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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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10/28 ☆H-DB
10-1と、思わぬ点差がついた日本シリーズ第1戦。
予告先発ナシのこのシリーズ、予想どおり千賀と井納で始まりましたが、やはり経験の差が出てしまったでしょうか。
1st、finalと好投してきた井納ですが、1番・柳田に出塁を許すと、今宮のバント、デスパイネのタイムリーと、相手の理想どおりに得点させてしまいました。
千賀も本調子には見えませんでしたが、中軸をしっかり抑えたことで怪我しませんでした。唯一の失点もアウトとひきかえのもので、しかもその裏すぐ突き放したものだから、ノーダメージ。ラミレス監督も早々にあきらめたのか主力をひっこめ、CSで出番のなかった若手に経験を積ませることを目的に変えました。
ただ、誤算であったのは、点差がつきすぎて相手の勝ち継投をひっぱり出せなかったことでしょう。ここを使い込ませたなら、負けとひきかえの価値もあったかもしれませんが…。
柳田も帰ってきて、ソフトバンクはもうすっかり完全体。
ラミレス監督は、明日からの試合につけいる隙を見いだせたでしょうか。

10/29 ☆☆H-DB
一転投手戦となった第2戦。昨日のリプレーのようにソフトバンクが先制しましたが、その後今永は慎重にアウトを重ねていきました。力投にこたえたい打線でしたが、今日の東浜にはまったく隙がありません。ようやく捉えたのが6回裏。その前の回の上位打線を今永がはじめて三凡に打ち取り、インターバルに入った直後のことでした。梶谷が同点ホームラン。通常ならスタンドインはありえないインコースの球でした。これで潮目が変わりました。
動揺を隠せない東浜を降板させて先に継投へ入った工藤監督。嘉弥真で筒香を抑え、流れは絶ったかに見えました。あとは宮崎のところで森、と計算どおりのはずでしたが…。
ここまでノーヒットとはいえ、そこは首位打者。セ・リーグ代表の貫禄を見せました。最後の最後、力で抑えに行ったストレートは見事DeNAファンの手前のテラス席へ! かいしんのいちげきー! 磐石なはずの継投失敗、これで勝負あったかー!
…と、言いたくなるのですが、これで簡単に諦めてくれないのがソフトバンクなんです。
もうこの瞬間から「えーっと、あと4イニングどうやって逃げ切るん?」と不安がよぎりました。次は今永としても、三上、パットン…山崎康までつなげられるだろうか…。
で、案の定である。
できれば、石川柊のところで追加点が欲しかったです。四球から崩れることの多い投手なので、桑原がつなげられれば良かったのですが、警戒されているのか三振が目立ちます。
そして代わった三上が代打明石に二塁打をくらい、城所はバント。ここで最低1点でもヨシという判断をしているあたり、工藤監督に余裕が見えます。一方、連戦のためCSで見せた神がかり的継投ができなかったラミレス監督。しかし前がかりでパットンを登板させたのは、ヤマヤス2イニングで勝負をかけるつもりだったのでしょう。我が家の予想でも、そこしか勝ち目はありませんでした。で、当たっていました。…はずでした。
倉本のエラーで絶体絶命。結果的に塁に残った今宮が、リプレー検証にて覆った逆転生還のランナーになってしまいました。パットンも持ち直したのですがね…ああいう時の内川や中村の集中力はハンパないのです。
くしくも、その次の回でショートの差を見せつけられる始末。そして岩崎を温存してモイネロ、サファテ、終わり。つええ。なんだこりゃ。完全体のソフトバンクってこんな強かったんか。
敵地で1勝1敗ならまだ御の字のところ、見事に跳ね返されたDeNA。ひさびさの本拠地で、完全ホームの雰囲気を味方に窮鼠猫を噛むことはできるでしょうか。
我が家の解説者によると、この試合は倉本のエラーではなく、三上の登板に敗因があるとのことでした。明石・長谷川というふたりの左が控えているソフトバンクですが、先発が左の今永であることから右の江川をスタメンに入れていました。この日の江川は当たりがなく、砂田でもアウトは取れたはず。三上がいきなり無死二塁にしたことでいきなり柳田に当てるよりは、確実にアウトを取っていくべきだった、と。成る程。
確かに、今永に代えて三上を出すのは普通の継投でした。しかし終盤に強いソフトバンクに、普通ではアカンのです。普通ではないことをしないと、蟻は巨象に勝てないのです。
踏み潰されてしまった蟻ですが、家に帰って毒を持った蟻に変わることを願います。





