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かすむ夜の光を花とにほふにぞ月のかつらの春もしらるる(二条為明)
10/9 vsH ○

パ・リーグ最後の一日は、デーゲームのE-Mが雨天中止。この結果によって順位が決まっているかもしれなかったソフトバンクでしたが、勝てば2位、負ければ明日の結果待ちという状態に。試合開始の時点で2位確定していれば早めに降ろして1stに備える予定だった有原も、勝利のために長い回を投げざるを得なくなりました。
一方、CS争いの鍵を握っていたオリックス。最終戦の先発は山本か? 田嶋か? あれこれ推測されていましたが、蓋を開けてみれば曽谷。え、曽谷? この大事な一戦に曽谷!? 前回の悔し涙で終わりだとてっきり…。
そういえば、優勝争いをしていた過去2年はともかく、代行時代最終戦の先発もルーキー宮城でした。中嶋監督らしいといえばらしい選択です。
ドキドキしながら試合開始を迎えましたが、ルーキーイヤー最後のマウンドは、二者連続三振で始まりました。
そして天敵有原から相手エラーも絡んで先制点をもらった次の回、先頭に四球を出すもゲッツーで逃れ、3回も三者凡退。新人王の資格を残すためにここで降ろすのかなと予想しましたが、中嶋監督が下した判断は続投でした。宮城と同じく、最終戦で初勝利を手にすべく4回もマウンドに上がった曽谷。2アウトから柳田にヒットを打たれ、打席に迎えるは近藤。3打数3安打されると、頓宮の打率を抜いてしまいます。だからといって敬遠はしないと断言した中嶋監督。一打席目はさすがの選球眼で四球を選ばれてしまいましたが、この打席もボール先行。しかし5球目、レフトに上がった打球は一瞬ドキリとするも、福田のグラブの中へ! 曽谷の球威が勝ちました!
その後6回を投げ切った曽谷。直球で押し変化球で空振りを取る、理想的な投球で相手を無失点に封じました。初勝利のゆくえはブルペン陣に託されました。
と、その前に。6回裏、若月が逆方向へホームランを放ち待望の追加点!
7回表は宇田川が2四球でハラハラさせるものの無失点。その裏、100投球回を達成するためか和田が登板。しかし先頭宗が二塁打で出塁し、安達の進塁打で藤井に交代。森敬遠の後、杉本のゴロで宗が挟殺されるも、ゴンザレスが長打を放ち二者生還! 決定的な2点が入ります!
8回も阿部が満塁にされヒヤヒヤするもゲッツーで無失点。
2023年のオリックス、優勝の立役者である豪華投手陣の大トリで登場したのは、新たな守護神候補・山岡(近藤に意地の一発をくらったのは相手が凄いとして)、見事最終戦を勝利で飾りました! 曽谷の初勝利のおまけつき!
選手会長挨拶(小学生の朗読)も今季の名場面PVも、最高の気分で味わえました!
これでオリックスのペナントレースは終了。今季成績は86勝53敗4分、貯金33でした! え、33!? 貯金が!? 借金じゃなくて!!??
まだ現実についていけません!!

さて翌日は、CS最後の1枠をめぐる仙台決戦。楽天は勝てば3位、ロッテは勝てば2位、負ければ4位という運命の一戦です。序盤のチャンスを逃した楽天に対し、ものにしたロッテが試合を優位に進め、先発小島も7回を無失点で投げ抜き、快勝で2位を確定させました。ソフトバンクは今年もわずかな差に泣く結果となりました。
さあ、京セラに迎えるはロッテかソフトバンクか。気が休まる暇がありません。







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サモア戦も朝4時から。起きて観るつもりでしたが体力が足りずあきらめました。
しかし時折目が覚めて経過をチェックしていました。勝っている、よかったよしよし。
そしてまたスマホをのぞくと、後半39分、6点差!? 1トライ1ゴールで逆転!?
飛び起きてあわててテレビをつけると、すでに試合終了していてハイライトが流れていました…。
夜の再放送でSH流の欠場、堀江のイエローなどいろいろハプニングがあったことを知りました。最後のサモアの追い上げなどリアルタイムで観ていたら心臓がもたなかったかもしれません。
姫野のジャッカルや松田の安定したキックなど見どころはたくさんあったものの、後半早々相手の退場があり数的有利な状況でモールで押されたり2トライを取られたりしたことは気になりました。

