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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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『今日から俺は!!』
高校生の時、友達間で流行っていたこの原作。ヤンキー漫画と敬遠していたものの、友人の爆笑ぶりについ一冊借りて読んでみたら、見事にハマってしまいました。
しかし卒業するまでには読みきれず(完結もしていなかった)自分で集めようかと思っていた矢先、大学入学後に彼氏の下宿で再会しました。しかも全巻揃っている! それからは毎週のように行っては読み行っては読み、もはや漫画を読むために彼氏の家に行っていたようなもの。すなわち『今日から俺は!!』がふたりの関係を結びつけたと言っても過言ではない! …かもしれない(今のツレである)。
さて、そんな20年前の漫画がなにゆえ今頃連ドラなのか、という疑問はあるにせよ、『左江内氏』を作ったスタッフなので、またあの原作をいい意味でガン無視したコメディドラマになるのだろうとは思っていました。原作は連載当時の90年代が舞台ですが、80年代に変更されています。いわゆるヤンキーがひとつのアイデンティティーとして生まれた時代ですし、理子の聖子ちゃんカットや京子のスケバンスタイルも私が現役高校生の頃の大阪ではもう時代遅れなものでしたから、三橋と伊藤が今日からヤンキーになる過程をわかりやすい設定にしているのかもしれません。
三橋役の賀来賢人はさすがのなりきりぶり。変顔おちゃらけとシリアスをうまく使い分けて、男女関係なく読者を惹きつけた三橋の魅力が充分伝わってきます。
そんな三橋に必死についていく若君様(伊藤健太郎)。だんだんはじけてバカっぽくなってきました(←褒めてます)。京子とのバカップルぶりは今後ますますおかしくなっていくはず。
理子演じる清野菜名は聖子ちゃんカットに違和感がまるでありません。さすがアクションもさまになっています。父(佐藤二朗)のアドリブに笑いを必死にこらえる姿は大変そう。まだ優等生風ですが、いつかあの腹黒っぽさを出してくれるのでしょうか。
橋本環奈はさすが福田組、美少女アイドルとは思えない変顔をさらしています。原作の京子とはまるで別物になっていますが、あの低身長でいくら女子高とはいえ番を張るのは無理だと思うのですがね。明美(これまたアイドル)のほうがいかにも昭和のそれっぽい。
そして、三橋以上に難解な役柄だと思っていた今井を、太賀が好演しています。身長の低さと詰め物感満載の上半身がちょっと違和感ですが、心底バカな今井をあれだけ愛嬌たっぷりに演じられる俳優は他にいないのではないかと思わせるほど。冷静なツッコミの間が光る矢本悠馬(谷川)ともいいコンビ感を出しています。
「ヒデ! 悪い子になって!」と言いたくなる相良(磯村勇斗)はラスボス感たっぷり。智司はこれから見せ場があるのでしょうか。佐藤二朗とムロツヨシの長尺アドリブはちょっと蛇足感がありますが…録画は必ず月曜に消化するほどハマってしまいました。
もう半分ほどが過ぎてしまいましたが、あの長い原作をどう消化していくのか気になります。廃墟に閉じ込められて無機物(コンクリ片)を食する今井、枯れ井戸に落ちてひとり取り残される今井のエピソードは是非実写で!

『まんぷく』(承前)
早くも感想その2。
萬平さんにすっかりノックアウトされております。
恋する福子の前で緊張する萬平さん、憲兵に捕まって傷だらけの萬平さん、結婚したらいつの間にか「福子」呼びの萬平さん、お風呂に入る萬平さん、妻の布団にもぐりこんで腕枕ポンポンの萬平さん。・・・
しかしなんといっても、「おいで」の破壊力よ!
あのひとことで鼻血ブー(古)の主婦がどれだけ量産されたことか!
もちろん安藤サクラの繊細な演技もドラマの質を高めています。が、もはやヒロインはハセヒロと言っても過言ではない。
いや、もうひとりいました。鈴さんです。
何かといえば「武士の娘」を連呼し、毎日のように「孫はまだか」攻撃、娘だけでなく婿に対しても文句タラタラ、今だったら「毒親」と呼ばれる部類かもしれません。しかしそれを不快感なく演じられるのは、この日本で松坂慶子しかいないのではないかと思われます。コロコロした体型で塩軍団の世話にバタバタ走りまわる姿はまるで母犬のよう(『動物のお医者さん』でチョビの世話をさせられたリリーちゃんのような)。悪態ついていてもおいしい食事の前ではコロッと態度を変えてしまうところも憎めません。
今のところ、本来のヒロインがこのふたりに喰われてしまっていてあまり魅力を感じられないのが残念です。金策に走り回ったり、塩軍団の気持ちをまとめたり、おかみさんとして手腕を発揮し始めましたが、萬平さんや鈴さんが割とアップテンポなのに較べて福ちゃんひとりがゆっくりめ、それなのにいきなり高い声を張り上げたりするので、目立つべき場面なのにかみ合わなさを先に感じてしまいます。『マッサン』のエリーのような存在感を発揮するような演出をしてほしいですね。
ちなみに、横で見ていたツレの感想は「泉大津の海があんなキレイなわけあらへん」でした。
そりゃ、今はそうでしょうよ(by紅しょうがのネタ「二色の浜はヘドロみたいなとこ」)。





