忍者ブログ

いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
<<  < 153154155156157158159160161162163 >  >>
さて、今年もこの日がやってきました。

思い返せば、
2011年、延長12回、引き分け。
2012年、負け。
2013年、延長12回、サヨナラ負け。
2014年、…………

いや、もうやめよう。

とにかく、今年はそろそろやってくれるはず。
毎年言っている気がするけれど、今年こそーーー!

というわけで、今年もゲン担ぎ。



スーパーで見つけたコレ。
あれ? ライバル会社のロッテはともかく、なにゆえ我がチームが売っていない…?
そして阪神だけ他より倍の数並んでいるという。

と、とにかく、カゴに放りこんだのは、ソフトバンクホークスのコレ。
開幕の相手に申し分なし!



食ってやる!



食いつくしてやるーー!

 

ギッタギタにしてやんよ!



割と旨かった。


…さて、なんとなく順位予想。

ヤスオー
1 ソフトバンク  広島
2 オリックス   巨人
3 楽天      阪神
4 西武      DeNA
5 日ハム     ヤクルト
6 ロッテ     中日
※ソフトバンクの戦力優位は揺るぎなし。オリックスはローテーション投手の顔ぶれが12球団屈指の豪華さ、金子・西・山岡・ディクソン・田嶋の5人は二桁可能、野手にも怪我人なし。遊撃手・福田が源田レベルなら優勝予想だった。日ハムは戦力が抜けたが若手が育っているので最下位はない。
※巨人は岡本が育ちゲレーロが加入、マギーが一年持てば強い。阪神は思うように若手が伸びていない。DeNAは主力投手が出遅れているため不利。

さや
1 ソフトバンク  広島
2 西武      巨人
3 楽天      阪神
4 オリックス   DeNA
5 ロッテ     ヤクルト
6 日ハム     中日
※オリックスは内野と中継ぎの手薄さが解消されていないためここぞで持ちこたえられない。L野上・牧田の退団はあの打線ならそこまで痛手ではないはず。日ハムは投手陣が不安。
※巨人と阪神は上原効果でわずかに巨人が上。ヤクルトは監督が代わったので戦い方も変わるかも。DeNAはあの薄い戦力でフルシーズンを戦ったことで疲弊しているはず。

リアルに考えましたが。NHKの全国放送でオリックス愛をアピールしたK-岡田の足元にも及ばんな…。



PR


今年も桜の季節がやってきました。

切ないほどの青い空。



美しいものを見ると、胸がきゅっとなるのはなぜなのでしょう。



花弁も笑顔も、川面にほろほろ。



どこまでも続く桜並木。

橋の上で立ち止まっている私は、これからどこに向かっていけばいいのかな。




桜が開花するも、冬の名残はフィギュアの世界選手権。
オリンピックの興奮もまだ記憶に新しいところですが、
いよいよシーズンのラストを飾る氷上の熱戦、ミラノにて開幕です。

《女子SP》
メドベージェワ選手が欠場し、ザギトワ選手の優勝は固いかと思われましたが、地元の大声援を受けたコストナー選手が会場を魅了する演技でトップに立ちました。
地元紙で引退が報じられたコストナー選手。最初から最後まで時を忘れて見入ってしまうほどの濃密でしあわせな時間でした。ザギトワ選手はその次の滑走でしたから、高得点が出た時の歓声でプレッシャーがかかってしまったのかもしれません。また、オリンピック後の疲労もあったでしょう。オズモンド選手も宮原選手もジャンプにミスがありましたが、演技構成の質の高さでメダル圏内につけます。樋口選手は後半の得点源のジャンプで転倒があり、SP8位と出遅れてしまいました。昨年のリベンジを果たしたい気負いもあったでしょうか。フリーでの挽回を期待します。

《男子SP》
羽生・フェルナンデス選手の両オリンピックメダリストの欠場で、宇野選手に金メダルの期待がかかりましたが、直前で足を怪我したためかジャンプにミスがあり5位発進となりました。羽生結弦選手の代役出場となった友野一希選手がパーフェクトな演技で11位と健闘したものの、枠取りの期待がかかる田中選手は14位と、来季の3枠に暗雲がたれこめます。
首位に立ったのは、オリンピックの悪夢を振り払ったネイサン・チェン選手。『ネメシス』は音楽も振り付けもチェン選手の持ち味を最大限引き出してくれる名プログラム。色気たっぷりに魅せてくれました。
オリンピックでは悔しい思いもしたコリヤダ選手が2位、3位には4Lzを武器とするアメリカのヴィンセント・ジョウ選手がつけました。金博洋選手がメダル圏内の4位。FSではやはり高難度の4回転が鍵を握ることになりそうです。構成を落としても演技構成点で勝るとはいえ、宇野選手の状態が気がかりです。