最後の相手はアルゼンチン。日本と2勝1敗で並び、勝った方が決勝T進出とわかりやすい構図になりました。アルゼンチンは日本より世界ランクも上、チリ戦は主力を温存しての圧勝、正直勝ち目は薄いかなと感じます。それでも日本の桜たちがエベレストを目指す冒険を最後まで見届けるべく、その時を迎えました。
しかし開始早々、トライを奪われあっという間の7点差。それでも最初のスクラムで押し勝つと、日本が自分たちのペースをつかんだように見えました。得点にはならなかったものの、SH齋藤が後ろに蹴って攻撃につなげるという見せ場もありました。そして前半16分。ファカタバがみずからキックしたボールをつかむと、そのままトライ! 気まぐれにバウンドするはずの楕円形のボールがまるで吸い込まれるようにファカタバの手に収まるという、奇跡のような瞬間でした。コンバージョンも決まって同点に追いつきます。
前半半ば、イエローが与えられ日本がひとり少ない状況に。アルゼンチンはその隙を見逃しません。トライとPGで8点差にされてしまいますが、くらいつく日本。前半終了間際、パスをつないで最後はSH齋藤が決めました!  松田のキックも冴え、1点差で折り返します。
このまま耐えてほしいところですが、後半6分でふたたび8点差にされるトライを決めたのは今日2本目のWTBカレーラス。駆ける速さもさりながら、容易には倒せない身体の強靭さも画面からも伝わってきます。しかし日本も追いすがります。PGを獲得しこれを決めると、見せ場は後半16分。レメキがフィールド中央付近からドロップゴール! 『ノーサイド・ゲーム』で見たやつ!!
2点差!!
ところが興奮冷めやらぬ中、スクラムから出したボールを運ばれ9点差とされてしまいます。勝利のためトライを狙いに行く日本。相手ゴール前でペナルティーを獲得すると、ボールを回して最後はナイカブラが右隅にトライ! 難しい角度も松田が決めてふたたび2点差に!!
残り時間が少なくなってきました。守り抜きかつ得点を必要とする日本。疲労と焦りの色が滲み始めたその隙を、アルゼンチンの風が突っ切っていきました。カレーラスのハットトリックは、わずかに残っていた希望を奪っていきました。
最後は反則からPGを決められ12点差で、ノーサイドとなりました。

2大会連続の決勝T進出はならなかったものの、桜たちは勇敢に戦い抜きました。
それと同時に、世界のトップとはいまだ実力差があることも、思い知らされました。日本が勝てなかったイングランドやアルゼンチンは、点差が示すとおり、追いついても追い越せない堅さと速さがありました。
それでも、追いつけるまでになった日本は、まだまだここで終わるチームではない。
4年後には新たな姿で、今大会で得たレガシーを引き継いで、チームジャパンはふたたびエベレストの頂上に挑むでしょう。その日を楽しみに待ちたいと思います。
ジョセフHC体制は終わりますが、日本大会、そして今大会と、今まで見たことのない新しい景色を見せてくれました。ラグビーの面白さも、奥深さも知ることができました。本当に楽しかったです。







10/4 vsM ●

前日のソフトバンクvs楽天の直接対決はソフトバンクが勝利。ロッテも西武に敗れ、CSはソフトバンクが一歩リードといったところでしょうか。負けられなくなったロッテ相手に挑むのは、復帰登板の宮城。森ではなく若月がマスクでした。ここはいろいろなオプションの試行でしょう。
宮城はややストライクゾーンに苦しむところはあったものの、お試しとしては及第点の5回1失点。それもエラーによるものですから、問題はなさそうです。時折咳き込む様子があったのは気になります…後遺症が長引かなければいいのですが。
打つ方は美馬の前になかなかランナーを溜められず。ようやく5回、押し出しで同点に追いつきます。なお満塁で森が続けなかったのが残念です。まあ、「森でダメなら仕方ない」と思える場面ではありますが。
6回は小木田が抑え、その裏。我が家の解説者が「もう限界やろ」と予言したとおり、美馬からゴンザレスが値千金の2ランホームラン! 誰? マーゴにひき肉パフォーマンス教えたのは!
普段なら「よし、勝ったな!」と思えるのですが、なにせ消化試合中で人がいません。山岡以外なんとも頼りないブルペン陣の中で7回に選ばれたのは横山。前回の好投で多少注目を浴びた招き猫投法ですが、さすがにもう通用しませんでした。あっさり3失点で撃沈。荻野に代打角中を投入するというロッテの采配勝ちでした。代わった吉田凌も2四球で、追加点は許さなかったものの、これでCS生き残りの目はなくなったでしょう。8回にはワゲスパックまで炎上。おいおい…誰もいなくなってしまうぞ…。