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10/27 H-C(引き分け)

パ・リーグ党としては、ソフトバンクの強さはリーグ2位とはいえホンモノであることを知っていますし、広島がいくら強いといってもCSであれだけ工藤監督の短期決戦の鬼ぶりを見せつけられたら、今年もソフトバンクが優位に試合を進めるんだろうなという予想しかできませんでした。
いやいや、いきなり延長12回引き分けとは。今年の日本シリーズはひと味違う。
初回いきなり2失点した千賀ですが、その後は立ち直って広島打線を抑えます。いっぽう大瀬良もさすが広島のエース、味方のエラーで同点に追いつかれますが堂々たる投球でした。だからこそ、大瀬良が降りたあとが心配でした。広島の中継ぎ陣はよく知らないのですが、ソフトバンクの充実したプルペン陣と同等とは思えない…。
との危惧は的中していて、代わった岡田がいきなりピンチを招いた時にはどうなることかと思いました。なんとか切り抜けたものの、やはり打線は勝ち越せず。甲斐キャノンに対抗するのは無駄と思うで…。
しかしソフトバンクもまた、CSで見せた打棒がなりをひそめます。これはやはりマツダスタジアムの圧倒的アウェイ感のせいか、広島の投手陣が素晴らしいからなのか(いやー、交流戦では3タテしたからね! 広島の投手力はよくわからないんだよね(。-∀-))。
広島が8人の投手を起用すれば、ソフトバンクは野手を全員使いきるという、第1戦から両軍総力戦となりました。
15回制でなくなってよかったです。フィギュアの録画予約がなかなか始まらないんだよ!


10/28 H-C☆

地元マツダで広島が先勝。終始相手に主導権を渡さない完勝でした。
ジョンソンは失点するまではソフトバンク打線を完璧に封じました。上林を降ろしデスパイネを外野で起用するという大胆なオーダーも通用しませんでした(むしろデスパイネの守備難から先制されるという裏目)。広島は柳田を相当研究してきたと思われます。まったく仕事をさせていません。いっぽう広島は鈴木・松山という打つべき人が打っての勝利。石原がジョンソンの不動の相方のため、弱くなる打線をカバーしてあまりある活躍でした。日ハムと対戦した時は徹底マークにあった田中と鈴木ですが、ソフトバンクはどうやら丸をキーマンと考えているようです。犠牲フライによる打点はあったとはいえ、なかなか思うような打撃をさせてもらえません。
福岡に入る前になんとしても勝ち越しておきたかったであろう広島、ヤフオクドームでの胴上げは阻止しました。ホームチームが圧倒的有利なデータのあるパ・リーグ本拠地で、どのような戦いを見せてくれるでしょうか。



10/30 ☆H-C☆

序盤は打ちあぐねていた九里を中盤に攻略したソフトバンク。すぐさま1点差に迫りながら九里を次の回も続投させたことで、さらに傷口を広げてしまいました。やはり短期決戦には素早い決断が必要なのだと感じます。
なおもくらいつく広島打線をデスパイネのひと振りで突き放し、さらに高谷にも一発が飛び出して、今日はソフトバンクの圧勝劇だと寝る準備を始めてしまいました。
5点差でも勝ちパターンの加治屋を送り出した工藤監督ですが、さすが打撃力では他を圧倒するセ・リーグチャンピオンです。鈴木の今日二発目のソロから始まり、これまた二発目の安部の満塁ホームランで一気に5点を取り返し、がぜん熱戦の様相を呈してきます。
しかし、あと1点足りない…。
点差がついたせいで登板することになった中田が浴びた高谷のソロがよけいでした。まさか追いつきそうになるとは思いもしませんでしたし、判断の難しいところですかね…。
それにしても、丸の不振が気になります。ミランダに崩されたのか5凡のうえ4三振。いくらきついマークを受けているとはいえ、うしろの鈴木が好調なだけにここがつながれば打ち勝てるはずなのです。
断固秋山を1番で起用し続けた辻監督のように、緒方監督もあまり打順をいじらない印象がありますが、果たして明日は現状を打開できるでしょうか。


