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続・風花の庭

別れをば山の桜にまかせてむ留めむ留めじは花のまにまに(幽仙)

ドラマ寸評(2018年第2期②)

『未解決の女 警視庁文書捜査官』
鈴木京香と波瑠という少し異色な女性コンビと、遠藤憲一や沢村一樹などの脇を固めるキャストが魅力で、録画してみました。
体育会系女性刑事を演じる波瑠はミスマッチですが、大森美香の脚本力とまわりの役者たちに助けられるかたちで、ドラマとしては様になっています。ただ事件自体の設定はかなり荒っぽく、鈴木京香の文書読解力を活かすための装置に過ぎないため、同じ未解決事件を扱う『シグナル』とはまるで雰囲気が異なります。朝ドラキャストが多いせいもありますが、朝ドラのように軽く楽しめます。
『わろてんか』で鈴木京香と遠藤憲一の共演シーンはあったかな? 『あさが来た』では姑と婿の設定だった工藤阿須加と波瑠が同期。『ひよっこ』のお父ちゃんもずいぶん性格がいやらしくなりました。…など思うにつけても、朝ドラってなにげに出演者が豪華なんだな。

『あなたには帰る家がある』
「おばさんのミスは笑えない」-(゚ロ゚)→グサッ
このひとことは効いた…。
設定の年齢は真弓と変わりませんからね…。
しかしこのドラマの主題は心の通わない二組の夫婦。自分と重ねると気持ちが沈んでいきそうなので、あくまで創作物として楽しむことにしています。
玉木宏の顔しか取り柄のなさそうなダメ父っぷりは見事。千秋先輩もこういう役をやるようになったのだなあ、としみじみ。
それ以上に見事なのが、ユースケ・サンタマリアのサイコパス夫と木村多江の魔女っぷり。ユースケの怪演は『火の粉』の不気味さを思わせます。茄子田家の食卓にバウムクーヘンが並んでいたらどうしようかと思いました。そして薄幸女を演じさせたら木村多江の右に出る者はいません。そしてあの悲し気な瞳で男にすがる時の色気といったら。そりゃ妻に辟易している夫なら一撃必殺です。ただ、本当に悪気がなく秀明に接近しているのかどうか。茄子田家のような家は昭和どころか平成も終わろうとしているこの現代にあっても、決してめずらしいものではないのかもしれませんが、あんな傲慢な夫にかしづいておとなしく言いなりになっているのも、何か理由があってのことだと思うのですよね…。終始妻がキャンキャン吠えている佐藤家との対比であったとしても、どこか極端すぎて、単純に受け止められません。そして現代っ子であるであろう息子は黙って食卓に座っていますが、心中どう思っているのかもなんとなく気になります。佐藤家の娘はその点、父親にも肯定的で愚痴る母親を諭していましたが。
原作が恋愛小説に定評のある山本文緒だけに、どんな展開が待っているのか想像もつきません。

『ブラックペアン』
『半沢直樹』チームのドラマの長所は、勧善懲悪で展開がわかりやすいところ。一見極端すぎるキャラクターも、物語のスピード感で気にならなくさせてしまいます。しかしこの作品は今までと少し様相が異なります。どうも主役の渡海は純粋な「善」ではない模様。渡海と対立関係にある高階も、過去に因縁がありそうな佐伯教授も、あっちこっちに顔を売りまくる女狐のような治験コーディネーターも彼を取り巻く人間は腹黒ばかり。唯一裏表のない世良もまだ研修医で半人前ですから、生命を救う病院という場において絶対的「善」たりえる存在ではありません。金に汚い渡海がいかにして「善」となり、どの「悪」と戦うことになるのか。『チーム・バチスタ』の海堂尊らしいあっと驚くラストが待っていそうです。
竹内涼真や小泉孝太郎のような長身俳優と並ぶとどうしても見劣りしてしまうニノ(しかも役作りで猫背)ですが、その存在感はさすが。手術時の手さばきも、感情を排除したセリフまわしも、中身をつかめない渡海という人間をより魅力的に見せています。医療に対し高い理想を持って向き合っている世良からすれば、命を金でやりとりするような渡海のやりかたはとうてい受け入れられるものではないのでしょうが、なぜ渡海がそのような医師になったのか、秘密は医療ミスを示唆するレントゲン写真にあるようです。あれは誰のレントゲンなのか、渡海に米を送る母親はどのように展開にかかわってくるのか。
毎クールいろんな医療ドラマがありますが、この作品はひさびさに緊張感をもって楽しめる医療ミステリーになりそうです。



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今日のプロ野球

前日の勝利で気分はすっかりアゲアゲ。

ユニフォームもメガホンバットも持っていないが…。
青い服に赤いスニーカー。
青と赤のストール。

あ! 近鉄カラーだ!