《女子FS》
オリンピック後の世界選手権は例年と少し雰囲気が異なります。どの選手もオリンピックにピークを合わせてきますから、約一ヶ月後の世界選手権ではすでに下降線をたどっているのです。とくにメダリストにとっては、モチベーションの維持も難しくなるでしょう。
そんな中、出場を決めたザギトワ選手ですが、シニアに上がったばかりの15歳にとってこの状況はあまりにも過酷だったかもしれません。シニア1年目で負けなしのままオリンピックの金メダリストとなり、世界じゅうから注目を集め、おそらく帰国後もてんてこまいで練習もままならなかったでしょう。FSでは後半にジャンプを固める構成が仇となってしまいました。批判を受けつつも、この高難度プログラムをこれまでほぼ完璧に滑りこなしていたザギトワ選手でしたが、ひとつ失敗すると点数も気持ちも取り返すのが難しくなる諸刃の剣であることを皮肉にも露呈することとなってしまいました。表情をゆがめながら転倒をくり返すザギトワ選手には、見ている側も心が痛くなりました。おそらく今まで経験したことのない苦しい時間であったに違いありません。キス&クライでエテリコーチがめずらしく優しい表情で、泣き崩れる愛弟子を抱きしめる姿も印象的でした。
そんなザギトワ選手に試合後あたたかいエールを送ったコストナー選手もまた、オリンピックの団体戦からのフル出場による疲労が蓄積していたでしょうか。他の追随を許さない演技構成点ではカバーしきれない技術面でのミスが出て、順位を落としてしまいました。
逆転の金メダルに輝いたのは、オリンピック銅メダリストのオズモンド選手。連戦の疲労を感じさせない集中力が伝わってきました。質の高いジャンプだけでなく、ベテランらしい表現力もシーズンを経るごとに磨かれており、今の女子フィギュア界でロシア勢と対等に戦えるのは彼女だけかもしれません。
そんなオズモンド選手に負けず劣らず力強いジャンプを跳べるのは、今の日本においては樋口選手ただひとり。樋口選手にとってはオリンピックを逃した悔しさを、そして昨年その枠を減らすことになったみずからの失敗を取り返す、一年越しのリベンジの舞台でもありました。世界選手権に坂本選手でも三原選手でもなく、樋口選手が選ばれた、その意味をきっとかみしめながらの舞台であったに違いありません。トップグループを前に登場した樋口選手のFSは、SPのミスを取り返して余りある、珠玉のワカバボンドでした。これを見たかった。この『スカイフォール』を見たかったのです。ジャンプの高さを感じさせない流れあるスケーティングからの魂のこもったステップには、こちらも叫び出しそうでした。全日本から、いや昨年の世界選手権の後からの日々は、樋口選手にとっては苦しい時間だったに違いありません。フィニッシュ後の涙が物語っていました。この銀メダルはワカバ・ヒグチの名を世界にしらしめ、そして「倍返し」ロードへの価値ある一歩となりました。
四大陸選手権では、ここ数年ではじめて日本選手の後塵を拝することとなり涙も見せた宮原選手。この世界選手権でも、樋口選手に続く3位となってしまいました。めずらしい転倒もあり、やはりオリンピック出場選手にとっては調整が難しい大会だったのかもしれません。それでもプログラム全体の質の高さは世界トップレベル、若手選手を寄せつけるものではありません。20歳を迎えてますます円熟味を増すであろう宮原選手の表現力。今季はしっとりとした日本女性を演じましたが、そろそろ悪女やドラマチックな映画の主人公を演じる宮原選手も見たいものです。わざわざミラノまでグラブを持参して練習していたというオリックス戦の始球式も楽しみにしています(真面目すぎるよー)。

