忍者ブログ

続・風花の庭

いたづらにけふやくれなむあたらしき春の始めは昔ながらに(藤原定方)

あけました。

大晦日は特に何を観るということもなく、時々紅白にチャンネルを替え、23時過ぎには寝てしまいました。
年が明けてから、お目当てだけをゆっくり視聴。
いや~永ちゃんには昨年のB’zと同じ趣向にもかかわらず、今回も騙されちゃいましたね。
最後の聖子ちゃんにも感動。
紅白で聴く歌は他の音楽番組のそれとは違って、なんだかしみじみしちゃいます。けん玉もドミノもいらないから、じっくり聴かせるだけで良いのではないかなあ…。

夢見が悪かったせいか頭痛がしたため午前中はごろごろして、昼から高校ラグビーだけスマホで視聴。御所実と長崎北陽台との一戦は、いきなり先制され分が悪いのかなと思いきや、そこから逆転。今までの御所実ラグビーとは少し違った戦術を取っているように見えました。ベスト8の次戦は京都成章。これまた強豪相手ですが勝ち抜いてほしいです。

夜は格付け。
全敗!!!
落ち込んでます。






PR

風花の舞う庭から

え…? もう大晦日…?

なんでこんなに時間がないの…?

毎日毎日、そんなことばかりつぶやいている。

いつも何かに追い立てられている。

体も頭も、以前より動きが悪い。まるで古いパソコンのように。

実際、古くなってしまっているもんな。

それなのに、やることだけは増えていく。おかしいよ。

…と、言っている間にも、時間は刻刻過ぎていく。

古いスペックにも、折り合いつけていかないとなあ。





ドラマ寸評(2025年第4期・最終回②)

『良いこと悪いこと』
7人目がいた…という推測は当たってはいましたが(すでにオープニングで登場していたという指摘もされていたらしいが)戸塚純貴ではありませんでした。
最初から話がしっかり組み立てられていたのか、連続殺人の動機や真犯人もそこまで不自然ではなく、最後まで楽しめました。
「どの子」がふたりいたという事実は唐突ではあったものの、「加害者が被害者のことをすっかり忘れている」というのは現実でもよくあることです。このドラマの視点は常にいじめ問題に置かれていて、ぶれることはありませんでした。
終盤では、高木の娘の花音がいじめの標的にされます。そして暗闇に閉じ込められた花音に光が差し込むところで、物語は幕を閉じます。
しかし、決してハッピーエンドではありません。高木がやってきたことは一生贖えないし、園子のトラウマも消えることはない。そしておそらく同じような傷を、花音も一生抱えることになる。最後に花音を照らした光はおそらくかつて彼女が手を差し伸べた相手であり、花音が選んだ「良いこと」が返ってきたとも言えるけれど、高木が過去に犯した「悪いこと」も花音へのいじめと帰結したわけで、結局良いことも悪いことも、この世界で循環し続けるのです。花音も高木も、「リョーマと仲良くしたい」「どの子・ドの子を皆で蔑むのが楽しい」という単なる感覚による行動で、善悪はその場では考えたわけではありません。それが結果的に「良いこと」になったり「悪いこと」になったりするだけで。園子にも、「良いこと」と思った行動が誰かの「悪いこと」になった経験がありました。でも生きているからには、選択し続けなければならない。結果をおそれずに、考えなければならない。園子のセリフが、答えのなかったこのドラマの答えなのだと思います。
単なる考察系ドラマかと思いきや、案外深く考えさせられるドラマでした。だからこそ、園子役にもう少し重みがあったらなあ…と、それだけが若干心残りです。

