続・風花の庭
いたづらにけふやくれなむあたらしき春の始めは昔ながらに(藤原定方)
ドラマ寸評(2024年第1期・最終回②)
- 2024/04/06 (Sat) |
- ドラマ |
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『不適切にもほどがある!』
SNSやテレビ局の在り方など現代における諸問題に対して決して押しつけがましくも説教くさくもならずに思いを伝え、笑いの中にホロリと泣けるエッセンスを巧みに混ぜ込む、さすがクドカンだな…と唸らされました。
自分は昭和生まれですから、昭和の良いところも悪いところも知っています。スマホをいじりもうこれがない昭和には戻れないとその便利さにどっぷりつかりつつ、スマホがあることで得た自由もあれば、不自由もあるとしみじみ感じます。今まで触れることもなかった世界を知ることができる一方、知らなければ良かったことまで知ってしまうこともそのひとつ。
昭和と令和、どちらが正しいという答えはありません。ただ、どんな時代を生きる人にも大切なのは、周囲に寛容であること。クドカンはいつも強烈なキャラクターや突拍子のない展開を描きながらも、大切なメッセージを最終回まで取っておき、最後に切なくもあたたかい余韻をもたらす。ズルさすら感じる脚本家です。
そして回が進む中で、主人公とその娘が阪神・淡路大震災で命を落としているという衝撃的な事実も明かされました。生きることも死ぬことも人の力ではどうにもならないという死生観は、クドカン作品において重要なファクターになっています。未来を変えるのではという考察もされる中、幾千もの命が失われた事実を雑に扱わないクドカンはさすがでした。
キャストの愉快なかけ合いや豪華なミュージカルシーンは毎週楽しかったです。
『ブギウギ』
朝ドラにありがちな中だるみ期間もなく、あっという間に感じた半年間でした。
スズ子は愛助を失い、父を失い、それでも歌い続けました。そばにいる、大切な人のために。
スズ子の歌はいつも愛子を守り、パンパンの女性たちを救い、古き友を支え、若者を奮い立たせる、そんな力がありました。
最初は懐疑的な目で見ていましたが、いつしか物語にのめり込み、週末のステージを楽しみに待つ自分がいて、すっかり夢中になってしまっていました。
趣里は白眉でした。歌もダンスも、説得力がありました。終盤の「オールスター男女歌合戦」で、趣里が披露した『ヘイヘイブギー』は圧巻でした。対抗心を燃やして『ラッパと娘』をカバーした水城アユミの心をへし折るには充分でした。もっともスズ子には張り合う気持ちは毛頭なく、アユミの気迫あふれるステージに感化されて失いかけていた歌への情熱を取り戻し、ハッピーとラッキーを日本じゅうに届けたにすぎません。ただそれは積み重ねた経験と歌が好きという強い気持ちがなければ成しえません。年末のトリを飾るにふさわしい、誰の心にも深く記憶として刻まれるであろうしあわせな時間でした。歌への、そして愛子への愛を高らかに歌うスズ子、ステージを目の当たりにしてそれぞれ思いを馳せる人びと、表情だけでくみ取れる演出も素晴らしかったです。なぜ趣里が紅白歌合戦に出場しなかったのか、なぜ当初『ヘイヘイブギー』が子守歌でしか歌われなかったのか、すべてはこの回のためだったのだなと得心が行きました。
歌をやめる決断をし、羽鳥先生と思いのたけを打ち明けあったスズ子。たった半年でも、ふたりの絆は日々の積み上げでした。草彅剛の浮世離れ感、強い意志を感じる目線は、第二の主人公と呼べる存在感がありました。趣里と草彅剛のふたりの作品だったといっても過言ではありません。
音楽を扱った朝ドラは権利関係で再放送が難しいと聞きますが、ぜひ近いうちにもう一度最初から堪能したい(できれば記憶を消して)、そんな物語でした。
SNSやテレビ局の在り方など現代における諸問題に対して決して押しつけがましくも説教くさくもならずに思いを伝え、笑いの中にホロリと泣けるエッセンスを巧みに混ぜ込む、さすがクドカンだな…と唸らされました。