《男子FS》
先に滑った田中選手の点数が伸び悩み、枠取りがかかるプレッシャーの中でも、友野選手はノーミスの演技で観衆を沸かせ、PBを更新する点数を叩き出しました。SP後には涙もあり、このFSをどういう心境で臨むのか気になっていましたが、この日も溌溂とした中にも緩急を織り交ぜ、自分のスケートに集中しているようでした。14番滑走でしたが、残り10人全員が滑り終わってなんと総合5位。友野選手はFSだけなら3位という、来季の3枠どころかスモールメダルまで獲得する大活躍でした。世界に名を売ったカズキ・トモノの来シーズンが楽しみです。
男子FSもオリンピック出場選手は不調が目立ちました。とくに金選手の相次ぐ転倒には胸が痛みました。予想できた結果だったのでしょうか、減点9が響き120点台という低得点にもキス&クライでは吹っ切れたような笑顔でした。金選手はプログラムに個性があふれていて、今度はどんな新しい金博洋を見せてくれるのだろうと毎年ワクワクしていましたが、来季は氷上でその笑顔を見たいと思います。
「痛みはない」と主張する宇野選手は構成を変えずに挑みました。結果は3回の転倒。それでも、後半にコンビネーションを立て続けに入れてリカバリーしました。苦闘のほどが指先からも伝わりました。
たとえ完璧にはいかなくても、心を震わせる演技というのは確かにあるのです。
演技者の思いが伝われば、そのプログラムはいつまでも記憶に残るのです。
本人にとっては、悔しいシーズンの締めくくりだったかもしれません。それでも宇野選手の逆境に負けない侃さが、オリンピックに続く銀メダルをもたらしました。
初の世界王者に輝いたのは、6本の4回転に挑んだチェン選手。オリンピックに続き、今回もすべてを着氷させ圧巻の技術点をたたき出しました。上位選手に転倒やミスが相次ぐ中、高難度プログラムでミスを最低限に抑えたチェン選手の圧勝でした。ただ、ルール改正が議論されている中、これだけ4回転を跳ぶ異次元のプログラムを見られるのは、今回が最後なのかもしれません。
チェン選手のFSはみずからのルーツへの思いもこめられた『小さな村の小さなダンサー』ですが、どうしてもジャンプに比重が置かれるせいで、表現面でその思いが伝え切れていないように思うのです。SPでは難解な曲を滑りこなしているように、洗練された表現力を持っているのですから、もしジャンプ構成を落としていたらきっとチェン選手の伝えたい物語が見えたと思うのです。おそらく時間をかけて滑りこなせば、技術と表現の両立もいずれ可能になるのでしょうが、それまでに身体が悲鳴を上げないとも限りません。羽生選手の例をとってみても、やはり才能のある選手が息長く活躍してもらうためにも、4回転の制限はかけなければいけないのかな、とも思います。
クールなチェン選手が主人公になりきって感情をあふれさせながら滑る姿も、一度見てみたいですしね。

今季はオリンピックイヤーだったこともあり、テレビを見ながらうれし涙も悔し涙も一緒になってたくさん流しました。
これでひとまず、フィギュアスケートはお休み。
また秋に、ひとまわり成長した選手たちに逢える日を楽しみにしています。



『海月姫』
眼福な美男美女(しかもひとりでそれを見せてくれる離れ業)を堪能し、尼~ずの成長ぶりに目を細め、お笑い要素も泣きどころもしっかり押さえ、恋の行方にドキドキする、ひさびさに全方位満足できた作品でした。
『花燃ゆ』でも『あさが来た』でも『HOPE~期待ゼロの新入社員~』でもまったくノーマークだった瀬戸康史ですが、こんなにハートをズッキューンされるとは思いもしませんでした。いやはや、男前すぎる。あんなに美しい女装姿なのに、カッコよすぎる。しゅうしゅう(工藤阿須加)も確かに誠実で魅力的なのですが、どちらを選ぶとなるともう答えは火を見るよりもあきらか…に感じるイケメンぶりでした。
しかしそんな美しい蔵子も、現役モデルとのランウェイではさすがに見劣りしてしまいました。それくらいジャージの冴えないまやや様(内田理央)からのファッションモデルへの変身ぶりは見事。最後に素顔をさらしたばんば先輩(松井玲奈)といい、クライマックスのファッションショーは初回の尼~ずからは考えられないステージで、感慨深いものがありました。
芳根京子ちゃんの泣き演技は『べっぴんさん』でも唯一の見どころだったと言っても過言ではない輝きを放っていましたが、このドラマでも美しい涙を見せてくれました。アクの強い面々に囲まれながらもしっかり主役としての存在感を放っており、今後はコメディエンヌとしても活躍するのではと思います。
コメディといえば、賀来賢人が出演すると聞いて『左江内さん』ばりのトンデモぶりを見せてくれるのかと思いきや、終始シリアスな表情で肩透かしでした。一方で『anone』では田中裕子との場面でさんざん泣かせてくれた江口のりこがインド人…ギャップの大きさにパニックでした。
目白先生の正体にビックリしている間もなく、キュンキュンさせられて、最後は海月オタクになった稲荷さん…と、最後まで大満足の月9でした。
が、話題になるのは視聴率のことばかりでした。うーん、その少ないらしい視聴者の満足度は高かったと思うんだけどな。

