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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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7/6~8 vsE ●●△

この3連戦の先発が本田、田嶋をはさんで山崎颯一郎と聞いた時には腰を抜かしましたが、チームにはチームの考え方があるのでしょう。11連勝が止まった後も5連勝となぜかうまいこといきすぎていますし…。
そして初戦の相手は則本。こりゃもう負けてあたりまえの気持ちで観ていました。横では自称【元】西武ファンが「なんで宮城をずらせへんのや!」と騒いでいましたが。
本田は昨年よりずっと良くなっていました。もちろんポスト山本への道はまだまだ遥か長いですが、ストライク先行でしたし、試合は壊しませんでした。5回2失点は充分すぎるほどです。攻撃も則本の立ち上がりを攻めたまでは良かったのですが、その後は沈黙。2回以降1安打では得点できるはずがありません。とくに杉本はまったく合っておらず3三振。実質2エラーの守備も気になるところでした。それでも「引き分けなら勝ち同然!」と鼻息荒くしていたのに、9回に落とし穴。いや、うすうす見えていたけれども。同点の平野はなあ…2試合連続だぞ…(Kは論ずるに及ばず)。
試合前から勝ちを計算してしまう田嶋が変にプレッシャーを感じないかなと危惧していましたが、序盤こそ制球定まらずやきもきしたものの、なんだかんだでピンチを乗り越えていくうちにどんどんノッてきたようです。7回無失点9三振は、三本柱と呼ぶにふさわしい好投。マウンドで笑顔を見せたりガッツポーズが出たり、田嶋の変化が見てとれるのもうれしいです。
打線は田中を打ちあぐねました。捕手が炭谷になったせいかテンポの良さが別人のようで、途中までノーヒットノーランされるのではとヒヤヒヤするくらい隙がありませんでした。ようやく連打できたのが6回、迎えるは吉田正尚。難しい球を打ち返し、田嶋の粘投に応える先制打! 8回にはタイムリー談話を遮ってのホームラン! 昨年の七夕には生まれたばかりの娘ちゃんにホームランを捧げましたが、今年も7月7日は大活躍でした! 来年も再来年も期待していますよ!
※9回以降の記憶はございません

…ひと晩悶々としてようやく気持ちの整理がついたので、山崎颯一郎の一軍初先発もあたたかい気持ちで見守れました。緊張はあったでしょうが、落ち着いて見えました。ストレートもカーブもキレていて、ローテーション投手と何ら遜色ありません。ランナーを出しても動じずストライク先行、堂々たるマウンドで、素晴らしかったです! もともと本田と同じく5回までと決まっていたのでしょうが、いい雰囲気で降りられたので良かったのではないでしょうか。後半戦は本田と交互でローテに入れてもいいのでは。長身から投げ下ろすストレートは、みずから目指す斉藤和巳をほうふつとさせますね。イケメンというところも同じ
…………勝ちがつけばさらに良かったのでしょうが、若者の初勝利を先輩が一瞬で消すのはもはやオリックスの伝統。皆この試練を乗り越えてきたのです。ぐぬぬ。
中嶋監督の考え方がなんとなくわかってきたので、6回(の村西が出てきた瞬間)にこうなるのは予想していたので、今日は怒りも絶望もありませんでした。我ながら一日で成長したものだ。
ハイ、もう調子に乗りません。贅沢は言いません。そもそも今年はAクラスなら万々歳だったのです。勝つと思うな思うが負けよby大前さん


7/9~11 vsH ○●●

ひさびさのカード負け越しで、このままズルズルいきやしないかと懐疑的になるのは、やはり長年の低迷で身に着いた習性か。それでもこういう時に頼りになるのがエースです。ランナーを出しても次の一本を許さない山本のモチベーションは、タイトルを争う「宮城さん」のおかげなのでしょうか。勝ち星で並び、防御率は突き放しました。
今季山本の女房役となっている伏見がクローズアップされる中、この日の捕手はひさびさに若月でしたが、無失点に加え2試合連続ホームランという山本もビックリの大活躍。このふたりの切磋琢磨もチームの向上に大きく貢献しています。控え捕手の松井もチェンジのたび率先して出迎えたりベンチで投手に笑顔で話しかけたりフォローする姿が目につきますし、良い空気が流れていることを感じます。
Tの2本も見ごたえありました(そして声を抑える大前さんはプロ)。4番が不調に陥っても、今までのようにまわりが打てば良いのです。難敵マルティネスもこの勢いで…という淡い希望はたった一発でもろくも霧散。今までよりもチャンスは多く作ったのですが…。下位打線の層の薄さはいかんともしがたいですね。大城も守備くらいはちゃんとしてくれ。ヤマサチは本当に柳田の一発だけだったのでもったいなかったです。K-鈴木は…ランナーありでの登板テストだったのでしょうか。もちろん不合格ですね。もうエエでしょ。
さて3戦目は10勝のかかった宮城。カード勝ち越しを期待しましたが、初のソフトバンク戦&ペイドという慣れない環境に加え、球審の判定がきわめて辛く、おまけにベテランの守備に足を引っ張られるという悪循環…。それでも、失点後ズルズルいかないところはさすがです。なぜ中継ぎ陣はこれができないのだ…。ジョーンズの2ランで勝ち越しても、悲しいかなこのまま勝てるとは毛頭思わなくなりました。しかしせめて引き分けに持ち込めないもんかね。
杉本のひさびさのヒットとジョーンズの活躍は嬉しいですし、宮城に負けがつかなかったことは良かったですが、H戦カードがモイネロの離脱前・合流後というのはついていなかったですね。打ち崩せそうな雰囲気はあったのですが。
これでオールスターまで五分では終われなくなりました。どころか、首位の座も危うくなりました。なんだか魔法が解けた感じです。
とはいえ、あと2試合。せめて気分良く前半戦を〆てもらいたいものです。