『シナントロープ』
考察といえばこちらの方が考察させられるドラマでした。時間軸のずらしも人間関係も複雑で、何気ない言葉や場面があとで意味を持ってくることもあり、毎週、観終わった後にあーでもないこーでもないと話を整理するのですが、忘れかけていることを確認したくてもネットが見られず(考察サイトの意見が目に入ってしまうので)困りました。
最終回は、絡まった紐がするする解けて、解き終わったと思ったら小さな固い結び目が残っていた…ような、爽快感と鬱屈をともに残すような後味でした。
水町の顔でスマホのロックが解除された場面だけでもゾクッとしたのに、ひき逃げ事件を解決した都成の新聞記事の「隣」に水町がいたというラストシーンでさらに鳥肌が立ちました。終わってからようやくネットを見ていたら、そのひき逃げの被害者がハシビロコウという考察も目にしてますますゾクゾク…。
とにかく脚本の構成が素晴らしい。『オッドタクシー』も観てみたくなりました。









全日本フィギュア

オリンピック選考会となる今年の全日本フィギュアは、よりいっそう緊張感が高まります。
観ているだけのこちらも、なんだか背筋が伸びました。

《男子SP》
トップに立ったのは鍵山選手。さすがの貫録ある滑りでしたが、ジャンプミスが出てしまったのは緊張のせいでしょうか。
2位につけた三浦選手の闘志あふれるスケートにはいつも魅了されます。オリンピックへの強い思いが伝わる、よりいっそう気迫全開のSPでした。
そしてその三浦選手と三番手を争う立場なのがベテランの友野選手。スピンを出たところでの転倒は初めて見ましたが、力みすぎたでしょうか。3位に入ったジュニアの中田選手とおよそ2点差の4位につけます。
鍵山選手に次いで代表有力とみられている佐藤選手は、得意の4回転Lzが3回転となるミスで5位発進。しかし友野選手とはわずかな差しかありません。
山本選手の美しいスケーティングは今年も健在。今季も怪我に悩まされ、代表争いからは遠ざかってしまいました。怪我さえなければ表彰台常連となっていたであろうことを思えば、淋しい気持ちもします。

《女子SP》
有力選手の中で最初に登場したのは千葉選手。GPFでのミスもまだ記憶に新しい中、今までになく緊張しているように見えました。それでも慎重にプログラムをまとめ、高得点を得ました。
今季は3Aジャンパーとしてすっかり名をあげた渡辺選手。最初の3Aを完璧に決めて乗りました。スピンやステップも気迫がみなぎっており、情熱的なタンゴを滑り切りました。ガッツポーズもカッコよかった。
次に滑った中井選手は17歳ながら、今季はみるみるシニアのスケートに変貌を遂げました。ぐんぐん伸びる時期にオリンピックイヤーを迎えるという幸運にも恵まれ、3枠のひとりに名乗りを上げる急成長ぶり。このSPも、ジャンプは完璧、スピン・ステップもすべてレベル4とクオリティの高い演技で千葉選手の得点を超えていきます。
最終グループのトップを飾るのは樋口選手。最後の全日本を目に焼き付けようと正座で迎えました。
樋口新葉のスケートには生きざまが刻まれています。喜びも悲しみも苦しみも、そのすべてがエッジの軌跡に表現されているのです。今季も怪我に苦しみ、難度は落とすことになったけれど、キスアンドクライでは弾ける笑顔でした。
GPFではSPを終えて涙にくれた坂本選手。彼女もまた、これが最後の全日本。息を詰めて見守った最初の一歩。その瞬間から世界は坂本花織のものになりました。最初のLzを決めると、緊張から解き放たれた女王に怖いものはない。今シーズンも最後までその翼をもって羽ばたき続けてほしいと、切に願います。
そして、もうひとり、時代を作った選手が引退を決めました。坂本選手と同門の三原舞依選手。三原選手の優しいスケートにはいつも癒されました。今回の『戦場のメリークリスマス』の美しいメロディーも、三原選手そのもののよう。第1グループとは思えない観客総立ちの拍手と大歓声には、こちらの目頭も熱くなりました。
全体11番目で滑った岡選手には驚かされました。長い手足にジュニアとは思えない完成度。個性的な曲にもよく合っていました。今後が楽しみです。
島田選手も年齢制限が恨めしくなるほどの圧巻のスケート。あっという間に感じる密度の濃いSPでした。