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近辺に住んでいるからには、訪れたいと思っていた大神神社。

雨のそぼ降る週末、単線に乗り込んで来訪。
いや、御朱印帳忘れて一回家に戻ったんですけれどね。駅から家が近いって、いいなあ。





神さびた参道に迎えられます。




拝殿前は柱の間にしめ縄を張った変わった鳥居です。



拝殿。



宝物収蔵庫。
大神神社は三輪山をご神体とする特殊な神社ですが、禁足地である三輪山から出土した祭祀品なども展示されています。




七五三シーズンとあって、祈祷殿には親子連れの姿も。



狭井神社への道です。

狭井神社には、万病に効くという薬井戸があります。ペットボトルを持参している人も多くいましたが、手持ちがないので、備えつけのコップで試飲。使ったコップをすすいだ後に置いておく場所は、ちゃんと殺菌処理してくれます。今風だな…。



神社の中に、ご神体である三輪山への登山口があります。悪天候でも入山する人がちらほら。
パワースポットと呼ばれているそうですが、「ご縁がないとたどりつけない」と言われている場所。写真撮影すら禁止されている登山中には、不思議な体験をしたという人もいるそうです。
雨模様に加え、もともと入山するつもりはなかったので、入口で手を合わせるのみにとどめました。
神様の宿るお山ですから、生半可な気持ちで入っていけないのですが…。
機会があれば、一度は登ってみたいですね。



帰り道、大美和の杜展望台に寄り道して大和三山を一望。
柿も生っていて、秋の風情です。お天気が良ければな。

三輪駅で電車待ちの間、日本酒ソフトをいただいて秋の休日を満喫。
春の時期に、桜を愛でに訪れてもよさそうです。





『刑事ゆがみ』
規律ガン無視の破天荒&真面目エリートの優等生、というコンビは目新しいものではありませんが、浅野忠信と神木隆之介という連ドラでは少しめずらしい配役と、テンポの良い脚本、毎回なにげに豪華なゲスト陣で、非常に見ごたえある刑事ドラマになっています。
普段は暴走ぎみの変人ですが、時折天才的な勘を働かせ事件を解決に導く弓神。浅野忠信がその二面性を演じ分け、時折ふっと色気も見せてくれます。山本美月演じるハッカーとはどういう関係なのか明らかではありませんが、ハッカーは惚れている様子? それもうなずける大人の包容力を随所にきちんと見せてくれています。
刑事を演じるまで成長したのかとしみじみ感じる神木隆之介も、演技派に囲まれてもまったく見劣りしない実力派。弓神に振り回される羽生の成長もこれからの見どころとなりそうです。
2話を終えて杉咲花、大後寿々花、水野美紀と事件の鍵を握る面々も全員演技巧者(で、斎藤工はあれだけ? 変態下着泥棒なだけ?)。笑いあり、涙ありと、毎週楽しく視聴できそうです。

