リンクの上に残しました。
ソチオリンピックで、前日の失敗から6種8トリプルを着氷し巻き返した会心のフリー。
引退報道から何度も放送され、そのたびに涙を禁じ得ない「奇跡の4分間」。

浅田選手は苦難と戦い続けた。

誰しもが困難に遭い、苦悩する。そんな時、何度転んでも立ち上がる浅田選手を見ては自分を投影し、勇気をもらう。

こんなアスリートが存在したでしょうか。

まさに浅田真央という存在そのものが、奇跡であったのかもしれません。

引退会見のスッキリとした表情に安堵しました。
本当に、やりきった。フィギュアスケーターとしての人生をあますところなく生きた。
そう言い切れる、21年間だったのだと思います。
少しの涙はあったけれど、最後まで笑顔だったことにこちらまでうれしくなりました。
真央ちゃんの心からの笑顔を、ずっと見たかったから。

浅田真央に己を投影して苦難と立ち向かう日々は、もう終わりです。

これからは、自分の足で立ち上がらなければなりません。

浅田選手にもらった勇気と幸福を糧として。





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千本桜

  posted by さや at 21:05:41 │EDIT
帰りにちょっと寄り道。



桜の名所は、満開です。



サラリーマン、老夫婦、女の子連れ。
みんな同じようにスマホを構えています。



ベビーカーの赤ちゃんも、花を仰いでお母さんと同じ表情。



桜が連れてくる春は、みんなを笑顔にします。



雨の降る前に、お花見散歩を満喫できてよかった。




一週間後には、川面はすっかり花筏。

また来年。同じ景色を、同じ思いで見られますように。





今日までのプロ野球

  posted by さや at 21:00:00 │EDIT
4月2日の試合後には本気でファンを辞めようかと思いました。
言ってみれば、身も心もささげた相手(たとえば男とか宗教とか)に裏切られたような喪失感に陥っておりまして。
それでも、裏切られた相手は選手ではないわけですから、選手たちの頑張る姿には心動かされてしまうものですね。


4/4 vsL ○
初回はディクソンのひとり相撲で2失点。もともとディクソンは西武に攻略されていましたし、まだ冷めた心境でしたから、時折速報を覗いては「フーン」くらいの感想だったのですが、駿太の長打をきっかけに追いつき、さらに相手先発の多和田を攻めてロメロのホームランが飛び出してからは、「楽天戦とは違うかも⁉」と経過を追っていました。
西武が苦手としている海田や吉田一は無問題としても、黒木は西武打線の好物である速球型なので心配でしたが、点差がさらに開いたこともあり三人で片づけられました。平野も三者三振で日曜の悪夢を払拭。
ようやく、2017年の初勝利。今年も外弁慶になってしまうのか…。

4/5 vsL ○
「西武は松葉が打てない」という我が家の西武ファンが断言したとおり、松葉はランナーを出しても低めに集めて併殺を打たせ、8回無失点に抑えました。前日、若月がメヒアと木村に計三回バットを頭に当てられてしまったようで、この日は伊藤がスタメンマスクを被りました。中継は見ていませんが、おそらく相当気合を入れて挑んだのではないでしょうか。開幕からキャッチャー伊藤の間は、無失点に抑えています。
願わくば、もう少し援護をしてほしかったですね。こちらも負けじと併殺祭りで、結局中盤の2点しか入らず、それでも粘り強く投げ続けた松葉を褒めるべきなのかもしれませんが。

4/7 vsF ○
相手はかつての天敵・上沢でしたが、霧雨に濡れた神戸のグラウンドで相手のエラーを誘って先制。その後も鈴木の長打からのバント、タイムリーと、オリックス打線とは思えない鮮やかな攻撃で加点し、ロメロの二戦連発で粉砕。
開幕戦では不本意な投球となってしまった金子。この日も序盤から球数こそ嵩みましたが、丁寧に投げているように見えました。久々の伊藤とのバッテリーでしたが、互いに強い気持ちが見えました。中盤、Tのエラーで崩れかけるも、レアードが不調で助かりました。大谷を無安打に抑えたことも大きかったですね。吉田一が四球でランナーをためて中田に打たれた時は「終わったーーー!」と叫びましたが、これまた打者の不調に助けられました。
3連敗のち3連勝、なんと2014年の最終戦以来、913日ぶりの5割! そんな馬鹿な!
…と思って調べたら、本当に二年間借金しかありませんでした。