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京都アニメーション制作とあり、映像は非常に美しいです。空の色や陽ざし、川の流れなど、自然のきらめきが青春のそれを感じさせます。
ただ、光が眩しければ眩しいほどその裏腹に陰も深い。
ヤンチャ少年の石田や女子のリーダー格の植野が中心となった、聴覚障害者の硝子へのイジメ。声真似をしたり高価な補聴器を何度も壊したりと、心の痛む行為の数々は教室内で公然と行われました。しかしそれが問題となった時、責任を負わされたのは石田ひとり。硝子のいなくなった教室で、次の標的となったのは石田でした。
集団の中で孤立したまま高校生になった石田が自殺に失敗し、硝子に会いに行くことを決意した瞬間から、止まっていた時間は再び動き始めます。
ただ、これは石田の贖罪の物語ではありません。
さまざまな経験と時間を積み重ねた少年少女が、自分を見つめ、他者と向き合えるようになる、それぞれの物語です。
もし私が学生の時にこれを観ていたら、誰かひとりに感情移入したかもしれません。イジメっ子からイジメられっ子になった石田。自分の感情に正直で周囲と軋轢を生む植野。イジメに加担した自覚を持たない川井。環境が変わって自信を取り戻した佐原。マイペースを貫く永束。正論で人を追い詰める真柴。傷ついた心を押し隠す結絃。教室という狭い空間、しかしそれが世界のすべてだったあの頃、誰もがこの登場人物の誰かとして生きていたでしょうから。
しかし歳を重ねた今は知っています。教室だけが世界のすべてではないことも、行動や言動だけがその人のすべてを表現しているわけではないことも、少し何かが違えば立ち位置はたやすく変わってしまうということも。いわば、誰もが彼らの誰かなのではなく、誰もが彼らの寄せ集めだということに気づかされたのです。

あの頃、誰かを傷つけたことを思い出し、傷つけられたことを思い出し、答えのない問いをくり返したことを思い出し、誰にも伝わらない思いを心の中で叫び続けたことを思い出し、人の顔にバッテンをつけて下向いて歩いていたことを思い出し、人の言葉に救われたことを思い出し。
気づけばわけもなく涙を流していました。

正しく生きたいともがいていたあの頃。大人になれば、正しく生きられるのだと思っていた。そんな時間は来なかった。今も来ていない。自分の思う正しさを守るためには、誰かにとって正しくない存在としてしか人は生きられないような気がする。担任や母親たちのように。
正しく生きたい。今も探し続ける、その方法を。
きっとこれからも探し続けて、死ぬまでそうしてもがき続けるのだろうと思う。
生きることは苦しみの連続。けれど、美しいと思えば美しく輝き出す空を、川を、人を、世界を美しいと思いながら眺めていたい。
それでまた生きていけると思えるのだから。