《男子FS》
最終グループになるといきなり空気が変わりました。緊張感で張り詰めたリンクに最初に登場したのは山本選手。最初の4Sはきれいに決まったものの、次の4Tで転倒。続く4Tもコンビネーションをつけられず減点となるものの、清冽で柔らかな『ハレルヤ』は山本草太の代名詞になりそうな名プログラムでした。
続いて佐藤選手。SPではミスのあった4Lzを完璧に決めると流れに乗りました。次々高難度ジャンプを決め、会場が熱を帯びます。最後のジャンプとなる3Lzでステップアウトした時はドキリとしましたが、大きな減点にはならず。スピンの最後まで気持ちを感じるFSでした。そして今日も画面の外から飛び出てくる日下コーチ(笑)
これまで日本の枠取りに何度も貢献してきた友野選手。おそらく最後となるであろうオリンピックを、なんとしても自力でつかみ取ってほしい。テレビの前の願いは、観客もきっと同じだったのでしょう。滑走前の拍手は、今日いちばんの大きさに感じました。
しかし冒頭の4回転を決められず、他のジャンプにもミスが出て、その夢は遠ざかっていきました。ジャンプミスの後、ふっと笑ったようにも見えました。その心にはいったいどんな思いが過っていたのか。滑走後、キスアンドクライで止まらない涙に、友野選手のこれまで歩んできた道のりの長さと苦しさを感じました。しかし、友野選手は最後まで友野選手にしか表現できない世界をリンクに描き続けました。黒い衣装の友野選手が白いリンクにさまざまな彩りを与え、静かな曲調に熱情が宿る。そんなスケートを見せてくれるのは友野一希だけです。まるで引退かのように接するメディアに、現役続行を宣言してくれました。来年もまた友野ワールドに惹きこまれる瞬間がある。それだけで、ファンはしあわせです。
シニアの激しい代表争いに割って入ったジュニアの中田選手。鼻血にもめげなかったSPに続き、FSも滑り切りました。最後は少しスタミナ切れした印象ですが、堂々と代表争いに参戦してくる来季が楽しみです。
23番目に登場した三浦選手は最初の4Loを決めると、たて続けに4回転を決めて会場の空気をものにしました。後半のジャンプにミスが出たものの、最後まで闘志をむき出しに戦い抜きました。総合2位に入り、オリンピックをぐっと引き寄せます。
トリを飾るのは鍵山選手。4S・4Tは4点台の加点を引き出す素晴らしいジャンプだったものの、3Aが1Aとなったのを始め、2本目の4Tで転倒。総合では優勝を飾ったものの、FSでは佐藤選手を下回る点数に、キスアンドクライではずっと肩を落とし涙にくれていました。
鍵山選手の目指すところがいかに高い場所か、こちらも思い知らされる悔し涙でした。オリンピックでは笑顔の鍵山選手が見られますように。