10/31 ☆☆H-C☆

多くの識者が判じたように、初回のワンプレーで試合の趨勢が決まってしまいました。
ようやく飛び出した丸のクリーンヒット。
あの瞬間、菊池は三塁ストップだと思いました。ツーアウトなら回すでしょうが、次が当たっている鈴木ですし、無理する必要はないからです。確かに微妙なタイミングでしたし、中継プレーも完璧なうえにドンピシャ送球と、さまざまな要因が重なったとはいえ、丸の一打をかき消した影響は大きかったと思います。
取ったら取られ、取られたら取り返す攻防が続いたものの、ホームに戻って強さを取り戻したソフトバンクの勢いに広島が飲み込まれつつあります。6回のダメ押し点は、田中と菊池のお見合いによる失点でした。本来ならありえないようなプレーも出てしまうほど、ヤフオクドームのソフトバンクのはマツダでのそれとは違う地力を見せているのでしょうか。
福岡最後のゲーム、いずれのチームが白星を増やして広島へ向かうことになるでしょう。


11/1 ☆☆☆H-C☆

接戦には強いソフトバンクが本領発揮、ホームゲームで3連勝を飾り、王手をもぎ取りました。
先制したのは広島でしたが、ここでも二点目を防ぐ上林の守備が光りました。一見ひとつの好プレーのようでいて、それがあとあとから響いてくる。ソフトバンクはそういう隙のないチームです。
四回、満塁から中村が逆転タイムリーを放った後、工藤監督は勝負に出ます。なんと内川に送りバントを命じたのです。四番も担っていた絶対的存在のベテランが、自らの判断ではなくサインによるバント。そしてきっちりとそれに応える内川。オリックスなら吉田正やロメロにサインを出すようなもの。こんなチームに勝てるわけありませんわ。
しかし誤算だったのは、その次の松田の調子がさっぱり上がらないこと。おそらく内川のバントを見せることで松田の発奮を促す目算もあったのでしょうが、この試合でも熱男になることはできませんでした。もっとも、松田が好調であれば、このシリーズの勝負はとっくに決していると思うのですが。
試合の流れはいったりきたり。その直後、待望の丸の逆転2ランが飛び出します。モイネロへの継投が裏目に出ました。ついにヤフオクドーム無敗の牙城が崩されるのか、と期待したのも束の間、今度は広島の二番手ヘルウェグが同点に追いつかれてしまいます。會澤のソロで勝ち越せば、明石が同点ホームラン。まさに一進一退の熱戦となってきました。
が、スコアは並行でも、ソフトバンクを知る者としては、これはソフバンペースだと感じずにはいられませんでした。
松田がダメでも明石はこういうところで活躍できるお祭り男の要素を持っています。前日、嘉弥真が登板して代打が出るや投げずに降ろしたように、ブルペンにも余裕があります。なにせ、今日はデスパイネが欠場しているのです。広島としては絶対に取らなければならない試合です。それなのに、逃げ切れない。そして最後にハナ差でかわす、それがソフトバンクの真の強さなのです。
互いに回またぎで登板した抑えは、明暗別れました。中崎の柳田への初球は、並の打者ならホームランにはならないコースです。それをスタンドまで運んでしまう柳田が異次元なのですが、そういう選手であることはわかっていたわけで(こちとら何度やられたことか…)、広島としては後味悪い敗戦、しかも崖っぷちに立たされてしまいました。
もし6戦以降連勝すれば、8戦目もマツダスタジアムです。奇跡の大逆転劇、真っ赤なホームの観客が沸き立つ結果を見せてくれるでしょうか。
はじめての2位からの日本シリーズということで、最初は遠慮がちでしたが、徐々に自分たちらしい強さを見せてきたソフトバンク。受けて立ったり奇襲に出たり、変幻自在の横綱相撲で日本一連覇なるか。週末の夜は心も赤く燃えそうです。


