忍者ブログ
かすむ夜の光を花とにほふにぞ月のかつらの春もしらるる(二条為明)
6/19 vsコロンビア ○

四年に一度、この大会の時だけは、サッカーに盛り上がってみる。
ただ無知なもので、前情報といえば監督交代騒動と、グループリーグが強敵ばかりだということくらい。しかも初戦からコロンビア。コロンビアといえばこんな無知でも名前は知っているハメス・ロドリゲスを擁する優勝候補、前回日本がコテンパンにされたチーム。悲観的な報道が多かったこともあって、こりゃ今回も一勝、いや一分けできれば御の字かな、くらいの期待値でした。
まさか、いきなりこんな手のひら返しをさせてくれるとは。
開始3分で相手がハンドをとられ一発退場、見ている方が緊張するPKを香川がきっちり決めて日本が先制。この攻撃、結果的にシュートでは決まりませんでしたが、おや? 今までと違う、と感じました。
今までの日本はボールを持っても横パスのくり返しで攻撃陣形を整えているうちにボールを取られ、という流ればかりで、見ていてイライラすることが多かったのですが、今回の攻撃はスムーズに縦に進んでいるように見えました。しかし相手はひとり少ないとはいえ強敵コロンビア、時間が進むにつれ勢いを失っていく日本は、前半終わり際に川島のキャッチミスもあって同点にされてしまいます。
それでも後半が始まると気持ちを入れ替えたのか、攻撃の積極性を取り戻しました。相手に疲労の見え始めた後半25分に本田圭佑が投入されると、その本田のフリーキックから大迫が勝ち越しヘッド! 大迫半端ないって! そのあとのディフェンスも半端ないって! イケメンぶりも半端ないって!(流行に乗ってみた)
「絶対負ける」と思っていたコロンビア戦ですが、何が起きるかわからないのが世界大会だとしみじみ思いました。


6/24 vsセネガル △

コロンビア戦の勝利で日本国じゅうがアゲアゲムード。しかしセネガルはその高い身体能力と組織力で、グループ内もっとも世界ランクの高いポーランドを倒してきています。前評判ほど決して与しやすい相手ではありません。
さすがに深夜の試合はリアルタイムでは視聴できませんでした。が、時々隣の部屋から聞こえてくる「わー」だの「おっ」だので目が覚めて、なんとなく経過はわかりましたが…。
前半早々川島のはじいたボールが相手に当たってゴール内に入ってしまうという、初戦に続くキーパーのミスで失点してしまいますが、今大会の日本はひと味違います。追いかける展開となっても戦う姿勢を失わず、前半が終わるまでに乾のシュートで同点に追いつきます。
後半も攻めていく日本ですが、決定機を逃しているうちに失点してしまうという何やら不穏な状況に。グループリーグ突破に少しでも近づくためには、この試合でなんとしても勝ち点を得ておきたいところ。
残り約15分、勝利に向けてたれこめる暗雲を追い払えるのは、この人しかいません。初戦でも勝ち越し点をアシストした本田圭佑。本田がピッチに入ると、なぜか空気が少し変わります。
そしてその瞬間がやってきました。競り合いからゴール前にこぼれてきたボール、そこにいたのは本田圭佑! 迷いなく蹴り出された左足! 本田△!
良くも悪くも個性的な言葉の選択をすることから、パフォーマンスの低下とともにかつて本田に向けられていた賛辞は批判へと変わりました。しかし、この世界は結果がすべて。二試合連続で本田投入から得点につながったことから、本田はチームのジョーカー的存在として扱われていることがわかります。あれだけの不要論を一発でひっくり返した本田の存在感は、やはり今の日本チームには欠かせないものだったということなのでしょう。
劣勢だった試合をドローに持ち込み、これで日本の勝ち点は4、グループ首位に立ちました。かたや、コロンビアがポーランドを圧倒し、ポーランドがまさかの予選敗退。ますます番狂わせが起きそうな予感です。