『明日の約束』
登校拒否していたバスケ部員の自殺の原因は、いじめなのか、それとも「毒親」が関わっているのか。井上真央演じるスクールカウンセラーが直面する、高校生たちの抱えるさまざまな問題。そして彼女自身もまた、「毒親」という闇を抱えています。彼女がそれを乗り越えられる日は来るのか…。
丸子実業バレー部員の自殺を発端とした、遺族と学校の裁判事件をモチーフにしたものと思われますが、仲間由紀恵演じる「モンスター母」の一本調子の台詞回しが、背筋を虫が這うような恐怖を誘います。
家と学校。そのふたつしか居場所がないと思っていた十代の頃。「気のせい」「甘え」「社会に出ればもっとしんどいことがある」、そんな言葉はからっぽの心を通り過ぎていきました。逃げ場所は知っている場所にしか思いつけない。ならば結局のところ、「そこ」しかない。誰もが行きつくであろう場所。そこにたどりつけたら、きっと安楽が待っている。「逃げ」「弱さ」「罪」、だから何? 誰もの行く末でありながら、誰も知らない場所へ旅立った彼らを、いったい誰が責められようか。それは彼らにとっての「救い」だったのだ。残された者たちがどれだけ傷つき悲しもうが、彼らを救えなかった、それは生を甘受する者たちに与えられるべき苦しみなのだ。
結局のところ、自分は死ぬ勇気を持たずに今を生きている。
ならば答えを出すべきなのだと思う。生きるとは、生きていくとは、何なのかということを。十代の自分に、答えを出すべきなのだと思う。
初回でも描かれていたさまざまな毒親、苦しめられる子どもたちの描写に、これからも胸を痛める展開となるのでしょう。果たしてそこにはどんな答えが待っているのか。吉岡の答え、彼の死に苦しむ者たちの答え、教師たちの答え、母親の答え。それを見届けるべく、見続けていきたいと思います。

『監獄のお姫さま』
上記作品と同じ曜日でありながら、テイストのまったく異なるクドカンドラマ。
『あまちゃん』は15分だったから楽しめたけれど、クドカンテイストは1時間はきついかな…。
とはいえ芸達者な女優がそろっているので、それだけでも見ごたえがあります。
『あまちゃん』とはまったく性格の異なる服役囚を演じるキョンキョンはじめ、菅野美穂・坂井真紀・森下愛子・満島ひかり・夏帆と、個性的な女優陣が仇と狙う相手は伊勢谷友介。これだけのキャストをそろえるとは、さすがクドカンです。ただ、今のところ、いったい何が目的でいったいどんな落としどころが待っているのか、まったく読めないのですが…。
気楽に楽しみたいと思います。

『全力失踪』(最終回)
苦悩の末、磯山を探し出すことにした妻子。ようやく長崎にて再会を果たしますが、結局逃げられてしまいます。そして最終回はいきなり7年後。紆余曲折経て、家族はふたたび結集。磯山の出した結論、鼻水でどろどろの顔にこちらまで涙を誘われました。そうして家族三人、人生やり直し…かと思いきや。
そうきたかー!
と、唸らされるほど視聴後感の良いプレミアムドラマでした。
毎回のゲストを含め、キャスティングが絶妙で、満足感がありました。イヤ~な役ばかりで印象の良くなかった手塚とおるも、回を経るごとに磯山への対応が変化していく様子が自然で、評価が変わっていきました。
しかし、ドラマの質を高めていたのはなんといっても主役を演じた原田泰造。愚かさゆえの選択の誤りから始まった悲劇的転落人生のはずが、失踪ライフを満喫する楽観的性格のおかげで展開にあかるさが満ち、生来の人の良さがにじみ出た行動に違和感もなく、しっかりと体温を持った磯山を演じていました。もはや大河ドラマの常連となっていますが、NHKが気に入る理由は明白です。ネプチューンが主演した『小田信夫』でも、ひとりだけちゃんと「俳優」だったもんな(あ、小田信夫の続編はないのかな? 幕末編とかいかがでしょう)。
成長後の七海を演じたのは小野寺ちゃん。鈴木梨央に近づけていたのでしょうか。不自然さがなくて驚きました。最後はしっかり店長として、バイト2名の採用を即決した様子。あのぶんじゃ、母親が失踪してもパン屋の心配はしなくてよさそうですね。