自分は昭和生まれですから、昭和の良いところも悪いところも知っています。スマホをいじりもうこれがない昭和には戻れないとその便利さにどっぷりつかりつつ、スマホがあることで得た自由もあれば、不自由もあるとしみじみ感じます。今まで触れることもなかった世界を知ることができる一方、知らなければ良かったことまで知ってしまうこともそのひとつ。
昭和と令和、どちらが正しいという答えはありません。ただ、どんな時代を生きる人にも大切なのは、周囲に寛容であること。クドカンはいつも強烈なキャラクターや突拍子のない展開を描きながらも、大切なメッセージを最終回まで取っておき、最後に切なくもあたたかい余韻をもたらす。ズルさすら感じる脚本家です。
そして回が進む中で、主人公とその娘が阪神・淡路大震災で命を落としているという衝撃的な事実も明かされました。生きることも死ぬことも人の力ではどうにもならないという死生観は、クドカン作品において重要なファクターになっています。未来を変えるのではという考察もされる中、幾千もの命が失われた事実を雑に扱わないクドカンはさすがでした。
キャストの愉快なかけ合いや豪華なミュージカルシーンは毎週楽しかったです。
『ブギウギ』
朝ドラにありがちな中だるみ期間もなく、あっという間に感じた半年間でした。
スズ子は愛助を失い、父を失い、それでも歌い続けました。そばにいる、大切な人のために。
スズ子の歌はいつも愛子を守り、パンパンの女性たちを救い、古き友を支え、若者を奮い立たせる、そんな力がありました。
最初は懐疑的な目で見ていましたが、いつしか物語にのめり込み、週末のステージを楽しみに待つ自分がいて、すっかり夢中になってしまっていました。
趣里は白眉でした。歌もダンスも、説得力がありました。終盤の「オールスター男女歌合戦」で、趣里が披露した『ヘイヘイブギー』は圧巻でした。対抗心を燃やして『ラッパと娘』をカバーした水城アユミの心をへし折るには充分でした。もっともスズ子には張り合う気持ちは毛頭なく、アユミの気迫あふれるステージに感化されて失いかけていた歌への情熱を取り戻し、ハッピーとラッキーを日本じゅうに届けたにすぎません。ただそれは積み重ねた経験と歌が好きという強い気持ちがなければ成しえません。年末のトリを飾るにふさわしい、誰の心にも深く記憶として刻まれるであろうしあわせな時間でした。歌への、そして愛子への愛を高らかに歌うスズ子、ステージを目の当たりにしてそれぞれ思いを馳せる人びと、表情だけでくみ取れる演出も素晴らしかったです。なぜ趣里が紅白歌合戦に出場しなかったのか、なぜ当初『ヘイヘイブギー』が子守歌でしか歌われなかったのか、すべてはこの回のためだったのだなと得心が行きました。
歌をやめる決断をし、羽鳥先生と思いのたけを打ち明けあったスズ子。たった半年でも、ふたりの絆は日々の積み上げでした。草彅剛の浮世離れ感、強い意志を感じる目線は、第二の主人公と呼べる存在感がありました。趣里と草彅剛のふたりの作品だったといっても過言ではありません。
音楽を扱った朝ドラは権利関係で再放送が難しいと聞きますが、ぜひ近いうちにもう一度最初から堪能したい(できれば記憶を消して)、そんな物語でした。
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今日までのプロ野球
- 2024/03/31 (Sun) |
- 野球 |
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3/29~31 vsH ●○●
黒星スタートの後の土曜日は試合を観られなかったので、ちょいちょい速報を覗くのみでしたが…。
やたら展開が早く、見るたびゼロの数が増えていく…。
エスピノーザが初回ランナーを溜めた時はヒヤヒヤしましたが、2回からはスイスイ。しかしこちらはモイネロ相手にもっとスイスイスイ! 4回までパーフェクトされていたのを知ったのは試合後でしたが。
次に覗くとすでに8回裏! しかし5回に「2」の文字が! セデーニョの2ラン!? やったー! でもなんでモイネロまだ投げてるの…? え、90球…?