『BG~身辺警護人~』
展開としては目新しいものではありませんでしたが、最後まで目の離せない独特のスピード感は井上由美子の筆力ならでは。キャストの抑えた演技も物語に興を添えました。
カッコいいといえば江口洋介演じるSPのほうが断然カッコよかったのですが、ちょっと情けないはずのキムタクの存在感がいい具合に拮抗していました。包容力のある上川隆也に、それぞれキャラ立ちしているボディガードの面々も調和が取れていて、鼻につかない程度にすべてがおさまっている、心地よいバランス感がありました。息子との関係性も良かったです。元妻は『ロングバケーション』を見ていなかったのでとくになにも思いませんでしたが。
最終回、永ちゃんは「え、これだけ?」でしたが、若君さま(健太郎)がチラ見せされたのは続編を意識してのことでしょうかね?

『西郷どん』(承前)
展開が割とゆっくりなので、「本当に明治維新から西南戦争まで描き切れるのか…?」との不安はまだ若干拭えませんが。
西郷吉之助というひとりの人間の成長譚と思えば、見ごたえがあります。ここからまだまだいろんなことが起きて、いろんなことを経験して、最終的に西郷どんがいかにして人生の最期の選択に至るのか、じっくり描いてほしいと思います。
最初の妻・須賀どんとの一幕には、「こう来たか」と唸らされました。歴史的にはなぜ離縁することになったのかあきらかになっていないようですが、それを須賀の自己犠牲というきれいなかたちにおさめつつ、吉之助や一蔵たちの思いもしっかりと描いて江戸行きにつなげていました。須賀どんを演じた橋本愛の存在感はわずか二話ながら素晴らしかったです。
ちなみにCSで『翔ぶが如く』の再放送が始まったので視聴することにしました。今おなじみのベテラン俳優がみんな若い…もう鬼籍に入った人も…。堤真一も出ていたのにはビックリ!
しかし28年を経ても古臭くない迫力があります。昔の大河ドラマは重厚感がありました。歴史全体を捉え、その大転換をマクロな視点で描こうというアプローチだからこそ生まれるものだと感じます。これは当時の大河ドラマの原作に多く使われた司馬遼太郎の史観に通じるものがあります。今の大河はどちらかというと主人公に視点を起き、見る者が感情移入しやすい作りになっています。もちろんそれはそれでドラマとしては面白い(例外もあり)のですが、やや軽薄に映るのは、主人公視点であるゆえに歴史が転換する因果が描ききれないこともあるからなのでしょう。
しかし再放送は月~金まで毎日あるため、展開がどんどん進んですでに明治です。
かつ、『翔ぶが如く』の原作も読みはじめているので、もう何がなんだか。






自分の中ではフィギュア女子シングルフリーがこのオリンピックのクライマックスだと思っていました。
まだこんな心揺さぶる瞬間が待っていたとは!

準決勝ではメガネ先輩の正確なショットにやられて3位決定戦に回ったカーリング女子チーム。スピードスケートのマススタート決勝と時間がかぶっていたので、スマホ横目にテレビはスケートにあわせました。

大勢で一斉にぐるぐる回るマススタートは、何やら不思議な種目。レース状況への観察力やかけひきをしかける判断力を必要とする、まるで競輪か競馬のようです。
準決勝でもルールを理解する前にはやばやと決勝進出を決めていた高木菜那選手。同国の佐藤選手が転倒し孤独な戦いを強いられたことで不利になるかと思われましたが、決勝でも冷静なレースを展開していました。オランダの選手をしっかりマークしつつ、韓国の選手につかれても位置を譲らず、虎視眈々とスパートのタイミングを狙っていました。ラスト、オランダの選手が外にふくらんだ一瞬の隙をついてインから抜けたさまはまるで武豊のよう。シンボリルドルフ? キタサンブラック? 競馬フリークのツレとその仲間うちではそんな話題で盛り上がったようです。
インタビュー前にカメラで前髪チェックしたり表彰台でぴょんと跳ねたり、レース中の強くて落ち着いた姿とは異なる一面を見せてくれたこともなんだかうれしい金メダルでした。
金銀銅をコンプリートした妹に続き、姉は2つ目の金メダル。高木家はなんとこれで両親どころかお兄さんにもかけてあげられる3つ目の金メダルになりました。国別ランキングでも13位に浮上したとか…?