《女子FS》
三原選手のラストダンスは、観客と一緒になって総立ちで拍手を送りました。。怪我や病気、数多の苦難に遭いながらもスケートができる喜びを表現し続けてきた三原選手の美しく豊かなスケーティングは、永遠に心に刻まれることでしょう。
そして樋口選手も、最後の全日本で輝きました。優しく、そして力強いステップをもうこの舞台で観られないのかと思うと淋しくてたまりません。最後はリンクに大の字になり、そしてキスアンドクライでは涙に濡れながらの笑顔。本当に悔いなく、すべてを出し切ったのだということが伝わり安堵しました。
青木選手もベテランの域に入り、味わい深いスケートで魅せてくれる選手。今はあまり見られなくなった3Lz+3Loを決めてくれたのは本当にうれしい。数多の選手が滑ってきた『ラ・ラ・ランド』ですが、三本の指に入りそうなほど密度のあるプログラムでした。最後のステップからのフィニッシュには、まるで一幕の映画を観終わったような多幸感がありました。
渡辺選手のFSは3A2本が入る挑戦的な構成。そして彼女は見事に決めきりました。みずからに打ち克つ、意地と気合いを感じる着氷でした。しかし得点は伸び切らず、青木選手を上回れません。
オリンピック2番手と有力視されていた千葉選手。この日もやや慎重に見えましたが、落ち着いてしっかりと滑り切り、得点を積み重ねました。総合で青木選手を上回りトップに立ちます。
中井選手は最初の3Aが2回転になってしまうものの、おそるべきリカバリー力でカバー。SPの貯金で千葉選手の下につけます。
島田選手は4回転を転倒するも他の要素は決めきって、今年も表彰台を守りました。シニアデビューする来年はどんな演技を見せてくれるのか、想像もつきません。
そして、最後に登場した坂本選手。もう言葉は要りません。まばたきすら惜しい。ジャンプすら振付のひとつに感じる、あっという間の4分間。辛口の中野コーチも手放しで賛辞を贈る、記録にも記憶にも残る圧巻の終幕でした。3Aも4回転も、今の坂本花織にはすべてをねじ伏せる強さがある。きっとオリンピックまで、彼女は全力で走り続ける。魅せ続けてくれる。そう確信しました。

かくして、オリンピック代表が決まりました。
男子代表は鍵山・佐藤・三浦の仲良し3選手となりました。経験者の鍵山選手がふたりを引っ張り、切磋琢磨でマリニンに立ち向かってくれるでしょう。
女子は坂本・千葉・中井の3人が選出。こちらもアメリカ代表が大きなライバル。坂本選手の有終の美に期待です。
ペアは、りくりゅうが全日本を棄権したものの順当に選出。三浦選手の脱臼の状態が気になりますが、悲願の金メダルは手に届きそうなところにあります。成長いちじるしいゆなすみペアの躍進にも期待。もちろん団体戦も2大会連続メダルがかかっています。アイスダンスのうたまさペアの頑張りがカギ。今回は何ごともなく、満足して終われますように…。



M-1グランプリ

今年も3時から準備万端!

《敗者復活戦》
Aブロックはトップバッターのミカボが連勝も納得の面白さで、大会をいきなり盛り上げました。何年も前から推しのTCクラクションも爪痕を残せず。ヤスオー推しのイチゴもミカボに勝てず。しかし連勝が止まるとそこからは順当で、結果トリの20世紀が勝ち残り。
Bブロックは(個人的に)有力者揃い。こちらも2組目のひつじねいりが連勝を続けるも、ヤスオーイチオシの例えば炎が勝利。しかし続くカナメストーンがラストイヤーで気合いも入っていたのか渾身のネタで圧勝。トリのカベポスターもかなりの出来だったのですが、カナメストーンが勝ち切りました。
Cブロックは、大王が生姜猫・スタミナパン・今夜も星が綺麗と個人的推しを次々倒すも、こちらも個人的推しの黒帯が辛くも勝利。他のコンビとネタが被って急遽変更したにもかかわらず、とっても面白くて我が家はゲラゲラ笑っていたのですが、上回ったのはわずか2%…。ラストイヤーで初の準決勝も全然ウケなかったらしいのですが、アウェーの東京では受け入れられないのか…。
しかしそんなモヤモヤも一瞬で吹き飛んだのが、最後のミキ。正直これまでミキの漫才はあまり好みではなかったけれど、今回のネタは圧倒されました。寄席の漫才師としての矜持を感じる圧巻のクオリティでした。文句なしでミキが勝ち抜け。
3組の決選投票は、「ミキで間違いないだろう」という予想を覆して、1票差でカナメストーンでした。もちろんカナメストーンも面白かったですし、M-1決勝という場所を考えるとミキよりもカナメストーンがふさわしい気もします。ミキが敗者復活で見せた漫才は、もはや賞レースで順位をつけるにはふさわしくないところまで完成されているようにも感じました。漫才を見て笑う以上に感動したのははじめてです。不運にも巻き込まれたかたちでいろいろあったミキだけれど、それで腐ることなく漫才道を極めてきたことはしっかり伝わりました。もっとも強い印象を残した敗者であったと思います。