6/28 vsポーランド ●

「引き分け以上でグループリーグ突破!」なんて各メディアは前日から大騒ぎ。でもいくら敗退が決まっているとはいえポーランドは弱くないですし、せめて一勝をと意気ごんでくるでしょうから、そんな安気に構えていていいのでしょうか?
しかも西野監督は、ここにきて大幅にスタメンを入れ替えてきました。決勝トーナメントに進めば次の試合は最短で中3日。ベテランの多いレギュラーメンバーの疲労を考慮したのでしょうが…。
結果的に、決勝トーナメントへ進むことはできました。しかし見ていて「なんだかつまらないなあ」というのがにわかファンの正直な感想でした。
最後の10分間のパス回しのことではありません。ボールを持ってもなかなか前に進めない。パスがつながらない。奪われる。守りも弱い。今までの、勝てない日本チームの動きでした。すなわち、スタメンと控えの力量には、勝ちと負けを分けるくらい大きな違いがあるということなのでしょう。ポーランドも、モチベーションの加減なのかそこまで日本に対しプレッシャーをかけているようには感じませんでしたし、フルスタメンなら勝てた試合のように思います。しかしここで使ってしまうと決勝トーナメントで良いパフォーマンスができない。監督は賭けに出たのかもしれません。
賭けと言えば川島の起用には驚きました。二戦連続でミスをして批判を集めているキーパーの川島については多くの解説者が「外すべき」と論じていたにもかかわらず、守護神をまかせ、キャプテンマークまでつけさせました。その確固たる信頼感には、2006年のWBCで絶不調のイチローを使い続けた原監督の姿を思い起こしました。そしてイチローが決勝タイムリーを放ったように、西野監督の決断も結果的に吉と出たものの、もしまたミスをすれば川島ともども大炎上したに違いありません。指揮官として信念を貫き通した勇気には感服します。
想像もつかないプレッシャーの中で次々くり出された川島のスーパーセーブ。その精神力にもまた、心が震えました。
そして、最後の最後で監督はさらなる賭けに出ます。後半15分、日本はディフェンスの甘さから先制を許してしまいます。日本が負け、同時開催されているセネガルとコロンビアが引き分ければ、日本は敗退。にわかファンはすわセネガル応援に回ります。
なかなか好機を見いだせない日本(とセネガル)。悶々としながら中継を見ていると、「コロンビア先制」の一報が。あわてて突破条件を見直します。えーと、このままだとセネガルと並ぶけれどどうなるの? 頭が追いつく前にアナウンサーがちゃんと「イエローカードの差で日本が突破」と説明してくれました。
ただそのためには、イエローをもらわないこと、追加点を許さないこと、セネガルが追いつかないこと。三番目は他力本願ですからどうにもなりませんが(とりあえずコロンビアを応援)、先のふたつは絶対条件。残り10分で投入されたのは、本田ではなく長谷部。もう攻めず、守りに入る合図でした。
賛否両論が世界をめぐったこの残り時間のパス回し。次第に大きくなるブーイングの中で、日本選手はえんえんと自陣でボールを行ったり来たりさせ続けました。
コロンビア戦やセネガル戦のヒリヒリ感とはほど遠い、グループリーグ最後のアディショナルタイム。勝ち抜くためには仕方ないよねとは思うものの、「うーん…」というモヤモヤもあり、しかしドーハの悲劇をくり返さないためにも必要な時間なわけであり…。
いちばん苦痛だったのは、四方八方からブーイングを浴び続けるピッチの選手たちだったろうと思います。試合後のコメントにもそれが表れていました。
そしてこの作戦は、セネガルがもし追いついていたら「仕方ない」では済まされなかったのです。
スタメンを変え、勝ちにいく姿勢を捨てた西野監督は、批判を一身に浴びたでしょう。生卵どころの話ではなかったかもしれません。そのリスクをすべて背負う覚悟で、監督は賭けに出た。これがナショナルチームを率いる者、勝負師としての潔い姿なのだとつくづく感じました。
そしてその監督の覚悟を、選手全員が受け取った。だから「結果がすべて」と言い切れる。チームが一丸となって決勝トーナメントという目標、そしてその先へ目を向けていることを感じました。強くなったサムライが、日本チームが帰って来ました。
日本人は清廉潔白を好む民族性ですから、こういった負け逃げに拒否反応を示してしまうのでしょうが、世界からも批判されるとは少し意外でしたね…。世界的にもこういうのないわけじゃないよね…。面白い試合を期待してお金を払って見に来ている会場のファンがブーイングするのはわかるのですが…。

さて、日本の2010年以来の決勝トーナメント進出が決定しました。
相手はベルギー。FIFAランク3位、もはや雲の上のチームです。怖い情報しか入ってきません。仮にポーランドに勝っていたら対戦相手になっていたイングランドも、FIFAランクは日本より50も上。まだマシと楽観視できる相手でもありませんでした。それにしてもイングランドと戦うことになったコロンビアは、初戦で日本に敗れるという圧倒的不利の状況からグループ1位通過。さすがです。
トーナメント表はどこを見ても、名だたる強豪ばかり。
ですが、今の日本チームだって堂々たる世界のベスト16。
南アフリカ大会を超える、熱い試合を期待します!(でも平日の夜中3時なんて見られないよ…)






