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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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『TWO WEEKS』
「ツッコんだら負け」と思って観ていました。一瞬でデータコピーできる時代にデジカメ本体に固執する関係者たち。無防備な姿で街中をウロウロする主人公。何度警察に見つかっても逃亡成功する快足主人公。「怪我するな」と言われていたのに怪我しまくり、でも手術に影響なしの無敵主人公。病気の娘を奪還して病院でなく廃校に逃げ込む謎頭の主人公。そしてなぜかピンポイントで追いかけてくる高嶋政伸。行け「い」!。
頭空っぽで観たらハラハラしますしドキドキできましたし、それなりに面白かったです。三浦春馬はカッコよかったし、比嘉愛美はシングルマザーの苦労は見えなかったけど美しかったし、芳根京子もかわいかったし、三浦貴大は最後が哀れでしたが見せ場満載でした。そしてこの悪役は高嶋政伸でないと成立しなかったかもしれません。劇画調な役柄に徹することができ、かつ自然に溶けこめるのが高嶋政伸の魅力なのかも。ステレオタイプの黒幕といい、オチの親子ネタといい、どことなく『ボイス』に似通ったところがありましたが、悪役側の見せ方はだんぜんこちらの方が良かったです。黒木瞳も息子を語る場面は真に迫っていました。
最後復縁するのかなと思わせておいて、娘とも間を置いたのは良い落としどころでした。月島検事ともいい感じかなと思った自分は不純なのか…。意味ありげなオープニングだっただけに…。

『ボイス 110緊急指令室』
やはり最後まで唐沢寿明の違和感が目立ってしまいました。頑張ってはいたんだけどね…。どうしてもうひとまわり若い俳優にしなかったんだろうかと。小栗旬など適役な俳優はナンボでもいただろうに…。
ただ本編自体は、スピーディな脚本と演出のおかげで、ツッコむ暇もなく観ていられました。各種事件の発生から解決までの緊迫感、徐々に最初の事件の謎に近づいていく過程もわかりやすかったです。真木よう子の滑舌はやはりひっかかりましたが。ECUの面々も個性的でした。それぞれにもう少し見せ場があると良かったんだろうけれども、日本の1クール制では難しかったか。
ところで唐沢寿明と菊池桃子は次々回の朝ドラでも夫婦役(主役の両親)を演じるみたいですね。今回はあまり夫婦感がなかったので、朝ドラでは仲睦まじい姿が見たいです。

『凪のお暇』
終わった瞬間「えええええー!!??」と叫んでしまいました。
慎二とゴン、どちらともくっつかなかったのはいいんです。ギャモン慎一と坂本さんのくだりもいいんです。
お母さんはどうなったんだよぅ…。
最終回までは本当に良いドラマでした。凪と慎二とゴンは言うまでもなく、エレガンスパレスの住人たちをはじめ、いわれなき誹謗に耐え続けたあげく慎二にまで裏切られる市川さん、最後に空気を読んでしまった足立さん、バブルのママ(と、そのワンちゃん)に至るまで登場人物全員が魅力的でした。そしてなによりも、「お暇」とは断捨離だけではないということ、すべてを捨てたつもりでもなおしがらみにあがき続ける凪の姿、素直になれず苦しむ慎二、凪たちがしがらみから逃げるのではなくみずからふりほどいて本当に空気を吸えるようになるまでの描写がストレートに心に響き、いろいろ考えさせられました。
だからこそ凪に空気を吸えなくした原因である母親の存在は、非常に大事だと思うのです。確かに凪の母親は毒親ですし、それ相応の罰は受けるべきです。しかし母親も地元で周囲に陰口をたたかれ苦労している場面を挟むのなら、凪にはじめて本音をぶつけられその後どのような心変わりがあったのかも描いてほしかったです。母親を傷つけて泣いた凪と、きっとその愛をわかっていたであろう母が、これっきりなんてことはきっとないと思うのですが。
『逃げ恥』も同じように物語のベクトルを女性の生き方からラブストーリーに変え、原作未完のまま最終回を迎えてもうまくたためていたのですが、今回は少しせわしなさと消化不良感が残ってしまいました。原作が終わったら続編かスペシャルはあるのかな…。