6/29・30 vsM △○

山岡の代役は榊原。二軍では制球が落ちついていたようなので期待していたのですが、やっぱり何も変わっちゃいなかった…見かけは変わりすぎていたが…。パ・リーグTVは相変わらず広瀬姉妹対決と煽っていましたが、あんな横幅のある広瀬すずはおらん。いや、アリスもあんなごついわけないのだが。
というわけで、5点ビハインド&相性の悪いロッテ戦&二木を打てる気配なし。早々にお笑い動画を観ようとしてしまいました。潮目が変わったのは6回裏、杉本が2ランを放ってから。二打席連続ホームランとはいえ打てているのは杉本ひとり、二木はわずか77球。8回は投げるだろう、いや完投もあるとまで思っていたのですが、ロッテは7回から継投に。がぜん張り切るオリ打線。代打の神様ジョーンズが追撃打を放つと、ここぞでいちばん期待できる福田が同点打。ヒギンス&平野も勝ち越しを許しませんでした。いや、平野は危なかったが…。フィルダースチョイスした直後に迷わず三塁に投げられるメンタルはさすがの図太さ(誉めています)。相手の勝ちパターンも鉄壁で逆転勝ちこそなりませんでしたが、貴重な引き分けとなりました。そしてなぜか楽天も5点差を追いつき同じスコアで引き分け(試合終了もほぼ同じ…)で、順位変動はありませんでした。
2試合しかないこのロッテ戦、勝ちなしは避けたいもの。すっかり見違えた田嶋が7回を無失点で投げ切り、相手先発を若月(!)の3ラン(!!)で粉砕し、張・能見で〆! なんという理想的な勝ち方! 吉田正は4タコなのに!? いまだに信じられない! これは本当にオリックスなのか!?
感動したのはヒーローインタビュー。田嶋が一生懸命考えて紡ぎ出す言葉、その思いはファンの誰もの心にしっかり伝わったことでしょう。ファンも大切なことに気づかされました。炎上続きだった頃は二軍に落としたほうが良いのではと感じていましたが、一軍で投げさせ続けた中嶋監督の頭の中には、もしかしたらこの田嶋の姿が思い描かれていたのかもしれません。これからの田嶋の巻き返しに期待大です。


7/2~4 vsL ○○○

山本―佐々木で負けるわけにはいかないぞ…となぜか期待よりプレッシャーを感じる一戦。開始3球目で福田が頭部死球を受け佐々木が退場、その裏にはサイン違いで山本のストレートが伏見の左腕に直撃し一時ベンチで治療を受けるという波乱の展開に。しかし試合は代わった渡邉から杉本が見事な2ランで先制。3回にも2点追加し、山本も7回まで投げられそうな球数で、相手先発緊急降板からなぜか後続を打てず敗戦という見慣れた試合展開でないことにひと安心。雲行きが怪しくなったのは8回ヒギンスが登板してから。1点差だった先週とは違う、3点あれば大丈夫とは思いつつも、胃のあたりは若干痛みだすのであった。そして最終回、懐かしい平野劇場開幕。どれだけ打たれようが何事もなかったかのように試合を終えるメンタルはやはり超一流(誉めています)とはいえ、こちらの胃はいくつあっても足りない…。
いくら鬼メンタルの平野でも、身体には疲れが出てくる頃でしょう。宗や紅林も疲労からか打撃が落ちてきています。そして安達の休養日にスパッとスタメンを入れ替えた中嶋監督。紅林を大城に、宗を6番に落としてきました。
昨年までは相手のそれをさんざん見せられてきたから言えますが、好調時は何をやってもうまくいくもの(しみじみ)。西野&大城の二遊間はパ・リーグTV行きのオシャレな併殺を決め、宗は2安打2四球の大活躍。そして辻監督に警戒されていた3・4番は得点に絡まなくても、下位打線で先制し、とどめが小兵福田の3ラン。ヤマサチは初回の好守備から波に乗り、終わってみれば7回無失点。あんなに減るのは早い早いと嘆いていた貯金がじゅじゅじゅ10! なんだこのチーム…!
勝ち越しを決めたことで3戦目も気楽に構えられます。でも、できれば勝ってほしい…。
前回苦しめられた西武打線に宮城は今日も取ったら取られる展開。しかも復帰したばかりの外崎にホームランを打たれ、山賊打線の恐怖がよみがえります。しかし今日の宮城はひと味違った。たった1点のリードをしっかり守り、8回100球を超えても源田に粘り負けしませんでした。最後は平野がランナーを出すも貫禄で11セーブ。これで宮城は9勝目。「お茶かココアゲーム」では山本に敗れましたが、再び勝ち星数で抜きました。しかし金曜にはきっと追いつかれるでしょう。このふたりの投手三冠争いは凄まじいですね。吉田正と杉本の打率争いもですが、互いに切磋琢磨する結果チームも強くなるという相乗効果をひしひし感じます。
これで貯金11、2位楽天に4G差をつけて首位キープ。ついにヤマサチのヒーローインタビューで「優勝」の二文字が出ましたが、いよいよそれを意識する時でしょうか…? いやいや、とにかく今は目先の1勝! 気を緩めてはいられません。火曜日からの楽天戦は相手先発に苦手な顔ぶれがそろっていますが、その後のカードも含めなんとか五分で乗り切って、貯金をキープして中休みを迎えてほしいです!