PR
『ブラックペアン』
ニノと佐伯教授しか人命を救える医者がいなさそうなへっぽこ医師ばかりの大学病院やら、「♪テレレテッテレー、ブラックペアーン!」なひみつ道具やら、西崎教授とニノの間で右往左往してしまいにはコナン化してしまう高階ゴンタやら、何かとツッコミどころ満載ながら、スピード感と盛り上がりに騙されて結局最後まで見てしまうという、最近の日曜劇場らしいドラマでした。
ブラックペアンの謎が解き明かされた最終回は、あらゆる命を救ってきたスーパードクター渡海も佐伯教授という最後の壁を超えることはできなかった…という、なかなか衝撃的なラストでした。「でも佐伯が止血のためにペアンを残しましたと最初に申し送りしていたら済んだ話なんじゃね?」という野暮なツッコミは置いておいて…。原作は読んでいないのですが、時代設定に30年の乖離がありますから、現代においてブラックペアンひとつで片づけるには少し無理のあるオチだったかもしれません。
猫ちゃんとの関係性も今ひとつよくわかりませんでした。医療過誤の被害者団体とかかわりがあるということでしょうか。猫ちゃんを演じた趣里は『リバース』の時と印象が変わりました。サイケな役が似合いそうですね。
竹内涼真と葵わかなのペアは絵面が爽やかでした。ただ、世良がブラック上司の渡海のもとで医者としての腕を上げたのは自然な流れですが、花房が優秀な看護師であるという描写がなかっただけに、最終回の高階の説得は不自然でしたね…。
日曜劇場おなじみの顔芸ですが内野聖陽と市川猿之助のベテランふたりもしっかり担当。わかりやすーいライバル関係をわかりやすーく演じてくれました。しかしこの両者、『風林火山』では水魚の交わりのような主従だったんだよなあ…と古い話を思い出しました。
これからもこの枠はこんな感じのドラマばかりなんだろうか…と思いきや、次の作品は『この世界の片隅に』ではないですか! 澄子(松本穂香)かあ…松坂桃李かあ…どうなるんだろう。
じっくり丁寧に、あの世界観を再現してくれることを願います。

『西郷どん』(承前)
いよいよ歴史が動き始めました。
なんとも感情を揺さぶりにくる大河ドラマです。『翔ぶが如く』のような時代の大回転を描く迫力には欠けますが、ひとりひとりが何を思い何を心に感じて行動に出るかを歴史書の行間に想像力を働かせ、見る者が個人個人の視点に立てるよう作り手なりの物語を組み立てています。
しかしこの脚本家は想像の翼が大きすぎるのか、主要人物よりも脇役の方が輝いて見えます。生きざまが文字として残っている歴史の英雄よりも、名前しか残っていない無名の人物の方が魅力的。たとえば、前者は井伊直弼や徳川慶喜、後者は愛加那。イメージや実際の行動や言動に制限がないだけに好きに描けるからでしょうけれど。
井伊直弼の最期のなんともいえない表情は、今まであまたの俳優が演じてきた井伊直弼のどれにもなかった特筆もののワンシーンでしたが、それまでの描かれ方がステレオタイプのヒールすぎて少し残念でした。
井伊直弼には井伊直弼なりの義があって、互いの義があるからこそ対立が生まれ血が流れる、幕末とはそういう時代。薩摩が主人公である以上、井伊直弼が悪で徳川慶喜が善でなければならないのでしょうが、その構図をあの表情ひとつで打ち崩した佐野史郎はさすがだな、と思いました。『翔ぶが如く』では短絡的で仕事のできない俊斎だったのに…。
徳川慶喜のひーさまも今ひとつパンチがきいておらず、将軍の跡目争いでもいまいち存在感がなかったのですが、これからの活躍に期待ですかね。全体的に吉之助の江戸での暗躍をめぐるターンは少しトーンダウンしていた感があったのですが、盛り上がりをわかりやすく描くには難しい部分だったでしょうか。
一方、愛加那との出逢いから結婚までは実にドラマチックでした。生きる希望を見失った吉之助が生命力に溢れるとぅまに惹かれていく流れは、二階堂ふみの熱演もあって心を揺さぶられました。しかし歴史は吉之助を奄美に留め置かない。否応なしに激動の時代の中心へ、吉之助は舞い戻ります。
時がめぐり、思うところも分かれたけれど、昔に戻ってうなぎ獲りにはしゃぎ、獲物をまわし食いして笑いあう仲間たち。このあとに待つ別れを知っているだけに、彼らが楽しそうであればあるほど、よけいに悲しく映りました。
寺田屋事件。大山格之助に北村有起哉がキャスティングされた時から、この出来事がどう描かれるのか気になっていました。『翔ぶが如く』の蟹江敬三の鬼気迫る演技は強く印象に残っています。今回の寺田屋は泣き崩れる格之助がややセンチメンタルすぎましたが、直前のうなぎ獲りとの対比で、この同士討ちの悲劇性が浮き彫りにされていました。
これからは悲しい別ればかりが待っています。時にはハリセンボン春菜のような、ほっとする場面がさしはさまれていればいいのですが。