たまたまです。たまたま。
(グレーのインナーは持っていなかった…)



今日の先発はこのお方。



がんばれー!



初回、ランナーを出しますが無失点。
その裏はあっさり三凡。武田は前に打ちこんだじゃないかよう!

すると次の回、不調のデスパイネに四球を出すと、松田にあっさり2ランを献上。うそん。
「あつおー!」で盛り上がる反対側のスタンド。あいかわらず南海(ソフトバンク)ファンは大阪の球場の半分を占めています。
その後ふたたびランナーを溜めてしまいますが、追加点は阻みました。

2点を追いかける展開となった近鉄(オリックス)。
その裏、小谷野のエラーまがいの初安打から、最近すっかり空気になっているTがヒットで続きます。2アウト満塁から山崎勝、まさかの同点タイムリー! 「うわーん、安達が勝負を避けられた! もう終わりじゃないか!」と思った我らをお許しください。

互いにランナーが出ては併殺と、まだ流れはどちらに傾くかわからない展開。

甘いモノが欲しくなって席をはずした4回裏、先頭小谷野が二塁打でチャンスを作ります。打っても空気のTが初球進塁打。大城が犠飛でも得点できる場面で内野フライ。おいおい…と通路のモニターを横目に呆れながら席に戻った、その瞬間!

安達の2ランキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━‼

お昼にアダッチ・フォー食べた甲斐がありました!



おいしかったです。フォー大好きなもので。

山岡は相手に攻撃の隙を与えず、試合は終盤へ。
気分良く近鉄カラーのジェット風船を見上げる。



いや、まあ、ちょっとは気になっていましたがね。追加点取ってほしいなあ、と。
しかも7回に山本かあ、と。
8回はどうするのかなあ…と…。

やっぱり黒木。

不安です。このところすっかり精彩を欠いている。しかも打順は1番から。
なんとかしてほしいなあ…。

もちろん、ソフトバンクはなんとかしてもらえるチームではない。

それでも今宮が2点差でバントして、少しは光明が見えました。柳田を敬遠して内川なら、きっとなんとか…。

勝負すんのかーーーい!

おまけに不調の内川にまでポテンヒットを許す始末…。

…どうすんのこれ(;゚д゚)

すると、ビジョンに流れたのは大勝旗。

ま、増井!!??

まだ4月ですぞ? なんだなんだ、このチームは優勝争いでもしてるのか!!??

ピンチを初球併殺に仕留めた増井。そこはさすがですが…1点差…。

諦めない姿勢を示す南海。小刻みな継投の前に、追加点を奪えません。2~4番が1安打じゃな…。

胃薬が欲しい9回表。もちろん増井は回またぎ。

1アウトから松田がサード強襲の二塁打。えっ! 小谷野に守備固めを出していない! いつもなら鈴木昂がサードにいたのに! 小谷野以外なら取れたと言い切れるかどうかはわかりませんが…。鈴木昂の代わりに昇格した縞田はいったい何のためにベンチにいるのか? まさかピンチバンター要員なのかーーー!!??

続くグラシアルは四球。きなくさくなってまいりました。

それでも、代打川島を2アウトに斬った時は固唾を呑んで見守っていた一塁側が盛り上がりました。

しかし、今日のスタメンを見た時に何やらいやな予感はしていました。



1番上林…。

打順変更した上林がここで回ってきたのは、結果論なのかもしれませんが、なんだか工藤監督の最初から意図していたところのような気がしてならない。2点差で送りバントも、小刻みな継投も、すべて結果につながっています。こういうあたりが、何度も優勝を経験している百戦錬磨の監督と、ずーっとBクラスにもかかわらず毎年同じことをくり返している監督との違いなんでしょうねえ…。

9回裏。
「ひさびさにサヨナラ勝ち見たいわー。何年も前に見たソフトバンク戦もサヨナラだったしー」と前日にほざいていた私でしたが、本当にそんな状況、見とうはなかった。

そのチャンスも先頭小谷野四球からのTの三球三振を見た瞬間に潰えましたがね。いくら大城がバントしても2アウト。ならTが送っていれば…。中島は自分の意志でバントしていたよ。その中島、ここで代打に出さないならいつ出すつもりなんですかね。中島のほうが四球も選べますし。
いずれにせよ、伏見も中島も右打者なのですが、なぜここで左のモイネロを選ぶのだ、工藤監督。こういうあたりが(以下略)

まさかの延長戦。ゲンナリ。
8回あたりで売り子さんが回ってきた時に、「もうすぐ終わるし、我慢しよう」とドリンクを買わなかったことをいたく後悔。

まあ、この時点でもうすぐ終わったわけだけどね!