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ホラー映画の中に入り込んでしまった5人の若者のお話。
ホラー映画は苦手ですし、有名どころの『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』すら観たことがないのですが、この作品には、キャンプ場にまつわる伝説、女とヤることしか考えていないおバカ男(そして最初に死ぬ)、無意味に出てくる女性の裸、私でも知っているようないわゆる「B級ホラー」あるあるがてんこ盛り。それなりに楽しめたのは、このコンパクトな世界観の中にそんなあるあるを逆手に取った演出が盛り込まれていたからだと思います。
面白かったのは、『血まみれのキャンプ場』の世界に入ってしまった直後。登場人物たちの乗った車が通りすぎます。あぜんとする主人公たち。車は何度もやってきて、同じセリフを投げかけます。つまり、話しかけないと、物語が始まらないのです。まるでRPGのよう。
最初はとまどっていた主人公たちも、殺人鬼と戦う決意をするにつれ映画の登場人物と親交を深めたり、戦闘場面においてはピンチになると回想シーンに逃げたりとすっかり「映画世界」を満喫。それでも狂った殺人鬼の前にはなすすべなく、ひとり、またひとりと斃れ、それでも最後はファイナル・ガール(処女というのもお約束?)の鮮やかな太刀さばきで勝負決するという、割と普通のエンド(映画内映画の)でした。
映画の登場人物には、主人公の母親がいます。
作品内ではもちろん親娘ではありません。娘は娘と名乗れずに、それでも大切な人と呼びかけます。大好きな母親にもう一度会えた、もう死なせたくない、そんな娘の奮闘と母への愛も、この作品に単純なB級ホラーパロディものからひとひねり加えています。
タダでは終わらないラスト(映画自体の)も良かったですね。
低予算映画をもじった低予算映画でしたが、その低予算を逆手に取った工夫がこらされていて、なかなか面白かったです。









『蛍草 菜々の剣』
庭の片隅にひっそりと、しかし色鮮やかに咲く蛍草のように、淡々とした展開の中にも強い印象を残す作品でした。清原果耶の芯を感じさせる演技のおかげだったと思います。
子役を含む各キャストがそれぞれのキャラクターを確立させて物語を彩っていましたが、中でも北村有起哉は期待にたがわぬ悪役ぶりでした。普段の酷薄さと、複雑な生い立ちから芽生えた野心や風早家への執着心の激しさのギャップにははっとさせられました。切腹前の憑き物が落ちたかのような穏やかさも印象的でしたが、市之進とはまた異なる武士の覚悟を見せられたように思います。
脚本も演出も、すべてが質の高い時代劇でした。

『サイン-法医学者柚木貴司の事件-』
主人公が死ぬという展開はなかなか衝撃的でしたが、いろいろと雑な部分が気になって、キャストのわりにもったいないと感じるドラマでした。
なんか最後は仲村トオルが「柚木の分も頑張るよ!」的な感じで幕を閉じましたが、アンタが法医研にこだわるあまりたくさんの人が死んだという事実はどうなるのかね…。そもそもその法医研自体、日本には馴染みそうにない組織でしたね。
ラスボスもインパクトが弱かったし。いろんな殺人現場に指紋残しまくってたんじゃないか? 柚木の部屋で「絶対証拠を残しているはず!」と松雪泰子が躍起になって探していましたが、一発アウトじゃね? そもそも毒って解剖時には残っていないのか?
豪華キャストだったので展開が面白くなることを期待しながら最後まで見てしまいましたが、残念でした。ただ、下手に恋愛をからめなかったのは良かったと思います。