『今ここにある危機とぼくの好感度について』
観れば観るほど『ワンダーウォール』と対になっているようで、興味深く視聴しました。
最終話のエピソードは、謎の虫刺され症状の原因である蚊の流出をめぐる理事と学長の対立構造でした。好感度ばかり気にして危機回避していた神崎が、大学の面子も投げ打って危機に立ち向かうのかと思いきや、危機を救ったのは学者らしい強い信念とまっすぐさを持った学長であり、これからの危機を彼と一緒に乗り越えてくれるのは逆の立場から守るべきものを訴えた須田理事であり、神崎といえばあいかわらず周囲の影響を受けてあちこちフラフラしていただけでした。
それでもたいていの人は神崎なのです。あっちにもこっちにも振れない。大学という小さな社会においても統率は困難で、危機は次々降りかかる。それを切り抜けるのはいつも「セイロンダメゼッタイ」。正論を唱えたみのりや学生たち、変人の教授や記者。彼らのことを観ている者はあっぱれと思うけれど、現実に存在するセイロンは何かと敬遠されがちです。どんな問題においても、その本質は突かれることなく、なんとなーく忖度されて流されて終わる。単純明快な『半沢直樹』も、現実においてはものごとを複雑にするだけの嫌われ者。そんなパラドックスを、神崎という複雑を知るからこそ単純を好む人間の目を通して描いたこの作品には、忖度社会に生きるこの身にもつまされること多く、考えさせられました。
そして神崎が成長したのかしていないのかわからないのと同じく、セイロンが正義にもきれいごとにも着地せず、どこか宙ぶらりんのまま終わっていることも秀逸でした。正論と忖度の対立構造はこれからも続くであろうし、そのたびに学長と須田のように信念をぶつけて最適解を見出していくしかない。結局どの社会においても、万民が納得する答えなど存在しないのですから。
松坂桃李は好演でした。学生ら若者にも教授や理事たち中高年にもあっさり馴染んでしまう、どこか憎めない愛嬌にあふれていて、ともすれば重くなりそうな物語を軽快にはずませてくれました。
渡辺あやもさすがの脚本力で、見ごたえあるドラマだったと思います。


『大豆田とわ子と三人の元夫』
児童虐待やシングルマザー、少年犯罪、セクハラ問題など、大きなテーマを中心に物語を紡いできた坂本裕二ですが、最近はあえて「特に何も起きない」話を書いているような気がします。
三回の離婚は一般的には大ごとだし、それぞれとわ子に未練を持っている三人の元夫との四角関係ははたから見れば異常なのですが、とわ子は離婚を負い目にしていないし、娘も実父・元義父たちに差をつけずフレンドリーに接しているし、元夫同士にも仲間意識のようなものが芽生えてわちゃわちゃ楽しそうにやっていますし、何の問題もありません。
大豆田という珍名の主人公と、田中・佐藤・中村という平凡な苗字が織りなす、ちょっとしたトキメキやトラブルやお別れというありふれた日常。
建設会社社長であるとわ子の家は、大きくて豪華でいかにもドラマの中のおうちだけれど、網戸がはずれたり戸棚を開けるとパスタがこぼれ落ちてきたり、生活感にあふれています。親友を失っても、号泣する間もなく母を見送った経験を活かして葬儀の手配を進めるのも、悲しみに押しつぶされそうでもお腹は空くことも、いちいち現実的です。
そして、誰かの言葉や行動で、ひとりで生きているわけではないことに気づくのも、ある程度人生を重ねていれば誰しも経験したことがあるでしょう。
非現実なようでありふれたとわ子たちの生活。なにげない会話の中に織り込まれた心に刺さる言葉の数々。大きなことも小さなことも、嬉しいことも悲しいことも、すべてを噛み砕き飲み干しながら人は生きていく。まわりに灯る愛に守られ愛を与え、愛を失い、失ってから残された愛を知る。人生はそんなことのくり返し。とわ子たちも同じ。
観終わってもとくに何も残らない。それなのに、心にひっかかる。坂元作品には不思議な引力があります。