吉田一が先頭柳田にでっかい二塁打を打たれた瞬間にすべてを悟りました。相手との中継ぎ投手の力差がありすぎて泣ける。
「デスパイネにスリーラン打たれちゃうかもな、あっはっはー」と乾いた笑いを上げていたら、ある意味それ以上にむごい結果でした。
えんえん鳴り響く鷹の道、三塁側の大歓声。
楽しんでいただけたようで何より…。

泣けるわー。意味のなかった守備固めで吉田正を降ろして、最後に小田がそのまま打席に立った時も泣けたわー。

もう帰りには愚痴しか出てきません。家に帰ってからも酒量が上げ止まりません。

貴重な休日に…わざわざ球場まで足を運んで…いつもいつもこのブログに書いているような裏目采配で敗れて…もしかしたらシーズンで五本の指に入るかもしれないワーストゲームを目のあたりにして…。

やはり今年もGoldn Weakだった…。






今日までのプロ野球

4/24~26 vsF ●●●

うーーーーん…………。
カード頭に勝ってはいけない掟でもできたのかい?
10安打8四球で3得点という打線もいかがなものかと思いますが、やはりカード頭を任されている金子があれでは…。
良い投球を見せたかと思えば、大田に2打席連続ホームラン。わざわざ2番スタメンで起用した相手の術中に見事にハマりました。苦手な打者はとことん苦手です。こういう神経質なところは昔からまったく改善されません。その後に投げた澤田・吉田一・山本が無失点だっただけに(黒木は不運もあったしあんなもの)、悪目立ちします。
どこか悪くしているような発言もありましたし、二軍で伊藤とリフレッシュするのもひとつの手であるように感じますが…。

2戦目は「あの」西武打線を7回無失点に抑えた高梨が相手ですから苦戦は予想していましたが、まさか91球完投されるとは。序盤も中盤も終盤も一貫して早打ち攻撃でしたが、途中で何か対策は講じないんですかね。 書き飽きて指がうんざりしますが。
アルバースは今回も好投しましたが、あいかわらず見切りが早い。天の声効果はまだ有効みたいです。吉田一もなー。マウンドに出てこないと調子がわからんなー。
で、1点差に追いついたところで黒木ですか。
黒木ですか…(以下略)
比嘉は中田よりレアードだよなあ、と、思っていましたら案の定。
やはり、ロッテと楽天相手に勝ち越したことで調子に乗っていたみたいです。

西武戦以来の3タテは避けてほしいとの願いもむなしく、吉田正の2得点だけという終わりの始まり。始まるのは毎年恒例、魔のGolden Weakだ!
先頭が出てもバント失敗→ゴロ→併殺やら、山崎勝のまさかの長打から1・2番が2球で終わりやらって。
澤田・山本・黒木が今日も無失点、なんてイイコトではないです。今年は山本と黒木を使い潰すつもりですか。澤田に代わってまったく投げない枠2018の山崎福の存在も謎ですし。
さて、「相手投手の制球が定まっていないのに、ランナーが出たらとにかくバント」「代打代走出しまくって同点にしたところでそれからどうするつもりか」と、今のオリックス野球の問題点を凝縮していた9回の攻撃。鈴木昂が代打で出てきた瞬間にこのラスト(バント失敗→盗塁失敗)は想像していました。断言しよう、中島のほうが絶対にバントがうまい。小田も鶴岡に刺されるって、どんな代走なんだ。

札幌ドームでは昨年から連敗数をのばしているようです。よかったことといえばこちらのリクエストがことごとく成功したことですかね。ここでの判定には「おかしなことやっとるby岡田元監督」をはじめ、モヤモヤすることが多かったので。

(結果)8勝14敗1分 ( ´△`)
3強2弱1天上人の体をなしてきたパ・リーグ。
ここまで弱くても最下位でないのが不思議ですが、まあ、楽天は昨年優勝争いした疲弊がありますからね…茂木も万全でないみたいですし。こちらはこれといった怪我人がいないのにこのざま。どう言いわけするんですかね。

ゴールデンウィークを早くも先取り。ついに始まってしまった暗黒週間。ソフトバンク→西武→ソフトバンクって、どんな日程なんだ!
なんの嫌がらせだ!
そしてなぜウチにソフバン戦のチケットがあるんだ!






