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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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8/6~8 vsF ○○○

サンタテなんていつ以来…? パ・リーグでは初?
相手が調子を落としているとはいえ、春先の貧打が嘘のように連打が出ました。ロメロ・モヤが後ろにいることで吉田正と勝負してくれる場面が増えたのも大きいです。疲れているであろう中川の打順を落とせますし。
そして先発も山岡あたりは疲れてくる頃ですから、中継ぎの重要性が増す時期ですが、山田・海田・近藤あたりが踏ん張ってくれています。張の初勝利を消しかけた時には肝が冷えましたが…。
ディクソンの安定感も素晴らしいですね。あんなに10勝が遠かったのにもう12Sって…。
張のインタビューにはもらい泣き。苦労したもんねえ…まさか投手転向で成功するなんて思いもしませんでした。逆ならともかく(T糸井とかL木村とか…佐野とか)。


8/10~12 vsE ○●●

山本離脱(;゚ Д゚)
連勝もここまでか…と思いきや、代役山崎福が2失点にとどめ、中盤にビッグイニング、比嘉&増井のベテラン回またぎも成功、9回にはトドメと、今までのアクシデント時は意気消沈の無抵抗オリックスとは思えない鮮やかな逆転勝ちでした。最後は7xがちらつきましたがね…張と違って神戸はまだまだ修行が必要みたいです。
で、その比嘉を連投させるかね? 投球練習していた竹安を交代させてまで?
ソフバンも日ハムも同じですが、勝ちが続けば負けも続く、シーズンは波にもまれているようなもの。「絶好調! Aクラスが見えた!」と浮かれる間もなく、状態はあっという間に下降線…なのか?
淡い期待を抱きながらの3戦目、勝ち越しは審判のゾーンの前に消え去ってしまいました。守備固めをしない時に限ってこうなるとは、なんたる皮肉…。




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圧倒的優勝候補がそのまま甲子園切符を勝ち取り、幕を閉じた今年の奈良大会。雨天中止による順延で、決勝が平日にずれてしまい観戦できなかったのが残念です。

抽選会では智弁と天理が逆の山に入ったことで、「決勝はこの顔合わせかな」と予想していたのですが、シードに入れなかった事実が示すとおり、今年の天理は例年の粘り強さを持ち得なかったようです。初戦の五條戦はコールド、郡山相手にも大差勝ちするもの、準々決勝で大和広陵に打ち負けてしまいました。

例年私学優位だった中、シード校に高田・郡山・奈良高専と公立3校が入り、ベスト4にも法隆寺国際・高田商・大和広陵と公立3校が勝ち上がりましたが、やはりラスボス智弁の壁は厚かった。
今年の智弁は打撃のチーム。決勝も7点差をつける圧勝でした。堅い守りと伝統の投手力に加え得点力も磨いてきた高田商でしたが、ひさびさの夏には届きませんでした。

しかしそんな智弁も、楽勝だったわけではありません。
初戦、一条に10点差をつけて勝ち進んだ3回戦。相手は昨年の優勝校、奈良大附。
休日だったのでテレビ観戦していたのですが、今年の奈良大附は昨年に較べてチーム力が落ちているため、まあ、智弁が順当に勝つだろうと思って観ていたのですが…。
奈良大附が2点を先制。さらにビッグイニングを作り、なんと4回表で7-0の大差をつけます。まさかコールド!? まさかまさか、智弁がここで敗れてしまうのか!?
しかし監督は落ち着いていました。「5回までに1点返せばひっくり返せる」という自信のとおり、4回に2点、5回に3点を返していきます。じりじり追い上げられてきた奈良大附は、リードしている状況にもかかわらず追い詰められていくのが見てとれました。そしてついに6回、智弁に逆転ホームランが飛び出します。この時点で奈良大附は完全に士気を削がれていました。昨年優勝したとはいえ、智弁には公式戦でずっと勝てていない状況。打倒智弁という、奈良大附の挑戦は来年へ持ち越しです。
序盤でまさかの大量リードを許した智弁でしたが、これぞ強豪の落ち着き、これぞ優勝候補のメンタル。一度苦境をはね返したことでさらに強さを手に入れたのか、その後の試合はすべて7点差以上つけての勝利で、圧倒的優勝候補の前評判そのままに、奈良代表の座を手にしました。

