かすむ夜の光を花とにほふにぞ月のかつらの春もしらるる(二条為明)
アイルランド戦の勝利で、信じることの大切さを理解していながら、それでも心弱くなっていました。
「引き分けでもいい」「負けても7点差以内ならいい」、そんな自分の後ろ向きな考えは、試合が進むにつれていつの間にか一掃されていました。
ただ、勝つのみ。勇敢な桜たちは最後まで勝ちを目指し、駆けました。
日本有利と見られていたサモア戦。しかし始まってみると、絶対に勝たなければいけないサモアのパワーに押し込まれ思うような攻撃ができず、逆に反則を取られる場面が増えました。それでも鍛え上げられた運動量は最後まで衰えることなく、ボーナスポイントをもぎとるまで最後の最後まで戦い抜きました。バックスもモールに入って全員で押し切ろうとした場面はボルテージも最高潮に達し、試合終了の銅鑼が鳴ったことすら聞こえないくらい、スタジアムもテレビの前も大熱狂でした。
3勝0敗。それでも決勝トーナメントが決まらない、複雑なルールのラグビーW杯。プールA最後の試合、相手は奇しくも前回、唯一の敗戦を喫し予選敗退となった相手のスコットランド。どちらも勝つことが大前提。力と力のぶつかり合いが続いた80分の文字どおりの死闘は、台風の災禍と悲しみに見舞われた日本へ大きな勇気と希望をもたらしました。
先制されるも取り返し、日本リードで終えた前半。松島&福岡の両いだてん(フェラーリ)が快足を飛ばせば、ドラマで見たようなオフロードパスでスコットランドの堅固な守備の合間を抜いてフォワードが決める。日本の強さの源である「ONE TEAM」を感じる内容に、「イケる!」と確信した前半でした。
しかし、そこはティア1の意地。スコットランドは後半、選手を入れ替え流れをつかみにきました。戦略は的中し、すぐさま7点差に。そこからは忍耐の時間でした。トライされないことはもちろん反則も犯せない場面で、日本は耐えて耐えて耐え抜きました。最後の最後でボールを奪い取り、そして始まったカウントダウン。一緒になって「5、4、3…」。
そしてその時がやってきました。
歓喜する赤と白、地面に倒れ込む紺のジャージ。
祝福の叫びと万歳と、響き渡る『Rising Sun』そして『馬と鹿』。この選曲は泣く。もう泣くしかない。
歴史が変わった瞬間に、立ち会っているのです。
そう、これは四年に一度じゃない、一生に一度の感動なんだ。
それでも日本チームにとっては通過点のひとつでしかありません。
すでに彼らの目は決勝トーナメント最初の相手、南アフリカに向いています。「ブライトンの奇跡」はすでに過去のこと。もちろん今大会も優勝候補の南アフリカですが、日本を格下ではなく、倒すべき強豪と認めたうえで向かってくるでしょう。
すでに選手たちは満身創痍、負傷交代した選手の状況も気になります。
それでも信じたい。もう後ろを向いてはいられない。信じるしかない。
次の夜もまた、拳を握りしめ歯を食いしばって、テレビの前から信じる力を届けます。
「引き分けでもいい」「負けても7点差以内ならいい」、そんな自分の後ろ向きな考えは、試合が進むにつれていつの間にか一掃されていました。
ただ、勝つのみ。勇敢な桜たちは最後まで勝ちを目指し、駆けました。
日本有利と見られていたサモア戦。しかし始まってみると、絶対に勝たなければいけないサモアのパワーに押し込まれ思うような攻撃ができず、逆に反則を取られる場面が増えました。それでも鍛え上げられた運動量は最後まで衰えることなく、ボーナスポイントをもぎとるまで最後の最後まで戦い抜きました。バックスもモールに入って全員で押し切ろうとした場面はボルテージも最高潮に達し、試合終了の銅鑼が鳴ったことすら聞こえないくらい、スタジアムもテレビの前も大熱狂でした。
3勝0敗。それでも決勝トーナメントが決まらない、複雑なルールのラグビーW杯。プールA最後の試合、相手は奇しくも前回、唯一の敗戦を喫し予選敗退となった相手のスコットランド。どちらも勝つことが大前提。力と力のぶつかり合いが続いた80分の文字どおりの死闘は、台風の災禍と悲しみに見舞われた日本へ大きな勇気と希望をもたらしました。
先制されるも取り返し、日本リードで終えた前半。松島&福岡の両いだてん(フェラーリ)が快足を飛ばせば、ドラマで見たようなオフロードパスでスコットランドの堅固な守備の合間を抜いてフォワードが決める。日本の強さの源である「ONE TEAM」を感じる内容に、「イケる!」と確信した前半でした。
しかし、そこはティア1の意地。スコットランドは後半、選手を入れ替え流れをつかみにきました。戦略は的中し、すぐさま7点差に。そこからは忍耐の時間でした。トライされないことはもちろん反則も犯せない場面で、日本は耐えて耐えて耐え抜きました。最後の最後でボールを奪い取り、そして始まったカウントダウン。一緒になって「5、4、3…」。
そしてその時がやってきました。
歓喜する赤と白、地面に倒れ込む紺のジャージ。
祝福の叫びと万歳と、響き渡る『Rising Sun』そして『馬と鹿』。この選曲は泣く。もう泣くしかない。
歴史が変わった瞬間に、立ち会っているのです。
そう、これは四年に一度じゃない、一生に一度の感動なんだ。
それでも日本チームにとっては通過点のひとつでしかありません。
すでに彼らの目は決勝トーナメント最初の相手、南アフリカに向いています。「ブライトンの奇跡」はすでに過去のこと。もちろん今大会も優勝候補の南アフリカですが、日本を格下ではなく、倒すべき強豪と認めたうえで向かってくるでしょう。
すでに選手たちは満身創痍、負傷交代した選手の状況も気になります。