『半分、青い。』(承前)
神回かどうかは、視聴者が決めるものですから。作者が先に言ってどうする…。
朝ドラはじっくり見るものではないので、そこまで登場人物の心中を読むことはしません。ですから鈴愛と再会した律が涙ぐんだり、突然プロポーズしたりしても、「なんでぞ! アンタあんなあばずれ女と三年も付き合ってたんやろ! てか、よく三年ももったな!」とツッコミたくもなります。映画や、せいぜい連ドラなら感情移入できたでしょうが、朝ドラにそこまで求められても。
しかし律が「いつのまにか婚」をするとは思いませんでした。プロポーズを断っておいて涙する鈴愛の複雑な心中もわからないでもないです。若い頃はまだまだ「自分はこれから」の気分でプロポーズを断ってしまったけれど、心のどこかで「やっぱり律は自分のものだ」という確信、言い換えれば余裕があったのかもしれない。結局仕事に行き詰まり、超優良物件を手放した後悔で悶々…という図式は、夜ドラなら感情移入できたかもしれませんが、朝ドラだとなあ…。
子ども時代は懐かしい少女マンガを読んでいるようで楽しめましたが、ハタチ越えるとやはりもう大人として見てしまいます。大人視点だといくら漫画三昧のひきこもり生活とはいえ鈴愛は世間知らずがすぎて成長を感じられませんし、東京に出てからの時間の流れが早いことも相まって、故郷に帰って親に甘えたり律と逢って昔に戻る描写も効果的になりません。
鈴愛はアラサーになり、放送の折り返し地点にして早くも漫画家生活が行き詰まっているようです。最終的に漫画家ではなくシングルマザーになって一大発明をするらしいのですが、いかにしてその展開に持っていくのか、新たな登場人物と展開に期待です。





『コンフィデンスマンJP』
最終回まで騙されっぱなしでした!
ダー子たちの過去は、今までのパターンからしてまず嘘なのだろうなとは思いましたが、まさか最終回が第0話だったとは!
真剣に見ずとも楽しめると軽く扱ったら大間違い、毎週のように最後でどんでん返しされて、もう騙されないぞと構えていてもやっぱり毎回「なんだよもー!」と膝を打ってしまう。映画になるようですが、今度はさらに大がかりな仕掛けを用意してくれそうです。
ダー子・ボクちゃん・リチャードの詐欺師トリオのバランスも絶妙。色気をまったく垣間見せずにあらゆる変顔バージョンで女優魂を見せてくれた長澤まさみ、最後はあの棒読みもクセになりそうだった東出昌大、中の人からして安定の演技派・小日向文世と、一見アンバランスのようで均整の取れたメインキャストと毎回豪華なゲスト陣(ウッチャンは事前の宣伝ぶりからするとちょっと肩透かしだったかな)。ダー子の描いた絵が別の回でゲストの部屋に飾られていたりと小ネタもちょいちょいさしはさまれているようでした(あとからネットの話題で知った)し、隅々まで楽しめる娯楽作品でした。
しかし毎度のように長丁場の対決でしたが、いったい劇中では何年経過しているのでしょうかね。ダー子はホントその執念をまともな仕事に費やしていたら…なんて野暮なことは言いませんよ。

『シグナル 長期未解決事件捜査班』
過去と通信し続けたことで、最終的に未来が変わってしまいましたが、健人の兄は帰ってこなかったのですね…。
最終回が駆け足気味で、過去の改変と現在がどうつながったのか、「今の未来」が結局どういう世界なのかはっきりと説明されなかったため、今ひとつ頭が追いつかず想像で埋めるしかないのが少し残念です。目が覚めると「記憶が変わっている…」。まるで『ときめきトゥナイト』の過去の扉みたいですね。行方不明になっている大山がどこにいてどういう状態なのかはっきりと描かれなかったことは、それはそれで余韻を残す良い演出ではありましたが。
大山&三枝コンビが時空を超えて事件を解決していく図式は斬新だと思ったのですが、後半扱う事件が重すぎて、ファンタジー×サスペンスはやはり連ドラでは難しかったのかもしれません。
それでもスピード感が最後まで失われなかったこと、俳優陣の緊張感あふれる演技が作品を見ごたえあるものにしていました。
中でも甲本雅裕演じる岩田係長の存在感は素晴らしかったです。板ばさみになる中間管理職の悲哀が全身から滲み出ていて、究極の選択を迫られる場面には胸が痛くなりました。渡部篤郎演じる中本の憎々しさが倍増されました。最終的に中本に制裁が下っていたことは救いです。それにしても渡部篤郎@警視庁エリート=ロクデナシという図式が完成されてしまいました。
これはこれで完結していますからおそらく続編はないでしょう。それより『CRISIS』の続編が見てみたい。