4/8 vsF ○
ロメロが前日の守備で腰を痛めたためDHに入り、1番・センター宮崎、3番になぜか安達と、不安しか催さないラインナップで始まった試合ですが、その宮崎が起点となって、現在の天敵・有原を初回に攻略。その後も中押し・ダメ押しと非常に理想的な攻撃で終わってみれば8得点。アンビリーバボー!
コークは前回味方のエラーから崩れてしまいましたが、この日はスイスイ、良いテンポで試合を有利に進めました。マウンドで張り切る姿はまるで野球少年のよう。お立ち台でも陽気な一面を見せてくれて、シャイなロメロとは対照的でした。
特筆すべきは駿太。まだ開幕一週間とはいえ、打率三割で打ち方も内容も悪くありません。無理してチケット取っていれば、タンスの中で眠ったままの駿太ユニも喜んだであろうに。
バントを決めて吼える若月の姿も微笑ましかったです。正捕手争いも熱くなっていきそうな予感。それが正常なチーム状態ですよね。
なんと2014年の最終戦以来、914日ぶりの貯金! なんてこったい!

4/9 vsF ○
簡単には3タテなんてできないだろう、とは思っていましたが、西の気迫が勝りました。初回、いきなり西川にヒットを打たれるも暴走ぎみで二塁アウトに。相手も連敗中のうえに大谷抹消で迷走状態が垣間見えます。しかしこちらも初回のチャンスをロメロ併殺でつぶした後は、なかなかメンドーサを崩せません。
西はコントロールに苦しんでいるように見えましたが、慎重にひとりずつ打ち取っていきます。その粘りに応えるように、5回、二死から若月の四球、駿太・宮崎の連打で一点をもぎとります。今日もまさかの1番・宮崎が大活躍。駿太が敬遠されるというものめずらしい光景もありましたが、今までならそんなチャンスもすべてフイにしてきたオリックス打線。たとえロメロが無安打でも、下位から上位につなげて得点する、これぞ「打線」の力です。
西は7回にピンチを抑え、球数も多かったのでもう交代かなと思ったのですが、なんと志願して9回まで投げ切り、球数は驚きの154。先週不本意な降板をしただけに、今日こそはの思いが相当強かったのでしょう。今の先発陣で完投が期待できるのは西(と、絶好調時の松葉)くらいなので、これも西がチームを背負う覚悟を持っていることの現れだと思います。
なんと2014年の最終戦以来、915日ぶりの2位浮上! オーマイガッッ!





そして、夢の舞台へ

  posted by さや at 22:00:00 │EDIT
ピョンチャンオリンピックの出場枠を賭けた今年の世界選手権。
男子は、羽生結弦選手が圧巻の演技で、優勝を決めました。

まさかの5位発進となった羽生選手のフリープログラムは、4Loから始まり、後半に4S+3Tを組み込むハードな構成。筋肉を増量したのか、少し下半身がたくましくなったように映りました。これまでなかなかパーフェクトに決まらなかったフリーですが、今回は次々と高難度のジャンプを決めていきます。久石譲の音楽にのせて、まるでスケーティングの続きのような錯覚すら憶えるほどの軽やかさでした。
羽生選手ならではの、音楽とスケートの一体感から作り上げる芸術的な世界。作品からは「絶対王者」という言葉の持つ猛々しさとはまるで正反対の、美しく繊細で、かつ神々しいほどのオーラが放たれていました。
昇り詰めるその先は、眩しくて見えません。おそらく羽生選手しか知らない領域なのでしょう。
そして、彼に続く若手選手たちは、その足あとを確実にたどりつつあります。
悔し涙から一年、宇野昌磨選手は三段飛ばしで成長の軌跡を描きました。会得したループとフリップを加えた3種の4回転を武器に、独特の力強さと色気を漂わせ、ジャンプの着地で乱れるも立て直す精神力も身に着けました。わずかなミスさえなければ、表彰台の真ん中に立っていてもおかしくありませんでした。演技構成点はパトリック・チャン、フェルナンデス選手らに匹敵するものであり、来年のオリンピックの勢力図の中心にいることは間違いありません。
シンプルな衣装、スケーティングスキルを活かすプログラムで勝負し続けるパトリック・チャン選手には潔さすら感じます。ベテランと呼ばれる歳になってもなお輝く存在感は唯一無二。オリンピックの舞台でも観客を魅了する演技を見られることでしょう。
ショート1位から順位を落としたハビエル・フェルナンデス選手。4回転の構成が弱いだけにパーフェクトが求められましたが、フリーではミスが目立ちました。足の状態が良くないという話も聞きましたが、来季の巻き返しに期待します。
ネイサン・チェン、金博洋選手ら、4回転時代を牽引する若手選手の活躍は、男子フィギュアの未来を象徴しているかのようでした。チェン選手のフリー4回転6本の構成には、衝撃すら憶えました。金選手は彼らしい陽気なプログラムで、4回転の難度を感じさせない世界観を作り上げていました。両選手が来季どのような構成で、どんな成長を見せてくるのかが楽しみです。
4回転時代にあって、4回転を飛ばずとも観客を魅了し、高い評価を勝ち得て上位陣に割って入るアメリカのジェイソン・ブラウン選手。滑り出しから手を止めて息を詰め、その世界観にぐいぐいと惹きこまれます。女子でもこんなに美しいスパイラルやバレエジャンプはできないでしょう。何度でも、いつまでも見ていたい、そんな魅力のある選手です。
今大会で引退を表明しているミーシャ・ジー選手のガッツポーズには胸が熱くなりましたが、そんな中、皇帝プルシェンコ選手の引退も報道されました。かつて4回転の申し子と言われたプルシェンコ選手。飛ぶ飛ばないで論争が巻き起こったバンクーバー五輪が懐かしくさえあります。
移りゆく時の流れを感じる世界選手権でした。