それでも信じたい。もう後ろを向いてはいられない。信じるしかない。
次の夜もまた、拳を握りしめ歯を食いしばって、テレビの前から信じる力を届けます。
PR
10/9 パ☆L-H☆ セ☆☆G-T
我が家に戦慄が走った夜でした。
5番松田で7番グラシアル? 工藤は何考えてんだ? →その松田が先制タイムリー
内川に代打長谷川!? 工藤は何考えてんだ!! →同点タイムリー
若いバッテリーの動揺は避けがたく捕逸で逆転されると、9回には榎田がつかまり、終わってみれば4点差でソフトバンクが先勝。
途中まで流れは西武にありました。しかし「西武は5点必要byテレビの解説者」「ニールで絶対に星は落とせないby我が家の解説者」という言葉の裏をかくように、ソフトバンクは西武ベンチの予想もつかない一手を次々と打ってきました。シーズン中はむしろ動きの少ない方でしたし、1stの采配もオーソドックスの枠を出ないものでしたが、Finalになるとガラリと変わるのはなぜなのでしょう。恐るべし、短期決戦の工藤。
セ・リーグは観られませんでしたが、阪神は先発望月が5失点した時点で勝敗は決したようでした。その後の投手が岩貞はじめ無失点に抑えただけに、2回から交代していれば勝機はあったのかもしれないなあと感じます。巨人有利の情勢は揺るぎません。
10/10 パ☆L-H☆☆ セ☆☆☆G-T
2戦目になると、5番スタメン中村にも、その中村が先制タイムリーを打っても、昨日ほどの戦慄は走りませんでしたが、工藤采配のズバズバぶりにはそらおそろしいものを感じます。
1戦目の終盤、1点差にもかかわらずグラシアルを降ろしてまで出てきた高谷のリードに手も足も出ない状況を見て、我が家の西武ファンは「明日はスタメン高谷!」と言い切っておりました。「えーでも打たないし走られるし、抑え捕手だけでいいんじゃ…」という第三者の想像は甘かった。高谷で目先を変えられた武田の投球に、西武は凡打の山を築きます。それでも思わぬアクシデントで高谷が交代すると、山賊打線が息を吹き返し一気に3点差まで詰め寄りました。だからこそ、グラシアルの一発は絶対に許してはならないものでした。結局あの1点が最後まで響きました。
優勝の立役者である森は守備で精彩を欠いていますが、代わりのきかないポジションのせいで精神的にも疲弊が激しいのか、みるからに元気がありません。秋山もチャンスで一本出たとはいえ、昨年同様抑えられている印象です。「昨年のリベンジを」という気概が逆にプレッシャーとなって、チーム全体が追い込まれているように見えるのは気のせいでしょうか。
セ・リーグは巨人が勝ち抜けに王手。投打ともに強さが光っています。意表をつくダブルスチールはさすが百戦錬磨の原監督。CSを知り尽くす丸の存在も心強いでしょう。奇跡を起こしてきた阪神ですが、ここで力尽きてしまうのでしょうか。もうあとがないだけに、西の復帰が待たれます。
10/11 パ☆L-H☆☆☆ セ☆☆☆G-T☆
まずい展開になってまいりました(家内安全的に)。 ←2年連続2回目
西武は毎試合初回に点を取られており、ビハインドでのスタートです。我が家の解説者によると、まったく無警戒の1番牧原に打たれ→今宮にバントされ→柳田かデスパイネどっちか四球→5番中村に打たれるという流れが続いています。さらに我が家の解説者いわく、「グラシアルに較べれば中村はそこまで怖くないと油断してしまう」のだそうです(オリックスファンからすれば得点圏の中村はグラシアルと同じくらい抑えるすべがないのだが)。ソフトバンクキラーの十亀ですが、今日もその隙をつかれてしまいました。
その裏、「先頭が大事」とみずからをキーマンに指名していた秋山がヒットで出ます。しかし相手は中5とはいえ全力の千賀。あと一本が出ません。
ソフトバンクはその後も点を積み重ねます。去年の西田のように、今年のラッキーボーイは牧原かもしれません。牧原らしいポカもありますが、アグレッシブな守備で取り返しました。
最終回にはダメ押しの一打を福田に打たれ、その福田のファインプレーで試合は終了。その前には周東のジャンピングキャッチもありました。点差があっても欠かさない集中力はさすがのひとことです。
どうあがいても並ぶことのできない層の厚さを見せつけられて、西武はその爪と牙をもがれてしまったかのようです。どんなに考えてリードしても打たれる責任を感じているのか、森はずっとうつろな表情ですし、外崎もめずらしく後逸するし、ベンチの熊代も元気なく、チーム全体が完全に心ここにあらずといった様子です(我が家の西武ファンも)。
台風休みをはさんで気持ちを入れ替えて、崖っぷちの獅子の逆襲を信じたいです。
セ・リーグのほうは、阪神が意地を見せました。
4番から下がってもチャンスで回ってばかりでしかも打てないという、誰かさんを思い出すような大山が、これまた誰かさんを思い出すような決勝ホームラン。逆転したのに追いつかれ、得点できないまま投手が消耗していた9回のことでした。
藤川も魂の回またぎでその裏をピシャリ。負けられない状態から勝ち星を重ね3位に滑り込んだ阪神らしい勝ち方でした。ジョンソンも戻ってくるようですし、潮目が変わることを期待します。
10/13 パ☆L-H☆☆☆☆ セ☆☆☆☆G-T☆
3連休の終わりを待たずして、ソフトバンクが4連勝、その後ほどなく巨人も3勝目を決め、今年のCSは終幕となりました。