そして9回表。平野劇場、今年も開幕。当然のように先頭を出すと1アウトの後またもやヒットを許す平野支配人。怖くなって用事にいそしみ再び戻ってみると試合終了…。ホッ。
結果をわかってからだと落ち着いて見逃し配信を観られましたが、リアルタイムでなくて良かったです。あのレフトフライは…確実に叫んでいただろう…。
しかしなんだか勝った気がしないのは、やはりモイネロに完投されたこと・結局3安打・得点圏なしという打線の冷え具合のせいでしょう。
勝ち越しのかかった3戦目の相手先発はスチュワート・ジュニア。天敵をやり過ごしてもまた天敵。そして案の定天敵はてんで打てないオリ打線。
田嶋は丁寧に投げているように見えました。ウォーカーに一発は浴びたものの、それ以外は投げミスなし。5回で降りたのは調整遅れに加えて、球数以上に疲弊してしまったからかもしれません。誰ひとり気が抜けない、おそろしい打線です。
そんな田嶋の奮闘も虚しく、今日も守備の綻びで相手に点を与えてしまいました。杉本や頓宮は、打撃が悪いと守備に影響が出てきがちですね…。森も走塁は良かったのですがね…。
渡部の右中間に抜けそうな打球に追いついてランナーも刺したプレイは素晴らしかったです。吉田・髙島(失点は守備のせい)の好投も敗戦の中の光になりました。
というわけで、開幕カードの印象としては、今年の懸案事項も打線。やっぱり打線。中軸に当たりが出ないと、投手陣にしわ寄せが来ます。紅林にも早くヒットが出ないかな…。
黒星スタートの後の土曜日は試合を観られなかったので、ちょいちょい速報を覗くのみでしたが…。
やたら展開が早く、見るたびゼロの数が増えていく…。
エスピノーザが初回ランナーを溜めた時はヒヤヒヤしましたが、2回からはスイスイ。しかしこちらはモイネロ相手にもっとスイスイスイ! 4回までパーフェクトされていたのを知ったのは試合後でしたが。
次に覗くとすでに8回裏! しかし5回に「2」の文字が! セデーニョの2ラン!? やったー! でもなんでモイネロまだ投げてるの…? え、90球…?
そして9回表。平野劇場、今年も開幕。当然のように先頭を出すと1アウトの後またもやヒットを許す平野支配人。怖くなって用事にいそしみ再び戻ってみると試合終了…。ホッ。
結果をわかってからだと落ち着いて見逃し配信を観られましたが、リアルタイムでなくて良かったです。あのレフトフライは…確実に叫んでいただろう…。
しかしなんだか勝った気がしないのは、やはりモイネロに完投されたこと・結局3安打・得点圏なしという打線の冷え具合のせいでしょう。
勝ち越しのかかった3戦目の相手先発はスチュワート・ジュニア。天敵をやり過ごしてもまた天敵。そして案の定天敵はてんで打てないオリ打線。
田嶋は丁寧に投げているように見えました。ウォーカーに一発は浴びたものの、それ以外は投げミスなし。5回で降りたのは調整遅れに加えて、球数以上に疲弊してしまったからかもしれません。誰ひとり気が抜けない、おそろしい打線です。
そんな田嶋の奮闘も虚しく、今日も守備の綻びで相手に点を与えてしまいました。杉本や頓宮は、打撃が悪いと守備に影響が出てきがちですね…。森も走塁は良かったのですがね…。
渡部の右中間に抜けそうな打球に追いついてランナーも刺したプレイは素晴らしかったです。吉田・髙島(失点は守備のせい)の好投も敗戦の中の光になりました。
というわけで、開幕カードの印象としては、今年の懸案事項も打線。やっぱり打線。中軸に当たりが出ないと、投手陣にしわ寄せが来ます。紅林にも早くヒットが出ないかな…。
プロ野球開幕!
- 2024/03/30 (Sat) |
- 野球 |
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暑かったり寒かったり嵐だったり、まだまだ春気分ではなかったのに…
。
今年もいつの間にやらこの日がやってまいりました。
3/29 vsH ●
開幕は「なんで言わなアカンの?」案件でしたが、蓋を開けてみればやっぱり宮城でした。
絶対的エースが去り、争いの中で勝ち取った開幕投手の座。宮城はその系譜を背負い、堂々と強力打線に立ち向かいました。
しかし、背負いすぎるものがあったのかもしれません。7回途中、ホームランの後四球からタイムリーを浴びたところで交代。相手先発より先にマウンドを降りるのは本意ではなかったでしょう。次はやり返してくれるはず。
…が、しかし。
宮城はよくやったと思うのです。
初回の失点は、外野守備の拙さがなければ取られなかったものです。その後も単打のはずが二塁打になった場面がいくつもあって、三振を取りに行かざるを得ず、本来なら出さなくていいところで力を入れてしまったことでスタミナ切れしかけたところに一発を浴び、糸が切れてしまったのかな…と邪推します。
それにしてもあのスタメンは…。「誰が当てられんねん!」とスマホにツッコんでしまいました。外野がファイヤーだなと心配していたら案の定でしたね…。
監督が言うように、開幕戦だろうが何だろうが143分の1。まだ役者も揃っていませんし、開幕してもオープン戦みたいな面々が出場するのがいつものオリックス。次、次!
