6/8〜10 vsG △○○
上位進出、そして交流戦優勝のためにも鬼門となる巨人戦。山岡が12奪三振するも打線が再三のチャンスを潰しあやうく負けそうになるところを、2021オリックスの持ち味であるしぶとさを見せて逆転、しかし最終回に同点を許す…という、負けなかったんだか勝てなかったんだかよくわからないドロー。急造センターの福田にアレを捕れというのは無茶ですね。BS解説の新井さんも庇うくらいの難しい打球ですし。1点差でもう打席も回らないのだから福田には守備固めで後藤を出しておくべきだったのでは。いや、リードが1点しかないのはその直前、逆転後2死満塁で吉田正が凡退したからだ。そこでもっと得点していれば、K-鈴木がベンチで泣くこともなかったのだし。亀井にいきなり二塁打を打たれるのもどうかと思うけれども…今日当たっている松原に初球ど真ん中もありえないけれども…まあ、Kだしな…。そもそもいきなり不調の杉本を4番に戻したり、打席途中で代走を出したり、中嶋采配もよくわからなかったです。 それにしても、あいかわらずの吉田正の高梨アレルギーぶりよ…。大江→高梨を告げられた時は、L森のようにメッチャ嫌な顔こそしなかったものの、めずらしく固まっていました。そして案の定の凡ゴロ。8回裏に戸根を打てなかったのも、高梨アレルギーのせいで対左腕の打撃を崩されたのではないか心配になりました。楽天にいなくて良かったとは思うものの。 2戦目は宮城のアッパレな好投で勝利。内に外に緩急自在。途中までノーノーなことも気づかないほどサクサクで、まったく打たれる気配がありませんでした。岡本のホームランは打った方がスゴイということで。ヒギンスには胃が痛くなりましたが。 さっそく杉本の打順を落としてきた中嶋監督。杉本に対しては決断が早いです。その杉本の二塁打から伏見のタイムリーにつながりました。ジョーンズも代打だとやたら軽く打ちますね。一打席に集中したほうがいいのですかね…。 左腕の高橋は難敵、1勝1敗1分とみていた3戦目、山崎福が宮城に負けないとばかりの6回無失点で、借金返済&交流戦首位浮上を決めました。初回の援護と、T(!)の3ラン(!!)も効きました。幾度もはね返された5割チャレンジとは思えない快勝。クリーンアップでセカンドの名手である吉川が死球で交代してしまったことには複雑な思いはありますが…。 苦手としていた巨人(主に亀井)相手に勝ち越せるとは思ってもいませんでした。 楽天と並び交流戦1位で、いよいよ最後のカードが始まります。このところずっとどちらかがサンタテしている広島相手に、この勢いでぶつかって初戦を獲りましょう。そして決めるのだ、2010年以来のアレを! PR
6/4~6 vsD ○●○
初回乱調の大野から2得点ってどうなのよ…山本が好投しているのになぜもっと援護してくれないのだ。途中から大野が復調したのか? メンバーが変わっても中日アレルギー継続中なのか? 試合終了までずっとヒヤヒヤでした。9回のビシエドの一打は「終わった」と思いましたよ…ナゴド×9回といえば今までイロイロありましたから(主に岸田)。逃げ切り成功した最後のショートゴロも、一塁の山足はファインプレーしたはずなのになぜか後味が悪いという…。 連勝したい翌日は、初回の無得点と3失点で試合が決まってしまいました。田嶋は今日に限っては球審のストライクコースではなく、単純に本人のコントロールの問題です。4本柱と期待された左腕がこれでは困りもの。二軍で一度リフレッシュしたほうがいいような気がしますが…。 チャンスで杉本凡退も痛かったです。このところ落ちる球で三振が最近目立ちます。2番若月もどうなんだと思いますけども。 その杉本が外れた最終戦は、前日5出塁の福田がこの日も大活躍。16球粘ってのタイムリーは痺れました。吉田正・宗に当たりが出なくても、他が打てば無問題。増井も6回無失点と連続して好投。これでローテの座を取り戻すことができたでしょう。 まさかこの球場で勝ち越しできるなんて…ホームでも負け越していた中日相手に…夢のようだ…。 これで交流戦の勝ち越しは2となり、借金も2となりました。残りカードも勝ち越しすれば交流戦終了と同時に借金返済ですが、今まで何度もはね返されてきたその壁が厚いのです。 交流戦首位は、現在中日とDeNAが並んでいます。ほらー、やっぱりDeNAは強かったのだ! ソフトバンクが調子を落としていることもあり、今のところ今年の交流戦はセ・リーグが優勢。残りはパ・リーグ本拠地となりますが、このままひさびさのセ勝ち越し(そして我が家の解説者の予言的中)はなるのでしょうか。残り試合も楽しみです。
『おかえりモネ』
『おちょやん』ロスで序盤はハマりきれませんでしたが、静かな展開と心地よい主題歌にだんだん惹き込まれていきました。 舞台は2014年の仙台から始まっていますが、物語が始まっても祖母が病死している以外モネのまわりに喪失感はありませんでした。しかし、島を出たいと家族の前でつぶやいた回想シーンや、過去の記憶をめぐらせた時に涙とも恐怖ともつかない感情に揺れるモネの瞳、展開は徐々に舞台上避けられない「それ」を匂わせ始め、そして第3週、ようやく「それ」はやってきました。 2011年3月11日。音楽科の合格発表で島を出たモネと父。不合格を確かめた後、父に誘われたランチの店で始まったジャズライブに、帰りかけた足を止めたモネ。時計は、2時46分を指していました。 そして被災地に訪れた混乱。長い渋滞の列、停電したガソリンスタンド、朝が来て気仙沼の高台でモネたちが目にした、いまだ消えない港の火災、変わり果てた島と海。