11/3 ☆☆☆☆H-C☆

ソフトバンクが2年連続の日本一、下剋上を達成。
…のはずが、ソフバンが2位からの日シリ進出であることがすっかり忘れられているような気がします。このシリーズ、途中からなんとなく、ソフトバンクが絶対王者で広島が挑戦者であるような図式になっていました。
それくらい、強かった。スコアは僅差なのに、接戦とは程遠い内容でした。ソフバンの強さをさんざ見せつけられて、広島は最後にすっかり戦意喪失していたように見えました。
ジョンソンで取りに来た一戦ですが、初回からピンチを招きます。このシリーズ、タナキクの連携ミスがちょいちょい目立ちます。この時はたまたま点にはつながらなかったとはいえ、球数を減らしていかなければならないジョンソンには負担になってしまいました。これもあとのない焦りのせいでしょうか。
その裏、広島は一度は負けをつけたバンデンハークを相手にチャンスを作りますが、また×7盗塁でチャンスを潰しました。
一度は甲斐相手に初盗塁成功かと思われたきわどいタイミングでした。タラレバを言うならば、もしこれがセーフであったなら、試合の流れは一気に広島に傾いていたでしょう。ベンチとしても、盗塁さえ決まれば流れを持ってこられると考えていたのかもしれません。しかしその肩のみでMVPを獲得したのは史上初かもしれない甲斐を前に、その目論見は潰えました。2回も安部が盗塁を試みますが、もちろんアウト。ちなみに、このシリーズで安部は何度か盗塁失敗していますが、なぜ走るのかと思うほどの盗塁技術でした。ズバリ、オリックスで代走に出てくる選手レベル(←悪口に使わせないでほしいが紛うことなき事実…)。しかもここでなぜ走ったのか意味不明だったのですが。
決勝点は内川のバントからの西田のスクイズでした。この場面、広島はスクイズをまったく警戒していませんでした。我が家ももちろん想定外でした。打撃の破壊力でCSを制したソフトバンクが、小技で日本一を決める。しかも西田は今年からトレードで加入した選手です。日本一を決めるスクイズをこの大一番で成功させるなど、楽天時代にはまるで想像もつきませんでした。いったいどういう環境を整えたら、こんな選手に成長できるのでしょうか…。
5回にはグラシアルが追加点となるホームランを放ち、点差は2点に。広島の打力はこれまで何度も試合をひっくり返してきたはずなのに、とてつもなく遠いと思わせる1点でした。ついにはジョンソンの恋女房の石原に代打を出し、ジョンソンと曾澤を組ませるという禁断の手を打ちます。追い込まれた広島としては、勝負がけのはずでした。そこで戦う意志を見せるつもりのはずでした。
しかしマウンドに上がったジョンソンは、テレビ越しにも伝わるほど心ここにあらずでした。もちろん、石原が降ろされたことによるショックではなく、自分に責任を感じていたところもあるのかもしれません。無失点に抑えたもののファイティングポーズとはかけ離れた浮かぬ顔でベンチに戻っていきました。ジョンソンだけではありません。広島のベンチ全体に漂う覇気のなさは観客にも伝わっていたようで、だんだん歓声も少なくなっていったのには何やらこちらまでもの悲しくなってしまいました。
8回の先頭に代打新井が登場した時は球場が大きく沸き返したものの、その時点で試合の流れは完全にソフトバンクのものになっていました。加治屋を使わず回またぎの武田で必勝を期した工藤監督に対し、新井をそのまま一塁で起用した緒方監督。非情になりきれないその采配は、CSで敗退した辻監督にも重なります。ソフトバンクがこのポストシーズンで得た勝ち星は、ペナントとはまるで異なる作戦で挑んだ工藤監督の采配によるものでした。それを見せつけられた広島も西武も、相手の罠にはまるかのように、試合を重ねるごとに勢いを失っていったのです。
森に簡単に2アウトを取られ絶望感の漂うマツダスタジアム。ただ最後に粘りを見せた鈴木には、来年への希望が見えました。
日本一にはまたも届きませんでしたが、広島の強さは十二分に伝わってきました。セ・リーグの一強時代は当分の間続くことでしょう。悲願の日本一への道が、また新たに始まります。
ソフトバンクの強さは、まるで羽生結弦のようです。変幻自在、八面六臂、どこまでその高みを極めていくのか、手が届きそうになるとまた強くなって遠ざかっていきます。ここまでの強さを見せられると、なぜペナントで2位だったのかよくわからなくなってきます。
来年もパ・リーグ5球団は打倒ソフトバンクを掲げ、立ち向かっていくしかありません。もちろんオリックスとしては、西武も日ハムもロッテも楽天も、倒さなければならない敵ばかりなのですが。

今年のプロ野球が終わりました。終わったその深夜から、さっそくFA市場が騒いでいます。
2019年の今頃は、どうなっているのやら。
おいしいお酒を飲んでいたいなあ…。