でも丈一郎くんには勝ち星をプレゼントしてほしかったです…。せっかく爽やかなスタートを提供してくれたのに3連敗なんてあんまりだ…。え、京セラ開幕は10連敗だって!?
。
今年もいつの間にやらこの日がやってまいりました。
3/29 vsH ●
開幕は「なんで言わなアカンの?」案件でしたが、蓋を開けてみればやっぱり宮城でした。
絶対的エースが去り、争いの中で勝ち取った開幕投手の座。宮城はその系譜を背負い、堂々と強力打線に立ち向かいました。
しかし、背負いすぎるものがあったのかもしれません。7回途中、ホームランの後四球からタイムリーを浴びたところで交代。相手先発より先にマウンドを降りるのは本意ではなかったでしょう。次はやり返してくれるはず。
…が、しかし。
宮城はよくやったと思うのです。
初回の失点は、外野守備の拙さがなければ取られなかったものです。その後も単打のはずが二塁打になった場面がいくつもあって、三振を取りに行かざるを得ず、本来なら出さなくていいところで力を入れてしまったことでスタミナ切れしかけたところに一発を浴び、糸が切れてしまったのかな…と邪推します。
それにしてもあのスタメンは…。「誰が当てられんねん!」とスマホにツッコんでしまいました。外野がファイヤーだなと心配していたら案の定でしたね…。
監督が言うように、開幕戦だろうが何だろうが143分の1。まだ役者も揃っていませんし、開幕してもオープン戦みたいな面々が出場するのがいつものオリックス。次、次!
でも丈一郎くんには勝ち星をプレゼントしてほしかったです…。せっかく爽やかなスタートを提供してくれたのに3連敗なんてあんまりだ…。え、京セラ開幕は10連敗だって!?
プロ野球パリーグ順位予想
- 2024/03/28 (Thu) |
- 野球 |
- Edit |
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ヤスオー
①ソフトバンク
(打力が他のパ・リーグチームより二段階上。パリーグの貧打チーム相手にいい投手は不要。長距離砲を揃え、ホームランを打てば試合は勝てる。)
②楽天
(若い監督、このチームを最下位予想するOB共は老人だから短期記憶が定着しないのだろう。昨年後半のこのチームの勢いを忘れているのか。)
③オリックス
(山本はいないが中垣はいる。毎年タンパリングばかりの狡猾な補強だが、6位のチームと違い、自分のチームを強くしたいという意思は感じる、中国のようなチーム)
④ロッテ
(ムード✕の佐々木朗希で順位ダウン。)
⑤日本ハム
(采配新庄。時代錯誤な投手の補強ばかり。)
⑥西武
(良い野手を同一リーグにどんどん輸出し、浮いたお金で補強もロクにしない腐った組織。自分の体型や歯にしか興味がなく頭も悪い監督、同じ頭PLではあるがその監督よりは頭がいいので監督に媚びへつらい自分の地位を守るヘッドコーチが率いる現場。両方共戦う姿勢がまったくない。自分の保身や欲望しか考えない老人のせいで貧しい国となった日本のようなチーム)
さや
①ソフトバンク(さすがにあの打線は反則級)
②オリックス(3連覇の疲弊は相当なもの。正直Bクラスもありうる…けれど願望込みで)
③ロッテ(離脱さえなければ駒は揃っている)
④西武(助っ人がメヒアクラスなら優勝争いもあり)
⑤日本ハム(読めない)
⑥楽天(今は過渡期かも)
①ソフトバンク
(打力が他のパ・リーグチームより二段階上。パリーグの貧打チーム相手にいい投手は不要。長距離砲を揃え、ホームランを打てば試合は勝てる。)
②楽天
(若い監督、このチームを最下位予想するOB共は老人だから短期記憶が定着しないのだろう。昨年後半のこのチームの勢いを忘れているのか。)
③オリックス
(山本はいないが中垣はいる。毎年タンパリングばかりの狡猾な補強だが、6位のチームと違い、自分のチームを強くしたいという意思は感じる、中国のようなチーム)
④ロッテ
(ムード✕の佐々木朗希で順位ダウン。)