はじめて初回を0点に抑えた西武。今日こそは、と期待したものの先制できないまま、ふた回り目の今宮に先制ホームランを打たれます。キーマンと目した牧原を2打席連続抑えた直後のことでした。直後のチャンスも俊足好打の源田がまさかの併殺。不調だった秋山がつないで作ったチャンスでしたが、不穏な空気が漂ったのは言うまでもなく、一発とタイムリーで追加点を重ねていくソフトバンクに山賊たちはすっかり気圧されていきます。
この日も辻監督の継投は後手後手に見えました。早がかりの継投は短期決戦のセオリーですが、投手力の弱い西武には流れを変えられるような第二先発がいないことも後手の理由であると思います。また、メヒアと栗山を両方起用するとここぞの代打がいなくなり、攻撃もペナントと同じ正攻法で戦うしかありません。3戦目以降は同じスタメンで真っ向勝負を挑んできたソフトバンクを前に、今年も層の薄さがあだとなってしまいました。
柳田が本調子になってきて、中村が復帰し、中継ぎ陣も安定してきた今のソフトバンクはまるでフリーザの最終形態。それらを欠いてペナントは後塵を拝したものの、このCSの戦いぶりは王者のそれです。真の優勝チームであるはずの西武でしたが、なすすべなく、太刀打ちできずの完敗でした。
その最終形態フリーザに挑むのは、セ・リーグの優勝チームとなりました。
夜のニュースで達川が丸の「サードチラ見」を指摘していましたが、あの意表をついたセーフティーはお見事のひとこと。西の粘投も実りませんでした。その瞬間は立ち上がれず茫然としていた西でしたが、足の痛みに耐えてよく投げたと思います。もう立派な阪神のエースです。
そのニュースでも「ソフトバンクに挑む巨人の図」で展望が述べられていましたが、確かに投打走守何を取っても隙がないソフトバンクに対し、投手陣が手薄に映る巨人。何をどう考えても利はソフトバンクにあり。
…が、そこは経験豊富な原監督。接戦に持ち込んでくれると信じています。
いや、そうならないとつまらないんでね。4試合で終わりって、他ファンにとってはつまらないんだよね。
…我が家の西武ファンは気が狂うを通り越して放心状態ですが。
我が家に戦慄が走った夜でした。
5番松田で7番グラシアル? 工藤は何考えてんだ? →その松田が先制タイムリー
内川に代打長谷川!? 工藤は何考えてんだ!! →同点タイムリー
若いバッテリーの動揺は避けがたく捕逸で逆転されると、9回には榎田がつかまり、終わってみれば4点差でソフトバンクが先勝。
途中まで流れは西武にありました。しかし「西武は5点必要byテレビの解説者」「ニールで絶対に星は落とせないby我が家の解説者」という言葉の裏をかくように、ソフトバンクは西武ベンチの予想もつかない一手を次々と打ってきました。シーズン中はむしろ動きの少ない方でしたし、1stの采配もオーソドックスの枠を出ないものでしたが、Finalになるとガラリと変わるのはなぜなのでしょう。恐るべし、短期決戦の工藤。
セ・リーグは観られませんでしたが、阪神は先発望月が5失点した時点で勝敗は決したようでした。その後の投手が岩貞はじめ無失点に抑えただけに、2回から交代していれば勝機はあったのかもしれないなあと感じます。巨人有利の情勢は揺るぎません。
10/10 パ☆L-H☆☆ セ☆☆☆G-T
2戦目になると、5番スタメン中村にも、その中村が先制タイムリーを打っても、昨日ほどの戦慄は走りませんでしたが、工藤采配のズバズバぶりにはそらおそろしいものを感じます。
1戦目の終盤、1点差にもかかわらずグラシアルを降ろしてまで出てきた高谷のリードに手も足も出ない状況を見て、我が家の西武ファンは「明日はスタメン高谷!」と言い切っておりました。「えーでも打たないし走られるし、抑え捕手だけでいいんじゃ…」という第三者の想像は甘かった。高谷で目先を変えられた武田の投球に、西武は凡打の山を築きます。それでも思わぬアクシデントで高谷が交代すると、山賊打線が息を吹き返し一気に3点差まで詰め寄りました。だからこそ、グラシアルの一発は絶対に許してはならないものでした。結局あの1点が最後まで響きました。
優勝の立役者である森は守備で精彩を欠いていますが、代わりのきかないポジションのせいで精神的にも疲弊が激しいのか、みるからに元気がありません。秋山もチャンスで一本出たとはいえ、昨年同様抑えられている印象です。「昨年のリベンジを」という気概が逆にプレッシャーとなって、チーム全体が追い込まれているように見えるのは気のせいでしょうか。
セ・リーグは巨人が勝ち抜けに王手。投打ともに強さが光っています。意表をつくダブルスチールはさすが百戦錬磨の原監督。CSを知り尽くす丸の存在も心強いでしょう。奇跡を起こしてきた阪神ですが、ここで力尽きてしまうのでしょうか。もうあとがないだけに、西の復帰が待たれます。
10/11 パ☆L-H☆☆☆ セ☆☆☆G-T☆
まずい展開になってまいりました(家内安全的に)。 ←2年連続2回目
西武は毎試合初回に点を取られており、ビハインドでのスタートです。我が家の解説者によると、まったく無警戒の1番牧原に打たれ→今宮にバントされ→柳田かデスパイネどっちか四球→5番中村に打たれるという流れが続いています。さらに我が家の解説者いわく、「グラシアルに較べれば中村はそこまで怖くないと油断してしまう」のだそうです(オリックスファンからすれば得点圏の中村はグラシアルと同じくらい抑えるすべがないのだが)。ソフトバンクキラーの十亀ですが、今日もその隙をつかれてしまいました。
その裏、「先頭が大事」とみずからをキーマンに指名していた秋山がヒットで出ます。しかし相手は中5とはいえ全力の千賀。あと一本が出ません。