10/18 パ☆H-E☆ セ☆☆C-DB
はからずも毎日野球がある喜びを感じることになった今年のクライマックスシリーズ。finalの大事な大事な初戦はセ・パで明暗別れました。
パ・リーグは雨の心配がいらないドーム球場。待ち受けるは最多勝の東浜でしたが、またも茂木が先制パンチ。さらにこの日から昇格したアマダー、ノリノリウィーラーにスタンドインされてしまいました。とはいえ被安打はこの3被弾のみ。たった3球の失投でした。もったいないとはいえ、相手の勢いを考えれば最低限かなと思います。
ソフトバンクといえば、少し前までポストシーズンにきわめて弱く、秋の風物詩などと形容されたこともありましたが、その一因はプレッシャーや緊張から来る野手の固さにありました。この日も先制された重圧からかペナントレース中の破壊力が見られません。塩見がこれまたペナントレース中には見られなかった超絶コントロールでスパスパ三振を奪って、ペースをつかめなかったでしょうか。デスパイネがイライラからか枡田にいちゃもんをふっかけて両軍集まってくる始末。王者の試合運びにやや乱れが見えます。
いっぽうセ・リーグは、チャンネルを合わせる前に試合が終わってしまいました。広島も屋外球場のため、秋雨前線にDeNAは泣かされっぱなしです。移動日なしで相手先発が薮田ですから、苦戦は予想していましたが。今後も雨が続きます。甲子園で前例を作ってしまったものだから、遺恨を残すことにならなければいいのですが。

10/19 パ☆H-E☆☆ セ☆☆C-DB☆
いったいどうした、王者ソフトバンク。
次なる先発は最多勝率のタイトルを誇る千賀。相手は辛島。まさかこの予告先発で連敗をくらうとは。
殊勲者は嶋。勝ち越しタイムリーは解説も絶賛の読み打ちでした。一球前のインコースを見逃したことで相手の目をくらませ、次のインコース直球を振り抜きました。まだ若く経験も浅い甲斐を手玉に取る、短期決戦ならではの見ごたえある対決、価千金の一打でした。
とはいえ千賀が打たれたのは実質これだけ。黒星翌日の先発として、十二分に役割は果たしました。
問題はやはり打線。この日も内川のソロホームランだけ。ここもまた嶋がうまいこと打者を欺き、次々裏をかかれて倒れていきました。
なにやら雰囲気が重い。これが追われる者のプレッシャーなのでしょうか。なにかひとつ、きっかけをつかむことでこのヤフオクドームを覆う暗雲を払うことができるはずです。
と、今回もまったく中継を見られなかったセ・リーグ。DeNAが中盤で点差をつけての逃げきりでした。上位からクリーンアップの威圧感は広島に見劣りしません。ルーキーながら二桁勝利をあげた濱口がここでも良い仕事をしました。やはり上位チームは先発が揃っている印象です。今日を落とすと崖っぷちだっただけに、踏みとどまりました。

10/20 パ☆☆H-E☆☆ セ☆☆C-DB☆☆
両リーグそろって五分の星となったfinalステージ。いよいよ盛り上がってまいりました。
1stのリベンジをかけてマウンドに上がった則本ですが、あえなく撃沈。シーズン中はあれだけ圧倒的な投球をしていたのに、WBCを含め、なぜかここぞで勝てないイメージがありますね。ソフトバンクを手玉に取っていた感のある嶋をはずしたことも、凶と出たでしょうか。それでも和田も勢いのある楽天打線を相手にピリッとせず、均衡した試合展開に。
結局、中村が福山から決勝2ランを放ち、サファテが三凡で〆ました。打つ方では上林に代わってスタメンに入った城所が起爆剤となり、当たりのなかったデスパイネ・松田・中村に打点がついて、息を吹き返した感があります。エース則本と勝ちパターンの福山で試合を落とした楽天は、逆に追い詰められつつあります。明日からの戦いぶりが見ものです。
対称的に投手戦となったセ・リーグ。メッセンジャー相手にもひけを取らなかった井納がfinalでも結果を出しました。計算できる先発が一枚加わったのは大きいですね。積極的な継投も印象的でした。明日以降台風で中止が見込まれますから、何としても勝ちを取りたかったのでしょう。広島は終始後手に回っていた感があります。
DeNAは1stで過酷な戦いをしたにもかかわらず、王者広島に一歩もひけをとらない試合ぶり。どちらも見ごたえのあるCSです。