⑤日本ハム
(采配新庄。時代錯誤な投手の補強ばかり。)
⑥西武
(良い野手を同一リーグにどんどん輸出し、浮いたお金で補強もロクにしない腐った組織。自分の体型や歯にしか興味がなく頭も悪い監督、同じ頭PLではあるがその監督よりは頭がいいので監督に媚びへつらい自分の地位を守るヘッドコーチが率いる現場。両方共戦う姿勢がまったくない。自分の保身や欲望しか考えない老人のせいで貧しい国となった日本のようなチーム)
さや
①ソフトバンク(さすがにあの打線は反則級)
②オリックス(3連覇の疲弊は相当なもの。正直Bクラスもありうる…けれど願望込みで)
③ロッテ(離脱さえなければ駒は揃っている)
④西武(助っ人がメヒアクラスなら優勝争いもあり)
⑤日本ハム(読めない)
⑥楽天(今は過渡期かも)
世界フィギュア
- 2024/03/25 (Mon) |
- 日記 |
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《女子》
SPはルナ・ヘンドリクス選手が圧巻の内容で1位発進。2位イザボー・レビト選手、3位イ・ヘイン選手に続いて坂本選手は4位という結果に。ルッツのミスはひさびさな気がします。千葉選手・吉田選手は初のワールドとあってかミスもあり得点を伸ばせなかった中、オリンピック出場枠がかかる来年の枠取りのプレッシャーがあったのでしょうか。
しかしFSはさすが女王の貫録、大逆転のパーフェクト演技で見事3連覇を果たしました。最終G3番目という滑走順も功を奏したのでしょう。後半のコンビネーションを決めるごと会場のボルテージが上がっていくところは観ているこちらも胸が熱くなる光景でした。
レビト選手はまるでしなやかな竹のよう。柔らかく力強く氷上を舞いました。フィギュア王国アメリカの矜持を示したとでもいうべきか。
ヘンドリクス選手のフリーは彼女の雰囲気にぴったりな楽曲。ノーミスで最後のステップを迎えたらどんなに盛り上がっただろうかと惜しまれます。初の戴冠を目前に力むところがあったでしょうか。イ選手も最終滑走のプレッシャーが大きかったのかもしれません。
3位に入ったキム・チェヨン選手のジャンプは力感をまったく感じさせない軽やかさ。完璧でした。
千葉選手は7位、吉田選手8位と健闘しました。
《男子》
宇野選手は時間を忘れるほどの静謐な美に満ちた演技でSP首位と、3連覇へ好スタートを切ります。鍵山選手も完璧な演技でガッツポーズの2位。わずかな差で3位にイリア・マリニン選手がつけます。三浦選手はジャンプで転倒しコンビネーションを入れられなかったのが悔やまれます。欧州チャンピオンのアダム・シャオ・イム・ファ選手はミスが重なり19位スタートと意外な展開に。しかしステップでは迫力ある動きで魅せてくれました。
FSでは第1Gのシャオ・イム・ファ選手は冒頭4Lzを決めると波に乗りました。最後のバックフリップの減点があってもなお高得点を叩き出し大大大逆転で表彰台に。
三浦選手は冒頭ミスがありながら、最後まで戦い抜きました。闘志あふれるスケーティングは日本選手の他の誰にもない魅力だと思います。さらなる成長が楽しみです。
ジェイソン・ブラウン選手の演技を最終Gで観られたのはうれしかったです。滑り出しから会場を自分の世界に染め上げる表現力、滑らかなスケーティングと美しいポジションは健在。彼ならではのスケートの美を堪能しました。まだまだ見ていたい選手です。
宇野選手は冒頭からジャンプのミスがあり、その後も続いて得点を伸ばせず3連覇はなりませんでした。それでも宇野選手ならではの世界を作り上げる域に達したと思います。今後の進退については言及しませんでしたが、気がつけば宇野選手もすっかりベテランと呼べる年齢になっていました。どんな選択を選ぼうとも、宇野選手の宇野昌磨たる演技を今回見られたこと、とてもうれしく思います。