ソフトバンクはその後も点を積み重ねます。去年の西田のように、今年のラッキーボーイは牧原かもしれません。牧原らしいポカもありますが、アグレッシブな守備で取り返しました。
最終回にはダメ押しの一打を福田に打たれ、その福田のファインプレーで試合は終了。その前には周東のジャンピングキャッチもありました。点差があっても欠かさない集中力はさすがのひとことです。
どうあがいても並ぶことのできない層の厚さを見せつけられて、西武はその爪と牙をもがれてしまったかのようです。どんなに考えてリードしても打たれる責任を感じているのか、森はずっとうつろな表情ですし、外崎もめずらしく後逸するし、ベンチの熊代も元気なく、チーム全体が完全に心ここにあらずといった様子です(我が家の西武ファンも)。
台風休みをはさんで気持ちを入れ替えて、崖っぷちの獅子の逆襲を信じたいです。
セ・リーグのほうは、阪神が意地を見せました。
4番から下がってもチャンスで回ってばかりでしかも打てないという、誰かさんを思い出すような大山が、これまた誰かさんを思い出すような決勝ホームラン。逆転したのに追いつかれ、得点できないまま投手が消耗していた9回のことでした。
藤川も魂の回またぎでその裏をピシャリ。負けられない状態から勝ち星を重ね3位に滑り込んだ阪神らしい勝ち方でした。ジョンソンも戻ってくるようですし、潮目が変わることを期待します。
10/13 パ☆L-H☆☆☆☆ セ☆☆☆☆G-T☆
3連休の終わりを待たずして、ソフトバンクが4連勝、その後ほどなく巨人も3勝目を決め、今年のCSは終幕となりました。
はじめて初回を0点に抑えた西武。今日こそは、と期待したものの先制できないまま、ふた回り目の今宮に先制ホームランを打たれます。キーマンと目した牧原を2打席連続抑えた直後のことでした。直後のチャンスも俊足好打の源田がまさかの併殺。不調だった秋山がつないで作ったチャンスでしたが、不穏な空気が漂ったのは言うまでもなく、一発とタイムリーで追加点を重ねていくソフトバンクに山賊たちはすっかり気圧されていきます。
この日も辻監督の継投は後手後手に見えました。早がかりの継投は短期決戦のセオリーですが、投手力の弱い西武には流れを変えられるような第二先発がいないことも後手の理由であると思います。また、メヒアと栗山を両方起用するとここぞの代打がいなくなり、攻撃もペナントと同じ正攻法で戦うしかありません。3戦目以降は同じスタメンで真っ向勝負を挑んできたソフトバンクを前に、今年も層の薄さがあだとなってしまいました。
柳田が本調子になってきて、中村が復帰し、中継ぎ陣も安定してきた今のソフトバンクはまるでフリーザの最終形態。それらを欠いてペナントは後塵を拝したものの、このCSの戦いぶりは王者のそれです。真の優勝チームであるはずの西武でしたが、なすすべなく、太刀打ちできずの完敗でした。
その最終形態フリーザに挑むのは、セ・リーグの優勝チームとなりました。
夜のニュースで達川が丸の「サードチラ見」を指摘していましたが、あの意表をついたセーフティーはお見事のひとこと。西の粘投も実りませんでした。その瞬間は立ち上がれず茫然としていた西でしたが、足の痛みに耐えてよく投げたと思います。もう立派な阪神のエースです。
そのニュースでも「ソフトバンクに挑む巨人の図」で展望が述べられていましたが、確かに投打走守何を取っても隙がないソフトバンクに対し、投手陣が手薄に映る巨人。何をどう考えても利はソフトバンクにあり。
…が、そこは経験豊富な原監督。接戦に持ち込んでくれると信じています。
いや、そうならないとつまらないんでね。4試合で終わりって、他ファンにとってはつまらないんだよね。
…我が家の西武ファンは気が狂うを通り越して放心状態ですが。
10/5 パH-E☆ セDB-T☆
どちらも3位チームが先勝。1stは捨て身の下位チームのほうが強い傾向にある気はしますが…。それでも意外な展開でした。
千賀の調子はイマイチに見えましたが、打ちこまれたわけではなかったというところが不運でしたでしょうか。しかし追い込んでからの一発が多かったので、不運というよりは不用意だったかもしれません。
短期決戦になると采配をガラリと変える工藤監督ですが、王手をかけられての2戦目、どのような勝負手を打つかが見ものです。ソフバン打線のキーマンは間違いなく柳田ですが、その柳田の調子が復帰して以降サッパリ上がりません(オリックス戦をのぞき…)。昨年松田をスパッと降ろしたように、打線を組み替えて挑んでくるかもしれません。
いっぽうセ・リーグは、ハマスタにめっぽう強い阪神が劇的な大逆転勝利。
開始早々西が打ち込まれるわ打球を足に受けて降板するわ、災難続きの阪神でしたが、まさかまさか7-1からひっくり返すとは…。西も救われましたね。
しかしラミレス監督の采配には少しハテナでした。先発石田から今永へという奇策が的中したまでは良かったものの、追い上げられた後の継投に前回のCSのような冴えが見られませんでした。
それにしても阪神打線@ハマスタはまるで別のチームのようだ…。
10/6 パ☆H-E☆ セ☆DB-T☆
この日は2位チームが白星をもぎとり、逆王手。勝負は月曜に持ち越しとなりました。
ソフトバンクは3番柳田、4番デスパイネと見慣れたオーダーに戻してきました。さらに(またも)松田をはずし6番に福田を入れたら、これが的中。
そして継投では、先発バンデンハークから引き継いだ嘉弥真がピンチを抑えると、石川が小休止を挟む5・6回を無失点。我が家の解説者は、この石川が楽天の勢いを止めたと言います。その言葉どおり、楽天はその後ランナーを出しても得点する雰囲気がどこかなくなり、あっさりとゲームセット。どうやら西武ファンは石川の存在を脅威に感じたようです(昨年の高橋礼のようなキーマンになるのかも…)。