ホームランの大会記録を塗り替えるなど打撃力が光る中にも、とくにキャプテン・坂下選手の小柄ながら力強いスイングには圧倒されました。甲子園でも快音を聞かせてくれるはず。また1年生ながら4番を打つ前川選手、同じく1年生の小畠投手など、はじめての甲子園でどんな活躍を見せてくれるのかも興味津々。

その智弁の初戦は第7日! 49校目! よりにもよって、そこ引いちゃった!?
しかも相手は開幕戦を勝った光星学院! 難敵!
でも祝日だから、まあいいか。










『凪のお暇』
原作は1巻だけ読みました。絵柄は昭和風ですが、空気を読みすぎてパンクする主人公はSNSに振り回される現代の若者そのもの。そして自分らしくありのままに生きようとする流れも昨今ありがちですが、古風なタッチのおかげで逆に新鮮に感じました。
そんな凪に空気を吸えなくしたのが元彼の慎二ですが、面と向かっては凪を追い詰めるようなことしか言わないくせに本当は好きで好きで仕方ないという、好きな子をいじめる小学生男子そのもの。そして不思議系隣人・ゴンとの三角関係もこの話の見どころでもあるようです。
この主人公が今風美女だったら嫌味にしか映りませんが、黒木華という絶妙なキャストのおかげで楽しんで観られます。黒髪ストレート女子アナ系OLとくるくる天パぶかぶかTシャツのギャップも、黒木華のナチュラルな質感でどちらも魅力的です。
慎二役が高橋一生と聞いた時には、少し年嵩すぎやしないか? と疑問に思いましたが、モラハラ全開時の冷たい両目と、凪の家を号泣しながら去る情けない背中のギャップに、不覚にも萌えてしまいました。慎二に魅力がないとただのド最低男になってしまいます。確かにこの二面性を演じられる俳優は高橋一生だけかもしれません。
そしてリア充陽キャ的風貌ながら凪の心にすっと寄り添ってきたゴンも、中村倫也のイメージではないなあと思いきや、これまたすこぶる萌えました。『半分、青い』の正人と同じく、ふんわりした羽のような柔らかさを持ったタラシ男は今や中村倫也の真骨頂。『闇金ウシジマくん』でサイコパスを演じていたのが嘘のようだ。慎二とゴンの配役がそれぞれ逆でも面白かったと思いますが。
「自分らしく生きるって素晴らしい!」というメッセージはありふれているので、三角関係を絡めてひと味違うテイストで最後まで楽しめたらいいなあと思います。

『蛍草 菜々の剣』
最近すっかり実力派若手女優として名をあげた清原果耶。CMでもよく見かけるようになりましたが、たたずまいだけで醸し出す透明感に、ついつい目を惹かれてしまいます。『あさが来た』の頃よりも演技力がずいぶん上がりましたし。
風早家の高潔な雰囲気が素晴らしいです。町田啓太がこんなに時代劇にハマるとは思いませんでした(『西郷どん』は印象に残っていない)。谷村美月も武家の奥方らしい芯の強さを感じます。演技を良いと思ったことがあまりなかったのですが、死の間際に正助ととよに呼びかける時のトーンの違いは、思わず涙を催されました。
つつましくもあたたかい、心に秘めた人の情と繋がれる縁の糸。全体的に藤沢周平の世界観をしっかり構築しているように思います。
展開も含め、なかなか見ごたえのある時代劇です。