10/21 パ☆☆☆H-E☆☆ セ(雨)
王者の目覚め。ソフトバンクが一発攻勢で相手を崖っぷちに追い込みました。
このシリーズ、はじめて先制したソフトバンク。その一打が当たりのなかった長谷川から生まれたことは、試合の趨勢を決める点で大きかったでしょう。これで主力すべての両目が開いたと言っても過言ではありません。そして完全に起床したデスパイネのホームランで追加点。これで勝負あったかと思いましたが、そこは楽天、さすが1stを打ち勝ってきただけあります。回を重ねるごとに調子を落としていくバンデンハーク(by我が家の解説者)を攻め、中盤ついに逆転。ここは継投の遅れが仇となりました。そうか、バンデンはこうして攻略すれば良いのか。いっつも全員サッサと凡退しているから100球肩なんて知らなかったし…マレーロのホームランくらいしか弱点が見当たらなかったよ…。
それはさておき、100球投げても平気な岸を降板させたのは中5だったからでしょうか。ちょっともったいなくないかなあ、と思う間もなく、このfinal、シリーズ男と化している宋家豪が、これまたfinal大当たりの内川に同点弾をくらってしまいました。気落ちしたのか次の中村にも前日のリプレイのような逆転弾。福山、宋と、続けて必勝パターンを崩され星を落とした楽天。手放した勢いを取り戻し、逆王手をかけられるでしょうか。

10/22 パ☆☆☆☆H-E☆☆ セ(雨)
一度失った流れをふたたび取り戻すのは至難の業。しかもビジター。初回から先頭ランナーを出すも無得点の楽天と、3点先取のソフトバンク。おまけに初得点はこの日から復帰した柳田と、もうラストスパートは誰にも止められないほどのスピードでした。こういうところで気を吐く島内ひとりでは到底太刀打ちできません。チャンスでも淡々と投げる武田の姿はシーズン中のそれではなく、1・2戦で楽天の先発が見せたような落ち着きぶりでした。たったひと試合で中身が入れ替わったかのような勢いの違い、これも短期決戦ならではのおそろしさです。そして最後は岩嵜、森とつないで〆はやっぱりサファテ。final2連敗からの逆転劇は、CSが始まって以来初の偉業。1st3試合からのfinal勝ち抜けという初の快挙を狙った楽天でしたが、はじめて対決はあえなく敗退となりました。
もっとも、15.5G差もあるんだから、こうならなきゃおかしいんだよなあ…。他ファンは「下剋上!」なんて楽しんでしまうけれど、当事者にとったらこんなに差をつけて日本シリーズに行けないなんてことになったら大問題ですからね(ロッテの下剋上の時はもっと差がつまっていたし)。

10/23 セ☆☆C-DB☆☆☆
ようやく雨の上がったマツダスタジアム。連勝の流れに水を差されたかたちのDeNAでしたが、この日も光ったラミレス采配。1点差の緊迫したゲームをもぎ取り、福岡行きに王手をかけました。
薮田とウィーランド、投手戦が見込まれましたが帰宅前に広島が先制パンチ。DeNAはその後のチャンスを次々併殺で潰し、こりゃ決まりかなと思いかけた中盤、筒香の一発が飛び出すと反撃開始。打席でも決して野手に見劣りしないウィーランドの出塁から雰囲気が変わりました。広島は投手交代が裏目に出て逆転を許してしまいます。
それでも打線の威圧感は健在。疲れの見え始めたウィーランドを攻めて満塁とします。広島の代打攻勢vsDeNAのマシンガン継投対決は、DeNAの勝ち。完全に我を失っている様相の広島ですが、ラミレス監督は容赦しません。ここでつぎ込んだのは今永。ええ? 明日の先発じゃないの? 「CSに明日はない」、見事な有言実行でした。短期決戦は次のことを考えていては終わりです。
さあ追い込まれた王者広島。優勝の原動力ともなった逆転劇を見られるでしょうか?