『未解決の女 警視庁文書捜査官』
こちらは続編に困らなさそうな刑事ドラマ。演技派俳優に囲まれて、波瑠ががんばっていました。事件自体よりも、個性的なキャラたちのやりとりを楽しんでいたように思います。
第6係の面々のバランスが絶妙でした。遠藤憲一が少しキャラが薄くてもったいなかったような気もしますが、高田純次がちょいちょい朝ドラネタをブッ込んでいたのはアドリブなのでしょうか。沢村一樹に「記憶喪失なんて朝ドラの見過ぎでしょー」と振っていたところは笑ってしまいました。
最終回の事件は実質未解決となりましたが、谷村美月は波瑠と対峙する絵面を考慮して同世代の女性を持ってきたのでしょうか。ただ個人的に谷村美月の演技力にはハテナがあって、ラスボスに配置するには技量不足の感がありました。このキャストで次作にひっぱるのは少し無理があるかな…。
ただ一話完結のドラマは安心感をもって見られるので、続編があったらまた見てみようと思います。

『あなたには帰る家がある』
カピバラ英明に笑わされ、真弓に感情移入し、綾子に恐怖し、太郎に不覚ながらも可愛さを感じてしまう…。
メインキャスト4人がハマり役すぎて、ひさびさに毎週楽しみでたまらなくなった連ドラでした。ツイッターでもしていたら、リアルタイムでつぶやきまくったに違いありません。一括で感想を書くには思うところが多すぎる。
欠点だらけの二組の夫婦のラストは、英明と真弓は再婚することなく適度な距離感で友好関係を保ち、綾子は太郎の愛にほだされ復縁。結局落ち着くところに落ち着いた、という感じです。
それにしても綾子の行動はすべてにおいてホラーでした。あの可憐な服装も、それで台所に立ち肉屋レベルのメンチカツを作り上げてしまうところも、男の落ちどころを熟知した上目遣いも、木村多江があえて真弓含め視聴者を不愉快にさせるよう演じているように映りました。そして何やら魔女を演じることを楽しんでいるようにすら見えました。終盤、ヒッチハイクをスルーされたり心の声で真弓と張り合ったり、綾子のボロが出てくるところは痛快でしたが、視聴者にそう思わせているあたり、木村多江の演技力は圧倒的だったということですね。
それは中谷美紀&玉木宏も同じで、綾子の挑戦状を真っ向から受けて立つ真弓の負けん気も、英明のダメダメっぷりもやや大げさすぎにも感じましたが、それが逆に視聴者の共感を得たり、物語に入りこませたりしてくれたように思います。ユースケ・サンタマリアも同様、綾子を一途に思う不器用な男への変貌には、真弓ならずとも少しふらっとよろめいてしまいそうになりました。登場時の感情の欠け具合から、終盤の人間味を感じさせる表情の変化も絶妙でした。
しかし、同じ不倫の加害者でありながら、英明は許されず綾子は許されるという理不尽な結末に。それでも不快さがないのは、綾子と太郎は欠陥人間同士、似たもの夫婦だから憎しみもわかないのでしょう。
太郎は終盤綾子への愛を吐露し、株を上げましたが、最初のセクハラや傍若無人ぶりを思えば、ナス坊もやっぱり最低な男に変わりありません。綾子も実際に存在する人のものにしか興味を持てない女の敵の女。さんざん虐げられてきた姑に強く出るところは痛快でしたが、こんな機能不全の家にいて、信吾くん大丈夫? と言いたくなります。
タイトルの『あなた』は英明のことか、と解釈していましたが、綾子のことだったのですね。このあたりのひっかけも最高でした。
しかし玉木宏の結婚発表はこのドラマの放送後にしてほしかったな…と思います。木南晴夏がお相手とは、とても良いカップルだなと感じる一方、このドラマの玉木宏を見ていたら「大丈夫?」ってなっちゃいますし。「玉木ロス」なんてならないし…。