この結果を知らないであろうカーリング女子ですが、日本チームとしては追い風としてほしい。チャンネルを戻せばエンドも佳境。
序盤は互いに1点ずつ取り合う展開、中盤はイギリスリードでブランクエンドが続き、8エンドにようやく日本は同点に追いつきます。
9エンド、最終投でブランクエンドを狙ったイギリスですがミスショットで日本がナンバーワンを取り、最終エンドへ。リードはしたものの不利な先攻となってしまいました。
3連敗中だった日本チームですが、その原因は10チーム中9位というショットの成功率の悪さでした。準決勝でもわずかなショットのズレが勝敗を分けました。しかしこの試合、スキップの藤沢選手はじめ大きなミスはなかったように見えました。むしろここいちばんの研ぎ澄まされた集中力を、画面越しにも感じました。最後の最後は、イギリスのミスが日本に銅メダルをもたらす結果となりましたが、そこでミスをしてしまうほどイギリスにプレッシャーを与え続けた日本の正確なショットが勝利を呼び寄せたのではないでしょうか。
しかしその寸前、藤沢選手もわずかなミスを犯していました。これでイギリスの勝利は固いと見られ、実況席も半ば諦めムードでした。
そんな絶体絶命の場面で、黄色のストーンが真ん中に滑ってきた真上からの映像、解説者のかすかな悲鳴とアナウンサーの絶叫「ナンバーワンはー! 日本だああー!」。この大会のクライマックスにふさわしい、これから幾度も見返すことになるであろう日本オリンピック史に残る名場面だったと思います。

北海道の小さな町で本橋選手が心血を注ぎ一から作り上げたチームが、羽生選手の金メダルに続く視聴率をたたき出すほど日本じゅうを熱狂させました。
オリンピックのたびに注目されてはいたけれど、選手たちのビジュアル中心の報道ばかりだったため、4年ごとにしか思い出されない感のあったカーリング。しかしこの大会で結果を残したことで、ようやく社会の中にひとつの競技として根づいたのではないでしょうか。予選リーグが大会期間を通じて行われていたこともあって、初の準決勝進出を決めた女子はもちろん、長野以来の出場となった男子も女子とはまるで迫力の異なるカーリングの魅力を教えてくれました。世界を見ても美人さんばかりとかノルウェー男子のおしゃれなパンツとか、競技内容以外でも目を惹いていましたが、試合内容も最初から最後まで見てみると非常に奥が深くて興味深い。文字どおりの布石や氷の状態を読んで変化させるスイープなど、本当に頭も身体も使うハードなスポーツなんだなと。将棋でも藤井六段が活躍する前から将棋メシや甘い間食が取りざたされていましたが、そりゃ栄養補給しないともちませんね。おやつタイムなんてのんきな言い方は失礼かと思いますが。

始まる前はなんやかんやありましたけれど、終わってみれば最初から最後まで興奮の連続でした。時差がなく移動距離が少なかったことも、日本チームの躍進の要因のひとつであったと思います。次の北京大会も近距離ですから、また盛り上がってくれることでしょう。リアルタイムで楽しめますし。
おっと! その前に、東京オリンピックがありました。
これもなんやかんやありましたし、これからもきっとあるのでしょうが、アスリートファーストを忘れず、選手を第一に考えた運営を行ってほしいと思います。まさかまた競技時間をアメリカに合わせて、深夜に決勝なんてやらないよね?






* SNOW FLAKES *
STOP  *  START
* カレンダー *
12 2025/01 02
S M T W T F S
5 6 7 8 9 10
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
* プロフィール *
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
プロ野球&連ドラ視聴の日々さまざま。
* ブログ内検索 *
<<  <  *  NEW *  OLD *    >  >>
Copyright©  さや
Designed & Material by ぱる
忍者ブログ ・ [PR]