『コントが始まる』
解散を決めたコント師が、その日を迎えるまでの日々を丁寧に描いた物語。青春をとっくに過ぎた自分にも、感じるところは多くありました。
それぞれに、自分の境遇と仲間たちとの日々と、これからについて思いを馳せるマクベスの三人。人生に行き詰まっていた時にマクベスと出逢い、それが縁となり未来へ一歩を踏み出した里穂子とつむぎ。
夢を追うことは美しいけれど、無責任な第三者が安易に口にするものでもありません。三人がそれを選ぶということは、家族に心配をかけ続け恋人を待たせ続け、大人になっている同級生へのコンプレックスを抱え続け、その先があるかもわからない暗闇をまた歩き続けるということ。応援してくれていた恩師の、30代の10年は20代のそれとはまったく違うという発言も決定打となりました。自分もかつて夢を追ったからこその言葉を蹴ってまでそれを選ぶ勇気は彼らにないし、選べという権利も周囲にはない。マクベスの選択は、実に現実的でした。
ドラマは現実逃避の手段でもあります。夢がかなうわけでも一発逆転が起きるわけでもないこの作品は、本来ならつらくて観ていられないはずでした。
それなのに、決して器用に生きられないマクベスの三人や中浜姉妹に感情移入して、目をそらせなくなりました。
高校の文化祭をきっかけにコント師になった春斗たちは、「その時」を忘れられず、コント活動を続けてきました。
「青春」と人は簡単にまとめるけれど、やっぱりあの頃の体験というのは、誰しもの人生に影響を与えるものなのだろうと思います。彼らは成功体験でしたが、そうでなかったとしてもその時にしか味わえない感覚というのがあって、きっと一生絡みついて離れないもの。そこから脱する時、人ははじめて大人になるのでしょう。
華道部で全国大会に出た里穂子も、野球部のマネージャーの仕事にやりがいを感じたつむぎも同じです。「その時」がずっと彼女たちのそばにいて、うまくいかない現状に煩悶を抱えていて、それがマクベスと出逢ったことで、少しずつ人生があかるい方へ動いていきます。花の名前を教えた客に感謝され、花を飾った会社に転職した里穂子。芸能事務所のマネージャーを目指すつむぎ。今まで見守ってくれたすべての人に感謝し、ラストライブを終えたマクベス。そして冷蔵庫を争ったジャンケンの決着がついた瞬間、彼らのちょっとだけ長かった青春は終わりました。
マクベスとしての活動は成功しなかったけれど、その存在を肯定した里穂子の言葉。自分たちは「誰かのため」になった。それを知った春斗は同時に、自分もまた「誰か」によって生かされていることに気づきました。
ならば、すべてを失ったわけじゃない。
これからも、あかるい方を生きていけると思うのです。
人と人の紡ぐ縁が縦糸となり、その日のエピソードを象徴するマクベスのコントが横糸となり、終わった時には一枚の布となっていました。そして初回からのコントは最後のライブの演目順だったことが明かされた時、我々はマクベスの解散までの日々と同時にラストライブを観ていたのだと知り、唸らされました。
脚本の見事さもさりながら、「高校のノリ」をひきずるマクベスを演じた三人の会話は観ていて楽しく、中浜姉妹の距離感も絶妙で、「大人」ポジションの真壁先生やボギーパットの大将、楠木やファミレスの店長たちも実に自然な存在感がありました。春斗と里穂子が恋愛関係にならなかったことも、今後のふたりの関係を想像させられ逆に良かったと思いますし、すべてにおいて本当に素晴らしい青春ドラマだったと思います。
今季は脚本家で観るドラマを選んだのですが、大成功でした。





・最高の人生の見つけ方:★★★★☆

観終わった後に、素直に、いい映画を観たなと思える作品ですね。ありきたりの設定(特に主人公2人の余りにも真逆のキャラ)と予定調和なストーリーですが、観終わった後は、死を扱う映画にも関わらず、爽やかで清々しい、そして温かい気持ちになれます。

棺桶リストのほとんどは金がなければ現実にはできないことで、結局金がいるじゃないかと、僕みたいなひねくれ者は思うでしょうし、実際に2人の旅行シーンはあんまり面白くなかったのですが、「荘厳な景色を見る」(エベレストは結局この2人は天候が悪いかなんかで登れなかった)や「世界一の美女にキスをする」(「世界一」は主観)など、金だけではできないことを、きちんと終盤こちらに納得させる形で描写しているところが、この映画の素晴らしいところですね。

しかしこういう観てて苦にならないいい映画に限って尺が短いですね。僕はラスト30分の伏線回収の時間は時計をまったく観ていませんし、頼むから終わってくれるなと思いました。詰め込みすぎだと言えないこともないですが、さりげない主人公2人の会話が、ああこういうことかと次々にわかってくるのがこの時間です。のんびりした雰囲気のくせに、言葉の1つ1つに意味があり、演出が巧みな映画です。まあ僕がこの映画で一番好きなシーンは、伏線とはあまり関係ない、エドワードの秘書の「出るべきです。」ですが。

あと、主演2人は演技が上手いですね。当たり前ですが。文句があるとすればダサい邦題ぐらいでしょう。さや氏はこの映画をだいぶ前に観て、すごくいい映画だと言っていましたが、僕は邦題で敬遠し、観るのに時間がかかりましたから。

・キャストアウェイ:★★★☆☆

過酷な無人島生活から脱出し、恋人と奇跡の再会をする予定調和の映画と最初思っていて、その割にはえらい尺が長いなあと思っていましたが、無人島の孤独で過酷な生活と、生還後の主人公の苦悩(世界を羽ばたく仕事人間で、本来は時間効率ばかり気にしている主人公が、時間とは無縁の無人島で暮らしているうちに、時間は残酷に過ぎているみたいなことが言いたいんでしょう)と、両方描いているんですね。贅沢な映画です。ただ、両方面白くなくはないんですが、やや物足りないですね。