6/22 vsH ●

悔しくて寝不足。
そりゃね。
好打者相手に9球連続直球で、最後にど真ん中もどうかと思うし。
鈍足ランナーふたりで西野にバントさせるのはどうかと思うし。そもそも6番にバントってなんだよ、その後案の定二ゴロ併殺打つTもどうよ、てかまた7番になってるのかよって話だし。
勝ち越した直後に同点2ラン打たれる山岡も山岡だし。やっと調子あげたかと思ったらこれだし。
代打吉田正のカードを一死走者なしで切ってしまうのもどうかと思うし。で、あっさりヒット打つからよけいやりきれないし。
と、「それ」までの間にも、言いたいことはたくさんありましたよ。
「それ」が打ち直しになっても打たれていたかもしれませんよ。
でも、でも、さすがに看過できない。
テレビのスロー映像は画質が悪く、解説の野田さんは近藤のストレート連投に批判的だったことから例の吐き捨て口調でホームランと断言していましたが、ポールの前の白いものは実物なのか残像なのか判然とせず。ただ、ソフトバンクベンチも、打った中村でさえ、ファウルだと思っているような反応でしたからファウルなのだろうと感じました。
なのに、審判がリクエストを促すようにベンチを見て、ただ審議が終わるのを待っていただけの工藤監督が申請。
で、「何度か見直したが今ひとつ正確ではなかった」「隠れた『ように』見えた」から「ホームラン判定にした」って。
ありえない。
よくわからなかったなら、最初の判定に基づくことが通例です。わざわざリクエストさせたのにリクエスト失敗で残回数減なんて言えないからホームランにしたのではないか、と邪推してしまいますよ。「コマ送りの位置を間違えた」なんて小学生並みの言いわけをされてしまったら!
リクエストする気はなさそうだったのですから、審判が独自に検証すればよかった話です。それなら福良監督だってすぐ抗議に行けました。
リクエスト判定の結果に異議を唱えることはできないため、試合中はグッとこらえていたのでしょうか。福良監督の試合後の爆発っぷりは、かつて審判室に怒鳴り込んだ岡田監督を思い起こしました。
そして誤審は認めるが試合結果はそのままです、なんて言われて、
納得できるかぁー!!
かつてセ・リーグでもホームランが誤審で幻となり、広島がCSを逃す事態となりました。その反省から生まれたリクエスト制度でまた誤審。なんのためのリクエスト制度なんですかね。この一敗でオリックスがCSを逃したらどうしてくれるんですかね。ソフトバンクが他チームと0.5G差で優勝する可能性だって存在するのですがね。
そしてもっと腹が立つのは、
被害者がオリックスだからって、まったく話題にされないー!!
これは一大事ですよ、リクエスト制度を根底から覆す、まさに半端ない一大事のはずです。
巨人戦や阪神戦で起こったことなら、某選手(誰だろ?)の言うようにスポーツ新聞の一面を飾っていたはずなのに…。
書いていたら怒りがよみがえってきてまた今夜も眠れそうにありません。
6/12~15 vsC ○○○

夢じゃなかろうか!
あの広島に! カープに! 神ってるに!
3連勝ー!
何と言っても先陣を切ったアルバースの好投が大きかったです。全オリファンがトラウマを抱える広島打線を難なくはねのけました。
大城の2ランから始まり、中押し・ダメ押しと効果的に点を重ねましたがこの日のアルバースには充分すぎる援護となりました。
最後は2アウトからあえて丸に四球を出し鈴木誠也を打席に迎えるというチャレンジャー増井のせいで、オリファンの胃は逆流しかけましたが、トラウマを知らない増井ですから神られることはありませんでした。なんと対広島、4年ぶりの白星!
このままカープアレルギーから脱却したいところですが、ローテを変えても不調から脱しきれない山岡。いきなり鈴木誠也に3ランをくらってしまいます。また神られた…。
が、2回に好投手岡田からTの3ラン(!)が飛び出し、すぐさま同点に。
ががが、希望の光を見出したオリファンをたやすく裏切り勝ち越し打をくらう山岡。吉田正のホームランで1点差に追い上げると次の回から近藤へスイッチ。無失点でしのぐとその次の回、オリックス打線が大爆発。怒濤の4連打で一挙大逆転。
その後も小田のホームランやら、Tのこの日2本目(!)の3ラン(!!)やら、終わってみればなんと12-5の圧勝劇。
カード勝ち越しを決め、「3タテ…なんてあるわけないか♪」と余裕をかます3戦目。序盤は金子が粘りを見せるも、フランスアを打てないという初物左腕相手に案の定な展開。それでも2巡目でとらえたのはやはり打線が好調な証でしょうか。なぜかここ最近連発中の大城の一発も飛び出し、前日昇格してから大活躍の中島や武田にもタイムリーが出てリードは5点に。
今日の金子には充分な援護…と言いたかったところですが、次の回、松山に粘られてからの一発が飛び出すと、なぜか次の新井にも初球をスタンドインされてしまいます。冷静さを欠いたと見るや、すぐさますっかり頼もしくなった吉田一に交代。勢いがつくと怖い広島打線をしっかり抑え、ダメ押し点もきっちりもぎとり、この日も快勝!!
3タテ…。
今季初の3タテ…。
しかもカープを…! あのトラウマを払拭! ポンタもやっと「鯉に鯉して」ののれんをくぐることができました!
そして、あまり気にしていなかった順位表ですが、
なんと3位浮上~~~!
交流戦は雨天中止があった阪神戦をのぞいてすべてカード勝ち越し、絶好調!