今日はどこか消極的に映った楽天。藤田には代打を出したほうがよかったかも。明日は正真正銘のラストゲーム、思いきった勝負手を打つことができるでしょうか。
さてハマスタに目を移せば、この日は(も)DeNAが有利に試合を運んでいたものの、中盤には追いつかれ、またもや暗雲が…。
それでも勝ち越しに成功し、エスコバーが同点のピンチを抑えると、ラミレス監督はクローザー山崎康を8回から登板させる一手を打ちます。追い詰められている状況で、回またぎだの明日の疲労だの言っている場合ではもちろんありません。
ヤマヤスはその期待に応え、難なく9回も2アウト。
いやね、もう終わったもんと思ってましたよ。
その瞬間の実況アナウンサー、「あぁ~(沈黙)」って…何が起きたのかわかりませんでしたよ…一瞬過去のVTRかと思いましたよ…仕事放棄やろ…。
いや、さすがの福留です。アッパレ。
しかしこちらもさすがの意地の2位チーム。一発には一発でお返しとばかりに、ハマスタが歓喜に揺れるサヨナラ2ランでこの日はDeNAが劇的な勝利をおさめました。
しかし、勢いはどちらにあるとも言いがたい。勝敗はまったく読めません。
10/7 パ☆☆H-E☆ セ☆DB-T☆☆
高橋礼&岸と、どちらのチームも対西武に取っておきたかったであろう両先発。予想どおりの投手戦となりましたが、やはりここぞで頼りになるのはCSの酸いも甘いも知るベテラン。内川の一発が、楽天の下剋上を阻止しました。
ソフトバンクの武器は松田をはずしても長谷川・中村がいる層の厚さ、勝負どころでの代走・周東の脅威、どんな状況でも登板できる強力ブルペン陣、そしてなんといっても短期決戦になるとやたら柔軟になる工藤采配。今年も無難に勝ち上がってきたソフトバンク軍を、2年連続で西武が待ち受けます。王者らしく真っ向から受けて立つか、それとも今までとはひと味違う辻采配が見られるか。もう辻監督の涙は見たくありません。
楽天は相手に較べるとCS慣れしていない部分で、あと少し勝利に届かなかったのかなという気がします。初戦で活躍したオコエ選手をなぜスタメンで使わなかったのでしょうか。シリーズ男の存在は、短期決戦でいちばん大事なように思うのですが…。代打の使い方や威圧感ではどうしても見劣りしてしまいました。それでも浅村とブラッシュの加入でここまで強くなれるとは、やはり的確な補強がシーズンを左右しますね(ぐぬぬ)。
いっぽうセ・リーグもいつぞやの甲子園での泥まみれ決戦を思わせる雨の下、今度は阪神が下剋上を決めました。前回CSを勝ち抜いた時に見られたラミレス采配が今年は不発でした。とくに継投においては疑問が多く残ります。Final用に取っておくのかと思っていた上茶谷が出てきたり、出てきたかと思うと打順の回らないうちに交代させたり、そこでその采配は? と思うようなことが随所にありました。しかし特筆すべきは阪神の俵に足をかけてからの驚異的な粘り。誰もが無理と思っていた、1敗もできないところからの6連勝。さらにジョンソン離脱、初戦のアクシデントからの大逆転。神がかっています。ここぞというところでいつも黒星を喫している身からするとうらやましい限り(ぐぬぬ)。ひさびさの「伝統の一戦」となったFinalでは、どんな粘りっぷりを見せてくれるでしょうか。
どちらも3位チームが先勝。1stは捨て身の下位チームのほうが強い傾向にある気はしますが…。それでも意外な展開でした。
千賀の調子はイマイチに見えましたが、打ちこまれたわけではなかったというところが不運でしたでしょうか。しかし追い込んでからの一発が多かったので、不運というよりは不用意だったかもしれません。
短期決戦になると采配をガラリと変える工藤監督ですが、王手をかけられての2戦目、どのような勝負手を打つかが見ものです。ソフバン打線のキーマンは間違いなく柳田ですが、その柳田の調子が復帰して以降サッパリ上がりません(オリックス戦をのぞき…)。昨年松田をスパッと降ろしたように、打線を組み替えて挑んでくるかもしれません。
いっぽうセ・リーグは、ハマスタにめっぽう強い阪神が劇的な大逆転勝利。
開始早々西が打ち込まれるわ打球を足に受けて降板するわ、災難続きの阪神でしたが、まさかまさか7-1からひっくり返すとは…。西も救われましたね。
しかしラミレス監督の采配には少しハテナでした。先発石田から今永へという奇策が的中したまでは良かったものの、追い上げられた後の継投に前回のCSのような冴えが見られませんでした。
それにしても阪神打線@ハマスタはまるで別のチームのようだ…。
10/6 パ☆H-E☆ セ☆DB-T☆
この日は2位チームが白星をもぎとり、逆王手。勝負は月曜に持ち越しとなりました。
ソフトバンクは3番柳田、4番デスパイネと見慣れたオーダーに戻してきました。さらに(またも)松田をはずし6番に福田を入れたら、これが的中。
そして継投では、先発バンデンハークから引き継いだ嘉弥真がピンチを抑えると、石川が小休止を挟む5・6回を無失点。我が家の解説者は、この石川が楽天の勢いを止めたと言います。その言葉どおり、楽天はその後ランナーを出しても得点する雰囲気がどこかなくなり、あっさりとゲームセット。どうやら西武ファンは石川の存在を脅威に感じたようです(昨年の高橋礼のようなキーマンになるのかも…)。
今日はどこか消極的に映った楽天。藤田には代打を出したほうがよかったかも。明日は正真正銘のラストゲーム、思いきった勝負手を打つことができるでしょうか。