一方、女子は枠を2つに減らしました。
エース宮原知子選手が欠場し、初の世界選手権となった三原舞依・樋口新葉両選手、怪我を抱えながらの過密日程となってしまった本郷理華選手での苦戦はもともと予想された結果ではありました。
三原選手はSP15位からPBを出しての5位入賞。本人もショートの後宿舎に帰ってくり返し見たという、ソチ五輪の浅田真央選手のFPをほうふつとさせる巻き返しでした。連続ジャンプのなめらかさは世界トップだと思います。樋口選手はミスがありつつも攻めたフリーでしたが、ノーミスのショートで少し得点が辛目だった感があります。フィギュアは格付けで加点される部分がありますから、実績を重ねないとなかなか得点が伸びません。そういう意味ではもっとも実績のある本郷選手に期待するところもありましたが、上位に食い込むには難しい状態でした。ただプログラム中でリカバリーするファイトを見せたことは次に繋がると思います。
ロシア勢が席巻するかもしれないと思っていた表彰台は、カナダの選手が2・3位を占めました。北米らしい可憐さを持ったケイトリン・オズモンド選手に、これまた北米の選手らしい力強い滑りを見せたガブリエル・デールマン選手。カナダ勢はここしばらく低迷していましたが、ようやく盛り返してきました。アメリカと並んで、ロシア勢を脅かす存在となりそうです。
ただ台の真ん中を譲らず連覇を果たしたのが、ロシアのエフゲーニャ・メドベージェワ選手。パーフェクトな演技で世界歴代最高得点を更新。安定感では他の追随を許しません。個人的にはタノジャンプの多用は好まないのですが、あの細い身体のどこにあれだけのプログラムをこなす力が秘められているのか不思議です。しばらくは「絶対女王」の座は揺るがないでしょう。
アンナ・ポゴリラヤ選手はいつぞやのNHK杯を見ているような崩れ方で、演技後リンクにうずくまって嗚咽している姿には胸が痛くなりました。ショートでは気品と風格を感じさせる演技で、台乗りの可能性も感じたのですが…。シニア一年目ながら8位に入ったソツコワ選手をはじめ、ジュニアにも有力選手が控えるロシア勢ですから、オリンピックはどんな布陣でやってくるのか想像もつきません。
今大会、もっとも楽しみだったのがカロリーナ・コストナー選手の復帰でした。ショートでは第2グループながら、ブランクを感じさせない円熟味のある演技と突出したスケーティングスキルで66点台をたたき出しました。中継が途中からだったので、見られないのかなあと残念に思っていたら、途中で録画を流してくれました。グッジョブ、テレビ局(カメラワークは全体を通じて酷く、酔いそうでしたが)。30歳という年齢になってもなお、世界のトップクラスで戦えることを証明してくれました。4大会連続のオリンピック出場も夢ではありません。これからもコストナーの演技を見ていられる幸せをかみしめています。