まず、主人公の生還を聞いた恋人のシーンで、すでに旦那や子どもが映っているので、ロバートゼメキス監督、トム・ハンクス主演の映画で、突飛なラストはないでしょうから、主人公が「脱出しても社会に溶け込めない。愛する人もいなくなった。それでも強く生きていくんだ。」みたいな余韻を残すラストは予想できます。だから、生還後はちょっとだるかったですね。

無人島での生活も描き方は、ややソフトな気がしますね。主人公は無人島で4年も生きていますから、あまりにも過酷に描くと4年生きることにリアリティがなくなりますから、難しいところですが。しかし全体的な感想としては、さすが巨匠、合格点は確実に超えてくる作品を作るなという感じです。

オープニングでカップルで出た女性がラストに登場するんですが、1人身になっていて、それでも明るくたくましく生きているところなんかは、良かったですね。むしろ主人公の元の恋人よりこっちの女性の方が若くてかわいいですしね。もちろん主人公と結ばれる描写はないんですが、主人公のその後の人生にも必ず希望があるということが伝わります。

・ファウンド:★★★☆☆

いやこれはとんでもない映画ですね。特に劇中映画の「HEADLESS」がとんでもなく悪趣味です。エロもグロも血も大丈夫な僕でも引きました。こんなくわせ物の映画がアマプラで普通に観れるのはダメだろとも思いました。絶対に他人に勧めることはできない映画です。DVDのジャケットに「イット・フォローズ」を超えたと書いてありますが、あんなわかりやすくて親しみやすい映画ではありません。共通点は青春映画という点だけです。

ただ、描写は過激とはいえ、僕が青春映画と言い切るだけあり、主人公の心の動きや葛藤、そして成長(いい意味でも悪い意味でも)は、上手く描けていると思います。父や母の言動から、兄が鬱屈した黒人差別主義者の殺人鬼に育ってしまうのも一定の理解はできます。さらに、ラストでとんでもないことをする兄が、弟である主人公に告げた「いずれ感謝するはず」という言葉も、いい風に解釈すれば、兄が同じ境遇の弟に同情し、普段から何かと気をかけ、最終的には将来自分のようになるのを防ぐためにラストでとんでもないことをしたと解釈できないこともないです。兄弟愛という観点から見ればあの無茶苦茶なラストも不自然ではありません。なので、映画としての出来は悪くないと思います。

僕は南大阪の泉州地方の団地出身で、この映画に出てくる大人のように表面だけ取り繕った綺麗事を言う人間は周りに1人もいなかったので、大人になった今は苦しんでいるのですが、少年時代はこの映画の主人公のように追い詰められてはいませんでしたね。ただ、主人公が兄に言う「殺してくれてありがとう」というセリフは理解もできますし、感動しましたね。もちろん殺すのはダメですが、主人公が綺麗事では何も解決しない状況であるのはわかりますから。主人公が、モンスターは誰なんだと苦悩しているのもよくわかりますし。兄貴は間違いなく頭がおかしいですしモンスターですが、それでも心が純粋すぎる、生き方が不器用なモンスターですね。

制作費が8000ドルらしいですね。日本円にすれば100万円ぐらいですか。ここまで安い映画はちょっと記憶にないですね。なので映像はチープだし演技は全員下手だしあらゆる面で安っぽいです。映像はもはやホームビデオレベルです。それでも脚本とか演出など金のかからないところで頑張って、それなりに観れる作品にした制作陣はすごいと思います。

・ファイティングファミリー:★★★★☆

この映画に僕が★4をつけているのは、僕がプロレスを好きだからでしょうね。同じプロレス映画でも、映画好きな人には僕はミッキー・ロークの「レスラー」の方を勧めます。どう考えてもあちらの方が映画としては圧倒的に上です。いや僕も「レスラー」の方が上ですが、この映画も普通に面白かったです。実際のプロレスの面白さや、プロレスラーがプロレスに対しての純粋な思いは、ちゃんと描いていますからね。プロレスを好きな人が観たら面白いことは間違いなしの映画です。

ストーリーはありきたりなシンデレラストーリーです。ただ、そんなベタな話でも、実話を題材にしているからこそ、WWEのスターになることがどれだけ難しいことかをこちらが理解しているのですが、説得力があり、純粋に楽しめますね。兄妹でテストを受けて、妹しか受からなかったのも、ラストで家族全員が登場するので当然わかります。たぶんプロレスが好きじゃない人は、本物の主人公(ペイジ)がなぜスターになるのかが見ただけではわからないと思います。しかし物心ついた頃からプロレスを観ている僕はわかります。

好きか嫌いかは別にして、注意を引くんですね。こういう人は何を言っても何をしても目立ちます。ルックスもまあまあだしプロレスも多少上手かったんんでしょうが、そういうのではありません。僕は今格闘家の朝倉未来のYOUTUBEをよく観ていますが、朝倉未来が特に好きなわけでもないし、飛び抜けて強いとも思いません。しかし最近のRIZIN(ライジン)でも、ほとんど朝倉未来の試合しか観ていません。そういうことですね。兄がスターになれないのはプロレスが好きじゃなくても一目みてわかりますが。