さてハマスタに目を移せば、この日は(も)DeNAが有利に試合を運んでいたものの、中盤には追いつかれ、またもや暗雲が…。
それでも勝ち越しに成功し、エスコバーが同点のピンチを抑えると、ラミレス監督はクローザー山崎康を8回から登板させる一手を打ちます。追い詰められている状況で、回またぎだの明日の疲労だの言っている場合ではもちろんありません。
ヤマヤスはその期待に応え、難なく9回も2アウト。
いやね、もう終わったもんと思ってましたよ。
その瞬間の実況アナウンサー、「あぁ~(沈黙)」って…何が起きたのかわかりませんでしたよ…一瞬過去のVTRかと思いましたよ…仕事放棄やろ…。
いや、さすがの福留です。アッパレ。
しかしこちらもさすがの意地の2位チーム。一発には一発でお返しとばかりに、ハマスタが歓喜に揺れるサヨナラ2ランでこの日はDeNAが劇的な勝利をおさめました。
しかし、勢いはどちらにあるとも言いがたい。勝敗はまったく読めません。
10/7 パ☆☆H-E☆ セ☆DB-T☆☆
高橋礼&岸と、どちらのチームも対西武に取っておきたかったであろう両先発。予想どおりの投手戦となりましたが、やはりここぞで頼りになるのはCSの酸いも甘いも知るベテラン。内川の一発が、楽天の下剋上を阻止しました。
ソフトバンクの武器は松田をはずしても長谷川・中村がいる層の厚さ、勝負どころでの代走・周東の脅威、どんな状況でも登板できる強力ブルペン陣、そしてなんといっても短期決戦になるとやたら柔軟になる工藤采配。今年も無難に勝ち上がってきたソフトバンク軍を、2年連続で西武が待ち受けます。王者らしく真っ向から受けて立つか、それとも今までとはひと味違う辻采配が見られるか。もう辻監督の涙は見たくありません。
楽天は相手に較べるとCS慣れしていない部分で、あと少し勝利に届かなかったのかなという気がします。初戦で活躍したオコエ選手をなぜスタメンで使わなかったのでしょうか。シリーズ男の存在は、短期決戦でいちばん大事なように思うのですが…。代打の使い方や威圧感ではどうしても見劣りしてしまいました。それでも浅村とブラッシュの加入でここまで強くなれるとは、やはり的確な補強がシーズンを左右しますね(ぐぬぬ)。
いっぽうセ・リーグもいつぞやの甲子園での泥まみれ決戦を思わせる雨の下、今度は阪神が下剋上を決めました。前回CSを勝ち抜いた時に見られたラミレス采配が今年は不発でした。とくに継投においては疑問が多く残ります。Final用に取っておくのかと思っていた上茶谷が出てきたり、出てきたかと思うと打順の回らないうちに交代させたり、そこでその采配は? と思うようなことが随所にありました。しかし特筆すべきは阪神の俵に足をかけてからの驚異的な粘り。誰もが無理と思っていた、1敗もできないところからの6連勝。さらにジョンソン離脱、初戦のアクシデントからの大逆転。神がかっています。ここぞというところでいつも黒星を喫している身からするとうらやましい限り(ぐぬぬ)。ひさびさの「伝統の一戦」となったFinalでは、どんな粘りっぷりを見せてくれるでしょうか。
2013年の新海誠作の短編アニメーションです。
絶賛上映中の『天気の子』も雨の描写が中心の話(たぶん)ですが、こちらも雨の日がメインのお話。新海監督が得意とする自然描写と繊細な心模様が画面をきらやかに彩る作品です。
雨の日は地下鉄に乗らず、新宿御苑で1限をサボることにしているタカオ。ある日彼はいつもの東屋で先客に出逢います。朝から板チョコをあてに缶ビールを飲んでいる勤め人風の女性・ユキノ。彼女が言い残した和歌は、タカオの心に強い印象を残します。
複雑な家庭環境を抱え高校生活にも実感を味わえず、バイトにいそしみながら、小さな夢を追いかけているタカオ。
職場のトラブルで味覚障害を発症し、出社できなくなってしまったユキノ。
心のどこかに喪失感を抱えたふたりは、自然と心を通わせていきます。
雨の日しか逢わない、逢えないふたり。
《鳴神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ》
いつしか雨を待ち遠しく、晴れを恨めしく思う自分がいました。
ひとりの女性としてユキノを意識するようになっていたタカオは、彼女が自分の通う高校の古典教師で、生徒とのトラブルによって休職中であったことを知ります。
最初は動揺したタカオでしたが、恋心は揺らぐことはありませんでした。
《鳴る神の 少し響みて 降らずとも 我は留まらむ 妹し留めば》
それでも十五歳のタカオに、二十七歳のユキノが教師以上の立場で応えることはできませんでした。
生徒という線引きをたやすく飛び越えてきたタカオは、思いのままをユキノにぶつけます。
幾千の刻を経てもひととひとを結びつけるのは、互いを行き交ういくつもの言の葉。
そしてそこに想ひが加わった瞬間に、世界のすべてが意味あるものへと変わるのです。
恋人と味覚を失くし、仕事用のハイヒールで歩くこともできなくなったユキノは、裸足のままでタカオの言の葉へ飛び込んでいきます。
ユキノの靴は、タカオのいる場所にありました。ユキノが失った心の一部は、タカオとの出逢いによって埋められていました。
言の葉の力で自分を取り戻すことができたユキノ。
雨が降らなくても、今までと違う一歩を歩いていける。自分の足で。
そしてタカオもまた、色づいた世界の先に見え始めた自分の道を歩き出そうとしていました。
それぞれは違う景色の中にいるけれど、同じ空の下にいる。同じ空を見ている。いつかその道はひとつにつながるかもしれない。それはきっと雨上がりの、みずみずしい青空が広がる日のことなのだと思う。