6/15~17 vsB ○●○
 
交流戦アレも見えてきた最終カード。初戦は三重県出身同士の東西対決。調子を上げてきている西ですが、新人王候補として名高い東が相手。投手戦を予想していましたが、初回にいきなり4得点。このところ好調な大城が攻撃の起点となっていることが多いですが、この日も大城の四球からでした。新たな3番ロメロがタイムリー、吉田正が犠飛を決めると、中島のホームランで追加点。それだけにとどまらず安達がヒットでつなぐと、Tのセンター前で安達がホームに生還するという、オリックスとは思えない機動力野球を見せてくれました。
こうなると西も楽に投げられます。主力を怪我人で欠くDeNA打線とはいえ、ランナーを出しても粘りの投球で得点を許しません。
中盤にはエラーも絡んでさらに3点を追加しましたが、西は終盤に球数を重ねられ9回は黒木にスイッチ。5点差あったことで見る側も余裕しゃくしゃくで試合終了を待っていたのですが…。
1アウトから中川にホームランをくらった黒木はめずらしく怒りをあらわにし、その後連打をくらいました。にわかに雲行きが怪しくなる京セラドーム。
4点差ですがセーブシチュエーションで、増井が登板。いきなり四球を出して打席には神里。
あのう、一発で同点なのですが…?
なんとかスイッチの入った増井が抑え、試合終了。しかしあまり後味のよろしくない勝利でした。
黒木もまだまだ経験が足りないのでしょうかね。ベンチでは西が隣に座って諭して(説教して?)いるような場面がありましたが、点差のある場面でいつもとモチベーションが違ったのでしょうか。
…というか、9回に勝ちパターンの黒木を出す必要があったのでしょうかね…? 岸田や比嘉でもよかったのでは…?
翌日の先発は先週大炎上したディクソン。しかしこの日は絶好調。なんと7回を2安打無失点に抑えます。いくら万全ではないDeNA打線とはいえ、相手を手玉にとる変化球が冴えていました。
が。勝つには、相手先発を打たなければ意味がない!
初回しかチャンスらしいチャンスはなく、出鼻をくじけなかったことで濱口を波に乗せてしまいました。今年は不調と聞いていたのに…。
中継ぎ勝負になっても前日の猛打が嘘のように得点できないオリックス。9回裏、サヨナラのチャンスで小田が三振しましたが、その前の守備で骨折していたことが翌日判明しました。万全の状態なら、と思わずにはいられません。あるいは、代打を出せていたら。ようやくめぐってきたチャンスをものにしたわけですから、まさか骨折とは思わずに多少の痛みは我慢して出場すべきと自己判断したのでしょうが…それにしてももったいない離脱です。
結局、11回に近藤が打たれて1失点負け。互いに3安打という投手(貧打?)戦でした。
それにしても、オリックスが誇る中継ぎ陣の中で、近藤は格段に見劣りする投手になってしまいました。昨年の今頃は、必勝パターン定着は固いと思っていたのだけれどな…。
左腕地獄のDeNA戦、三人目の敵は今永。左が相手だと先発をはずれるT-岡田の信頼度の低さよ。
しかし代役武田が1安打3打点といい仕事をしました。1イニング3三塁打というめずらしい攻撃もあり、終わってみれば10安打7得点。なんと効率的な攻撃。なぜこれをシーズン当初からできなかったのか。
田嶋がいきなり先頭四球を出した際は先週のヤクルト戦が頭をよぎりましたが、併殺で切り抜けてリズムを取り戻しました。そこからは援護をもらったこともあり、スイスイ快投。ジャイホー。
9回には岸田が登板。いきなりヒットを打たれるあたり、懐かしい光景。相手の盗塁失敗にも助けられ無失点で〆たものの…岸田だなあ…。
ヤクルトが勝利したことで交流戦アレはなくなりましたが、まだパ・リーグ勝率1位は残っています。賞金&MVPをものにして、全国的にオリックスに注目を集めるのだ。
しかしこの日の朝、「交流戦ではヤクルトとオリックスの最下位チームが頑張っているどうたらこうたら」とのたまったハリーは許さん。