今年も行ってきました、正倉院展。
体力不足で、今年は8時過ぎに到着。開館待ちの列は折り返しの2列目。出遅れが響いて、最初の目玉である「平螺鈿背八角鏡」は人垣であまりじっくり見られませんでしたが、その他の展示はしっかり味わえました。
「玳瑁螺鈿八角箱」はいつまでも見ていられるほど美しく、「沈香木画箱」は蓋とサイドで互い違いになった色彩がカワイイ。「錦紫綾紅臈纈絁間縫裳」の鮮やかなピンク色に見惚れ、豪華な孫の手…でなかった、「犀角如意」は寝坊して単眼鏡を持ってこられなかったことをいたく後悔。

今回も眼福、眼福。

植田牧場の出店のコーヒーでひと息。

いい天気です。
このまま帰るのももったいないので、興福寺に行ってみました。



長い間工事していましたが、ようやく落慶した中金堂です。
夜にはライトアップしているようですね。

ようやく新しい御朱印帳を手に入れました。



今はちょっとしたブームなのか、あちこちで御朱印帳が売られているのを見かけますが、やはり
そのタイミングで、お参りした場所で売っているなら購入すればいいと思いました。
柄はちょっと悩みましたが、阿修羅像ゆかりのもので。



御朱印ブームでびっくりしたのが、御朱印をネットで販売している人がいるということ…。
そんな方法で御朱印を集めるという発想が生まれることに驚きました。集めることが目的なのでしょうけれど。私自身も、お参りした記念スタンプ的な意識が大半なので偉そうなことは言えませんが。





10/4 7選手に戦力外通告

引退試合で盛大に送り出される選手もいれば、こうして記事のみでさよならをしなければならない選手もいる。
今年も非情な季節がやってきました。
佐藤世那は甲子園の準優勝投手という知名度の高さから大きく報道されました。もともとプロでは難しいと言われており、度重なるフォーム改造にも挑みましたが、ふたたびその名をニュースで聞くことはできませんでした。まだ21歳、次のステージで輝くことを祈ります。
縞田はルーキー年の3エラーでの涙と、イデホと何語だったのかニコニコ会話していた笑顔が印象に残っています。ポジションのかぶる選手が増えたうえに守備職人と呼べるほどの守備力もなく、居場所を失ってしまいました。ドラ2らしい活躍はできませんでしたが、今度は背広姿でそのコミュ力を発揮してくれるに違いありません。
園部は、環境が違っていたらもっと活躍できる選手になっていたかもしれません。もともと首脳陣の期待はファンと同じくらいあったと思うのですが、それを裏切るような報道しか聞こえてこず、もどかしいものがありました。吉田雄も今年一軍初ヒットを記録して、まだ余地は残されているのかなと思ったのですが、年下の若手が伸びてきていますから仕方ないでしょうか。
2013年に3~6位で指名された4人の高卒野手は、これで若月だけになってしまいました。ドラフト当時は、彼らが全員順調に成長すればきっとオリックスは強くなるだろうというあかるい未来を思い描いていたのですがね…。
育成の戸田・坂本も戦力外。このあたりは育成枠としてやむなしかな。
そして、近頃とんと名前を聞かなくなっていた塚原も戦力外から育成落ちに。怪我の連続で、どこまで復活できるのかは不安ですが、ぜひまた一軍のマウンドに戻り、あの強気なピッチングを見せてほしいと思います。
10/9には本田仁海も戦力外の報道が。右肘手術の回復に時間がかかるのか、育成契約になるようです。しかし「入団一年目の選手が戦力外」という煽りの入った報道には何やら違和感が…。ポスト山本のひとみちゃん、支配下登録になる日を待ってるよ!


10/22 中嶋&後藤がオリ復帰

西村新監督は報道されていたものの、正式に来季の新たな組閣が決定しました。
顔ぶれが大きく変わったのが二軍スタッフ。すっかり日ハムの人になったと思っていた最後の阪急戦士・中嶋が二軍監督、そしてついこの間まで楽天の解説者だったゴッツ(後藤光尊)が内野守備走塁コーチに!
藤井打撃コーチも加えて、なかなか充実したコーチ陣です。今季の二軍は(も?)酷かったからなあ…一軍のスタメンを脅かす若手の成長が、今いちばんチームに欠けている部分ですからね…。
底上げも大事とはいえ、やはり重要なのは一軍が成績を残すこと。不安はないとはいえない、いや本音を言えば拭いきれないほどありますが、結果がすべてですから。頼みますよ、新監督…。