兄が妹に嫉妬するのは、僕も兄妹で、わりと関係性も近いので、非常によくわかります。この映画でもプロレスの技術の巧拙は兄が上という設定だったように、僕も勉強や運動は妹よりできました。なので、この映画の妹も僕の妹も、兄を凄いと思い、いつも立てる関係なのですが、仲が良くてお互いを理解しているからこそ、兄は妹に、自分にはない能力があることに気づきます。そしてこの映画よりはスケールは小さいですが、実際に社会に出たら、僕より妹の方が稼いでいますからね。もちろん収入がすべてではないでしょうが、こうなるのは兄の僕は予想できていましたが、親は妹にはまったく期待していませんでしたし、わかっていませんでした。映画の両親もヒロインの秘めた能力はわかっていなかったでしょうね。なのでこの映画では、僕は兄に非常に感情移入しましたね。

・孤狼の血:★★★★☆

こういうヤクザ映画(洋画ならマフィア映画)は、スタイリッシュに描くか、男臭く描くかのどちらかになると思いますが、僕はあまり後者の映画は好きではなく、昔TVでたまたまやっていた「仁義なき戦い」もちょっと観てすぐやめましたし、哀川翔がよく出ているイメージのVシネマもまったく観ていません。そんな僕でもこの映画は良かったですから、かなり良い映画だと思います。

キャラクター設定はベタですし、ストーリーもひねりのない展開です。独自の価値観で動くので拷問も放火も窃盗も暴力もセックスも何でもありな一匹狼の刑事大山に、最初はそんな大山の破天荒な仕事ぶりの処分を目的としていた県警の監察官である広島大卒のエリート日岡が、だんだん大山に感化されていき、心酔し、大山の魂を継いでいくみたいな、まあタイトル通りのよくある感じの映画です。特に大山が死んでからは、実は14年前の殺人は里佳子をかばっていたとか、日岡の日報を大山が添削したりとか、大山はすごくいい人だみたいな描写がすごいです。このへんは別に言われなくても最初からそういう展開になるのはみんなわかっているからいいんですけどね。まさに昭和の人情劇を観ているようでした。

いやこういう昭和の人情劇も僕は嫌いなはずなんですけどね。桃子が実は大山に頼まれて美人局をやっていたみたいなラストもいまいちですし、日岡が一ノ瀬に五十子会長の殺害を仕向けて一ノ瀬自身を逮捕するのも理由がよくわかりませんでした。

しかしそれでも面白いんですよ。だから面白いというのは、理屈じゃないんでしょうね。映像が80年代をよく表現できていたとか、暴力シーンに迫力があったとか、松阪桃李の演技が意外に良かったとか、色々あると思うんですが、映画の持つエネルギーそのものがすごいんでしょうね。こんな映画は女子どもにウケませんし、カップルで観る映画でもないですから、大ヒットは間違いなくしません。今はコンプライアンスもうるさいですし、この映画はその点でも問題だらけです。それでもこういう映画を作るということは、やはり制作陣にそれなりの信念があるのでしょう。

・聲の形:★★★★☆


満点評価ではないのですが、これはただの好き嫌いで、完成度という点では数年前に大ヒットした「君の名は」なんかより上でしょうね。いいシーンは言い出せばキリがないのですが、石田と西宮の関係が変化するたびに、この2人が池や川に飛び込むところなんかは、最もいいなあと思ったシーンですね。まあこの映画は雨も涙も含めて水を使った演出が秀逸ですね。あとは西宮がクラスの子と仲良くするのを諦めた時にノートを学校の池に沈めるところなんかは、ノートで他者と分かり合おうとするのがいいか悪いかは置いといて、素直に西宮を可哀そうだなあと思いましたし、病院で医者に何か言われて落ち込んだ次の日の朝に西宮が髪をポニーテールにしたところ(最後は普通に補聴器が見えていましたが)なんかも、あっこのタイミングでそうきたかと感心しました。

この映画は障害やいじめが登場しますが、いじめた奴がひどい目にあっていじめられた奴が幸せになる勧善懲悪物でもなく、障害者との心の触れ合いを描いた感動ポルノでもなかったところも良かったです。たぶん人と人とがお互いに分かり合うのは難しいなあ、いや、自分のことを理解することも難しいんだよ、それを前向きに努力することで人は成長するんだみたいなことを言いたいのでしょうね。いや他人と分かり合うのは、もちろんこの映画と同じく人の性格、価値観、倫理観はバラバラですし、お互いに分かり合おうと思わないとダメなので、現実では、他人とうまく適度な距離を取る人が、人間関係が上手い人となりますし、このテーマも決して好きではないんですが、そういうテーマだからこそ、キャラクター設定が緻密で、心情描写にもこだわりを感じました。