エンディングの秦基博が歌う大江千里のメロディーはどこか懐かしく、ICカード以外は時代を感じさせない映像も、まるで誰かの思い出話を聞いているような感覚にとらわれます。誰もが過ごしてきた十代の、大人にはなりきれず、といって子ども扱いもされたくない、わずかな季節の間に起きた一生忘れられない出来事。その一瞬を切り取り鮮やかに輝かせる新海監督のさすがの手腕に唸らされる一作でした。
『ノーサイド・ゲーム』の興奮冷めやらぬ間に始まったラグビーW杯。
開会前からNHKと日テレが情報番組で特集を組み、盛り上げようていましたが、前回のW杯後もラグビー人気がさほど上昇したわけではないこともあり、大丈夫かなとちょっと心配していました。
が、始まってしまえば杞憂にすぎませんでした。
オープニングゲームのロシア戦に勝利したことで、一気に盛り上がりました!
スタジアムを埋め尽くす観客!
どちらのチームの好プレーにも沸きあがる歓声!
国歌斉唱するマスコットキッズ!
スタジアムに響き渡るウォークライ!
海外チームにも波及した試合後のおじぎ!
飛ぶように売れるビール!
日本以外の試合も思わず見入ってしまい(大前さんが実況!)すべてがワクワクです!
ロシア戦が始まってわずか5分、ミスからトライを許してしまった時には、正直不安がよぎりました。
メンバーは全員、ガチガチに緊張しているようでした。自国開催とはいえ、その応援が逆にプレッシャーになってしまうのも無理はありません。
しかし松島選手が快足を飛ばして決めたトライから、少しずつ形勢を取り戻していきました。とくに後半、田中・トンプソン両選手のベテランが加入してからはロシアに流れを渡すことなく試合を進め、松島選手のハットトリックで会場のボルテージは最高潮。終わってみれば30-10、4トライでもらえるボーナスポイントもゲットしました。
翌日は南アフリカ-ニュージーランドという大物対決もあり、心はすっかりW杯に奪われてしまいました(野球もアレだったし)。
翌週の日本-アイルランド戦。開会時点での世界ランク1位を相手に、前回大会の南ア戦の再現にならないかな…4トライは許さないように、接戦に持ちこんで…勝つのは無理だろう…という展望を、解説の誰もが口にしていました。
外出先から後半には間に合うよう帰るつもりだったのに、電車を乗り間違えるという痛恨のミス…。
花園から帰るアルゼンチンのユニフォーム姿のファンをかきわけ、正しい電車に乗りつつ追った試合経過は、前半終了時で9-12。おお、希望どおりの接戦!
駅を出てまたのぞくと、16-12。えええーーー逆転してるううーーーー!?
小走りで家に飛び込んであわててテレビをつけると、そこにはアイルランドの突進を果敢に止める選手たちの力強いタックルがありました。
刻々と時計は進み、PGも決めて7点差。終了間際には福岡選手がボールを奪って独走しあわやトライという場面もありました。怪我がなければそのまま決めていたかもしれませんが、むしろ怪我をしている身体でよくそこまで走れたものです。
それは他のメンバーも同じです。開催前に怪我の報道がされていたリーチ主将の勇敢なタックル始め、誰もが強豪アイルランドを相手に80分戦って、疲弊度は想像を絶するものがありました。しかし日本は反則も許されない場面で、アイルランドの攻撃を防ぎ切りました。
80分を過ぎて自陣ゴール前からボールを蹴り出したアイルランド。そのままボールを持ってトライとゴールを決めれば同点です。しかしボールはタッチを割ってノーサイド。「なぜ蹴った?」とつぶやいた解説と同じく、誰もが目を丸くしたに違いありません。
しかしそこは解説の浜畑さん、じゃなかった、廣瀬さんが「アイルランドは確実に1ポイントを取りに行った」と冷静に分析してくれました。もし自陣手前でボールを奪われ日本にトライを決められれば、ボーナスポイントがなくなります。つまり一見相手の判断ミスに思えたそれは、世界ランク上位のアイルランドが、攻めても攻めても守り切る日本に白旗を上げた歴史的瞬間だったのです。
夜の再放送で改めて最初から見ましたが、日本の防御力が本当にすばらしかったです。ぶつかる音が聞こえてきそうなタックルでアイルランドの突破を阻み、8人の力ががっちり組み合ったスクラムではパワー負けませんでした。どころか、押し勝ちました。前半終了前のその場面を勝因とみる向きも多くありました。そしてその気迫とスタミナは、試合終了の瞬間まで衰えることはありませんでした。はじめて見たW杯でフランスを相手に力尽きた日本チームの姿は、もうどこにもありません。
弱者が強者に勝ったのではない。
日本はもう疑いなく、世界の強豪と互角に戦えるチームなのです。
「もう奇跡とは言わせない!」――はい、名言が誕生しました。
とはいえ、グループリーグを勝ち上がるにはまだまだ予断を許しません。南アに勝利しながらスコットランドに敗れ、決勝トーナメントに進めなかった前回大会の例があります。ベスト8ではない、優勝を目標に掲げる日本にとって、サモアに勝ち、そしてスコットランドに雪辱を果たすことは絶対条件。
先は長いですが、まだまだこの祭典を楽しみたいと思います。
開会前からNHKと日テレが情報番組で特集を組み、盛り上げようていましたが、前回のW杯後もラグビー人気がさほど上昇したわけではないこともあり、大丈夫かなとちょっと心配していました。
が、始まってしまえば杞憂にすぎませんでした。
オープニングゲームのロシア戦に勝利したことで、一気に盛り上がりました!