10/25 運命の日

さて、新監督の初仕事といえばドラフト。既報どおり、1位では報徳学園の小園選手を指名しました。時を同じくして1位指名を公表したソフトバンクとくじで争うことになるのは想定済み。誤算だったのは、公表することで牽制できるかもと考えていた広島が指名したことに加えて、DeNAまで参戦してきたことです。
まさかの4球団( ; ゜Д゜)
最大7球団が根尾に行くと言われていたのに、蓋を開けてみたら同じ4球団。同じ大阪桐蔭の藤原も、ロッテが早々に公表していたにもかかわらず3球団が指名し、一本釣りは西武のみという一巡目になりました。
スマホをのぞきながら家路を急ぐ。
藤原、ロッテ。またパ・リーグか~。
根尾、中日。おお、セ・リーグか! 準地元だし、よかったよかった!
さて、小園。
あわてて鍵を開けてテレビをつけたら、笑顔の緒方監督がインタビューを受けているところでした( ;∀;)
まあ、4分の1なんてそうそう当たるもんではないしね…。
さてはずれ1位は誰に行くのかと見守っていたら、なんと天理の太田椋!
辰巳予想の報道もあったのですが、これまた4球団の競合となったため、安全策を取ったのかもしれません。どうしても内野手が欲しかったのもあるでしょう。奈良県予選で太田選手を見てきましたが、打撃技術だけでなく強いメンタルも備わっているように見えました。新コーチのゴッツにポスト安達を鍛えてもらおう!
2位は亜細亜大の頓宮捕手。長距離砲で、将来のクリーンアップ候補かも。トングウって読むの? トングとダンベルのグッズが並んでいる未来が見えた!
3・4位は社会人投手。高卒社会人のトヨタ富山は14人兄弟なのだとか。金子というよりサトタツの系譜(大家族)?
5位は沖縄の高校生内野手、6位は左投げの左沢、7位は夜の特番でも取り上げられていたPL出身の中川でした。放送が始まってすぐに指名があったので、片手のスマホとテレビを交互に見て「えー!」と声をあげてしまいましたよ。それにしても、あいかわらず泣かされる番組だわ…(しかしいちばん印象的だったのは横浜渡辺元監督のエピソードだった)。
育成で投手をひとり指名し、計8人で今年のドラフトは終了しました。
全員が活躍できますように!


10/29 第二次戦力外通告

ドラフトの結果を受けての戦力外通告が各球団続々報道される中、オリックスにもその時が。
大山は左の中継ぎとして活躍しそうな雰囲気もありながらなかなか安定せず、山田の台頭もあって定位置を獲得することができないまま、球団を去ることになってしまいました。他球団でチャンスをもらえることができたらなと思います。
そしてもうひとり、佐藤達也。
直球だけで相手をねじ伏せ、チームを優勝争いに導いた2014。オールスターでの全球ストレート勝負にサトタツをあまり知らない他球団ファンからも絶賛された姿は、オリックスファンとして誇らしくなりました。
だからこそ、それ以降のもがき苦しむ姿は、見ていて辛いものがありました。
あの頃の輝きを取り戻す時を、ずっと待っていました。もう戻らないだろうと思いつつ、それでもサトタツがマウンドに帰ってくる日を待っていました。
でも、その持ち球のようにまっすぐな心のサトタツは、現役への未練を残しつつ引退を決断しました。「やめる時はこの球団で終わりたいと思っていた」という言葉は、悲しいやらありがたいやらでなぜだか涙が出てきます。
ファンフェスはサトタツの引退セレモニーになるのかな。引退試合ではなく、身内だけでワイワイにぎやかに送り出されるのも何やらサトタツっぽい。たぶん泣いちゃいます。






10/17 パ☆L-H☆ セ☆☆C-G

夕食の仕度中に我が家の西武ファン帰宅
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1-0のスコアを見て激怒しスーパーファミコンを始める
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できあがった夕食出すと「広島戦なら見る」
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食べ始めて1分後「やっぱり気になるから西武戦見る」
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西武逆転して機嫌直すもちょうど食べ終わる頃に打たれる
  ↓
カチッ(ファミコンのスイッチを入れる音)


というわけで、視聴時間約20分程(セ・リーグは1分)なのですが、そのわずかな間で判断すると、バンデンは源田への一球をのぞけばほぼ完璧な投球で菊池のコントロールはさんざんだったので、妥当な結果に感じました。
菊池は今シーズンようやくソフトバンクに勝利してふっきれたかと思いましたが、苦手意識が首をもたげてしまいましたかね。逆転直後の5失点とは、打者もリズムを崩してしまいます。
それにしても、スタメンを見た時「なんで川島が1番やねん」と思った自分はまだまだ甘い。こういうところで働く川島、そしてその川島の使いどころをわきまえている工藤監督が、今日は一枚上手でした。
自慢の打棒を封じられた西武打線。まだCSに入り込めていないでしょうか。初戦を落としたとはいえ、星勘定では五分の計算。明日は西武がやや苦手とするミランダですが、シーズン中に打ち崩したことを思い出して、早く実戦感覚を取り戻してほしいですね。打ちあってこその西武です。
そしてセ・リーグは広島が一発攻勢で先勝。巨人は初回の併殺打で出鼻をくじかれたでしょうか。阿部の負傷交代も尾を引いたかもしれません。エースと4番が活躍するという理想的な展開で、勢いをつけて乗り込んできた相手をいともたやすくあしらった感があります。2差をつけられ苦しくなった巨人ですが、113球投げた菅野を中何日で登板させるかが勝負どころに思います。