『ノーサイド・ゲーム』
日9らしいわかりやすーい展開・勧善懲悪・ハッピーエンドでしたが、今までにない感動がありました。最後も「絶対勝つ」とわかっていながら拳を握り、ハラハラしてしまいました。
「敵は味方のふりをする(←岡田将生の声で再生)」と知ってはいたけれど、あまり何も考えずに観ていたので滝川の失脚から脇坂の裏切りという展開は予想外でした。風間との関係を暴くオチは割と強引な気もしましたが、その頃頭はアストロズvsサイクロンズのことでいっぱいだったので、どうでも良かったです(『ルーズヴェルト・ゲーム』の最後のコンペに通じるものがある)。
日9といえば演技力皆無のタレント起用で冷めてしまうことが多いのですが、今回もアストロズの面々に俳優が本業ではない人が多く出演していました。しかしまったく気にならなかったのは、彼らが総じてラグビー経験者(コージはアメフトですが)だったことです。そして彼らがいなくては、アストロズのあの迫力は出せませんでした。たま平のパス回しがCGなしと知った時には驚きましたが、福澤監督も慶応大のラグビー出身とあって、こだわりは相当なものだったようです。
浜畑の登場時にはその正体を知らず、「目力は強いけど、なんでこんな棒読みを重要ポジに置くんだ」などと思ってしまったことを恥じたい。まさか4年前のW杯日本代表の陰のキャプテンだったなんて…。トップアスリートやん…。
しかし最終回の選手生命を賭けて試合に出る場面は迫真に迫っていて泣かされました。私の中ではすっかり廣瀬=浜畑です。
高橋光臣のキャプテンシー、眞栄田郷敦のなりきりぶりや、佳久創(郭源治の息子!?)の存在感も印象的でした。
ラストゲームも、4年前なら「所詮ドラマだから」とどこかで冷めていたかもしれません。しかしあのW杯の《ブライトンの奇跡》を目の当たりにしてしまうと、素直に感動できてしまいます。そして日本で開催されるW杯が、もうすぐ始まります。今度はどんな奇跡が起きるのか、このドラマでますます楽しみになりました。







9/9 vsE ●

逆転負けにも動じなくなった自分がいる…。
「この11連戦、8月の調子で勝ち星を重ねていけばCSが見える!」なんてウキウキだった11日前のテンションを返してほしい。
まさか勝ち星が最初の2つだけだったなんて!!
8月の好調を支えていた西野・安達・ロメロが一気に抜けたのが原因とはいえ、残りのメンバーももうちょっとやってくれると思っていたのですが…結局打者も投手も相乗効果によって好調になるのであって、どちらかが折れたら共倒れなのでしょうね…。


9/11 vsM ●

3点取った直後に4点取られるあたり、連敗中のチームらしい負け方ですな。
なんかもうマヒしてきました。連敗の数も借金も数えていません。順位表も見ないようにしているので、西武とソフトバンクの勝ったほうが首位に立つということも我が家の西武ファンのテンションで知りました。へー。
ドラ1太田椋が昇格するニュースを聞いて、ようやくシーズンも本格的に終わりなのだなと感じます。宜保はドーム球場にもかかわらずフライを二度落球するという失態のおかげで速攻二軍に戻ることになりましたが…太田くんはせめて初ヒットは打ってほしいもの。

と、何かしら希望を見出そうとするファンに冷や水を浴びせるようなニュースが。
Tさあ…。
プエルトリコに行きたいと「自分から言ったわけではない」だの、「来年ここに残るかどうかも決めていない」だの、移籍の選択肢は「もちろん」あるだの…。よくこの時期にそんなこと言えるな、と。
起用に思うところはあるでしょう。福良GMの言葉すべてを悪く受け止めているようですし、もともと球団に不信感しかないのでしょう。チームを出た仲間たちがそれぞれ次の場所で活躍しているのを見て感じるところもそりゃあるでしょう。
しかし今のTにそれを言う資格があるのかね。球団を擁護するつもりはありませんが、プエルトリコに行くことでこんな成績でも来季もお前が必要だということをTに示し、そしてTが前向きであるという姿勢を世間に示すこともできる、親心ではないのでしょうか。それもしけたプライドで一蹴するとは、オリックス以外なら活躍できるという自信がよっぽどあるのでしょう。こっそり良い話が来ているなら、そのほうがお互いのためかもしれませんね。結果が出ないことを上司や環境のせいにするダメ社員は組織もダメにする存在です。もちろん、上司や環境に問題がないわけではなく、むしろ大有りなことが問題なのですがね。