スタジアムを埋め尽くす観客!
どちらのチームの好プレーにも沸きあがる歓声!
国歌斉唱するマスコットキッズ!
スタジアムに響き渡るウォークライ!
海外チームにも波及した試合後のおじぎ!
飛ぶように売れるビール!
日本以外の試合も思わず見入ってしまい(大前さんが実況!)すべてがワクワクです!
ロシア戦が始まってわずか5分、ミスからトライを許してしまった時には、正直不安がよぎりました。
メンバーは全員、ガチガチに緊張しているようでした。自国開催とはいえ、その応援が逆にプレッシャーになってしまうのも無理はありません。
しかし松島選手が快足を飛ばして決めたトライから、少しずつ形勢を取り戻していきました。とくに後半、田中・トンプソン両選手のベテランが加入してからはロシアに流れを渡すことなく試合を進め、松島選手のハットトリックで会場のボルテージは最高潮。終わってみれば30-10、4トライでもらえるボーナスポイントもゲットしました。
翌日は南アフリカ-ニュージーランドという大物対決もあり、心はすっかりW杯に奪われてしまいました(野球もアレだったし)。
翌週の日本-アイルランド戦。開会時点での世界ランク1位を相手に、前回大会の南ア戦の再現にならないかな…4トライは許さないように、接戦に持ちこんで…勝つのは無理だろう…という展望を、解説の誰もが口にしていました。
外出先から後半には間に合うよう帰るつもりだったのに、電車を乗り間違えるという痛恨のミス…。
花園から帰るアルゼンチンのユニフォーム姿のファンをかきわけ、正しい電車に乗りつつ追った試合経過は、前半終了時で9-12。おお、希望どおりの接戦!
駅を出てまたのぞくと、16-12。えええーーー逆転してるううーーーー!?
小走りで家に飛び込んであわててテレビをつけると、そこにはアイルランドの突進を果敢に止める選手たちの力強いタックルがありました。
刻々と時計は進み、PGも決めて7点差。終了間際には福岡選手がボールを奪って独走しあわやトライという場面もありました。怪我がなければそのまま決めていたかもしれませんが、むしろ怪我をしている身体でよくそこまで走れたものです。
それは他のメンバーも同じです。開催前に怪我の報道がされていたリーチ主将の勇敢なタックル始め、誰もが強豪アイルランドを相手に80分戦って、疲弊度は想像を絶するものがありました。しかし日本は反則も許されない場面で、アイルランドの攻撃を防ぎ切りました。
80分を過ぎて自陣ゴール前からボールを蹴り出したアイルランド。そのままボールを持ってトライとゴールを決めれば同点です。しかしボールはタッチを割ってノーサイド。「なぜ蹴った?」とつぶやいた解説と同じく、誰もが目を丸くしたに違いありません。
しかしそこは解説の浜畑さん、じゃなかった、廣瀬さんが「アイルランドは確実に1ポイントを取りに行った」と冷静に分析してくれました。もし自陣手前でボールを奪われ日本にトライを決められれば、ボーナスポイントがなくなります。つまり一見相手の判断ミスに思えたそれは、世界ランク上位のアイルランドが、攻めても攻めても守り切る日本に白旗を上げた歴史的瞬間だったのです。
夜の再放送で改めて最初から見ましたが、日本の防御力が本当にすばらしかったです。ぶつかる音が聞こえてきそうなタックルでアイルランドの突破を阻み、8人の力ががっちり組み合ったスクラムではパワー負けませんでした。どころか、押し勝ちました。前半終了前のその場面を勝因とみる向きも多くありました。そしてその気迫とスタミナは、試合終了の瞬間まで衰えることはありませんでした。はじめて見たW杯でフランスを相手に力尽きた日本チームの姿は、もうどこにもありません。
弱者が強者に勝ったのではない。
日本はもう疑いなく、世界の強豪と互角に戦えるチームなのです。
「もう奇跡とは言わせない!」――はい、名言が誕生しました。
とはいえ、グループリーグを勝ち上がるにはまだまだ予断を許しません。南アに勝利しながらスコットランドに敗れ、決勝トーナメントに進めなかった前回大会の例があります。ベスト8ではない、優勝を目標に掲げる日本にとって、サモアに勝ち、そしてスコットランドに雪辱を果たすことは絶対条件。
先は長いですが、まだまだこの祭典を楽しみたいと思います。
カレンダー
ブログ内検索