10/24 セ☆☆C-DB☆☆☆☆
セ界最大の下剋上、成る。
終始ラミレス監督の采配が冴えたfinalでした。
今日も広島に先制されるや、先発の石田をさっさと降ろし2回から三嶋へ継投。緒方監督も中4で野村を立てましたがやはり窮地のプレッシャーからか、ピリッとしません。逆転されるや大瀬良に交代するも、2アウトから3連打を浴びて追加点を許す始末。代打が乙坂ではなく細川だったのは、ここはまだ勝負どころではないと判断したのかもしれませんが、見事な内角打ちでした。えっ! 高卒ルーキーなの? なんでこんなふうに育つの!?
そして投手は濱口へ。ええ? 明日の先発じゃないの? やはり「CSに明日はない」、名言いただきました。
8番で打線の切れた広島は欲をかいて大瀬良続投。うーん、こういうことすると裏目に出るんだよな…という不安に限って的中。
新井のホームランで一時は沸き上がるも、すぐさま筒香がおかわり。静まり返るマツダスタジアムはもはやDeNAの独壇場。点差の離れたところでのジャクソン・中崎も集中力を欠き、動揺を隠せない野手陣もわけのわからぬまま凡退し、現実を受けとめきれないまま、試合終了。
福岡行きの切符は、DeNAの手に渡ることとなりました。
試合勘が戻らなかった、雨天コールドが相手に火をつけた、敗退の原因を類推することは容易です。また14.5G差をつけながら日本シリーズに行けないことについては、CS制度の問題点と騒がれるでしょうし、ルール変更が取りざたされるかもしれません。それはまた先の話。今は、1stを3試合戦ってさらに連戦で敵地へ乗り込み、圧倒的不利の条件で星を落としながら、それでも逆境をはね返して4つ勝ちをもぎ取ったDeNAを称賛すべきでしょう。あわや4位だったチームとは思えない、短期決戦のお手本のような戦いぶりでした。
さあ、これにて日本シリーズのカードは決まりました。
ソフトバンクvsDeNA。王者の貫禄対下剋上集団。球界最高年俸対最低年俸。工藤とラミレス、両監督のマジックの仕掛けどころも見ものです。
福岡と横浜、いずれが歓喜に沸くか秋の夜。今年最後のプロ野球、願わくば長く楽しみたいもの。もつれにもつれ、手に汗握る最終戦を堪能できますよう、両軍の健闘を祈ります。


10/14 パ☆L-E セ☆T-DB
いよいよポストシーズンの始まり。第1戦は順当に2位チームが白星を挙げました。
まずは13時開始のパ・リーグ。菊池vs則本という、パ屈指の、いや日本を代表する両エースの対決で投手戦が予想されましたが、蓋を開けてみれば西武の大差勝ち。相手の立ち上がりを叩けなかった楽天、叩けた西武、そのわずかな差が、試合の進むごとに開いていった結果となりました。
相性のすこぶる悪い菊池からチャンスはそうそう来ないと判断したのか、楽天側は無死で出塁すると手堅くバントを仕掛けましたが、ことごとく裏目。ペゲーロの状態も悪くアマダーも抹消中と、快進撃を続けていた時の面影がありません。ならば則本が粘って最少失点差で試合を進めていかなければならないはずでしたが、初回の死球からリズムを乱し、最後まで立ち直ることはありませんでした。コースギリギリを狙った投球が見きわめられてボール判定され、いらだちを隠そうともせず乱れる則本の姿はシーズン中には見られないものでした。
いっぽう、縁起の良い赤ユニを纏った西武打線はまさに炎獅子。容赦ない攻撃で終わってみれば10得点。Finalへ王手をかけました。
セ・リーグはうってかわって投手戦。だいたいCSはこうなるはずなのだが…。メッセンジャーが中3日(!)で無失点。井納もよく投げましたが、まさに一球に泣く敗戦となりました。
しかし阪神のオーダーを眺めていると、いくら強力救援陣を誇るとはいえなぜこの打線で2位になれたのか、不思議でなりません。ベテランと若手がうまくかみ合っているのかな。いや、交流戦で負け越しておいて何だけど…。
それよりなにより、クワケンがCSで投げている事実にびっくり。クワケンだよ、あのクワケンだよ!?