《ヤーレンズ》
まさかのトップバッター! しかし、さすがは決勝常連。覚悟は決まっていたのか、昨年のようなアタフタはありませんでした。しかもコント漫才でなくしゃべくり! いつもの「しょーもない」ヤーレンズが戻ってきました。1組目から笑い疲れるほど大笑い、「これ優勝するのでは!?」と思いましたが、審査員いじりが左右したのもあって高得点もまずまずといったところ。 

《めぞん》
決勝進出者の中で唯一の初見でした。一足飛びの決勝進出もスゴイですが、この大舞台、しかもヤーレンズの大ウケの後でも慌てることなく自分たちのテンポを守り全力でネタをやりきったのがますますスゴイ。しかし審査員の目は鋭かった。歌ネタも不利になったのかな。

《カナメストーン》
声の甲高い漫才コンビは苦手なのですが、なぜかカナメストーンは大丈夫でした。むしろ好意を持って受け入れていました。それがどうしてなのか、今回ようやくわかった気がします。ふたりの漫才は、本当に楽しそうなのです。今回きちんと目にした2本のネタは、まるで教室の片隅でふざけあっている男子がそのまま年を重ねたような無邪気さがありました。実際古くからの友人同士と知って納得。コンビ仲の良さも大事な昨今、このままのふたりでずっといてほしい。

《エバース》
圧倒的優勝候補と言われて一年。今年のエバースの躍進は目を瞠るものがありました。多忙になってもネタを練り上げ挑んだ今大会。観たことのあるネタなのに、新鮮な笑いがそこかしこに散りばめられていて、笑いっぱなしの4分間でした。この完成度には審査員全員が95点以上をつけざるを得ない。この時は「優勝」の二文字しか浮かびませんでした。

《真空ジェシカ》
何度も出場していると飽きられてしまうはずなのに、まったく飽きない、それどころか今年はどんなネタなのだろうとワクワクさせられてしまうのが真空ジェシカ。今年もネタ単体なら、真空ジェシカワールド全開の面白さでした。でも、最初のツカミが最後までひっかかっていたのは事実です。決勝後はガクが本当に落ち込んで見えましたが、アレはいらなかったよねえ…。

《ヨネダ2000》
何回も観ていると慣れてくるヨネダ2000の世界。ランジャタイのような奇人枠には中毒性があります。しかし賞レースとなるとなかなか勝ち切るのは難しい。得点発表の瞬間まで見せることを忘れない誠はさすが。

《たくろう》
結成して間もない頃、関西の賞レースを席捲していたたくろう。優勝できないうちに出場制限を超えてしまい、テレビで見る機会も減っていました。最近、ボケとツッコミ(というのか?)が入れ替わってまた面白くなったなあ、と感じてはいたものの、まさかM-1決勝に進出するとは想像もしていませんでした。我が家のお笑い評論家は「ハマればいける」と断言していたものの、関西組には不利な昨今のM-1。正直、悪い方に出るのではと不安でした。しかし蓋を開けてみれば、赤木のキャラが大ハマり。爆笑をかっさらい暫定2位につけました。

《ドンデコルテ》
昨年の敗者復活で、私は彼らを「面白い」と言っていたらしいのですが、まったく憶えていませんでした。やはり中年の苦労人には弱いらしい。ちなみに我が家のお笑い評論家は「ハネる!」と断言し、三連単予想に入れていました。味わいの違う漫才が続いたところでしたから、出順もちょうど良かったと思います。ドンデコルテ、というか渡辺銀次の魅力がいかんなく発揮されました。M-1という晴れ舞台でネガティブオーラをまき散らす渡辺銀次の眩しいこと眩しいこと! なんと真空ジェシカの得点を超えて3位に躍り出ました!