10/18 パ☆☆L-H☆ セ☆☆☆C-G

山賊どもの、お目覚め。
とばかりに、中4日のミランダを打ち崩した西武打線。敗戦から始まったCSですが、こういう時は経験値のあるベテランが頼りになります。元キャプテンの栗山が先制3ランを放つと、現キャプテンの浅村も負けじと3ラン。源田も猛打賞と気炎を吐き、無安打に抑えられていた秋山にもようやくヒットが出て、今日は西武が二桁得点。序盤は取ったら取られた多和田ですが、回を重ねるにつれてリズムを取り戻し、終わってみれば序盤の5失点のみ。いや全然良くはないのですが、乱打戦においては追いつかれないことが大事なのです。
前日は上位打線が機能したソフトバンクですが、右先発モードの1・2番である上林・明石が不発でした。中軸が好調なだけに、ここが出塁できないと大量得点にはつながりません。
我が家の西武ファンが「先発で来なくて助かった」と安堵していた大竹が失点したことも、マイナスに働きました。高橋礼が途中まで完璧だったのには新たな天敵出現と頭を痛めていましたが。
その乱打戦とは対照的に、白熱した投手戦となったセ・リーグ。6回表に巨人がようやく先制した頃、西武とソフトバンクはまだ2回裏で壮絶な殴り合いをくり広げていました。
今季は不調だった田口ですが、この日は広島打線を6回まで1安打に抑えます。ですから、打順が回ったわけでもないのに7回から畠に代えたことには驚きました。8回は誰だ、澤村か? と思いきや、畠続投。ウーンそう来たか、と思う間もなく2アウト。代打新井が登場し、球場の盛り上がりは最高潮となったことでしょう。その雰囲気に呑まれてしまったのか、同点打を浴び、とどめが菊池の3ラン。ウーン、継投失敗…。やはり田口をもう1イニング投げさせるべきだったのでは…。
これで広島が勝ち抜けに王手をかけました。あとがない巨人、広島が得意な今村に望みをかけます。
しかし広島は昨年のリベンジを果たすべく、浮つくことなくきっちりと普段着野球を心がけているように見えます。日本シリーズ出場に向け、視界は良好です。


10/19 パ☆☆L-H☆☆ セ☆☆☆☆C-G

我が家の西武ファンはシーズン中から「千賀なら打てる」と断言していたのですが…どうやらマウンド対策が功を奏したのか、西武打線が攻撃の糸口をつかむことができないうちに榎田が失点を重ね、この日はまたもやソフトバンクが二桁得点で星を五分に戻しました。
というわけで試合はほとんど見られず。
動くべきところは積極的に動き始める工藤監督。松田を外して内川をスタメンに入れるという大胆な作戦を取ってきました。野手起用には定評がある工藤監督ですが、ここも短期決戦仕様の采配が的中。西武打線も源田があいかわらず好調だったり、外崎がホームランを打ったりと光明はあるものの、投手陣があれだけ打ちこまれてはどうしようもありません。秋山はマークされているのかこの日もヒットがありませんでした。やはり互いにトップバッターの出塁が鍵を握っているようです。
セ・リーグは広島が序盤から得点を重ね、そのまま試合の流れを渡すことなくストレート勝ち。今年の強さを象徴するような、横綱相撲でした。ただ試合終了直後、球場の歓声を一身に受けたのは、緒方監督でも広島ナインでもなく、三塁側ベンチから挨拶に出た高橋監督でした。赤らんだ目元で去りゆく将に、ビジター席だけでなく、赤いユニフォームで埋め尽くされた客席全体から「ヨシノブ」コールが起きました。
「ジャイアンツキリング」こそ成らなかったものの、このCSで見せた高橋監督の戦いぶりは、憑きものが落ちたようなその面持ちと相まって、野球ファンの心を打ちました。高橋監督がなぜ巨人のユニフォームを着ることになったのか、なぜ突然選手から監督になったのか、そしてなぜ今そのユニフォームを脱ぐことになったのか、高橋監督の歩んできた道を知っている者ならなおさら、敗戦の将として潔く頭を下げるその姿を惜しみ、讃えぬわけにはいきません。これからもまだ巨人との関わりは続いていくのでしょうが、新たに始まる高橋監督の人生から、その穏やかな笑顔が失われないことを願います。
それにしても、安定した強さを見せた広島。身も心もしっかり準備をしてCSに入ったのでしょう。投打ともに隙がなく、360度ファンに囲まれる球場の雰囲気を味方につければ、その強さは何倍にも膨れあがります。日本シリーズは来週、その恐怖のマツダスタジアムで始まります。
広島行きのチケットを手にするのは、いったいどちらのチームでしょうか。この週末、埼玉のファイトクラブから目が離せません。