10/6・7 vsM ●○

マリンに移動しての2連戦。先発澤村という苦しい台所事情の相手に、二軍で好投していた竹安ならあるいは…と期待したものの、4回途中11安打4失点。こちらもブルペンデーになってしまいました。
代わった漆原も流れを止められず、次の回も打たれて2失点。しかし今日はこの試合だけだったためチャンネルを替えることもできず、「ぐぬぬ」と耐えるしかありませんでした。
4人目の黒木に至っては、先頭四球に始まり連打を浴びて5失点。拙い守備も絡んだとはいえ、野手が集中力を欠くのも無理はないほどボッコボコ。ロッテ打線の爆発ぶりたるや、6人目の打者藤岡が(ボール球を)見逃し三振でようやくワンアウトになった場面をアナが「スリーアウト」と勘違い実況するくらいでした。最終テストだったと思うのですが、なんのためらいもなく不合格を出せる結果になったのは残念です。
最後の村西も1失点し、無失点だったのは横山だけ。なんと21被安打12失点の大敗でした。一方こちらの得点は、ロッテの8人の継投の前に犠飛の1点だけ。スタメンは本番を想定したものと思われますし、先発が打ち込まれたりコロコロ投手が代わったりとやり難さはあったかもしれませんが、それでももうちょっと意地を見せてほしかったというのが本音です。
打席での覇気のなさはまさに数年前までの消化試合といった雰囲気。この空気のままCSに入るのはとっても嫌な予感がします。
と、いうファンの思いをすぐさまどうにかしてくれるのが、今の中嶋オリックス! 試合後に行われたという緊急ミーティングで緩んだネジが締め直されたようです。翌日、初回にセデーニョのヒットに相手エラーも絡んで先制。先発山﨑福がその裏同点に追いつかれてしまうものの、その後はランナーを出しても粘りの投球で勝ち越しを許しません。すると4回、杉本が放った一打はレフト上段のホームラン! ヤマサチは6回1失点でお役御免。7回、小木田が三者凡退で終えると、次の回に森のタイムリーでようやく追加点が入ります。宇田川がこれまた三者凡退に抑えた直後には杉本に今日2本目のホームランが飛び出します。〆はもちろん山岡。あっさり三人で終え、マリン最終戦は快勝! すんごいひさびさに感じる白星! 打つべき人が打ち、抑えるべき人が抑えた、理想的な試合展開でした! 惜しむらくはまったく観られなかったこと…。今年で引退するウグイス嬢の谷保さんへの花束贈呈も含め、リアルタイムで観戦したかった一戦でした。
さて、CS争いはますます面白くなりました。オリックスファンとしてどこが勝ち上がってくるのか気になるのはもちろんですが、今年も最終戦まで目の離せないパ・リーグになったことがいち野球ファンとしてうれしく思います。
ナイターのソフトバンク-楽天は、楽天が先制した直後にソフトバンクが逆転、その後も追加点を重ねるという展開に。立ち直ったスチュワート・ジュニアの前にアウトを重ねる楽天打線に、盛り上がっていた観客席も次第に意気消沈していきました。
しかし6回、二死走者なしから四球・ヒットで一・二塁とすると、辰己に同点3ランが飛び出します! 満員の球場が一気に沸き返りました。しかし継投勝負となったその後は、互いにチャンスをものにできず、試合は12回へ。楽天は酒居以外のベンチ入り選手全員使い切る執念を見せるも得点できず、4時間50分の熱戦は引き分けに。これでソフトバンクのCS行きが決定しました。
最後の1枠はロッテと楽天、最終戦の直接対決で勝った方が手にします。結果如何で2・3位の順位も変動するだけに、昼から夜まで目の離せない10.9になりそうです。










今年も買っちゃいました。





いい写真です!
余韻にどっぷり浸りたいところですが、ペナントはまだ続きます!