羽生選手の金メダルに歓喜し、浅田選手の演技に涙したソチ五輪はついこの間のことのようですが、次のオリンピックは一年後のところまでやってきました。
しかしプログラムの完成度で競う女子フィギュア界の構図は三年前と変わりません。3Aとは言わずとも、セカンドに3Loを跳ぶような争いにはならないものか…と、真の4回転時代を迎えた男子と比較しては思うところです。
ともかくも、代表争いが熾烈をきわめるであろうことは間違いありません。男子は羽生・宇野選手をのぞいた3枠目、女子の2枠は来季新戦力が参戦するため宮原選手をしても安泰ではありません。年末の全日本選手権、いかなる花がリンクに咲くか。もう次の冬が楽しみになる、春の始まりです。





今日までのプロ野球

  posted by さや at 07:54:15 │EDIT
4/1 vsE ●
「やってらんねえよっ!」

幕末にハマった思春期の頃、図書館の在庫では飽き足らず、関連本にお小遣いをつぎこみまくっていました。
そのうちの一冊が、つかこうへい著『龍馬伝』です。
読んでガクゼンとなりました。
アマゾンどころかインターネットもない頃でしたから、愚かな女子学生は中身を知らずにタイトルだけで即買いしていたのです。
直前に『竜馬がゆく』を読了したばかりだったので、よけいパニックになりました。なにせ史実無視のハチャメチャ物語です。沖田総司が女で勝海舟の妹だったり、公武合体が成立したり、しまいには沖田が夜の世界で乳出しながら歌っていたり。いや、小説自体は人々の苦しみもがきながらも懸命に生きようとする姿が繊細に描かれていて、それはそれで衝撃的だったのですが。
で、冒頭のセリフはその女沖田が口にしたものです。
「女だって『やってらんねえよ』と言いたい時がある」
と書かれていたように記憶しています。
三部作だったのですが、三作目がまったくもって中途半端なところで終わっていて、「これって完結してないよな? 続き出るよな?」と思った時点で私はつか作品の魅力にすっかり囚われていたのでしょう。その後『幕末純情伝』や『飛龍伝』などを読みあさり、映画『鎌田行進曲』も鑑賞しました。結局続編が出版されることはなく、つか氏はこの世を去ってしまいましたが。

…と、やたら前置きが長くなってしまいましたが、今日の試合は、要するに冒頭のひとことだということです。
もちろんいちばんやってらんないのは、わくわくしながら試合開始を待っていたはずの、京セラドームを訪れたファンだと思いますが。


4/2 vsE ●
試合終了から十数分。
まだ指が震えておりますが、このやるせない怒りと悲しみと悔しさは押し殺せない。

ホーム開幕、3連戦3連敗。
「やってらんねえよ」どころの話ではございませんでした。

延長負け、大差負けと来て、さらに奈落の底へ落とされる負け方があろうとは、6回を終わったあたりでは思いもしませんでした。
さんざんチャンスをもらって、相手継投も完全に敗戦処理のそれになって、にもかかわらず追加点を取り切れないあたりで嫌な予感はしていたのですが。

問題の9回表。
2アウト二塁でコーチがマウンドに向かいました。打者はさんざん打たれているペゲーロ、次は当たりのないウィーラー。どう考えても敬遠、あるいは敬遠ぎみの配球の確認だと思っていました。
その結果がアレです。
コーチはいったい何のためにマウンドへ行ったのでしょうか。
その場では勝負を選んだのだとしたら、少なくともカウントが3-1になった時点で、ベンチから敬遠を指示するべきでした。茂木にも連投したフォークがさらなる連投で甘くならない可能性なんて限りなく低い。茂木に2ランを打たれた場面といい、若月にすべてを任せるにはあまりにも未熟です。そこで指示を出さないベンチは指揮権を放棄しているに等しいと言わざるを得ません。

ずっと前から感じていたものの、この三試合でも改めて思いましたが、攻守ともに相手に対する「対策」だとか「改善策」だとかが、何試合重ねてもまるで見いだすことができません。同じ打者に打たれ続け、何巡しても同じ投手を打てない。そして無抵抗のまま負けを重ねるだけ。
内部昇格と降格をくり返すコーチングスタッフは、なり手がないゆえの付け焼刃の人事に映りますが、対策も打てず改善もできない、場面場面に対処する能力がない面々を起用して、勝ちを得ることなどできるでしょうか。

この三連戦は、ファンに対する冒瀆であるとしか思えません。





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