『いだてん』(承前)
田畑政治のあわただしさに少し疲れるところはありますが、しっかりした構成ながら失われないスピード感に毎週目が離せません。
前半の主役・金栗と異なり、政治は時代の先頭に立ち人びとを引っ張っていきます。新聞社という世界情勢をいち早く察知できる環境にいることで、これからの日本の姿を誰よりも先に明確なものとして思い描いていたのかもしれません。彼はまさにファーストピングインでした。超がつくほどマイペースで強引で、周囲にいたらたぶんお近づきにはなりたくないであろう大変な男ですが、国のかたちを作っていく人というのは、こういう性格でないと不可能なのかもしれません。
明治維新から60年と少しの日本はまだまだ不完全な状態。オリンピックを通して、日本は世界を知り、そして世界もまた日本を知ります。さらに、世界の一員となった証のように、日本は否応なく世界を覆ってゆく戦禍に巻き込まれていきます。この根っからポジティブで陽気な男がいったいどのように不穏な時代を生き抜いていくのか、またクドカンが戦争をどう描くのか、興味深くもあります。
そして志ん生一家もいかにしてなめくじ長屋を抜け出すのか…。彼を支えるおりんの夏帆が実に良い。つつましやかだった当初のおりんからだんだん噺家の妻らしい気っ風の良さが出てくる変化を魅力的に演じています。長じてからのりんと瓜ふたつなのも驚きです。
それにしても、皆川猿時はやっぱりプールサイドにいるのね…そのうち「あーまーのーーー!」と叫び出しはじめるんじゃないかと錯覚を起こしてしまいます。阿部サダヲとの阿吽の呼吸はさすがです。

『なつぞら』(承前)
いい最終回だった…と一瞬錯乱してしまう結婚式でした。まだ残り2ヶ月あるよね?
相手はやはり一久さんでした。ノブさんはいつの間にか結婚しとるし…どういうこっちゃ。しかし中川大志が何とも愛嬌ある一久さんを演じてくれているので、なつとはいいコンビのようです。
一久さんのモデルは高畑勲なのだとか。そして宮崎駿は神地。なるほど、彼らもまたいいコンビネーションを見せています。登場時から異彩ぶりを発揮していた神地ですが、ヘンゼルではなくグレーテルに行動力を持たせるなど、ジブリ作品の下地を思わせるイマジネーションにわくわくしました。今後、高畑勲と宮崎駿のように独立してジブリを立ち上げる場面も出てくるのでしょうか。そうなると、なつのお話よりこっちの方が面白くなってしまうな…。
千遥のエピソードは今後の再会を匂わせて終了しました。清原果耶をあてて、出会うことなく終わりということはないでしょうし…終盤のクライマックスとなりそうです。
苦労したという割に長じては戦災孤児という背景をあまり感じさせないなつですが、彼女がそういう健康的な女性に成長できたのは、松嶋菜々子演じる母親の愛あってこそなのだろうと自分を納得させています。彼女との出会いを「奇跡」と言った時や千遥が訪ねてきた時など、感極まって涙ぐむ場面は本当に素晴らしかったです。一瞬でなつの心に寄り添い自然に涙があふれてきてしまう、それは彼女に同情や憐みなどでは決してない、母親としての無償の愛を注いできたからこそなのだろうと。
もちろん、おんじの涙も胸に響きました。十勝の面々が魅力的すぎて、また東京編に戻ると物足りなくなってしまいそうなのも困りものです。











7/30~8/1 vsM ●○●

カード負け越しがデフォになってきました。
普通は1安打で勝つわけがないのです。田嶋は去年から悪条件下ではパフォーマンスを落としていましたが、怪我明けの今はますます手探り状態でしょうか。もうちょっと時間がかかりそうです。山岡はすっかり勝ち運の持ち主となりました。いつぞやの無援護が嘘のよう…きっと山本も耐えていればいいことがあります。
最後まで速報を追ってしまった3戦目は徒労感だけが残りました…。苦手の唐川から逆転したというのに…また早すぎる守備固めで追加点取れず。もちろん守備は大事ですが、1点差で必要なのかね?


8/2~4 vsL ○○●

前日のプルペン総動員のおかげで荒西を引っ張らざるを得なくなり、森に2打席連発しかも満塁弾をくらってあっという間に3点差が3点差になった時点でドラマの無料配信を見始めたのですが、全部見終わらないうちにテレビへ戻りました。打ち合いで勝つとは、いったいいつ以来でしょう。いや、あったかどうかすら定かでない。2戦目はレオキラー山本の快投でひさびさのカード勝ち越し決定。我が家の西武ファンによると、源田(&金子&中村)の離脱で「西武は終わった」そうですが。確かに、ショートって大事だもんね…(しみじみ)。
ここまできたらサンタテできるかなあ…という淡い希望はまたも打ち砕かれるのでした。DH解除しなければならないくらい追い込まれていた相手に逆転できなかったのはちょっと残念です。
それにしても、最近西村監督はヒートアップする場面が多いですね。暑くてイライラしてるんですかね。ただでさえ酷暑が続く中、見ているだけでも体感温度が上がる気がするので、程々にしてほしいのですがね。