9/27 vsH ○

激しいCS争い渦中のソフトバンクを京セラに迎えての1戦は、今度こそ10勝を達成してほしい山﨑福が先発。初回からいつにない気合いが見られました。粘られても負けなかったり、さすがのフィールディングでアウトを取ったり、自分のテンポで相手を抑えていく良い時のヤマサチ。早い段階でいけるかも、という期待が持てました。
そのためにはもちろん援護が不可欠。相手は天敵スチュワート・ジュニアでしたが、今日の調子はイマイチに見えました。初回は満塁のチャンスで凡退してしまうも、2回に若月の一発で先制。…で、得点は最後までその1点だけ。確かにヤマサチは援護がある時に限って崩れがちですし、スタメンもフルメンバーでないとはいえ、イマイチの相手からも1点だけだなんて…先が思いやられるよ…。
ヤマサチは完封も狙える球数でしたが、柳田にも回る打順だったからか9回は平野に交代。ドキドキ(ヒヤヒヤ)しながら見守るも、今日も三者凡退で〆! 250Sまであと1となりました!


9/28 vsE ●

仙台→京セラでの楽天との変則3連戦。前回はまったく打てなかった藤平相手に、1番森が四球を選ぶも紅林ゲッツーで先制ならず。一方、東も初登板の仙台でヒット→ゲッツー→四球となんだかイマイチな立ち上がり。2回、(あいかわらずランナーがいないと打つ)Tがヒットで出ると杉本も続き、2アウトになるも野口の当たりはポールギリギリホームラ…ン? リクエストでなく審判団の協議でビデオ判定、しっかりはっきりポールの内側を通過する映像が流れたので、無事にホームラン認定! ほっともっとの一件がありましたからドキドキしちゃいましたよ…。
ともかくも大きな3点が入り、今までの東なら「勝ち星ゲット」と言いたいところですが、今日はやっぱりイマイチ。その裏鈴木大地にソロを浴びると、次の回、いきなり連打+悪送球+ゴロの間に1点返され、さらに連打を浴びて同点にされてしまいます。この3回の攻防は、楽天の執念を感じました。表では早々と藤平から内に交代。攻撃でも若手が相手の隙をつく走塁を見せれば、島内・浅村のベテラン勢がしっかり援護。ここに来てずいぶんベンチの雰囲気も、応援の勢いも変わったように思います。
なんとか同点でとどめたものの、内に3イニング抑えられるオリ打線。そして5回、東がついに勝ち越しを許してしまいます。連勝はいつかは止まるものですし…仕方ありません。
しかし6回。鈴木翔から前回ホームランを放った森がヒットで出塁。福田が四球を選び、紅林がバントを成功させると、(ランナーがいる時は打たない人は飛ばして)杉本も四球で満塁に。そしてゴンザレスが同点タイムリー! 福田は惜しくもホームでアウトになりますが、その裏代わった小木田が三者凡退で流れを作り、次の回は福田が勝ち越しタイムリー! ようやく福田らしさが戻ってきたかも。
小木田は7回も三者凡退。さすが世代の代表です。山﨑颯不在で厳しいブルペン事情ですが、ポストシーズンで頼もしい存在となってくれるかもしれません。
これは阿部→山岡で〆! と思いきや。今日も誤算がまたひとり。阿部が先頭から滅多打ちの満塁地獄。楽天の執念の前に、守備陣は完全に気圧されていました。2本目の犠飛あたりで洗いものを始めたのでその後は観ていないのですが、テレビから絶え間なく歓声が聞こえてきたのでエライことになっていることは薄々感じていました。まさか一気に5失点とは…(2日ぶり2回目)。あとから動画で観ましたが、大里の守備は残念でしたね…。