誰もが思い出さずにはいられない、あの日の姿が描かれました。 数日後、ようやく島に戻れたモネは、避難所となった学校で幼なじみたちと再会します。 「モネ」と名を呼ぶも、無事の再会を喜び合うわけでもなく、彼女らは虚無の表情でその場に立っていただけでした。おそらく「その時」から、自分たちの悲しみも喜びも置き捨てて、自分たちにできることを懸命にこなしていくしかなかったのでしょう。妹も、祖母の安否を問うモネに答えず泣きじゃくるだけでした。 「その時」に父も姉も不在で、怖くて不安で心細かったであろう妹にモネが抱いたのは、罪悪感でした。 幼なじみたちに対しても同様です。「その時」そばにいられなかった。「その時」を共有できなかった。その原因をモネは音楽だと考えました。音楽が好きで、音楽科を受験するほど打ちこんで、それでも結果は実らなくて、一度は折れた心がジャズの演奏で戻されて。 すべては「その時」のことだった。 モネの中では、「その時」の罪悪感と音楽が深く結びついてしまいました。 「その時」島にいなかった——妹のそばにいてやれず、仲間のように避難所の手伝いもできず、音楽を好きでいたために自分は、音楽は役に立たなかった——。 誰も予測できなかった天災のせいで起きたことを、自分の中で帰結させてしまったモネは幼いかもしれません。それでも、大人でさえあの日を境に考え方を変えられてしまったのですから、15歳のモネが大好きだった音楽を「役に立たない」と捨ててしまったのも自然なことのように感じます。そして、モネの変化に気づかなかった幼なじみは「どうして音楽をやめたの?」と素直な質問を投げかけますが、今も仲良しで大好きな彼女たちにも真意は明かしません。彼女たちに抱いた罪悪感は一生消えない、だから自分は役に立たない音楽ではなく、役に立つことをしたいと願うのでしょう。 微妙な距離感や感情の揺れ幅を、セリフや映像で説明しないこの朝ドラは、朝ドラらしからぬ余白の多い作品です。 モネ自身も、つかみきれない性格です。菅波に厳しいことを言われても反論せず受けとめる素直さや、打ちこめば一生懸命取り組む真面目さを持っていることは伝わりましたが、饒舌でも感情的でもないため、今のところヒロインは森のように静かです。物語も導入部は登米と主要人物紹介の枠をはみ出さず、やや退屈に感じていましたが、モネの過去に触れて一気に大きく動き出したような気がします。気象予報士を目指すという目的の裏付けもできましたし、今後モネがどのように成長していくのか、楽しみです。 目だけで余白を感じさせる清原果耶はその期待を裏切らないはずです。 周囲を固める脇役も魅力的。ヒロインと結ばれるのは誰なのか…お約束でいけば菅波なのでしょうが年齢差が気になりますし、りょーちんは明日美と未知が片想いしていますし、これから東京で新たな出会いがあるのでしょうか。しかし2作続けてヒロインと結ばれない役というのはさすがに坂口健太郎がかわいそう。 まさか朝岡さんはないでしょうが…それにしてもこんなお天気キャスターがいたらそりゃ毎日観ちゃいますね。 6/1〜3 vsT ○●○
5/28~30 vsS ○●○
ヤクルト打線には神宮でドカドカ放り込まれた恐怖の思い出しかありませんが、京セラならきっと抑えてくれるだろう…。しかしこのところ打たれがちな山本プラス相手はソフトバンク時代に苦手としていたバンデンハーク。試合前展望は不安が勝っていましたが、初回で解消できました。7番に下がった杉本にいきなりタイムリーが出て、少し気分も晴れましたかね。全オリファンが待ち望んでいたロメロ&安達のホームランパフォーマンスは泣いた。これからたくさん見せてくれるかな。 …と期待した翌日は、小川の前に打線沈黙。それ以前に、田嶋が前回に続いての大乱調で話になりませんでした。微妙なところがことごとくボール判定でイライラしたのかマウンドでひとりごちていましたが、不安定な精神状態が顔には出なくても投球には顕れてしまう投手なので、早々に試合が決まってしまいました。四本柱の一角としてはもっと安定した成績を求めていたのですが…なんとか持ち直してもらいたいものです。 対ヤクルト最後の一戦は、増井の12球団勝利記録がかかっていました。今年は開幕から不調でしたが、このために合わせてきたのでしょう。初回からズバズバと快投を見せて5回2失点、リードを守ってマウンドを降ります。これなら勝つだろう…勝つと思うだろう…普通なら。 イヤな予感はしたのだよ。「えっ、もう降りちゃうの? せめて6回投げなくていいの? 3点だよ…何度もひっくり返されてきたよ…」 そしてこういう時に限って当たるもの。比嘉→山田の継投は正解だったのかなあ。山田に左殺しのイメージはなかったのですが。村西の時には左でも続投させてたしね…。まあ、村上の2ランで完全に流れは変わっていましたがね…。 これで負けていたら、このままズルズル借金を重ねていくところでした。あきらめの悪いオリックスが、ここにきてようやく復活しています。去年までなら百パーセント敬遠されていた吉田正と勝負してくれたのも、この日杉本が当たっていたからに他なりませんし、もはや吉田正尚だけの打線ではないイメージを他球団に植えつけることはできていると思います。 そしてダブルエラーしてしまった紅林は、ヒットでつないでミスを取り返しました。その意気や良し。チャンスで三振した(そして野田さん並みにいつも穏やかな星野さんが野田さん並みにキレていた)福田も、次のカードはしっかり頼むよ! |
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