10/20 パ☆☆L-H☆☆☆

まずい展開になってまいりました(家内安全的に)。
西武ファンが不在だったため最後までテレビ観戦していたのですが…。
序盤の4失点は2アウトからの2被弾で、強心臓の若武者でも悪い流れを止められません。この日は審判のストライクゾーンがやたら広かったのですが、西武の打者はなかなか対応できていない印象でした。中盤の一死二・三塁のチャンスでも中村・岡田が見逃し三振。森の負傷交代が痛かったとはいえ、ここで追いつけていたら試合結果も変わっていたはずでした。
一方ソフトバンクはこの日も松田をはずし、エラーの目立つ高田ではなく右打者の西田を起用してきました。工藤采配の弱点である継投も、他球団なら先発ローテに入るような投手を次々中継ぎとしてつぎこみ、逃げ切りに成功。やることなすことうまくいって、監督は笑いが止まらないことでしょう。
西武は打線のキーマンである秋山・中村の調子がなかなか上がりません。投手層の薄さもここに来てダメージとなってしまいました。不利な状況ならばなりふりかまわず横綱相撲を捨てることも必要になってくるのが短期決戦。追い込まれた明日は、辻監督の決断が見られるでしょうか。


10/21 パ☆☆L-H☆☆☆☆

かつてはポストシーズンでさんざん辛酸をなめてきたソフトバンクが下剋上。2位からの勝ち抜けが初なら広島行きも初めてという、初物づくしの結果となりました。
先発に高橋礼を起用してきたソフトバンク。王手をかけた一戦でこのルーキーが先発するなど、CS前に誰が予想できたでしょうか。第2戦の好投で西武ファンの頭をよぎったいやな予感が的中してしまいました。
短期決戦では相手の弱点をいかに攻めていくかが重要となります。そこを外さないのはもちろんのこと、今日は松田でも内川でもなく長谷川を使う柔軟性を見せた工藤監督に対し、この日も打順を固定し、9番にシリーズ不発のメヒアを入れてペナントどおり打ち勝つ野球を目指した辻監督。結果は明暗分かれました。
スタメンを目にした時にまず疑問を感じたのが、なぜ昨日活躍した木村を使わないのか、ということでした。秋山も中村もそのままですし、ある意味頑なとも言えますが、そのこだわりはペナントでは吉と出ても、短期決戦ではマイナス要素になることが多いのです。
試合を決めたのは、初回の3失点というよりは、やはりウルフをひっぱらざるを得なかった中継ぎ陣の層の薄さのように思います。1点差に追いついたあと続投のウルフが1失点。その直前、押せ押せの場面で、秋山の盗塁が長い検証のあとアウトになっていました。潮目が大きく変わりそうな局面において、セオリーなら投手交代だったと思います。
しかし代えられる投手がいない西武、どんどんつぎこんで相手の勢いを削げるソフトバンク、やはり勝負の分かれ目であったのかなと思います。
もちろん、2戦目のように投手をつぎこむ前に打ち込まれては元も子もありません。このCS、いくらなんで秋山が不調すぎやしないかと不思議に思ってはいたのですが、ソフトバンクはフェニックスリーグにスタッフを派遣し、徹底した秋山対策を講じたといいます。ペナントレースで敗れはしたが絶対にCSでやり返す、とでもいうような、元王者の意地を感じました。
試合後のセレモニーで、辻監督はファンの前ではばからず涙を流しました。こういう一面もあるのだな、勝負師に徹することのできない優しさを持った監督なのだなと印象が変わりました。人は見た目で判断してはいけませんね。

ともかくも、2018プロ野球最後の対戦カードが決まりました。
広島対ソフトバンク。広島~博多は新幹線で一時間。近っ! 移動が楽!
柳田にとっては念願の広島戦です。さぞ広島は盛り上がることでしょう。
しかし盛り上がるのは西日本だけではないか? 関東の視聴率は大丈夫か? 地上波放送してくれるのか?






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