9/30・10/1 vsE ●●

田嶋vs岸のキラー対決は、中嶋監督もご立腹のエラー祭りで岸に軍配…。
初回の三塁打→犠飛による失点は野口に取ってほしい打球でしたし、2回は宗のエラーによるランナー(はじいていなくても内野安打かなという気はしますが)。4回は言わずもがなですね…ダブルエラーとはね…。宜保はCS当落線上にいる身ですから、いちばんやってはいけないことをしてしまいましたね。激狭ストライクゾーンにも苦しめられましたし、ということで自分の中では田嶋は6回1失点、負けはついていません!!
打線は今回も岸を攻略できず。岸が下りた瞬間打ち出したので、たびたびのチャンスで1点でも取れていればと惜しまれます。
見どころは初登板の横山の無失点とワゲスパックの三者三振、セデーニョの1点差に迫るホームランだけでした。…というか、途中からほぼ他の試合を観ていました。ソフトバンクは9回裏、1点差から2HRでサヨナラ勝ち。ロッテは同点の9回、一死満塁2ボールから益田→坂本に交代した吉井監督の執念の采配でこれまた10回にサヨナラ勝ち。2~4位の3チームがそろって勝利し、CS争いはいまだ大混戦。オリックスとしてはどこが出てきても勢いが怖いです。
というわけで翌日抹消された宜保。結局セカンドは安達(とゴンザレス?)になるのか…太田の不在が痛いです。
さて対楽天最終戦は先発黒木という時点で察していたものの、いちおうCS生き残りを賭けた試験なのですからもうちょっと気合いの程を見せてほしかったですね…。開始早々、趨勢が決まってしまいました。漆原も3点差に迫った直後の失点はいただけませんし、吉田凌もなんだか抑えるすべがないといった感じで(福永のエラーのせいもありましたが)見どころがひとつもない試合でした。
しかし打線は気がつけば14安打もしていたのですね。杉本・西野は猛打賞だし、安達・森・紅林もマルチ。それで2点って! どんだけ効率悪いん!
いくら今は相手とモチベーションが違うといっても、CSがものすごく心配になってきました…。


10/2 vsF ○

ようやくCS争いの渦中から解放されたオリックス。本日の先発は山本ですから、さすがにお試しだの調整だの言っている場合ではありません。タイトルもかかっていますし、スタメンは比較的本気モード。2回に紅林のタイムリーで先制すると、3回には押し出しで追加点。山本は序盤得点圏にランナーを背負うも三振で切り抜け、順調にイニングを重ね、7回で降板。最後はアウトすべて三振で終える圧巻のピッチングでした。もしかしたら今日がシーズン最後、いやオリックスでのシーズン最後の登板だったのかもしれない…。しかしそれにふさわしい7回112球11奪三振、その雄姿をオリファン誰もが瞼の裏に焼きつけたことでしょう。
8回は山岡が登板。これまた三者三振と圧巻の内容。
たびたびの追加点のピンチチャンスもホームは踏めず、点差は3点のまま、9回表を迎えました。後輩たちが整えた花道へ、250Sに向けて平野が歩みを進めます。
ファーストは途中からTに交代していましたが、この回から安達がセカンドに入ったのも心にくい演出でした。
いきなり中島にヒットを許すいつもの平野でしたが、続く田宮は安達がさばいて二ゴロに抑え加藤は三振。二死二塁、マルティネスの打球は一塁方向へ打ち上がりました! Tがしっかり捕球してスリーアウト!
平野の日米通算250S達成とともに試合終了!!
山本の3年連続投手4冠ほぼ確定、もはや反則レベルのセットアッパー山岡、そして平野の大記録という大満足の内容に、ここ数日のモヤモヤが一気に払拭されました。
今年の10.2も最高の一夜でした!





『ハヤブサ消防団』
田舎町を乗っ取ろうとすべく押しかけた、実際のあれこれを思い起こさせるような宗教団体に、ヒーロー戦隊のごとく立ち向かう消防団。ビジュアルだけですでにユーモアとシリアスが入り乱れ、そのバランスが絶妙でした。
毎週秘密のベールがひとつひとつ剥がされていく展開で、最後まで目が離せませんでした。中盤までは消防団の誰かが怪しい(これはある意味正解でしたが)、中山田が怪しい、とあれこれ考察がくり広げられたものの(我が家で)、どれも大ハズレ。しかし最終回にあきらかになったそれぞれの過去と未来は、どれもストンと心におさまるものでした。展子の本当の人生の歩みを知り改心した立木彩が防災無線で教団の罪を告白し、我を失った真鍋が立木たちを殺そうとして逮捕され教団は解散、一件落着したかと思いきやアビゲイルの後継団体は新たな聖母を立てて活動を始めていた…という、ハッピーエンドに含みを持たせるオーソドックスな終わりかたも、サスペンスらしくて良かったと思います。
実力派の役者たちが盛り上げてくれた中、もっとも印象に残ったのは杉森役の浜田信也でした。あとで調べると、今まで観ていたドラマにちょいちょい出演していたようなのですが、まったく憶えていません。おそらく、まるで違う役柄だったのではないかと思います。杉森の抑揚の少ない話し方、光のない目は、ホンモノの宗教団体の弁護士なのではないかと思うほどでした。いやホンモノは知らないけれど、そう思わせる説得力がありました。これからどんどんドラマのオファーが来るのではないでしょうか。