10/15 パ☆L-E☆ セ☆T-DB☆
前日の勢いを見ていると、西武が2勝でアッサリ福岡行きかな、と思っていたのですが、やはり野球はわからない、だからこそCSは面白い。
あれだけ打棒をふるった西武打線ですが、岸に手も足も出ませんでした。シーズン終盤は勝ち星に見放されていましたが、今日の岸は完璧。流れを失った西武打線は投手交代した後もチャンスをものにできませんでした。十亀も茂木の先制パンチにやられ、リズムを崩してしまったかその後も失点を重ねてしまいました。
これで星は五分。勝負のゆくえは明日の試合終了まで、何が起きるかわかりません。
天気が気になるセ・リーグ。勝負決しないまま阪神勝ち抜けの予想もありましたが、明日も雨予報とあってか強行開催されました。打球は転がらないわ、選手も怪我が気になって全力プレーできないわ、投手交代も前倒しだわでなかなか酷な球場コンディションでした。そんな中、筒香をはじめDeNA打線の集中力が若干相手を上回ったか。桑原もドリスも不運といえば不運。上位チームの心の持ち方の難しさを垣間見た気がします。
とはいえ、明日も雨は降り続きます。今日以上に水浸しのグラウンドで試合を行えるかどうかは阪神園芸の手腕にかかっていますが、さすがに厳しいでしょうか。
しかし今日のことにしても、万が一のことを考えれば、このような状態で試合してfinalに進むよりも、これは1stにおける2位チームのアドバンテージとして、阪神勝ち抜けで手を打ったほうが良かったように思うのですが…。もちろん3位チームとそのファンには心残りであったとしても、実際にこのようなありさまでも必死にプレーしている両チームを見ていると、胸が痛くなりました。

10/16 パ☆L-E☆☆ セ 雨
まさかまさかの、下剋上。
1stは初戦を獲ったチームがほぼ勝ち抜けてきましたが、その前例を覆した楽天が、福岡行きを決めました。
初回のチャンスをものにした楽天、無得点だった西武、結局はそこが分岐点でした。しかも先制はこのシリーズ当たりのなかったウィーラーの内野安打。このお祭り男を乗せてしまったことも、敗因のひとつとなりました。ウィーラーがノリノリだとチームも昇り調子になるんですよね。勢いの求められる短期決戦には、そういう存在が必要になります。
攻撃の糸口をつかみたい西武は、代走や代打を積極的に仕掛けますが、つながらず。ベンチにいることが多かったメヒアは、試合感覚を失っていたかもしれません。
いっぽう継投で早仕掛けした楽天は、回またぎも厭わぬ采配が見事的中。我が家の解説者によると「秋山はチャンスに弱い」。嘘だー…。
最後は浅村のホームランで一矢報いるも、点差が開きすぎており、松井裕にはノーダメージ。外崎の打席で登場曲を口ずさむ鬼メンタルぶりを全国の視聴者にしらしめました。福岡でもその意気で頼むよ…。
さて、なぜか3位チームが強いパ・リーグ。楽天が王者ソフトバンクに挑みます。「西武が行ってもどうせソフバンに蹂躙されるだけやし」という我が家の西武ファンの捨て台詞もあながち負け惜しみではなく、対戦成績は軒並み圧倒されている他チームをよそに、楽天のみほぼ互角。もしかしたら…もしかするかもを期待して、finalの開幕を待ちたいと思います。

10/17 セ☆T-DB☆☆
史上初! 両リーグ初戦黒星チームが1st勝ち抜け! どちらもfinalは下剋上!
DeNAが能見の立ち上がりから3点を奪って始まった最終戦は、その後の継投策も実らず阪神が敗れる結果となりました。
ウィーランドは打たれる気配なくスイスイアウトを重ね、狙いを絞らせませんでした。チャンスらしいチャンスにも慌てることなく、7回1失点。finalのことを考えると少しもったいないくらいの出来でした。
藤浪が出てきた時は甲子園が大きく沸いて、流れが変わりそうな雰囲気もありましたが、いかんせん点差が開きすぎていました。藤浪の好投は来季に向けてはあかるい材料となりましたが、短期決戦においてこの起用はどうだったのか、BSの解説はしつこく伊藤隼太のベンチ外を惜しんでいましたが。
ともかくもセ・リーグ最後のカードは、2年連続で広島対横浜となりました。悪天候で先発を三人使ってかつ連戦、3位チームには過酷な壁が立ちふさがりますが、パ・リーグともども盛り上がるfinalステージになってほしいですね。



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