ただ、人物設定が細かいからこそ、あまりにも登場人物が生々しすぎるのはある意味難点ですかね。特に保身に長けていて他者へのあたりも柔らかい川井なんかは最も嫌いなタイプですが、実際の社会ではこのタイプが一番多いので、出るたびに現実に置き換えてしんどくなりましたね。僕は自他共に認める植野タイプなので、植野に感情移入して観ていましたが、植野を見ているとあまりにも自分を見ているようでこれもまたしんどかったですね。ただ、植野がラストで手話を覚えて、ちょっと西宮に擦り寄っていったのが残念ですね。自分の価値観と違うものは絶対に受け容れず、さらにそれを表に出し、他者との争いも厭わない正直さが、植野の良さですからね。ちなみに他人をいじめる攻撃性があったくせに孤独になったらしょぼくれて自尊心が低くなる生き方に一貫性のない石田と、とりあえず謝っときゃいいだろう、笑っときゃいいだろうである意味人を舐めている西宮の、主人公ヒロインコンビはあまり好きになれなかったですね。

あと、西宮が石田をなぜ好きになったかがまったくわかりませんでしたね。植野も明らかに石田が好きですから、石田がモテモテのイケメン設定なんですかね。しかしイケメン設定は真柴のような気がしますね。西宮がクラスメイトの前で初めて手話を披露した時に、石田だけ席で手話のまねごとをしていたからですかね。しかし恋愛映画ではないですし、これはどうでもいいことなんでしょうね。


・モリーズゲーム:★★☆☆☆

ハリウッド映画の僕が嫌いなところがすべて詰められたようなつまらない映画でしたね。ただ、あくまで僕が嫌いというだけで、尺が長い割に展開が早く観るのに苦痛はないですし、素直に物事を見ることができる人はこの映画は好きでしょう。決して作品として出来が悪いわけではないです。

主人公のモデルである人が書いた本を題材にした実話ベースの作品なので、主人公は清廉潔白な生きざまで、人に裏切られても自分は決して裏切らない素晴らしい人格者のように描かれています。僕がこの作者ならこんな映画を作ってくれたら、嬉しくて仕方がないでしょうね。周りに吹聴しまくるでしょう。しかしいくら頭が良くても、命の次に大事な金を賭けるポーカールームの経営者は、清廉潔白な人間では無理です。これはもう言い切れます。僕も若い頃は刹那的にギャンブルをしていましたし、金を人から取り立てるような仕事もしていましたからね。主人公がFBIに顧客の情報をバラさず裁判で自ら有罪をアピールしたのは、顧客の家族を救いたいからではなく、間違いなく顧客の復讐が怖いからでしょう。みんな社会的成功者なので金と人脈で何をされるかわからないし、そこは確かに怖いですからね。

ちなみに心理学者の父親の分析によると、主人公は、厳しいだけで愛情のない父に対するトラウマから、権力のある男を支配したいのでポーカールームの経営者になったと説明していましたが、そんなわけないだろと思いました。主人公は、たまたま手伝っていたポーカールームで仕事の流れを理解し、顧客さえ手に入れれば間違いなく儲かるとは思ったんでしょう。理由は金稼ぎでしかありません。まあ、もちろん自分はオリンピックで挫折したから、父や社会的成功者である弟を、金持ちになって見返したいというのはあったかと思いますが。そもそもラスト付近で、主人公が裁判前で精神的に不安定になっている時に、疎遠であった父親が主人公を訪ねてきて、父娘が和解するシーンがあるのですが、父の、主人公に不倫現場を見られたことがあるから素直に愛していると言えなかったという下世話な告白もしょぼいですね。こんな父が100%悪い理由で、弟と較べ自分を素直に愛せなかったと言われても、僕ならよけい父を嫌いになっています。ちなみに父娘の関係の修復を強調したいからか、終盤になっても母親は一切登場しません。これでは母親が普段は優しくてもピンチの時には見放す冷たい奴みたいですし、不自然ですね。

そして、主人公が依頼する弁護士の娘が、なぜかオフィスにちょいちょい姿を現し、理想の父娘関係をアピールしてきます。そして主人公は父親に対するトラウマから男を信用していない設定ですから、この弁護士が自分を必死に守ってくれている姿にもとまどいを隠しきれていません。さらに、弁護士が主人公の依頼を受けたのも自分の娘が主人公をかばったことがきっかけだそうです。もちろんいくら実話ベースとはいえ、この弁護士絡みの部分がすべて創作なのはさすがにバカな僕でもわかりますが、実話ベースの作品にこういう薄っぺらくわざとらしいエピソードを加えると冷めてしまいますね。

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