『VIVANT』
世間では考察合戦で盛り上がりましたが、ほとんどは空振りに終わったようです。我が家も例外ではありません。もしや意味深なシーンを入れることで盤外を賑わせる作り手の作戦? まんまと乗らされただけなのかもしれない…。
乃木がテントの一員となった終盤は、資金の流れやフローライトをめぐるやりとりがまるで『半沢直樹』のようで雰囲気ががらりと変わり、乃木&野崎コンビの緊張感(+ドラムの癒し)がなくなって、少しテンションが下がってしまいました。それでも芸達者な俳優たちとスピード感ある展開はやっぱり魅力的で、最後の最後まで集中して観られたのですが。
ベキについては、どれほど崇高な信念を持っていたとしても人の命を奪い結果的に孤児を生み出すテロ行為はどうしても正しいとは思えず、あまり感情移入できませんでした。ですが父親としての愛情を随所に滲ませるベキは非常に人間的でしたし、乃木もそれを全身で感じていました。ですから乃木がベキを殺害するラストは受け入れられそうにありません。乃木や野崎の意味深なセリフが示唆するように、ベキとその仲間は生かされたはずです。タイトル「VIVANT」の意味はそこにあったのでしょう。
ただ、良いドラマだったからこそ細かいところもひっかかってしまいました。乃木の二重人格設定は必要だったのか? 小日向文世をただの不倫おじさんで終わらせて良いのか? 黒須は別班員なのに表の姿で目立ちすぎじゃないか? テロリストの息子に見えないノコルやハッカーに見えないブルーウォーカーはもっと適役がいたのではないか? …等々。まあ、前ふたつは続編で解決すると信じます。ジャミーンが野崎になつかなかった理由や「奇跡の子」の意味も説明されていませんし。しかし早く撮影しないとジャミーン役の子が成長してしまいませんかね。

『らんまん』
万太郎と寿恵子の冒険は、植物図鑑の完成で幕を閉じました。
その謝辞には多くの人の名前が記されていました。数多の植物、そして数多の人々。この図鑑は、万太郎の人生そのものでした。かつては植物と自分のことしか見えていなかった万太郎が、周りの人びとによって己が支えられ生かされていることを知った。そして自分の使命は植物に名前をつけることではなく、植物の姿を後世に残すことだと気づいた。図鑑の完成とともに、万太郎の成長もまたうれしく感じました。
天真爛漫な万太郎に皆が巻き込まれていきましたが、唯一彼の天性の魅力に抗ったのが田邊教授。しかし彼にも彼の矜持があったこと、家族を愛するひとりの人間であったことが明確に描かれていたため、決して悪人とは感じませんでした。海外帰りの徳永も、植物を諸外国に対抗する手段として扱うような場面がありましたが、そういう考えを持つようになった背景が端的に表現されていましたし、台湾でのピストル携帯や震災後の自警団の描写など、さりげなくしかし明確に時代や人物像を映し出す脚本は素晴らしかったです。
寿恵子があの時代において受け身でもなく出張りすぎることもなく、万太郎と一緒に人生を走り抜けたヒロインだったことも、このドラマの質を上げた要因であったと思います。貧乏、子の早逝、震災とさまざまな困難に遭いながら、寿恵子はいつも前向きでした。『八犬伝』マニアの彼女のあこがれは八犬士さながらの冒険劇。万太郎のそばにいることで寿恵子もまた自分の夢を叶えられたのだと思います。呼び方が「万太郎さん」から時折「万ちゃん」になるのもかわいらしかったですし、対等なふたりの関係性を感じました。
図鑑の最後を飾ったのは、「スエコザサ」。ふたりの名を冠した学名に、これで永久に一緒にいられるとはかなく笑う妻を抱きしめ「愛しちゅう」。…こんなに悲しくも美しいラブシーンがあったでしょうか。バックに流れる『愛の花』の歌詞がまたふたりの生きざまそのもので、あふれる涙を禁じえませんでした。
ふたりの冒険を見守ってきた今は満足感しか残っていません。
時には脇役にスポットを当てつつ、中だるみする展開がひとつもなかった、濃密な半年間だったと思います。





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