《豪快キャプテン》
決勝進出者発表の中継で、名前を呼ばれて思わず拍手。お笑い評論家曰く「今年ダメならもう二度とダメ」だったのですから。しかし懸念は本番の会場(東京)でウケるのかということ。しかもなかなか名前を呼ばれない…。9番目の時点で、もう諦めてはいました。そしていざネタが始まり聞こえてくるのは、テレビからのふたりの漫才と自分の笑い声だけ…(我が家のお笑い評論家は会場のウケなさが気になり途中から笑えなくなったらしい)。やはり出番が遅くて疲れもあったのか、ギャンゴリの畳みかけもいつもと較べると少し間がおかしいように感じました。時折抜かれていた審査員は大笑いしていましたし、得点もウケ量ほど低くなくてひと安心。「エバースみたい」と評され喜ぶギャンゴリは愛らしかったです。SNSの反応も悪くなかったですし、来年もチャンスはありそう。

《ママタルト》
大鶴肥満のキャラが目立つため評価が低くなりがちですが、決してキャラ芸だけでないのがママタルトの漫才。檜原も昨年ほどかかっていなかったですし、相当レベルの高い漫才のように感じたのですが。こちらも出順によってはもう少し得点が出たような気もするので残念です。

《最終決戦》
順位どおりかと思ったら、ドンデコルテ→エバース→たくろうの出順となりました。エバースが1か3を選んでいたら…という評も目にしましたが、どちらにしても優勝できなかったように感じます。似たようなタイプのネタだとどうしても1本目と比較してしまいますし、1本目の出来が良すぎただけに、評価は厳しくなってしまいます。いろんな球種を持つエバースだからこそ、違った方向性のネタで勝負してほしかったなあ…。
一方、ドンデコルテは1本目で印象づけた渡辺銀次のキャラをさらに掘り下げる構成で、まるで最初から2本でひとつを意識していたかのようでした。そしてたくろうも、「振り回される赤木をもっと見たい!」というこちらの欲求を満たすうえ、ただの大喜利に終わらないネタの奥行きも見事で、爆笑している審査員が抜かれに抜かれ、この時点で優勝を確信しました。赤木の才頼みだったたくろうがここまで成長していたのかと感慨深い思いでいっぱい。しかしエバースに1票も入らず、ドンデコルテも1票どまりとは…まれにみる圧勝でした。その1票が山内というのもまた感じるものがあります。かつてミルクボーイと争った最終決戦で、かまいたちが貰ったのも1票だけでした。
それにしても、今年は全10組、誰ひとりウケていない人はいなかったのではないかと感じる大会でした。敗者復活と続けて観ると、その差は明らか。決勝進出者にふさわしい実力と魅力を備えたコンビばかりでした。
審査員は、いきなり今田にいじられた哲夫も、たびたびの振りも真摯な言葉で応えた駒ちゃんも、どの賞レースよりプレッシャーのかかるこの責をよく果たしてくれたと思います。来年は博多大吉が引退を匂わせましたが…来年また入れ替わりがあるのでしょうか。

ミキ昴生は、「M-1のために漫才するのではなく、漫才のためにM-1してほしい」と語っていました。M-1で観る漫才はちょっと独特で、他の賞レースとも違っています。M-1を勝てば人生が変わる、それは本当のことで、そのために全身全霊をかけるのも間違ってはいないと思う。それでもM-1を勝つために構成されつくした漫才はなんだか邪道だと感じていたので、まるで原点回帰のような「はじめましょう。」「漫才万歳」というキャッチコピーはすとんと胸に落ちました。
どれだけ大きなコンテンツになっても、芸人そして漫才ファーストなM-1グランプリはテレビ界では稀有な存在だと思います。これからも、このままのM-1であり続けてほしいものです。







  

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

プロフィール

HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
プロ野球&連ドラ視聴の日々さまざま。

ブログ内検索

Copyright ©  -- 続・風花の庭 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]