今日までのプロ野球

4/17~19 vsM ●○○

3安打でも勝てるんやね…強いチームは…。
4人で6四球ですから無理ないか。
悪い意味で伊藤が目立ってしまいました。さすがに擁護できません。エラーでイライラする金子も金子ですが、ミスのあとの併殺はなあ…。勝てないうえに若月や伏見の活躍がプレッシャーになってしまっているのでしょうか。二軍で頭を冷やして、復活してほしいです。

2戦目はめったに見られない逆転勝ち。何度くり返したかわかりませんがあいかわらず唐川に手も足も出ない打線が、初ヒットを足がかりに4得点。
途中まではもののみごとに全員が全員早打ち凡打で、「こりゃ完全試合くらうんじゃないか…いやもういっそのことくらってしまえぃ!」と投げやりの境地でしたがね。二度目の対戦となるアルバースに対し、カット打法で球数を稼ぎに来ていた相手を少しは見習ってほしいです。今さらそんな指示を期待するのも無駄なことはわかりきっていますが。
勝ち越したからよかったようなものの、Tの走塁意識の低さは、なんだありゃ。代打のヒットが帳消し、あわやマイナスになるところでした。
黒木が打たれて1点差までに追い上げられましたが、日替わりで不安な中継ぎはやはり酷使がたたっているのでしょうか(そんなに勝ってないのに…)。この裏で行われていた日ハムー西武の大逆転劇を知ったら、ひとごとには思えません。
ちなみにこの日、BS12の中継の副音声がK岡田で、あいかわらずのオリックス愛あふれる解説に序盤のフラストレーションが癒されました。しかし敵地なのに、なぜオリファン代表が呼ばれたのか…? サービス精神旺盛だなあ。

3戦目は田嶋につきます! 見ていてまるで不安を感じない好投・快投でした。欲を言えばもう少し援護が欲しかったですが、増井にも前日に続いてセーブがつきましたし。マリンの平野は何点差でも不安でしたが、増井は大丈夫…なの、かな…。
苦言を呈するなら、実況席も疑問符だらけだった9回の1アウトからのバント攻撃。ベンチの雰囲気を見る限り、解説が指摘したとおり風岡三塁コーチのサインミスだったようですね。この間からちょっと三塁コーチのミスが目立ちます。「この間」を「この数年」に置き換えても良いくらいですが。

初のカード勝ち越し! この勢いで3連勝&ポンタ初勝ち絵見せて!


4/20~22 vsE ●○○

嗚呼、ポンタの勝ち絵はいつになったら見られるのやら。
うーん、先発を76球で降ろしますか。連打されたとはいえ、2アウトで降ろしますか。
まあ、それは百歩譲っていいとしよう。
ここでの選択肢が、なぜ、近藤?
なぜ、近藤?
近藤の立ち上がりは、いつも悪い印象があります。少なくとも全盛期の佐藤達のようにランナーありの場面で出す投手ではないです。なぜ、今日に限って吉田一ではなかったのだ? 準備させていなかったのか? 中継ぎはいつも初回から準備させているのではなかったのか? そもそも近藤は6回から登板する心づもりはできていたのか? またやっつけか? 出したら勝手に抑えてくれるとでも思ってんのか?
こんな展開で則本に勝ちがついた試合を今まで何度見せられたことか…。

最下位転落は避けたい2戦目、西にはやっぱりデーゲームが似合います。サタデーマレムランもおなじみになってきました。
欲を言えばダメ押し点が欲しかったですがね。点差があれば西の完封劇を見られたでしょう。またやらかしましたね、三塁コーチのぐるぐる回転からの急ストップ。選手は急に止まれないんだよ。そろそろ西村ヘッドコーチの出番でないですかね。
なにげに打率が急降下していたTが外され、伏見がスタメンに。そして2併殺に…かみあわないなあ。安達が2安打と調子を取り戻しつつあるのが救いですが。あとはロメロの完全復活を待つばかり。
増井はあれか? みずからピンチを作らないと調子が出ないのか? 劇場型なのは知っていましたが、今年以降もやはり胃薬が必要なのか?