6/21 vsT △

雨に泣かされ交流戦の最終ゲームはリーグ戦再開日の前日に。互いに移動なしで臨めるのが幸いですが…。
西になにやらアクシデント? のようで、めぐりめぐって先発はまさかの山崎福に。しかし相手も初先発のルーキー馬場。なんとか打ち勝って飾りたい、ほぼ確定した交流戦勝ち越しリーグの最高勝率。
…が、蓋を開けてみればまさかの投手戦。
相手は山崎福のカーブにきりきり舞い。ロメロムランの1点を守って中盤に入りますが、6回にピンチを招きます。土のグラウンドでそのうち何かやらかしそうだなと序盤から危なっかしかったTのエラーでランナーを増やすも、三振ゲッツーでチェンジ! …かと思いきや、リクエストで2アウト二・三塁に。
まあ、ここで投手交代するのはいいとして。
山崎福はチェンジと思って気持ちも切れたでしょうし、相手が糸井とはいえ、あと1アウトなら何とか…とは思いましたが。
なぜ、黒木?
なぜ、黒木??
こういう場面なら吉田一でしょう。ただでさえ、黒木は前回のDeNA戦でメンタルを乱しています。ひとつ考えられるのは、糸井が吉田一のフォークの失投を見逃す可能性よりも、黒木の速球に打ち負ける可能性の方が高い、ということでしょうか。
で、そのベンチの判断は当たっていたわけです。
大城がファールフライを取り逃していなければー!
そして最後の最後で変化球を選択しなければーー!
直球で粘られたからといって安易すぎやしないかい。実際、前に飛んでいなかったのですから。黒木の変化球は決して質の高いものではありませんし、見逃してくれる糸井ではありませんよ…。
その直後、Tに西村、若月に中島と代打を出して交代させるのもわかりやすい懲罰ですね。ベンチの采配もどうかと思いますが。
ところがこのまま終わるかと思われた8回、回またぎした能見からチャンスを作ります。代打小谷野が同点タイムリー、そして吉田正のライナーは打球判断を誤った糸井の頭上を越え、再逆転!
と、歓喜した直後、テレビ画面が切り替わると匍匐前進でベースに戻る吉田正の姿が…。

(゚Д゚|||)

え…。
嘘でしょ…嘘だと言って…。

吉田正が抱えられてベンチ裏に消えてからは、試合展開がまったく頭に入らない。山本がその裏をしっかり抑えたことも、9回表にもう野手がほとんどいない状態で山本がそのまま打席に入ったことも、実況がパニックになり「え、山本が9回も投げるの? あれ? 増井は? 怪我? え? え?」としどろもどろになったことも、我が家の解説者が「福良采配を知らんのやな。これやるの交流戦2回目やぞ」とツッコミを入れたことも、すべて意識の遥か彼方。
正気に戻ったのは、その裏、交流戦MVPを狙う増井の初球を糸井がスタンドにぶち込んだ瞬間でした。
「糸井ー! そもそも自分があんなポカするから、マサが怪我したんやろー! そのうえ同点ホームラン打つとは、鬼か! 自作自演か! コノヤロー!」
…試合が引き分けに終わっても、吉田正の状態が心配で気が気でない。吉田正はもはや打線の軸、欠けてしまえば昨年の5月(ロメロ離脱で急降下)のようにならないとも限らない。いや、なるに違いない。
ああ…交流戦で得た貯金&Aクラスの代償には、最悪の結末が待っていた…。


(結果)34勝30敗2分の3位キープ (交流戦11勝6敗1分の2位)
勝ち越しリーグ最高勝率で、1000万円&MVP獲ったどー!
と、喜べるのも、翌朝の報道で吉田正がグレード1の捻挫と判明したからでした。
あの瞬間は靭帯か、はたまたアキレス腱かと慄いたのに…ニコニコしながらMVP表彰の取材を受けていた写真を見た時には脱力しました。まあ、大事なくて何より…。
降格はさせないようですが、若月のように無理して起用して結果長引いて調子も落とす、なんてことがなければいいのですが。
ともかくも、シーズンのひとつのヤマ場である交流戦が終了しました。とにかく引き離されないことが最低条件だった交流戦、課題はクリアしたものの、上位陣とのゲーム差は変わらずすぐ下のロッテも5割。楽天以外の混戦状態は何も変わっていません。
リーグ戦に戻ってからは、ソフトバンク・西武・日ハムと、上位チームとの連戦になりますが、吉田正を欠く打線の奮起はさらに必要となってきます。交流戦の躍進を支えた中継ぎ陣の疲労を考慮して、もっと楽に勝てる試合を見たいです。




カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
プロ野球&連ドラ視聴の日々さまざま。
ブログ内検索
Copyright ©  -- 続・風花の庭 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]