私も音楽というものに夢中になったことがありましたが、所詮学生のサークル活動の一環にすぎませんでしたし、そこまで真剣に打ちこむことはできませんでした。
そのわずかな期間で感じたことは、音楽に答えはないということです。誰もが同じ音符を奏でながら、作り上げるのは自分だけの音の世界。演奏とは真っ白なキャンバスに自分なりの世界を描き出す作業。演奏家もつまりは芸術家です。
そしてその芸術家ひとりひとりをまとめ上げ、さらなる新しい世界を作り出すのが指揮者。音も性質も何もかも違ういくつもの楽器が、指揮者によってひとつの音になり、ひとつの芸術になる。舞台演出家や映画監督に似ていると思います。
蜷川幸雄や李相日は、芸術のためなら妥協しないとばかりに役者を追い込むことで知られていますが、この作品に登場するフレッチャーもいっさいの妥協を許さず、生徒たちの前に立ちはだかります。
ただ、フレッチャーの信念はあまりにも度を越えています。彼に見いだされることは音楽院の生徒にとってひとつのステータスでしたが、彼の世界に迷いこんでしまったニーマンも、芸術の狂気に取り込まれていってしまうのです。
ごくごく平凡な世界観に生きる自分はこの作品のラストを、音楽院を追われた鬼教官のフレッチャーが改心して一度は音楽を捨てたニーマンとともにジャズバンドで仲良く演奏を楽しんでいくものだ(いや、そうであってほしい)と思っていました。
しかし、芸術に生きる彼らの世界観はそんなぬるいものではない。
穏やかな顔でバンドに誘い、和解したと見せかけて、フレッチャーはニーマンに嘘の曲目を伝えていました。ニーマンは本番曲の楽譜を持っておらず、ドラムを叩くことができません。もちろん、曲は台無しです。
メンバーに詰られ、フレッチャーには軽蔑のまなざしを向けられ、舞台上で孤立するニーマン。
それが、フレッチャーの復讐でした。
音楽祭という大きな舞台で、集まったスカウトたちの前で、演奏が成功すればブルーノートとも契約できる、バンドメンバーにとって重要であるはずの舞台で、フレッチャーはみずからの復讐のために、演奏を台無しにしたのです。
フレッチャーはみずからの世界にしか生きていません。
バンドも、音楽祭も、彼にとって何ら意味を持たないものです。
彼は彼の音楽だけを求め、彼の求める世界を楽器に求めました。それを演奏する人間はただの個体に過ぎない。彼の求める音を生み出さない個体はただの無駄な塊で、彼の世界からは簡単にはじき出される。彼はずっとそう生きていました。
ニーマンも、ただの個体のはずでした。
しかしニーマンもまた、みずからの音楽の世界に生きる芸術家でした。
フレッチャーに対し真っ向から立ち向かい、彼の世界を侵食する。そんな力を持った芸術家でした。
ラスト、9分19秒。
その舞台の上には、フレッチャーとニーマンしか存在しませんでした。
厳密には、彼らの音楽の対峙だけでした。
ニーマンのドラムはまるで鋭い刃のように、フレッチャーへ襲いかかります。
一方的に攻撃されていたフレッチャーですが、彼はやがてその刃を受け止め、流し、反撃を仕掛けます。
それを激しいビートではね返すニーマン。
観る者までが体を切り刻まれ血を流すような凶器と狂気。
いつしか彼らは剣劇を演じていました。
憎み合い、復讐心に駆り立てられていたふたりが、刀を交わし合うように真っ向から互いの音楽をぶつけて生まれたのは、誰も侵すことのできない究極のセッションでした。
答えのない音楽、その果てにあるものは何なのか。
それはこの舞台の上、フレッチャーとニーマンだけに見えていたのかもしれません。
否。このセッションのタクトを振った監督もまた、その世界を目にしていたはずです。







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