カード連続勝ち越しをかけた3戦目は山岡が粘りました。序盤球数を稼がれましたが、修正能力はさすがです。先制したイニングは、2アウトランナーなしになってからの山崎の四球が2点目につながりました。得点圏だけ強い宗…やはり1番向きではないのでは…。
しかし、あの四球の時の球審の動きは謎でした。地面スレスレの球に一瞬ストライクコールしたような? 2アウトでしたから気持ちも一瞬切れるでしょう。少し池田に同情しました。
願わくば、こんな「わっはっは」と構えて見ていられる試合を少しでも多く楽しみたいものです…。

(結果)8勝11敗1分 (///∇///)
借金3!
4位タイ浮上!

…あれ、なんだかいけそうな気がしてきたかも?

なんとも単純なものです。
次なる相手は、3位日ハム。Aクラス入りを阻む目下の敵です。
うーん、大谷も増井も大野も市川も抜けた日ハムが、こんなに強いとは思わなかったぞ…。
なんとかポンタの勝ち絵を!





ドラマ寸評(2018年第2期①)

『半分、青い。』
北川悦吏子脚本とあって、また背中がぞわぞわするような甘くて寒い展開になるのではと危惧していましたが、今のところ、懐かしい雰囲気を感じられて心地いいです。
思えば、北川脚本にありがちな「初対面では反目し合っていた男女が恋に落ちる」とか「純粋で陽気な女子と照れ屋でスカシな男子」な設定は、80~90年代初頭の少女漫画そのものでした。そう、まさに私が『りぼん』っ子であった時代とまさにドンピシャ。
『りぼん』の中の世界に憧れていた小学生の私は、高校生になったらラブレターが靴箱に入っていたり、登校途中に出逢った他校の男子と恋が始まったりするものだと思っていました(遠い目)。
そのノリを現代劇に持ってきたらお寒いですが、時代を当時に戻して緑豊かな風景に合わせたら、意外にハマるものです。
そしてちゃんと朝ドラらしく、泣きどころも笑いどころも設定されています。鈴愛の片耳失聴からの一連の流れは、子役のまっすぐな演技に泣かされました。最近は芸達者な子役が多いものですが、このドラマの子役は演出からの指示もあったのか、全員素朴で台詞回しもたどたどしく、それはそれで味がありました。
北川作品の主人公には感情移入できないことが多かったのですが、ここから鈴愛がどのようにして漫画家への道を歩んでいくのか、律との関係はどうなるのか、なぜシングルマザーの道を選ぶのか(相手は!?)、ちゃんと鈴愛の心により添えるように描いてほしいなと思います。

『コンフィデンスマンJP』
『デート~恋とはどんなものかしら~』の古沢良太脚本。放送前にちょうど『デート』が再放送されていたので一気視聴しました。やっぱり面白かった。その流れで録画してみたのですが、うーん、荒唐無稽がすぎて『デート』ほどはハマれない。それでもいきいきしたキャラたちや、真実が二転三転するストーリーの展開には惹きつけられます。やはり脚本家の力量でしょう。
『デート』でも杏が変顔レパートリーを披露してくれていましたが、長澤まさみ演じるダー子の豊かな表情もなかなかのもの。杏のダンナもボクちゃんキャラではっちゃけていますが、なぜこの人の演技はいつまでたっても進歩しないのだろうか…? こういう味なのか?
今は大がかりなカラクリをしかける詐欺師ですが、きっとダー子たちの過去や秘密がどこかで明かされるはず。それまでは深く考えずにコメディを楽しむことにします。

『シグナル 長期未解決事件捜査班』
葉っぱのあんちゃんの時は何とも思わなかったのに…。
最近、坂口健太郎がイケメンに見えてしょうがない…。
それはともかく、このドラマは同時間帯だった『CRISIS』のような少し暗めの雰囲気で、なんともミステリアスな空気感のあるサスペンス。韓国作品独特のおどろおどろしさも残してあります。北村一輝・吉瀬美智子・渡部篤郎などの周りを固めるキャストも重厚で、尾崎将也のスピード感ある脚本が展開を盛り上げています。三枝の過去を含めまだ謎だらけの展開ですが、過去と交信することで未来が変わっていく、このファンタジックな設定が物語全体の緊張感を緩和することなく、最後までこの雰囲気を保って見ごたえある作品になってほしいと思います。