9/14~16 vsE ○○●

ロメロが還ってきた!
白星も還ってきた!!
つくづくロメロがいなけりゃダメなチームなんだな…。それじゃ困るんだけど…。
8番ショートスタメンの太田は、緊張が伝わってくる表情でしたが、初一軍の試合ではノーヒットながらも2四球と選球眼の良さを見せてくれました。守備はまあ…勉強かな。
結局このカード、太田初ヒットもサンタテもなりませんでした。
そしてCS完全消滅目前(というか、まだ可能性残ってたんかい)。さらに吉田正の首位打者は森の爆発力の前には届きそうもなく…。山岡の最高勝率も2戦2勝が必要なためかなり厳しい ですが、山本の最優秀防御率は光が見えてきました。こちらは最後まで希望を持っていきたいです。













昨年あたりからマラソン大会のたびにMGC、MGCという言葉が連呼されていて、いったい何のことだと思っていたら、東京オリンピックの選考大会のことでした。
毎回のように選考でモメるマラソン代表。結果が伴わなければ、オリンピックが終わってからもあーだこーだと言われ続ける、それだけ注目度の高い競技ということもありますが、アメリカなどは一発勝負と聞いていたので、日本も早く導入すればいいのにと思っていました。

大会前から「BIG4」と呼ばれる4選手が注目されていました。現日本記録保持者の大迫傑選手、前日本記録保持者の設楽悠太選手、アジア大会金メダリストの井上大仁選手、福岡国際マラソンで優勝した服部勇馬選手。さらに、全員が箱根ランナー。もちろん他の出場選手も、箱根を騒がせた選手ばかり。全員がスタート地点に並ぶとまるで箱根オールスターのようで、ワクワクしました。

スタートから飛び出し逃げきりをはかった設楽悠太選手は終盤失速し2位集団に飲み込まれ、結果的には14位。しかしそのチャレンジ精神には感服しました。昨今の日本勢はマラソン界を席巻するアフリカ選手のスピードについていけずに序盤で置いていかれてばかりでしたが、設楽選手の大逃げはそれへの挑戦状のように感じました。不発に終わったものの、設楽選手はオリンピック出場権ではなく、オリンピック大会そのものを見据えていたのかもしれません。ふたたび日本記録を出せば残り1枠に入ることができますが、果たして。

設楽選手のスタートダッシュにも乱されず、冷静にレースを展開した2位集団。徐々に振り落とされ、最後に優勝争いを展開したのは、大迫選手、服部選手、そして中村匠吾選手でした。
駒大出身の中村選手。今も大八木監督のもとで練習を重ねている彼のことをもちろん応援していました。それでもまさかBIG4を抑えて優勝するとは思ってもいませんでした。
中村選手は気候やコースを熟知し、かけ引きへの対応も冷静でした。最後のスパートも相手がついてこられないことを見透かしていたかのようです。実際、大迫選手のラスト1キロはもう足が限界のようでした。服部選手のほうが余力を残して最後に備えていたようです。しかし、早大時代からクールなイメージだった大迫選手が必死の形相で腕を振る姿には胸を打たれました。
2位までが出場権を得られる中の3人のデッドヒート。熱い戦いでした。

そして女子もまた、限界の域ながら必死に前を追い、わずか4秒届かなかった3位の小原選手の姿がありました。中継の有森裕子・野口みずき元選手たちの感情移入を隠さない熱のこもった解説もあって、心を揺さぶられる42キロという長くて短い戦いのラストシーンでした。

初めてのオリンピック選考会で、スタートで少しもたつき(国歌斉唱ではなく;)があったものの、話題の盛り上がり的には成功だったのではないかと思います。東京大会限定だそうですが、やはり豪華メンバーが集う大会は見ごたえたっぷりでした。今後も続けてほしいなあと個人的には思うのですが。







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プロ野球&連ドラ視聴の日々さまざま。
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