怪我から復活しさらなる進化を遂げる鍵山選手。4Fを鮮やかに決めた時は思わず声が出ました。スケーティングの美しさだけでなくスピードも見違えるように進化していました。後半の盛り上がりにはこちらも昂揚感をかきたてられ、転倒こそあったもののSB更新のハイスコアも納得の内容でした。
しかしなんといってもマリニン選手。圧巻、圧倒。4回転6本すべて成功させる衝撃のプログラムで歴史を塗り替えました。これに追随する選手は果たして現れるのか。そして彼自身このクオリティをいつまで持続させられるのか。
来季の戦力図がますます楽しみになってきました。
SPはルナ・ヘンドリクス選手が圧巻の内容で1位発進。2位イザボー・レビト選手、3位イ・ヘイン選手に続いて坂本選手は4位という結果に。ルッツのミスはひさびさな気がします。千葉選手・吉田選手は初のワールドとあってかミスもあり得点を伸ばせなかった中、オリンピック出場枠がかかる来年の枠取りのプレッシャーがあったのでしょうか。
しかしFSはさすが女王の貫録、大逆転のパーフェクト演技で見事3連覇を果たしました。最終G3番目という滑走順も功を奏したのでしょう。後半のコンビネーションを決めるごと会場のボルテージが上がっていくところは観ているこちらも胸が熱くなる光景でした。
レビト選手はまるでしなやかな竹のよう。柔らかく力強く氷上を舞いました。フィギュア王国アメリカの矜持を示したとでもいうべきか。
ヘンドリクス選手のフリーは彼女の雰囲気にぴったりな楽曲。ノーミスで最後のステップを迎えたらどんなに盛り上がっただろうかと惜しまれます。初の戴冠を目前に力むところがあったでしょうか。イ選手も最終滑走のプレッシャーが大きかったのかもしれません。
3位に入ったキム・チェヨン選手のジャンプは力感をまったく感じさせない軽やかさ。完璧でした。
千葉選手は7位、吉田選手8位と健闘しました。
《男子》
宇野選手は時間を忘れるほどの静謐な美に満ちた演技でSP首位と、3連覇へ好スタートを切ります。鍵山選手も完璧な演技でガッツポーズの2位。わずかな差で3位にイリア・マリニン選手がつけます。三浦選手はジャンプで転倒しコンビネーションを入れられなかったのが悔やまれます。欧州チャンピオンのアダム・シャオ・イム・ファ選手はミスが重なり19位スタートと意外な展開に。しかしステップでは迫力ある動きで魅せてくれました。
FSでは第1Gのシャオ・イム・ファ選手は冒頭4Lzを決めると波に乗りました。最後のバックフリップの減点があってもなお高得点を叩き出し大大大逆転で表彰台に。
三浦選手は冒頭ミスがありながら、最後まで戦い抜きました。闘志あふれるスケーティングは日本選手の他の誰にもない魅力だと思います。さらなる成長が楽しみです。
ジェイソン・ブラウン選手の演技を最終Gで観られたのはうれしかったです。滑り出しから会場を自分の世界に染め上げる表現力、滑らかなスケーティングと美しいポジションは健在。彼ならではのスケートの美を堪能しました。まだまだ見ていたい選手です。
宇野選手は冒頭からジャンプのミスがあり、その後も続いて得点を伸ばせず3連覇はなりませんでした。それでも宇野選手ならではの世界を作り上げる域に達したと思います。今後の進退については言及しませんでしたが、気がつけば宇野選手もすっかりベテランと呼べる年齢になっていました。どんな選択を選ぼうとも、宇野選手の宇野昌磨たる演技を今回見られたこと、とてもうれしく思います。
怪我から復活しさらなる進化を遂げる鍵山選手。4Fを鮮やかに決めた時は思わず声が出ました。スケーティングの美しさだけでなくスピードも見違えるように進化していました。後半の盛り上がりにはこちらも昂揚感をかきたてられ、転倒こそあったもののSB更新のハイスコアも納得の内容でした。
しかしなんといってもマリニン選手。圧巻、圧倒。4回転6本すべて成功させる衝撃のプログラムで歴史を塗り替えました。これに追随する選手は果たして現れるのか。そして彼自身このクオリティをいつまで持続させられるのか。
来季の戦力図がますます楽しみになってきました。